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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/hosakanobuto (45)

  • 「党首罷免」と「政権離脱」受けての選択

    先刻の全国幹事長会議では、大分、富山、新潟の3県が「慎重な対応」を求めたものの、他の都道府県は「連立政権離脱やむなし」という意見が相次いだ。最後に開催された「常任幹事会」で「政権離脱」が決まり報告、発表された。私自身は、参議院選挙比例区の全国行脚で今日は仙台、東京といくつも予定が入っていて、その場には参加していないが、この数日間多くの人々から意見を頂いたことに感謝したい。 「党首罷免」という措置を受けて、「連立継続」という選択肢はない。 もし、連立を継続するとしたら鳩山内閣が閣議決定した「辺野古現行計画」を承認・黙認することになり、政治的に魂を抜かれた存在となる。だか、私のもとに頂いた多くの意見は「連立政権内に止まって、辺野古基地建設も阻止してほしい。民主党政権が自民党化していくのを止めてほしい」という声が多数だった。 共同通信の調査で政党支持率が4・5%(比例代表での投票先5・4%)と急

    ajita
    ajita 2010/06/01
  • 「検察リーク」に指揮権発動も(高辻法相)

    民主党が「検察リーク」を対象に調査・検討を始めるという。与党・自民党からは「とんでもない」と批判の声があがっているが、野党ボケ半年間で、はや健忘症になったのか。かつての自民党こそ「検察リーク」のひとつひとつに怒り、感情をあらわにして、対応していた歴史を知らないのか。(1998年「検察の情報管理のあり方に関する調査会」与謝野馨部長)自民党の「検察リーク」批判を調査し、紹介したのは昨年の西松建設事件の渦中だった。国会の会議録からは、故新井将敬議員の質問に対して、高辻法務大臣は「検察リークは指揮権発動もありえる」とまで断言している。現在、千葉景子法務大臣が同じ発言をしたら、勉強不足のメディアは「前代未聞の暴言」と批判することだろう。 昨年は『日刊ゲンダイ』にこのエピソードを紹介する記事が載った。 〔引用開始〕 社民党衆院議員保坂展人氏が語る (日刊ゲンダイ 2009/04/01) 89年4月の

  • スクープ「八ッ場ダム最大のタブー、ヒ素汚染問題」

    明日、発売の『週刊朝日』(首都圏では18日発売)でこの1カ月、年末年始を返上で総力取材した「八ッ場ダム最大のタブー 国交省はヒ素汚染調査を隠蔽していた」というレポートが掲載されている。たくさんの関係者、協力者の力を得てこの記事が出来上がった。そして、読んでもらえば従来の「八ッ場ダム」の論議を根底からやり直すことになるだろう。「政治とカネ」で五里霧中の国会だが、しっかりと取り組んでほしいテーマだし、前原大臣はじめ国交省も早急な対策を打ってほしい。 八ッ場ダムの上流に品木ダムがある。このブログでも、たびたび取り上げてきた。この品木ダムに、大量のヒ素が流れこんでいることは従前から指摘されていた。ダムサイト直下から、何カ所かの計測ポイントで「環境基準値」(0・01㎎/㎏)を上回る数値がたびたび計測されていることは、昨年11月にも朝日新聞に報道された。 今回のスクープは、品木ダムに堆積している土砂と

    スクープ「八ッ場ダム最大のタブー、ヒ素汚染問題」
  • 官僚の委員会答弁禁止は国会空洞化につながる

    品木ダムで稼働する浚渫船(9月30日) 久しぶりに集中して八ッ場ダムレポートを書いた。写真と一緒に、来週公開するのでお待ちいただきたい。さて、昨日は気になる新聞記事が目に留まった。いまや巨大化した民主党の選挙・国会対策を自在に操る小沢一郎幹事長が、国会の委員会において官僚が政府参考人として答弁することを禁止することで「政治主導」をアピールするというもの。たしかに選挙に関しては小沢氏の右に出る者はいないが、「政治家同士が議論することで国会活性化につなげたい」というのは、ずばり国会空洞化につながる。何とか考え直してもらいたい。 [新聞記事] 委員会での官僚答弁を“禁止” 小沢氏、政治主導アピール 民主党の小沢一郎幹事長は1日午後、神戸市で記者会見し、国会の委員会審議で閣僚に代わって官僚が「政府参考人」として答弁を行う国会審議の官僚依存を改めるため、今月下旬に召集見通しの臨時国会で、国会法の改正

