新年そうそう連載を休ませて頂き、今年初めての原稿である。 ということで、遅ればせながら、今年もひとつよろしくお願いしたい。 で、なんで連載を休んだかというと、仕事絡みでちょっと海外に行っていたからなのだが、帰国そうそう、トンデモない事態が進んでいる。 それはこの連載でもずーっと触れてきた「生活保護引き下げ」問題。1月18日、厚生労働省の社会保障審議会・生活保護基準部会が報告書をとりまとめ、来年度の予算編成に向けて保護基準引き下げの動きが加速しまくっているのだ。 選挙前からとにかく「生活保護」を目の敵にし、「自助」を強調した上で公約に「支給水準の10%カット」を掲げていた自民党。そんな自民党が政権についてからわずか1ヶ月という早さでの「最後のセーフティネット」切り崩しの動き。ちなみに、引き下げの「根拠」のひとつとなる調査データが発表されたのは1月16日。そのわずか2日後に報告書がとりまとめら