今回のテーマは「プロダクトデザイン×防災」ということで、フィリピンのボホール島で青年海外協力隊として活躍する徳島泰さんにスカイプでインタビューしました。国は違えど共通で浮かび上がる災害時の課題。防災において、プロダクトデザインはどういった役割を果たせるのでしょうか? 取材:葛原 信太郎 日本が日本でなくなる日 まともに呼吸ができないほどの強烈な悪臭を、嗅いだことがありますか? 僕は今まで二度嗅いだことがあります。一回目は、フィリピンのマニラにあるゴミ山。そこにはスカンベンジャーと呼ばれる人たちが住み、そこに集まるゴミから資源になりそうなものを回収し、業者に販売することで生計をたてています。生ごみもプラスチックもすべて一緒に積み上げられたそのゴミ山が放つ悪臭は精神が正常でいられるレベルではなく、そこで生活をするという状況が全く信じられませんでした。 二回目はどこかというと、それは日本です。2