    官僚の委員会答弁禁止は国会空洞化につながる
  • 八ッ場ダム、とめどなく溢れる思考停止報道

    前原国土交通大臣が八ッ場ダムの視察に向かった。 これと前後して洪水のように溢れるテレビ報道は、どれもステレオタイプな表層をなでるばかりのもので、「ここまで造ったのにもったいない」「住民の怒りはおさまらない」などと繰り返している。私たちが10年にわたってこのダムの問題点と向き合ってきたのは、「造ること自体がもったいない」「住民の意志は踏みにじる」旧建設省河川局以来の国の姿勢そのものだった。 政権交代によって危機に陥った国土交通省のダム官僚たちが煽っているデマを何の精査もせずに垂れ流しているテレビ番組を見ていると「思考停止社会」も極まっていると感じる。まず代表的なデマは「工事の7割はすんでいて、あと3割の予算を投入すればダムが出来る」というもの。これは4600億円の予算をすでに7割使用したということに過ぎなくて、工事の進捗率とは何の関係もない。嘘だと思ったら、国土交通省河川局に聞いてみるといい

    ajita
    ajita 2009/09/25
    「代表的なデマは「工事の7割はすんでいて、あと3割の予算を投入すればダムが出来る」というもの。これは4600億円の予算をすでに7割使用したということに過ぎなくて、工事の進捗率とは何の関係もない。」
  • これからの長期戦にそなえてお願いしたいこと (追記あり)

    選挙が終わってから2週間がたった。幸いなことに、「これからどうするのか」「何か仕事を探さなければならないのではないか」と声をかけてくれる人も多くて、ありがたい限りだ。ここで少し、落選した前議員の懐事情を解説しておこう。国会議員であったのは衆議院が解散した7月21日までだから、選挙戦に入る前から給料は支払われなくなった。当選しなければ収入が途絶えるのは当然だが、退職金などはどうなるのか。今回は、議員在職中に1月10万円を7カ月支払っていた。あの「議員年金」の積立額である。このうち80%が払い戻されることになる。なぜ、7カ月だけなのかと言えば、小泉元総理の鶴の一声で「議員年金」が廃止されたから、10万円づつ納付する制度が終了したのである。 元国会議員だけが高額の年金をもらってのうのうとしているという批判の高まりもあって、国会議員年金は廃止された。ただし、廃止された当時「10年を超えて在職してい

  • 議員会館の資料の片づけをしながら思うこと

    たった今、荻窪駅北口で選挙後初めての街頭報告をした。演説というより静かに話すという具合だったが、40~50人が立ち止まって熱心に話を聞いてくれた。政権交代は実現し、社民党も連立政権協議に参加することを決めた。もし、この地で当選出来ていたらバリバリと仕事が出来たはずだが、11万6723票を獲得しながら残念ながら議席にたどりつけなかった。だから、捲土重来できる次のチャンスを狙いますと訴えるのが普段の姿だが、今回は少々事情が違う。非議員であっても、新たにスタートする連立政権の仕事に関わることが出来るし、これをやるつもりだと訴えた。道路特定財源の支出にどんな無駄が潜んでいるのかを徹底解明したり、年金記録問題の最後の謎を解いたり、具体的なテーマには事欠かない。 今日は衆議院議員会館の部屋のかたづけを行った。約4年間、質問に次ぐ質問でかき集めた資料を「要」「不要」でより分けていく。何しろ、9月3日には

    議員会館の資料の片づけをしながら思うこと
  • 残念ながら国会の議席を継続出来ませんでした

    昨日の総選挙結果は、多くの皆さんから御支援を頂いたにもかかわらず、議席に及びませんでした。東京で最強と評されてきた相手候補を追撃して、11万6723票まで支持を伸ばしたものの、なお逆風下で14万7514票を獲得した相手候補に、3万0791票差で振り切られてしまい当選かないませんでした。また、「派遣の立場から社会を変える」と名乗りをあげた比例単独候補の池田一慶さんと共に、「保坂のぶとを国会へ」と社民党東京ブロック比例区では29万9032票(4・3%)と1議席に到達することが出来ませんでした。地元杉並区をはじめ東京、全国で熱心に応援してくれた皆さんの努力にもかかわらず、国会の議席を獲得することが出来なかったことを大変に申し訳なく思います。 まだ、昨日までの熱気の余韻が残っていて、人と人がつながり、また力を合わせることの凄さと、その可能性を感じています。民主党、国民新党、生活者ネット、無所属など

    ajita
    ajita 2009/08/31
    この人には引き続き国会で働いてほしくて、選挙権を得て初めて、比例で社民に入れたのだが……残念。来年の参院選で捲土重来を期してほしい。
  • 驚きの公選法、選挙カー走行中は「連呼」以外は許さず

