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ドラクエ3
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Ⓒ阿部智里/文藝春秋/NHK・NEP・ぴえろ 現在毎週土曜日23:45~NHK総合で放送中のアニメ『烏は主を選ばない』は、第13話で原作『烏に単は似合わない』と『烏は主を選ばない』のクライマックスを迎えました。そこで明かされた浜木綿の過去を描いた作品が、阿部智里さんの原作「八咫烏シリーズ」の外伝「すみのさくら」(『烏百花 蛍の章』所収)です。 「八咫烏シリーズ」外伝には、本編に登場する多彩な八咫烏たちひとりひとりを照射した、魅力的な短編がずらりと並んでいます。作品をさらに奥深く味わっていただくために、本外伝「すみのさくら」の全文を特別公開! 7月1日から7月31日までに期限限定になりますので、ぜひこの機会にどうぞお愉しみください。 「参りましたよ」 女房の言葉に撫子(なでしこ)が顔を上げると、さっと御簾が巻き上げられた。 その向こうには、ゆっくりと透廊(すきろう)をゆく、女の一団がある。
そこは楽園か、ディストピアか? シリコンバレーの天才たちが希求する「数学的に正しい統治」とは? アメリカのIT企業家の資産総額は上位10数名だけで1兆ドルを超え、日本のGDPの25%にも達する。いまや国家に匹敵する莫大な富と強力なテクノロジーを独占する彼らは、「究極の自由」が約束された社会――既存の国家も民主主義も超越した、数学的に正しい統治――の実現を待ち望んでいる。 いわば「ハイテク自由至上主義」と呼べる哲学を信奉する彼らによって、今後の世界がどう変わりうるのか? ハイテク分野で活躍する天才には、極端にシステム化された知能をもつ「ハイパー・システマイザー」が多い。彼らはきわめて高い数学的・論理的能力に恵まれているが、認知的共感力に乏しい。それゆえ、幼少時代に周囲になじめず、世界を敵対的なものだと捉えるようになってしまう。イノベーションで驚異的な能力を発揮する一方、他者への痛みを理解しな
日常の恐怖を描く小説家・高瀬隼子氏と、フェイクドキュメンタリーでホラーファン大注目のプロデューサー・大森時生氏。二人が見つめる、リアルにホラーが流れ込む瞬間。 ▼プロフィール たかせ・じゅんこ●1988年愛媛県生まれ。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞しデビュー。22年「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川龍之介賞を受賞した。他の著書に『水たまりで息をする』『いい子のあくび』『うるさいこの音の全部』『め生える』がある。 おおもり・ときお●1995年生まれ。2019年、テレビ東京へ入社。企画・演出の番組に『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!』『このテープもってないですか?』『SIX HACK』『祓除』、お笑いライブにAマッソの『滑稽』など。 「うるさいこの音の全部」(高瀬隼子) 大森 高瀬さんの作品は全部拝読していて、今日も対談を楽しみにしてい
17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ 私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。 著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。 自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。 目次 島本理生「Better late than never」 村田沙耶香「肉体が観た奇跡」 藤野可織「「妊娠」と過ごしてきた」 西加奈子「身体
