サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPhone 16e
forbesjapan.com
ウクライナ空軍のF-16戦闘機は、ロシア軍の巡航ミサイルやドローン(無人機)の迎撃という比較的安全な任務から一歩踏み出し、1300km近くにわたる前線のロシア軍部隊に対する攻撃任務も徐々にこなし始めているようだ。欧州諸国から供与されているこれらのF-16は、ウクライナ空軍が保有する最も高性能な空対空ミサイルや精密誘導爆弾、対レーダー用ジャマー(電波妨害装置)を搭載する。 ロシアがウクライナに対する戦争を拡大してから3年たつなか、最も危険な戦域である東部を含め、ウクライナの上空をF-16が飛行する様子とされる写真や動画の投稿がソーシャルメディアで増えている。防空任務のため、AIM-9サイドワインダー赤外線誘導空対空ミサイルとAIM-120AMRAAM(アムラーム)レーダー誘導空対空ミサイルを各2発、さらに主翼下と胴体下に追加燃料のドロップタンク(落下増槽)3個を装備した姿も目撃されている。
数週間前、アップルがユーザーに知らせないまま写真をスキャンしてランドマークを照合していたことが発覚した。ユーザーには事前に説明がなく、セキュリティ専門家の間で騒動になった経緯がある。現在、同様の事態がグーグルでも起きている。問題は技術そのものではなく、説明を欠く秘密主義にある。 アップルの「拡張ビジュアル検索(Enhanced Visual Search)」は、写真の一部をクラウドに送信し、世界中の観光名所などのインデックスと照合する仕組みだ。プライバシー保護を重視しているとされるが、暗号の専門家であるマシュー・グリーンは「大晦日の2日前にサービスの存在を知り、すでに自分のスマートフォンで有効になっていたとわかったときはとても苛立ちを感じました」と述べている。 グーグルが直面しているのは、Androdiのシステムアップデート「SafetyCore」をめぐる問題だ。端末内で画像をスキャンでき
いや、ロシア兵がホバーボードに乗って戦闘に入ろうとしている証拠はまだない。ホバーボードは2輪のおもちゃの立ち乗りスクーターで、実際は浮遊(ホバー)するわけではないものの、内蔵するジャイロスコープによって乗り手のバランスをとりながら走行する。 とはいえ、ウクライナに対する3年におよぶ全面戦争の間に装甲車両だけで1万2000両近くも失ったロシアが、それでもウクライナで軍隊が動き続けられるように、あれやこれやの窮余の策を講じているのは確かだ。 だからロシア兵は次はホバーボードに乗って突撃か、と思いそうになる人がいても仕方ない。23日、ネット上に出回った動画には、ロシア兵がカラフルなホバーボードを軍用トラックに積み込む様子が映っていた。「運転するものがなくなったら……」と笑いながら話す人の声も聞こえる。 だが最もありそうなのは、ロシア兵がウクライナの民間人からホバーボードを盗み、それを「戦利品」と
認証のためにテキストメッセージであるSMSをセキュリティコードとして使うことが理想的でないのは、よく知られている事実だ。テック業界がパスワードから、より安全な生体認証を用いたパスキーへと移行しつつあるように、近年ではコード生成アプリやアプリ不要の二要素認証が標準となりつつある。 それでも、SMSを利用した認証がないよりはマシだと言われてきたし、その点に反論するのは難しい。そんな中、グーグルの内部関係者との特別なやりとりを通じて、Gmailが認証におけるSMSコードを廃止する方針であることが明らかになった。以下にその詳細を示す。 Gmail広報担当者「認証のためのSMS送信から脱却したい」「パスキーのような手段でパスワードから脱却したいのと同じように、認証のためのSMS送信からも脱却したいと考えています」と、Gmailの広報担当者ロス・リッチェンドルファーは語った。こうして始まったグーグルと
「伝書鳩」とは、メッセージを届けるために人間によって訓練された鳩であり、一般的には薄い紙に書かれた通信文を足に括り付けて長距離を飛ぶ。その起源は、紀元前2000年代の古代エジプトかペルシャにまで遡ると考えられている。 例えば、古代ギリシアではオリンピック競技の結果を、参加国の都市国家に報せるために伝書鳩を使っていたと考えられている。また、紀元前44年には、古代ローマのマルクス・アントニウスがデキムス・ブルトゥスをムティナで包囲した戦いの際に、伝書鳩がメッセージの伝達において重要な役割を果たしたという証拠も残っている。 伝書鳩にはさまざまな訓練や活用の仕方があるが、最も一般的な方法は次のようなものだ。鳩は出生地で育てられ、生後約6週間までにその場所が「刷り込み」される。それから鳩は檻に入れられてメッセージの送信場所へ運搬される。そこから放たれた鳩は本能(帰巣本能)によって出生地へ戻る。そうし