    時々、政治家でありながら絶句するような法律に出合うことがある。一昨日に収録した「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」(日テレビ)のマニフェストに「選挙カー禁止」とあったので議員会館で下調べをしていると、これホント?という素晴らしすぎる公選法の条文に遭遇した。私たち政治家は、先輩から「選挙カーの走行中に連呼をしてはいけないことになっているから、名前を続けて言ってはいけない(これぞ連呼)。政策やキャッチフレーズの合間に名前を差し挟むように」と聞いてきた。私は自分の選挙を過去4回、また、参議院選挙や地方選挙も数限りなくやってきて、そう信じていた。しかし、これは公選法を逆さに読んでいた誤解、公選法が求めているのは「選挙カーの走行中に許されているのは連呼だけ」というシュールな規定だったのだ。 このことに気づいたのは「知の関節技 選挙カーの『連呼』は『迷信』から生じているらしい」という記事だ

  • 鳩山総務大臣と握手、今回は一緒にやりましょう

    偶然のいたずらは面白い。国会議員会館堂で知人と「かんぽの宿と一緒に売却予定の『ラフレ埼玉』について話しながら事をしていたら、鳩山邦夫総務大臣の御一行が現れた。なんという偶然、鳩山大臣の隣の席に行って、最新情報を耳打ちした。「鳩山大臣、おととい埼玉にある『ラフレ埼玉』に行ってきましたが、ここは土地・建物で約300億です。しかも、簡易保険総合健康増進センターと言って『かんぽの宿』じゃあないんですよ」と言うと、「エエッ」と大臣はただでさえ大きな目を丸くした。隣にいる秘書官に「ここは71ヶ所に入っているのか」と聞いている。「ただ、ここは宿泊施設があります。だから、入ってます」などと説明。重要なのは『ラフレ埼玉』は『かんぽの宿』ではないということだ。 さらに「雇用を継続することが、一括売却の条件とされていますが契約書には、雇用の確保は書かれていません。『ラフレ埼玉』の社員は5人しかいないんです

    鳩山総務大臣と握手、今回は一緒にやりましょう
  • 非正規を切る一方、期間工を募集するキヤノン大分工場

    今日は午前中から「派遣・非正規雇用問題」で厚生労働省と約3時間のやりとりをして問題点が浮かび上がってきた。実は、キヤノン大分工場でとんでもないことが起きている。すでに報道では、キヤノン大分工場で働く派遣業者や業務請負業者が派遣・請負社員を送り出していた1000人の契約を解除すると通告していた。契約期間は来春まである人も、一方的な解雇予告で12月には寝起きしている寮も出るように言われているという。労働組合を結成した若者二人が今日、国会議員会館を訪れ厚生労働省への申し入れを行った。驚いたのは、こうして生首を飛ばす一方で、大分キヤノンは、期間工の募集を同時に行っているということだ。ハローワークで募集している求人だけでも、大分キャノンが期間工100人の募集を行い、また大分キヤノンマテリアルも50人を募集している。今日の中途解約を通告された労働者のヒアリングからは、「直接雇用の期間工を募集していると

    ajita
    ajita 2008/12/05
  • アル・ゴア「不都合な真実」と「原発利権」 - 保坂展人のどこどこ日記

    これから原爆記念日を迎える広島へと出発する。 年々減少している被爆者が生命をかけて国を相手に「原爆症認定集団訴訟」を起こし、各地の裁判所で勝訴している。すでに、10連勝だが国は頑なに控訴をし続けている。昨年、広島で安倍総理は被爆者団体と面会し「政治解決への決断」を口にした。参議院選挙に大敗し、政権浮揚をかけたギリギリの発言だった。しかし、「政治解決」は先延ばしになり、この1年間で他界した原告も多い。今日は、被爆者団体主催の集会に各政党の国会議員とともに出席し、福田総理の「政治決断」を促すことにする。明日は、広島で式典に参加する。 『週刊朝日』が興味深い記事を載せている。『ゴア元副大統領の「原発利権」――CO2削減は「原発推進」の口実なのか』の中で、2000年の大統領選挙当時には反核団体への書簡で、「原子力エネルギーは環境問題に悪影響を与えない」という主張を否定して、明確に原発に反対だったゴ

