皇室典範の改正をめぐり、与野党の議論が活発化している。そんな中、「愛子天皇」への待望論が日に日に高まっている。この問題を取材するライターの九戸山昌信さんは「『聡明で、国民に寄り添う愛子さまを次の天皇に』と望むのはごく自然な感情だが、『国民からの人気』や『ふさわしさ』で皇位継承を考えるのは極めて危険だ」という――。 国民が「愛子天皇」を望む本当の理由 「愛子天皇待望論」が高まっているという。 皇室典範の改正議論が進む中、高市早苗首相は一貫して女性天皇に否定的な姿勢を崩していない。だが、報道各社の世論調査を見れば、女性天皇への賛成は70~90%と極めて高い。愛子内親王個人への国民的敬愛と好感度がその数字を支えていることは明らかであろう。「聡明で、国民に寄り添う愛子さまに次の天皇になっていただきたい」という、純粋かつ素朴な待望論はごく自然だ。 しかし、この熱狂を俯瞰したとき、有史以来、長い歴史を