米国の石油大手が環境保護団体のグリーンピースを名誉毀損で訴えた裁判の審理が米国時間2月24日に始まった。グリーンピースは、この訴訟が同団体の財政を破綻させる可能性があると述べている。 ダラスに本拠を置くエネルギー大手のエナジー・トランスファーがグリーンピースを訴えた裁判について、陪審員の選定が24日に開始された。この裁判は、5週間続く予定とされている。 石油パイプラインのダコタ・アクセス・パイプライン(DAPL)を運営するエナジー・トランスファーは、このプロジェクトに対する抗議活動によって3億ドル(約450億円)の損害を被ったと主張して、2019年にグリーンピースを提訴していた。 エナジー・トランスファーは、昨年3月にその訴訟を修正し、グリーンピースが「違法かつ暴力的な計画」を主導し、同社に「財務的損害」と「従業員への身体的危害」をもたらし、DAPLの建設を妨害するとともに名誉を毀損したと
米国の10代若者たちの間でテック大手に対する信頼が着実に失われていることが、子どもの安全なハイテクメディア利用を支援する米NPO、コモンセンス・メディアの最新報告書から明らかになった。 米ティーンエイジャーたちは依然としてInstagram(インスタグラム)、TikTok(ティックトック)、Snapchat(スナップチャット)といったSNSのヘビーユーザーだが、これらのテクノロジーを支える企業への信頼度は急落している。 報告書によれば、テック企業が自分たちの心身の健康と幸福(ウェルビーイング)に優先的に配慮していると考えているティーンエイジャーは、10人に1人もいない。また、AI(人工知能)に関してテック企業が責任ある意思決定を行うと信じられるかとの問いには、「全く信じていない」「あまり信じていない」と答えた若者が半数近くに上った。さらに、10代がテクノロジーに関して最も懸念している問題は
長期的なキャリアの成長が見込まれ、リモートワークが可能で、高収入を得られる可能性があり、需要が急増する仕事とは何だろうか。米労働統計局(BLS)の調査によると、それはデータサイエンスに関わる仕事だという。 BLSでは、データサイエンスやアナリティクスの仕事は2033年までに約36%増加すると予測している。これは平均的な雇用成長率よりもはるかに高く、毎年約2万800人分の求人が新たに加わることを意味する。 データサイエンスのキャリアは、常に高い需要があるだけでなく、柔軟性も備えている。企業に就職して働くこともできるし、希望すればフリーランスとして働くことも可能だ。 データサイエンスは、AI(人工知能)、イノベーション、事業開発、新市場への進出、自動化に欠かせないバックボーン的な存在である。また、Courseraの調査によればAIスキルは2025年に最も急成長するスキルであり、データサイエンス
ウクライナ東部ドネツク州ポクロウシク市の近郊で22日かその少し前、ロシア軍のT-80戦車がウクライナ軍のドローン(無人機)による攻撃を受けて大きな火柱を上げ、残骸と化した。中にロシアの戦車兵が残っていたのであれば彼らにとって惨事だっただろうし、その様子をカメラ越しに見ていたウクライナのドローン操縦士らにとっては見ものになっただろう。これは同時に、ウクライナに対する全面戦争を始めて24日で3年になるロシアにとって、危ういジレンマの象徴でもあった。 ロシア軍の大規模な攻勢は終盤に差しかかっている。その失速を反転させるものがあるとすれば、米国によるウクライナに対する干渉だけかもしれない。 ウクライナ戦域に最大6つあるロシア軍の作戦グループのひとつである「ツェントル(中央)」軍集団は、2024年2月にドネツク州アウジーウカ市を陥落させて以来、50kmほど西のポクロウシクに向けてじわじわと前進してき
AI(人工知能)に関して、よく使われる言い回しがある。あなたも聞いたことがあるだろう。「AIがあなたの仕事を奪うわけではない。AIを使いこなす人が、あなたの仕事を奪うのだ」というものだ。 いかにも陳腐に聞こえるかもしれないが、このフレーズに含有されている真実を見過ごしてはならない。なぜなら、それはあなたのこの先のキャリアや収入を得るチャンスに直接影響するからだ。 たしかに、今後勝利を収めるのは、AIを使いこなして自分の利益にする術を知っている専門職の人たちだろう。そして、あなたも今からその仲間に加わることができる。AIツール、特に生成AIが持つ能力を理解し、仕事の状況に応じて活用したり、副業やフリーランスの事業構築に応用したりするノウハウを身につければ、経済的な独立を確保し、本業以外のところで副収入を得られるようになる。さらにはパッシブインカム(不労所得や受動的な収入)を創出することも可能