『定年後に読む不滅の名著100選』(文藝春秋編) はじめに 人と本の出会いは一度きりではありません。 名著と言われる本には、必ず二読三読に耐えうる深みがあります。 歳月を重ね、人生経験を積んだからこそ発見する魅力があるでしょう。 あるいは、若い日にはおぼろげだったものが、くっきりと輪郭を持つ瞬間もあるに違いありません。 豊かな読書体験を持つ各界の識者が真の名著を選んでくださいました。 本書のタイトルは「定年後に読む~」になっておりますが、定年を迎えた方もこれからの方も、手に取ってもらえたらこれに勝る喜びはありません。 編集部識す ※選者の中には故人も含まれます。選者本人もしくはご遺族から訂正が入らない限り、肩書は初出当時のままとしました。 第一章 定年後に読みたい30冊 『触手』小田仁二郎(真善美社・絶版) 選/瀬戸内寂聴(作家) 小田仁二郎は山形県東置賜郡宮内町に生れている。父は医者で裕
2024.02.02発売情報 トヨタ最大の秘密を知る男の「告白」。豊田家世襲の内幕を赤裸々に描いた圧巻のノンフィクション!『トヨタ 中国の怪物』ほか トヨタ最大の秘密を知る男の「告白」。トヨタの中国進出と豊田家世襲の内幕――。 『トヨタ 中国の怪物』児玉博 企業人の“業”を描く児玉博さんの今作は、トヨタの中国事務所総代表だった服部悦雄氏が主人公です。服部氏は、「低迷していたトヨタの中国市場を大転換させた立役者」であり、「トヨタを世界一にした社長、奥田碩を誰よりも知る男」であり、何より「豊田家の御曹司、豊田章男を社長にした男」として、自動車業界では知る人ぞ知る人物です。トヨタをモデルにしたベストセラー小説『トヨトミの野望』の作中にも、服部氏は「中国の怪人」として仮名で登場します。 服部氏は戦争中に生まれ、27歳まで家族とともに中国にとどまりました。毛沢東の大躍進運動、文化大革命では、一羽の腐
『戦狼中国の対日工作』(安田 峰俊) ──中国は明らかに、タガが外れた。 私が最初にその気配を感じたのは、二〇一九年の香港デモのときだった。中国外交部や『環球時報』などの中国メディアが、デモの黒幕はアメリカであると騒ぎ立てると、中国のインターネット空間には瞬く間にそれを裏付けるようなショート動画があふれた。そして、多くの中国人がその「真相」を信じて世論が反発一色に染まったのだ。 やがて、同年末から湖北省武漢市で新型コロナウイルスの感染爆発が始まると、封じ込めに追われた中国はしばらく静かになった。ところが二〇二〇年の春、コロナ禍が世界に拡がるなかで、中国は奇妙な主張をおこなうようになった。 同年三月十二日、当時は中国外交部の報道官だった趙立堅がツイッター(現在は「X」)のアカウントに投稿した一文が、その嚆矢である。 「武漢に伝染病をもたらしたのは米軍かもしれない。透明性を確保せよ! データを
『日本は原発を止められないのか?』(青木美希) 太平洋を抜けてきた潮風が、漁船が停泊する港にぼうぼうと吹く。福島県いわき市の小名浜漁港から見える海は、群青色に広がっていた。 福島県漁業協同組合連合会(県漁連)理事の柳内孝之さん(57)は、Tシャツ姿で風に吹かれながらこう訴えた。 「東京電力が事故で汚した海ですよね。汚染された海を浄化していくという話ならわかりますが、(福島第一原発から)海洋放出すれば、福島の海は震災前より悪化しているとみられてしまいます。商売が立ちゆかなくなる可能性がある。仲間が苦しめられ、また命を失う人が出るかもしれない」 柳内さんは、一人の水産業者のことが忘れられない。原発事故で魚が売れなくなったことと不漁が重なり、自己破産し、自ら命を絶った。その男性には息子がいた。にもかかわらず、子どもを残して、悲しい結末を選んでしまった。こうした事実は報道されない。柳内さんは言う。
2023.11.02ちょい読み 認知症は「脳の糖尿病」だった! 20年後に後悔しないための処方箋 牧田 善二 『認知症にならない100まで生きる食事術 』(牧田 善二) 出典 : #文春新書 ジャンル : #趣味・実用 『認知症にならない100まで生きる食事術 』(牧田 善二) 認知症は食生活で防げる ◎アルツハイマー病は脳の糖尿病 なぜ糖尿病の専門医が認知症についての本を書くのか、不思議に思われている方もいることでしょう。 その理由は、ひとことで言えば、アルツハイマー病は脳の糖尿病で、糖尿病がアルツハイマー病を引き起こす最大の原因だからです。 私の専門は糖尿病ですが、正確には生化学という学問を長年学んできた医学研究者です。中でも、老化を進め、認知症の原因でもあるAGEと呼ばれる物質のことを四五年間にわたって研究してきました。極めて多くの方に認知症の検査を行って、「予防」という治療法を行っ