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    ajita 2008/08/06
  • 超党派で「死刑と無期」のギャップを考える議員連盟が発足

    日、午後2時から参議院議員会館で「量刑制度を考える超党派議員の会」が発足した。参加した各党の議員は60名あまりで、45人の代理出席があったという。会長となった自民党の加藤紘一氏は、「裁判員制度までやがて1年、国民が裁判員となって短期間のうちに量刑の判断を迫られる。死刑か、無期懲役か。その間には大きな乖離がある。この問題は、刑法改正を伴うと思うが、普通にやっていると法制審議会や国会で5年から10年になる。けれども、来年から待ったなしで裁判員制度が始まる。だから、熱心に議論・勉強すると同時に議員立法で超党派で進めたい」と挨拶した。 「名誉会長」 森喜朗(自民) 「会長」加藤紘一(自民) 「事務局長」平沢勝栄(自民) 「事務局次長」古川俊治(自民) 細川律夫(民主) 「副会長」亀井静香(国民新) 古賀誠 中川秀直 大田誠一 河村健夫 杉浦正健 尾辻秀久(自民) 鳩山由紀夫(民主) 浜四津敏子(

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    ajita 2008/05/17
  • ドングリも驚く「ドングリ残地」の惨状を見てきた

    今朝は9時45分に阪神国道事務所に到着した。道路特定財源をつかっての事業の中で、1億円を超える予算を投じて5年間継続した国土交通省道路局のパイオニア的な事業だった「阪神国道女性モニター検討業務」(平成15年~19年)の結果、どんな場所がつくられたのかを、明日の「道路整備財源特例法」の再議決の前に、この目で見て起きたかったからだ。私と辻元清美衆議院議員、さらに地元の今西正行社民党県連合代表(元県会議員)、片岡保夫幹事長(西宮市議会議員)、高塚伴子(伊丹市議会議員)が合流して「社民党ドングリ残地」調査団となった。阪神芦屋駅近くにある阪神国道事務所から車で1時間、「名塩道路」が中国自動車道と分かれていく西宮山口JC近くに現場はあった。先導する国土交通省阪神国道事務所の車がとまったのは「あれれ」という感じの狭い児童公園の未完成のような場所だった。 ここに阪神国道事務所は5年間もの間、総合技術コンサ

    ドングリも驚く「ドングリ残地」の惨状を見てきた
    ajita
    ajita 2008/05/13
  • なぜ「死刑判決は全員一致と終身刑創設」なのか

    死刑廃止を推進する議員連盟では、2月から「裁判員裁判における『死刑』の全員一致ルール」と仮釈放のない「重無期刑(終身刑)」のセットにした法案提出に向けて議論している。波紋は少しづつ広がっている。3月21日の毎日新聞には永山則夫死刑囚(1997年8月執行)に対して、死刑判決を下した裁判長が「もし、制度があれば終身刑を選択した」と断言している。毎日新聞の1面に掲載されたこの記事を読んで、きわめて重い証言だと感じた。 死刑判決:「人を裁く」とは? 永山事件の裁判官が初告白 79年7月の死刑判決を言い渡した豊吉(とよし)彬弁護士(78)は「死刑と無期では差があり過ぎる。もし制度があれば、終身刑を選択した」と断言する。結果的に死刑を選んだが、死を望んでいたわけではなかった。3人の裁判官による合議では「こんな貧困があっていいのか。行政が何とかできなかったのか」と話し合ったという。高裁で無期に覆された時

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    ajita 2008/03/30
  • 川内博史さんの奮闘で「にがり」規制ぎりぎり回避(拍手)

    昨日、民主党の川内博史衆議院議員から電話をもらった。海の水から塩づくりをやっている高知県の西隈さんのことを書いた『どこどこ日記』を読んで、先週の3月19日の内閣委員会で取り上げていている。4月1日に大臣告示を出して従来からの方法で問題が起きないようにするとの答弁を得ているとのこと。ぎりぎりの場面で解決に向ったらしい。今日は、川内議員がその議事録を届けてくれた。 [川内博史の正々堂々]より引用 3月19日(水)衆議院内閣委員会でぼくは、厚生労働省の品添加物規制強化によって、豆乳を固めて豆腐をつくる凝固剤「にがり」を4月1日から製造・販売が出来なくなる事業者が続出することについて、緊急質問しました。 4月1日から「にがり」の製造・販売が出来なくなる事業者が続出する。 「にがり」は、厚生労働省の行政用語では「粗製海水塩化マグネシウム」という名前の品添加物です。4月1日から、品衛生法に基づく