グーグルが提供するChrome(クローム)のユーザーは追跡されている。 昨年、トラッキングCookieを復活させる決定が行われ、プライバシーをめぐる大きな波紋を呼んだ。プライベートブラウジングからデータを収集していたとされる疑惑も同様である。だがグーグルが計画している新たなアップグレードによって、これらの問題は一挙に解決するはずだ。とはいえ、あまり楽観視しないほうがいい。稼働したばかりの厄介な新しいトラッキングがあるからだ。 まずは良いニュースからだ。トラッキングCookieは一度きりの「グローバルプロンプト」アップグレードでついに廃止される見込みだ。これによってChromeのユーザーは、アップルのように「追跡を許可するかしないか」を選択できるようになるという。これは朗報だが、その実施時期は明らかではなく、業界内ではグーグル自身のアカウント追跡があることを踏まえると不公平な優位を得るのでは
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州にあるウォレマイ国立公園の人里離れた渓谷には、途方もなく希少な太古の木々がひっそりと佇む。自生地の正確な場所は重要機密だ。 ウォレミマツ(学名:Wollemia nobilis)は、2億年前から続くナンヨウスギ科の針葉樹の1種で、かつては地球上から姿を消したと考えられていた──1994年に偶然発見されたことによって、植物学の歴史が書き換えられるまでは。 以来、この有史以前からの生き残りは、世界でもほとんど例のない集中的な保全努力の中心に置かれている。野生群生はごくわずかな数の木々からなり、厳重な監視下に置かれ、密採や病気、環境ストレスから保護されている。 自生地への訪問を許可された人々は、汚染除去のプロセスを経なければならない。ジュラ紀からの生き残りであるこの木々が、現代の脅威にさらされないようにするためだ。 1994年のウォレミマツの発見は、純然た
生成AIに関するスキルは今、最も人気が急上昇しているスキルである。 過去数年間で、AIスキルを学ぶ需要が前年比866%増加したことが、Courseraが発表した最新レポート『Job Skills Report 2025』で明らかになった。Courseraのアナリストによれば、過去1年間における学習者(会社員、学生、求職者)の受講パターンを調査した結果、AIコースに対する需要がそれぞれ1100%、500%、1600%急増したという。 しかし、このAIスキルの人気が急上昇した背景には何があるのだろうか? なぜAIスキルを学べるコースは人気なのだろうか? ・同レポートによると、企業の約4社に3社が生成AIを利用しており、62%が自社の従業員に対し、少なくともある程度AIへ精通することを期待していると回答している ・同様に、採用担当者の推定22%は、そうしたAI時代の到来に合わせ職務内容を更新した
メタバースの概念を主導し、その考えに基づいて社名まで変更した「Meta(メタ)」によれば、今年はメタバースにとって「転換点」となる年であるという。 しかし、同社の主力製品であるHorizon Worlds(ホラインゾンワールド)の現状をみれば、なぜこの部門が過去数年間で約700億ドル(約10兆6000億円)もの損失を出したのかが即座に理解できる。 以下に示すのはHorizon Worldsの新しい広告だ。以前のバージョンと比べてキャラクターに足が生えただけでも一歩前進なのかもしれないが、マーク・ザッカーバーグが以前約束していた大規模アップデートとはほど遠く、仮想世界というには極めて酷い仕上がりになっている。広告のテーマは「バレンタインデーに相手がいない人のサポートグループ」だ。
プラスチックの消費が増え続ける中、微小なプラスチック粒子であるマイクロプラスチックが地球上の至るところに集積している。米ニューメキシコ大学健康科学センターで毒物学を専門とするマシュー・カンペン教授らは、深海や空に浮かぶ雲、そして人間の体内にもマイクロプラスチックが存在するとの研究結果を英医学誌ネイチャー・メディシンに発表した。 この研究では、体内に蓄積したマイクロプラスチックは、臓器の中でも特に脳に多く集積していることがわかった。カンペン教授らは、脳のサンプルには腎臓や肝臓の7~30倍ものマイクロプラスチックが含まれていたと明らかにした。 脳に蓄積するマイクロプラスチックの量も急速に増えているようだ。2024年に採取した人間の脳サンプルからは、わずか8年前の16年に採取したサンプルより50%多くのマイクロプラスチックが検出されたのだ。 研究者らは、正常な成人の脳の前頭皮質(眼球の後ろ側にあ