2023.09.06特集 「ナベツネはこう言いました」「復讐をするつもりでした」――芥川賞受賞作『ハンチバック』を書いた市川沙央さんの、ユーモアと決意に満ちた受賞スピーチを完全プレイバック! ジャンル : #小説 『ハンチバック』(市川 沙央) 8月25日、東京・帝国ホテルで第169回芥川賞・直木賞の授賞式が行われました。 芥川賞受賞作は市川沙央さんの『ハンチバック』(文藝春秋)。ミオチュブラー・ミオパチーという難病を抱える市川さんが、自身を投影した主人公を描いての受賞が話題となったこともあり、数多くの出版関係者が参加する賑やかな式となりました。 選考委員を代表してお祝いのスピーチを行った川上弘美さんは、受賞作『ハンチバック』について、その優れた部分をいくつかのキーワードで読み解いていきます。 まずは「当事者」である、ということ。 「当事者であることを小説に書くことはとても難しいことです。
2023.08.02書評 人はなぜ薬物依存症になるのか? 文:松本 俊彦 (精神科医、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長) 『薬物依存症の日々』(清原 和博) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #ノンフィクション 『薬物依存症の日々』(清原 和博) のっけからいきなり質問です。 「人はなぜ薬物依存症になるのでしょうか?」 みなさんはどう答えますか? 一回でも薬物を使用すると、薬物による快感が脳内報酬系をハイジャックし、人を薬物の奴隷に変えてしまうから? これについては、薬物依存症治療を専門とする精神科医として声を大にして、こう答えたいと思います。 「まさか!」 たとえばアルコールはれっきとした薬物であり、その薬理学的依存性は決して弱くはありません。しかし、誰もが使用経験を持っていて、大半の人はコントロールして嗜んでいるはずです。それでは、そのアルコールの初体験は
2023.07.13コラム・エッセイ なぜ、いま「信長」を考えるのか 本郷 和人 『信長の正体』(本郷 和人) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #ノンフィクション 『信長の正体』(本郷 和人) 信長は革新的な人物か、普通の大名か 「歴史上の人間で好きな人物を三人挙げよ」というと、幕末の志士であった坂本龍馬とともにランクインする確率が非常に高いのが織田信長である。 このように信長人気が高まったのは、実はそれほど昔からではない。もともとはその残虐性によって、戦国武将の中でもさほど人気があるとは言えなかった。それが幕末から明治時代にかけて、信長は勤王家、つまり朝廷の復活に功あった人という位置づけで高く評価されるようになった。たとえば明治三年には信長を祭神とする建勲(たけいさお)神社が建てられ、同十三年に京都の船岡山に遷座して現在に至っている。さらに戦後になると一変して、信長は天皇制すら否定し
編集部から 2024年はキング作家デビュー50周年! 記念出版第2弾の長篇『ビリー・サマーズ』がいよいよ4月8日発売です! 刊行に先立ち、訳者×編集者の読みどころ解説と試し読みたっぷり2章を収録したガイドブックも無料配信。帝王がついに生み出した感動のクライム・ノベルをお楽しみください。 本作の後も今夏に文庫オリジナル長篇『レイター』(仮)、秋に新作+レア作品の日本独自中篇集『エレヴェイション/コロラド・キッド/ライディング・ザ・ブレット』(仮)、そして冬には全米100万部、コロナ禍でキングがもっとも書きたかったファンタジー超大作『フェアリーテイル』(仮)を続々刊行予定です。 最新情報は随時当サイトでお知らせいたします。お見逃しなく!
