3月27日、チェコのプラハで開催された世界選手権で、25歳の坂本花織はおよそ15年に及んだ競技生活に別れを告げた。フリーと総合点ともに自己ベストスコアを更新し、日本の選手として過去最高の4度目の世界タイトルを手にした。これ以上ないエンディングを迎え感涙にむせぶ坂本に、プラハの観衆は惜しみないスタンディングオベーションを送った。 坂本への声援は別格の熱狂ぶりだった 1万5000人ほどの観客で埋まったO2アリーナ。女子SPの日から、坂本に対する声援は別格の熱狂ぶりを見せていた。 「ボルテージの上がり具合がびっくりするぐらい、声援というよりは叫び声という感じくらい応援の熱量がすごかったので、応援の期待には応えたいなというのはすごくありました」。坂本は、試合後にそう感想を述べた。