GmailやOutlook、さらにAOLやYahooなどの主要なメールプラットフォームには、毎日何十億ものユーザーがログインしているが、新たに危険な攻撃が確認されている。もし2FA(二要素認証)が常に安全だと考えているなら、今一度考え直す必要がある。 この攻撃は「セッションハイジャックとリアルタイムでの認証情報傍受を通じて2FAを回避する」というものであり、以下に説明するような避けるべき危険なサインインページが存在する。 この警告を発しているのは、SlashNextという企業で、同社が公表したレポート(危険な画面イメージ例付き)によると、新たなフィッシングキットAstarothが問題となっている。感染したデバイス上で、このキットはユーザーと正規のアカウントサインインページとの間にMITM(マン・イン・ザ_ミドル)攻撃を仕かけ、「ログイン資格情報、トークン、セッションCookieをリアルタイ
AI(人工知能)を取り巻く環境が急速に進化するなか、業界のリーダーたちは、人間の能力を高めるチューター、メンター、コーチとしてのAIの役割をますます提唱するようになっている。 エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、教育と職業訓練におけるAIによる変革の可能性を強調し、AIは今や人間に教えることができるが、労働力として人間に取って代わることはないと示唆している。時価総額約3兆2500億ドル(約495兆円)の半導体企業を率いる同氏はジャーナリストのクレオ・エイブラムのインタビューに対し、AIは、労働の意義を維持しながら労力を軽減できると説明している。 「基本的に、退屈な重労働はゼロになる」とフアンは断言する。「ほぼすべての分野の知識や、その理解への壁は低くなっている。実際、私にはいつも家庭教師がついているようなものだ」同氏は、キャリアアップを目指す人にも同じことを勧めている。その理由は以下
コミュニケーションの1つとして、よく「趣味は?」と聞かれることがある。運動だったり楽器を演奏することだったり、はたまた旅行へ行くことなど、人それぞれさまざまだ。歳を重ねていくとその趣味も変化が出始め、新たな趣味に目覚めることもあるだろう。そんな40代から60代を対象にした「お金のかからない趣味、あるいは費用を抑えて始められる・続けられる楽しい趣味は?」というアンケートをCMサイトの「ランキングー!」が実施。結果を公開している。 それによると、ダントツでトップだったのが「散歩・ウォーキング」で1676票。確かに歩きやすい服装や靴さえ手に入れれば、自由な時間に自由な場所で歩くだけなので、ほとんどお金はかからない。いい汗かいてストレス解消にもつながるし、最近はスマホのアプリで歩いた距離や消費カロリーがわかるものもあるので、目標ができて続けやすいだろう。健康維持にも最適だ。 2位は、「映画、ドラマ
高収入のキャリアは、もはや大卒者だけのものではない。2025年以降、学位よりもスキルや経験を高く評価する業界や企業が増えている。 つまり、準学士号(Associate Degree)や専門資格を取得するだけでも、高収入のリモートワークを獲得できるのだ。 もちろん、学士号や修士号、その他の大学院での資格取得が有利に働く場合もあるし、目指すキャリアによっては必須となる場合もあるが、多くの場合、専門資格の取得や、米国では2年間で取得も可能な準学士号だけでも十分通用する。 米国政府が2024年11月に発表した、企業に対する行動計画と提言を取り上げたペーパーが示すように、企業はスキル優先の雇用戦略に向かっている。 新しい業界に転職したい人、キャリアを強化したい人、すぐに再就職したい人、または単にスキルアップを目指す人などにとって、準学士号は非常に役立つものだ。また、他の優れた点として、準学士号の取得