「え?」「えーと」「はあ?」……これまでの言語学が見逃してきた、こんな言葉に「人間の本性」が表れていた!? 今まで、主流の言語学が重視してきたのは常に文法や単語の成り立ちだった。 しかし、あなたが人と会話するときに、完全に文法通りの文章で話すことなどあるだろうか? 「あー」「いや」「はあ?」「え?」「で?」などなど、辞書には載らない言葉を繰り出しながら、すさまじいスピードで言葉のキャッチボールをしているのではないだろうか。 もちろん文法の研究は重要だ。だが、人間は文字より前に会話をはじめていた。現実の会話には、主流の言語学が軽視してきた本質的な何かがあるのではないか……本書は、そんな言語学の「革命」を追うサイエンス本である。 著者をはじめとする会話研究者たちは、世界中の会話を録音し、辛抱強く分析してきた。それによって、意外な事実が次々とわかってくる。 たとえば、人間が会話に応答する時間は、
2016.04.19書評 30年間手放せなかった「むかし・あけぼの」は、平安の世界へ誘う道しるべ 文:山内 直実 (漫画家) 『むかし・あけぼの 小説枕草子』 (田辺聖子 著) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #歴史・時代小説 『むかし・あけぼの 小説枕草子(下)』 (田辺聖子 著) 私の手許には三十年前、角川文庫から出た初版本の『むかし・あけぼの』が帯つきのままで残っている。昔の家計簿とスケジュール帳をさかのぼって調べてみると、昭和六十一年七月二十五日に京都の本屋で購入していることがわかった。 あのころ、氷室冴子先生の『蕨(わらび)ヶ丘(おか)物語』『雑居時代』を原作にした作品の評判が良く、編集部と相談して次は平安ものをやってみようということになった。のちに手がけることになる『なんて素敵にジャパネスク』にも惹かれたが、『とりかえばや物語』を下敷きにした『ざ・ちぇんじ!』のほうが構成が
2014.09.03書評 一気読みは確実の超面白小説 文:北上 次郎 (文芸評論家) 『ライトニング』 (ディーン・R・クーンツ 著/野村芳夫 訳) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #エンタメ・ミステリ あの熱狂を思い出す。クーンツがいちばん輝いていた時代を思い出す。いまからちょうど二十五年前、一九八九年のことだ。この年、クーンツ作品は、『戦慄のシャドウファイア』『ウィスパーズ』『邪教集団トワイライトの追撃』『ライトニング』『12月の扉』『夜の終りに』『雷鳴の館』『殺人プログラミング』と、各社から合計八作が翻訳された。このうち面白かったのは五作。八分の五ならすごい。クーンツ元年といっていい。それ以前にもクーンツは、『マンハッタン魔の北壁』とか『逃切』とか幅の広い作品を書く器用な作家として紹介されていた。この年突然紹介されたわけではない。だが、一九八九年のクーンツは、まったく新しいクーン
グループサウンズ(GS)は、エレキギターやエレキ・ベースを中心にして数人で編成されたグループである。ベンチャーズやビートルズ、ローリング・ストーンズなどの影響のもとに生まれたものとされ、1965年から69年にかけて、日本のミュージック・シーンを席巻した。 グループ名をあげれば、ザ・スパイダース、ブルー・コメッツ、ザ・タイガース、ザ・テンプターズ、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・ジャガーズ、オックス、ザ・ワイルド・ワンズ、ヴィレッジ・シンガーズ・・・となる。 作詞・作曲には、橋本淳、なかにし礼、村井邦彦、筒美京平、鈴木邦彦などが参集し、独自の世界を築き上げた。その世界観は若者の熱狂的な支持を受け、社会現象ともなった。〝失神グループ”なども登場した。 グループサウンズを深く愛聴し、また通暁する近田春夫氏は、どんなGS関連の書物にも、GSはビートルズの影響下にあったとされるが、まずは、その「常識」
