藤井聡太六冠(23=竜王・名人・王位・棋王・棋聖・王将)は2020年7月に初タイトルの棋聖を獲得して以来、タイトル戦での奪取と防衛を重ねてきた。そして23年10月に前人未到の「八冠制覇」を達成した。その後、伊藤匠叡王(23)に叡王と王座を奪取されたが、絶対王者の存在に変わりなかった。しかし2026年に入って、並行して行われている王将戦と棋王戦で、藤井は一時的に負け越す事態に追い込まれた。藤井の不調説が流れている状況を、順位戦A級在籍経験のある田丸昇九段が探る。 何度負けても…「藤井さんといい勝負をしたい」永瀬 今年1月に始まったALSOK杯第75期王将戦七番勝負は、前期に続いて藤井王将に永瀬拓矢九段(33)が挑戦した。持ち時間は各8時間。 藤井と永瀬は、過去に名人戦、王位戦、王座戦、棋聖戦、王将戦と計6回もタイトル戦で対戦し、藤井がいずれも防衛を重ねてきた。両者のタイトル戦での対戦成績は、