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    ajita 2008/03/29
  • [総集編] 官製「道路運動」の世論誘導はいかに行われたか

    光と影が交錯し、ステージで歌い踊る「道路広報」ミュージカルに驚いていた私は、現実の大地で実在の人間が動き、声を発して、あたかも「世論」のように見える大芝居を見せられていることに気がついた。国土交通省が道路特定財源などのありあまる予算にまかせて、「市民運動」「住民参加活動」を誘導・演出して「官と民との共働関係」を形成していたことに注目したのは、他ならぬ彼らの「未知普請運動」を訴える過去の記録からだった。ネット検索で「未知普請」と入れるとヒットする上位のものは次々と消されているが、苦労して探し出したからここに紹介しておく。(リンクすると国土交通省が消去するのでやめておきます) 未知普請活動の推進 公共事業は誰のものか…地域との対話活動の取り組み 社会が成熟し、価値観の多様化が進むなか、公共事業のあり方にも変革が求められ ています。普請(ふしん)とは「普く請う(あまねくこう)」と読み、「大勢の人

    ajita
    ajita 2008/03/20
  • パチンコビルに「融資」された道路特定財源15億円のデタラメ

    道路特定財源の行方はあまりに奥が深い。一言で言えば「融通無碍」というしかない。予算委員会での審議が大詰めになる中で、道路特定財源の使途をひとつひとつ調べている。すると、昨日の『日刊ゲンダイ』が報道した道路特定財源を原資とした国土交通省の融資事業から、愛知県名古屋市に地上12階建てのパチンコビルに15億円が貸し出されていることを伝えている。まったく驚くしかないが、天下り財団法人『道路開発振興センター』が「道路開発資金」という貸付制度を通して寺院の不動産ビジネスに融資されたようだ。記事をここに引用することにしよう。 『日刊ゲンダイ』2月28日配信 想像を絶する道路役人のデタラメだ。天下り先でガソリン税を元手にカネ貸しビジネスを展開。坊主に融資した巨額の血税は“パチンコビル”に化けてしまった。 名古屋市中区の大須商店街で、ひときわ目を引く巨大なビル群。地上12階建て、総敷地面積約7000平方メー

    ajita
    ajita 2008/02/29
  • 2月1日、深夜の死刑執行の中止緊急要請

    今晩深刻な情報が入った。明日、死刑執行が予定されているという情報が複数の情報筋から入った。鳩山邦夫大臣が、まさにベルトコンベア式に「大量処刑」の扉を開きつつある。そもそも、国連総会で「死刑執行停止決議」が採択され、世界が死刑執行停止に向かう中で、その流れに逆行して死刑執行を加速する日の状況に大きな危惧を覚える。さっそく、法務省国会連絡室を通して鳩山邦夫法務大臣に連絡をとり、要請文を手渡してもらうようにFAXを送りました。 法務大臣 鳩山 邦夫 殿 死刑執行緊急停止の要請 私たち死刑廃止を推進する議員連盟は、直近に死刑執行があるとの情報を得ました。昨年の執行に引き続いて行なわれようとしている今回の執行を緊急に中止されるよう、強く要請します。 明朝の死刑執行を止めるよう、法務大臣としての決断を求めます。議員連盟として、情報入手後ただちに法務省国会連絡室を通して、法務省幹部に連絡を取り、情報の

    ajita
    ajita 2008/02/01
  • 徳島刑務所の異常事態、法務省再調査へ

    死刑執行に揺れた昨日の法務委員会で、私は徳島刑務所でおきている異常事態について質問している。12月4日には、徳島刑務所視察委員会が「意見書」を鳩山法相にあてて提出しており、徳島刑務所と法務省の「調査」と「隠蔽」に強い不信感と批判を表明している。これまで、矯正局からの報告をオウム返しに語っていただけの鳩山法相も「徹底した再調査」を明言した。さっそく、ブログで速報してくれているので、引用する。 暴動まで起きた徳島刑務所の直腸触診陵虐事件で、12月7日、鳩山法務大臣は、保坂展人衆院議員の法務委員会での質問に対し、「問題が多すぎる。刑務所が十分な情報を視察委員会に出していないのではないかと感じる。調査チームには徹底的に調査させる」と答えた(※1)。従来、鳩山大臣は、「医療行為として直腸指診を行っており、虐待や行為の不当性、違法性は認められなかった」(東京新聞12月6日付特報面)と回答しており、7日

    ajita
    ajita 2007/12/09