真の成長は、自分を「より良い自分」に変えようと絶えず追い立てることではなく、まずは自己を受け入れることから始まる。ここでは、そのバランスを見いだす方法を紹介する。 現代社会では、個人の成長や成功が最終目標として語られがちで、常に「もっと努力しなければ」「もっと良い自分にならなければ」と思い込む傾向がある。しかし、その過程で多くの人が静かに疲弊していく現象があり、これを「自己啓発疲れ(Betterment Burnout)」と呼ぶ。 この「自己啓発疲れ」とは「自己改善したい」という意欲が過度になり、懸命に努力しているにもかかわらず疲労感やフラストレーション、そして満たされない感覚に陥る状態を指す。たとえば、絶えず自己啓発本を読んだり、感情の癒やしに取り組んだりしている人が「まだ十分に癒されていない」「もっと先に進むべきだ」と感じ続ける結果、停滞感や欲求不満を募らせることがある。 自己啓発疲れ
通貨としての貴金属の世界に足を踏み入れれば、これらは、貴金属好きが熱心に説くほど安定したものではないことがわかる。金と銀に内在的な価値はない。つまり価値はあるし、用途もあるが、「天が授けた不変の価値」があるわけではないのだ。 金と銀の価格比は、ローマ帝国の最盛期には15対1だった。これは奇妙なことではない。銀の純度を高めるには、今よりずっと手間がかかったからだ。少なくとも当時の金は、川にある砂金を集めるか、高品質の鉱石を溶かすことで得られた。銀は産出量こそ多いものの、面倒な精錬が必要だった。 金と銀の価格比は、欧州が第一次世界大戦に突入する直前の1914年には20対1となっていた。現在は、おおむね90対1に落ち着いている。こうした変化の理由の一つは、銀が、ほかの多くの金属の精錬過程で得られるようになったことだ。 とはいえ、銀の生産量は金の10倍だ。したがって、生産量で考えれば、金価格は9倍
2025年、第二次トランプ政権の誕生とともに課題となるのが、気候変動問題への対策の遅れ。 東京大学FoundXで東京大学 未来ビジョン研究センター教授の江守正多によると、特に「気候変動関連死」の増加につながる「ソーシャル・ティッピング・ポイント」に目を向ける必要があるという。 2020年代に入り、地球のさまざまな場所で気候変動問題のティッピング・ポイント(臨界点)を超えることが危惧されるようになった。これを超えると、大規模かつ急激で不可逆的な変化が引き起こされる可能性がある。例えばグリーンランドの氷床や西南極氷床の崩壊、永久凍土の広い範囲での融解、熱帯のサンゴ礁の死滅などだ。 江守正多によると、注目すべきは悪循環が起きること。例えばグリーンランドの場合、温暖化の影響で氷が解けると表面高度が下がる。高度が下がって暖かい水面に近づくと、もっと解けてさらに高度が下がる。こうして悪循環に陥り、解け
グーグルはGmailへの攻撃が進んでいることを認め、ユーザーに安全のため行動を変えるよう警告している。 危機感が高まる中、頼もしいことにグーグルは25億人ものGmailユーザーを守るために大幅なアップグレードを行い、攻撃者へのハードルを一段と上げようとしている。サーバー側のスパムやマルウェア対策は従来どおりだが、今年中には「shielded email addresses(保護されたメールアドレス)」といった革新的な機能を導入し、脅威の根源を断つ計画も進めている。 しかし問題は明白だ。メール自体が時代遅れの仕組みであり、この10年ほど本質的に変わっていない。イノベーションや破壊的変革はどこにあるのか。現実には「受信箱」は依然として世界中の誰にでも開放されている。グーグルがスパムやフィッシングの「99.9%以上」をブロックしているとしても、依然として深刻な脅威であることに変わりはない。 実際
ロシア軍の滑空爆弾はこの戦争のゲームチェンジャーになった。安価な無誘導爆弾に展開式の翼と衛星誘導装置を取り付けて、地対空ミサイルの射程外から発射できる精密兵器にしたもので、2024年に生産が急増した。直径20m超のクレーターができるほどの威力があるこの爆弾を、ロシア軍はウクライナ側に月に数千発投下し、大きな人的損害をもたらしている。 しかし、ウクライナは滑空爆弾の脅威への対処法を見つけたのかもしれない。ウクライナ空軍当局者は先週、地元メディアのRBCウクライナに、南部ザポリージャ州で滑空爆弾1発を撃墜したことを認めた。詳細は不明だが、滑空爆弾の迎撃に成功したのはこれが初めてではないという。ウクライナのテレグラム・チャンネルによれば、滑空爆弾を撃墜した謎の兵器は実戦配備が進められつつあり、迎撃数は近く増えると見込まれている。 ウクライナはどのようにしてこの偉業を成し遂げたのだろうか。 滑空爆