2022.04.19書評 奪われてはならないものについて 文:角田 光代 (作家) 『自選作品集 鬼子母神』(山岸 凉子) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #随筆・エッセイ 『自選作品集 鬼子母神』(山岸 凉子) はじめて触れた山岸凉子作品がホラー漫画で、しかもトラウマになるくらいの恐怖を味わったので、山岸凉子さんはホラー作品の書き手なのだと思いこんでいた。その後に『日出処の天子』『天人唐草』『パエトーン』『パイド・パイパー』『舞姫 テレプシコーラ』……と順不同に出合い、特定のジャンルにあてはめることの不可能な作家なのだと知った。 この『自選作品集 鬼子母神』におさめられている作品はいずれも、母親と子どもの関係を描いている。 「夜叉御前」は、怪奇ものと思って読んでいくと、怪奇現象よりももっとおぞましくおそろしい現実を、読み手は突きつけられる。引っ越した新居にあらわれる「恐ろしい女の人の
2022.08.17ニュース 7人の“宗教2世”の半生を描き、SNSで話題になったノンフィクションコミックが、連載中断を経て文藝春秋から刊行!(著者コメントあり) ジャンル : #ノンフィクション ,#随筆・エッセイ 2022年10月6日に、7人の“宗教2世”の半生を描いた菊池真理子さんのノンフィクションコミック「『神様』のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~」が刊行されます。 菊池真理子「『神様』のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~」より 「『神様』のいる家で育ちました ~宗教2世な私たち~」は、著者含む、7人の宗教2世たちの半生をマンガ化した作品です。 集英社のウェブメディアで連載していた本作は、編集部の判断により連載が中断され、削除されていましたが、作者の元に寄せられた「終わらせないで」という声に支えられ、10月6日に単行本として発売されます。連載中に発表された原稿に加えて
宗教2世。親が宗教を信仰している家の子供。宗教ありきで育てられ、世間とはずいぶん違う生活を送っています。 参加してはいけない学校行事があったり。 薬を使わせてもらえなかったり。 人を好きになってはいけなかったり。 休日は宗教活動のための日だったり。 もちろんそこに幸せを見出す人たちもいるけれど、中には成長するにつれて苦しさを感じる子供達がいることを、知ってほしい。 著者含む、7人の宗教2世たちが育ってきた家での出来事をマンガ化した作品が、加筆修正を加え、単行本化。 単行本描き下ろし45p収録。 「情報ライブ ミヤネ屋」でも紹介された、今年最注目のノンフィクションコミック!
「人工知能の巨人」が放つ「なぜ?の科学」の革命的な入門書! 「私自身、この本の解説を書くことが憚られるくらいの凄い内容」 ――松尾豊氏(人工知能学者・東大大学院教授)絶賛! 米Amazonでは1256レビュー、4.5★。ポピュラーサイエンスの世界的ベストセラー! ・今までの統計学では答えられなかった「なぜ?の科学」とは? ・それは3段の「因果のはしご」を使って説明できる ・著者は人工知能界のノーベル賞にあたるチューリング賞受賞! ・現在のデータ主義には限界がある。それを乗り越える「因果推論」とは? ・その商品が売れた理由をどう分析し、新たな儲けにつなげるか? ・公衆衛生におけるベストな選択肢の考え方とは? ・人間のように考えられる人工知能=強いAIはつくれるか? ・そもそも私たち人間はどのように「因果関係」を考えているのか? 統計学とデータ分析を超えた新たな学問の誕生! 人工知能と人類の未
2022.06.07ためし読み エマニュエル・トッド、磯田道史が“衝撃”を受けた「日本の歴史人口学の父」速水融とは 文春新書編集部 『歴史人口学で見た日本〈増補版〉 』(速水 融) 出典 : #文春新書 ジャンル : #ノンフィクション 『歴史人口学で見た日本〈増補版〉』(速水 融) 本書の著者、速水融氏(一九二九―二〇一九)の生涯は、常に“学問”と共にあった。 そもそもが“学者一家の出”である。父、速水敬二(養子に出たので「速水」姓)は哲学者で、伯父、東畑精一は農業経済学者で、叔父、東畑四郎は農林事務次官を務め、叔母、喜美子は、哲学者の三木清に嫁いでいる。 戦時中に居候していた東畑精一の家には、政治学者・蝋山政道など「昭和研究会」のメンバーが出入りし、当時一五歳だった速水氏は、伯父から「この戦争ももうすぐ終わる。犬死だけはするな」と強く言われたという。また終戦直後の一九四五年九月には、三
