「党内でも大丈夫かという雰囲気だ」 高市早苗首相(自民党総裁)が2月の衆院選で、自民党単独で316議席を得て圧勝し、自ら「無双感」を漂わせている。 自民党3役経験者は、こう指摘する。 「解散についてはいろいろあったが、これだけ勝ったら、誰も文句を言えない。皆、入ってしまったんだから。300議席というのは、何かふわふわした感じがして、党内でも地元でも、大丈夫かという雰囲気だ」 具体的には、国会運営に見られる数の驕りや慢心にほかならない。高市首相は2026年度予算案の年度内成立を目論み、3月13日の衆院通過を目指して審議時間の短縮を図るよう、自民党に指示している。 与野党の質疑や異議申し立てを受けるという民主的手続きをきちんと踏もうとしない。国会論戦は首相の適格性、説得力を測定する機会でもある。効率化やスピード感を優先しすぎてはいないか。 自民、日本維新の会両党が3月3日に衆院議員定数(465