今週再び報じられたメディアからの警告によれば、iPhoneのデフォルト設定がユーザーとそのデータをハッカーにさらす恐れがあるという。この脅威が自分に影響するかどうかにかかわらず、設定の変更は簡単であり、今すぐ行うべきだ。 これは特に新しい話ではない。米国家安全保障局(NSA)は法執行機関とともに、何年も前から同様の警告を発し続けているが、設定はまだ変わっていない。「リスクは理論上のものだけではありません」とNSAは述べる。「悪意ある手法はすでに公知のものであり、実際に使われています」 今回の話題は、Wi-Fiおよび多くの人が十分に理解していない「公衆」Wi-Fiネットワークの脅威だ。いくつかの報道にも関わらず、海外旅行中であっても、ホテルや空港ラウンジなどにある信頼できる公衆Wi-Fiに接続すること自体に大きなリスクはない。 インターネット通信が暗号化されており、接続時に突然表示される未知
Dbt Labsのデータ分析ツールは、2020年まではフィラデルフィアにある小さなコンサルティング会社のサイドプロジェクトに過ぎなかった。ただ、ユーザーのエンゲージメントは当時から非常に高かった。 同社のCEOを務めるトリスタン・ハンディによると、それから5年の期間と1回のピボットを経て、このツールの有料顧客数は5000社以上、年間経常収益(ARR)は1億ドル(約152億円)以上にまで成長し、今では同社の中核事業になったという。 ハンディは、今から約10年前にデータアナリストとして不便なソフトウェアを扱うことに不満を感じたことから、その頃Fishtown Analyticsと呼ばれた企業を立ち上げた。当時は、アマゾンのRedshiftやFivetranなどのクラウドベースのデータツールが普及していたが、開発者たちはそれらを最大限に活用する方法を知らなかったため、彼はコンサルティングサービス
高度な攻撃によってユーザーのパスワードを奪おうとするGmailへの攻撃が相次ぎ、さらに約280万台のデバイスによる巨大なボットネットが総当たり攻撃を仕かけているというニュースの直後に、耳を疑うかもしれない新たな報せが入ってきた。グーグルは、AIがChrome (クローム) のパスワードを自動で変更できるようにしたいと考えているのだ。以下に知っておくべき点を示す。 漏洩したパスワードを検知し、AIが新たなパスワードを生成する パスワードの侵害はあらゆるところで発生している。サイバー犯罪者がパスワードを狙う理由は、もちろんアカウントにアクセスして機密データを利用し、最終的にそこから利益を得るためだ。 フィッシング攻撃やマルウェア、ハードウェアハッキング、あるいは物理的にデバイスへアクセスする方法など、パスワードを奪われる手段はいくつも存在する。そのため、多くのセキュリティ専門家は、より強力な認
ダイヤモンド価格の暴落は、業界大手デビアスの販売に響いているだけではない。ロシア経済への新たな打撃にもなっている。 ダイヤはロシアの主要輸出品で、西側諸国は昨年初めに対ロシア制裁リストにダイヤを追加した。ウクライナでの戦争が長引く中、ロシア産の人工ダイヤや第三国で加工されたものも制裁対象に含めるなど、制裁は徐々に強化された。 だがロシアのダイヤ産業と同国最大手のアルロサにとっての真の打撃は、業界で広く見られるものと同じだ。つまり、過去5年間で人工ダイヤの価格が75%近く下がり、天然ダイヤ価格の下落幅の8%をはるかに上回っているという実態だ。 なぜダイヤの価格は下がっているのか。まず、天然ダイヤとより安価な人工ダイヤが市場に溢れていることが挙げられる。 込み入った要因もある。消費者が電子機器や旅行などへの支出を増やし、ダイヤに対する需要が減退していること、中国での販売が低迷していること、そし
求人サイトをスクロールしたり、LinkedInを使って職探しをしてみよう。そして、同じことを5年後にやってみよう。 そうして見つかった従来型の仕事のうち、5年後にも残っているのはわずか15%で、残りの約85%は2030年の世界には存在しない。なぜだろうか? それは「パッション・エコノミー」と呼ばれる新しいタイプの経済圏があるからだ(訳注:パッション・エコノミーは、個人の想いや価値観、知識・スキルに基づいたサービスを提供し、収益化する経済圏のことを指す)。 世界経済フォーラムは2022年に「パッション・エコノミーが主流になることで、人が本来持っている好奇心を活かした新しい種類のキャリアが当たり前になるだろう」と予測している。そして、多くの人々が、パッション・エコノミーの最も重要な構成要素である情熱を追うため、現在勤めている仕事を辞めつつある(あるいは辞めようと考えている)。 FlexJobs
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) | 2014年6月25日に新創刊した、世界最大のビ...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く