NEWS 2023.08.02 8月9日に第14巻が発売されます 2022.12.21 <ニュース>東村アキコ『私のことを憶えていますか』ドラマ化! 自身初となる《韓ドラ》での世界配信が決定 2021.06.01 <ニュース>超ドラマティック! 話題のフルカラー恋愛マンガ『私のことを憶えていますか』最新4巻 発売キャンペーン実施 2021.03.02 文春オンラインに東村アキコさんのインタビューが掲載されました インタビュー(1)東村アキコ「いつも同じタイプの顔を好きになる」 洗濯物を畳みながら思い出した相手が初恋の「こうちゃん」だった インタビュー(2)「恋愛なんかしなくてもいいんですけど…」 東村アキコが「いい男がいないから恋愛できない」派に言いたいこと 2020.12.07 <ニュース>東村アキコ最新作は超胸キュンな初恋物語! 輝くホロ加工をまとった『私のことを憶えていますか』第1巻
2022.02.21インタビュー・対談 祝・直木賞受賞記念 12年前の「CREA」豪華座談会を特別公開! 辻村深月×道尾秀介×米澤穂信 出典 : #CREA ジャンル : #小説 ,#エンタメ・ミステリ ,#歴史・時代小説 2000年代に相次いでデビューし、同世代作家として親交を深めてきた三人。米澤穂信さんの『黒牢城』が第166回直木賞を受賞したことを記念し、2010年「CREA」誌上で実現した賑やかな座談会をWEBで特別公開します。 さらに米澤穂信さんの直木賞受賞を喜ぶ、辻村深月さんと道尾秀介さんの、12年ぶりとなる座談会が「オール讀物」3・4月合併号(2月22日発売)の直木賞特集で実現! 残念ながら今回は居酒屋にはいけませんでしたが、変わらぬ仲の良さと、年月を経て強まる“同志感”に溢れる鼎談は、「オール讀物」3・4月合併号誌面にてぜひお楽しみください。 どこでどうして繫がった? “作家
2022.02.03特集 「かけ」や「もり」は危険、いかにも健康に良さそうな野菜ジュースも実は……「糖質中毒」の知られざる恐ろしさ 文:牧田 善二 『糖質中毒 痩せられない本当の理由』(牧田 善二)より#1 ジャンル : #ノンフィクション 人はどうして太ってしまうのか。そして、なぜ痩せられないのか。それは私たちのせいではありません。知らず知らずのうちに、脳内が糖質に侵されて「糖質中毒」になってしまったからです。では、何を食べてよくて、絶対に食べたり飲んだりしてはいけないものは何なのか、さらにはどのような食べ方をすると効果があるのでしょうか。 そのヒントは、糖尿病専門医である牧田善二先生による『糖質中毒 痩せられない本当の理由』(文藝春秋)に書かれています。ここでは、同書より一部抜粋して、「糖質中毒」の知られざる怖さについて紹介します。(全2回の1回目) ・後編はこちら ◆ ◆ ◆ 『糖質
2021.10.26インタビュー・対談 対談 岸政彦×林雄司 聞いたそのままが面白い――いまなぜ生活史か 文學界11月号 出典 : #文學界 ジャンル : #ノンフィクション 150人の声を集めた『東京の生活史』が刊行された。無名の人々が語る人生を記録する「生活史」はなぜ面白いのか? 編著者と「デイリーポータルZ」編集長がその謎を語り合った。 「文學界 11月号」(文藝春秋 編) ■作らない、ただ聞く 林 聞き手として参加しておいて言うのも何ですが、すげえデカい本が送られてきてびっくりしました。 岸 『東京の生活史』(筑摩書房)って、面白い本で、厚ければ厚いほどちっぽけになるんです。ひとりの人に二、三時間話を聞けば、五、六万字にはなるけど、一人一万字までにしてもらって、一五〇人で二段組み一二〇〇ページを超える厚さになった。でも、東京の昼間人口は一五〇〇万人ですから、全員の話を聞こうと思った
2021.09.24インタビュー・対談 <デイヴィッド・ピース9000字ロングインタビュー>何かの手に導かれて、わたしは下山事件を書いた。 ジャンル : #エンタメ・ミステリ 1949年7月5日。占領下の東京で、国鉄総裁・下山定則が失踪した。通勤途中に百貨店に寄り、帰ってこなかった。発見されるのは真夜中。総裁は豪雨の鉄路上、列車に轢断された遺体となっていた。誘拐殺人か、失踪ののちの自殺か。大量解雇に反発した左翼による犯行か。あるいはGHQの陰謀か。それともソ連か。警察も法医学者もマスコミも自殺説と他殺説で割れ、真相は歴史の闇に消える―― 『TOKYO REDUX 下山迷宮』(デイヴィッド・ピース) 戦後最大の怪事件「下山事件」。何人もの作家やジャーナリストにとり憑いてきた巨大な謎に挑んだのは、イギリスの作家デイヴィッド・ピース。膨大な文献を渉猟し、事件現場を歩き、GHQの資料を読み込んで、
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