サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
iPhone 16e
forbesjapan.com
高度な攻撃によってユーザーのパスワードを奪おうとするGmailへの攻撃が相次ぎ、さらに約280万台のデバイスによる巨大なボットネットが総当たり攻撃を仕かけているというニュースの直後に、耳を疑うかもしれない新たな報せが入ってきた。グーグルは、AIがChrome (クローム) のパスワードを自動で変更できるようにしたいと考えているのだ。以下に知っておくべき点を示す。 漏洩したパスワードを検知し、AIが新たなパスワードを生成する パスワードの侵害はあらゆるところで発生している。サイバー犯罪者がパスワードを狙う理由は、もちろんアカウントにアクセスして機密データを利用し、最終的にそこから利益を得るためだ。 フィッシング攻撃やマルウェア、ハードウェアハッキング、あるいは物理的にデバイスへアクセスする方法など、パスワードを奪われる手段はいくつも存在する。そのため、多くのセキュリティ専門家は、より強力な認
ダイヤモンド価格の暴落は、業界大手デビアスの販売に響いているだけではない。ロシア経済への新たな打撃にもなっている。 ダイヤはロシアの主要輸出品で、西側諸国は昨年初めに対ロシア制裁リストにダイヤを追加した。ウクライナでの戦争が長引く中、ロシア産の人工ダイヤや第三国で加工されたものも制裁対象に含めるなど、制裁は徐々に強化された。 だがロシアのダイヤ産業と同国最大手のアルロサにとっての真の打撃は、業界で広く見られるものと同じだ。つまり、過去5年間で人工ダイヤの価格が75%近く下がり、天然ダイヤ価格の下落幅の8%をはるかに上回っているという実態だ。 なぜダイヤの価格は下がっているのか。まず、天然ダイヤとより安価な人工ダイヤが市場に溢れていることが挙げられる。 込み入った要因もある。消費者が電子機器や旅行などへの支出を増やし、ダイヤに対する需要が減退していること、中国での販売が低迷していること、そし
求人サイトをスクロールしたり、LinkedInを使って職探しをしてみよう。そして、同じことを5年後にやってみよう。 そうして見つかった従来型の仕事のうち、5年後にも残っているのはわずか15%で、残りの約85%は2030年の世界には存在しない。なぜだろうか? それは「パッション・エコノミー」と呼ばれる新しいタイプの経済圏があるからだ(訳注:パッション・エコノミーは、個人の想いや価値観、知識・スキルに基づいたサービスを提供し、収益化する経済圏のことを指す)。 世界経済フォーラムは2022年に「パッション・エコノミーが主流になることで、人が本来持っている好奇心を活かした新しい種類のキャリアが当たり前になるだろう」と予測している。そして、多くの人々が、パッション・エコノミーの最も重要な構成要素である情熱を追うため、現在勤めている仕事を辞めつつある(あるいは辞めようと考えている)。 FlexJobs
英南西部サマセット州で建設中のヒンクリーポイントC原子力発電所。2022年5月5日撮影(Finnbarr Webster/Getty Images) 英国のキア・スターマー首相は6日、イングランドとウェールズでの新規原子炉の建設に向け、非効率な手続きを大幅に削減すると誓った。 同首相は「この国はここ数十年にわたって原子力発電所を建設していない。われわれは失望し、取り残された」と述べた。その上で、原子炉の建設を容易にするため、政府が国家計画の「古めかしい規則を破棄する」ことを約束し、全国各地に新たな原子力発電所の建設予定地を設ける計画だと説明した。 スターマー首相は、英国のエネルギー安全保障は長年にわたってロシアのウラジーミル・プーチン大統領の手玉に取られており、同大統領の思いのままにエネルギー価格が高騰していると指摘。「私はこれに終止符を打つ。この国の建設業者を支援するために規則を変更し、
手短に言うが、今回の話は苦い内容だ。英国政府の要請によってアップルが暗号化を破棄せざるを得なくなるという広く報じられている事態は、iPhoneユーザーだけでなく、あらゆる人々にとって大惨事だ。これは、ここ数年で見られた個人向けサイバーセキュリティにおける最も深刻な後退となる。もし報道どおりに実行されれば、後戻りはできない。 まるでモンティ・パイソンの脚本から抜け出たような展開だが、ワシントン・ポスト紙は、英国政府がアップルに対して秘密裏に、いわゆる「Technical Capability Notice(テクニカル・ケイパビリティ・ノーティス)」を発行し、完全に暗号化されたクラウドストレージのアカウントに諜報機関や法執行機関がアクセス可能なバックドアを提供するよう要求したと報じている。 ここでさらに皮肉なのは、アップルがこの通知を受け取った事実を認めることも、協議があったことを公にすること
不確実性が高まる世界において、普遍的倫理や資本主義はどう機能するのか。日本書き下ろし『倫理資本主義の時代』(斎藤幸平・監修、土方奈美・訳、ハヤカワ新書)の著者であり、哲学者のドイツ・ボン大学のマルクス・ガブリエル教授が説く、混迷の時代を乗り越えるためのヒントとは。 ──2025年は第2次トランプ政権の発足とともに始まります。それは国際社会・経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか。 マルクス・ガブリエル(以下、ガブリエル):25年は予測不能な年になるでしょう。経済学は他者の行動を合理的に予測する学問ですが、それはトランプ政権には当てはまりません。トランプだけでなくイーロン・マスクをはじめ政権入りする人々にはイデオロギーがない。さまざまな意図が錯綜するものの、それらを貫く思想がない。 トランプ政権の引き起こす「意図せざるコラテラルダメージ(付随的被害)」も、本質的に予測不可能です。自己愛の強
iOS 18.3がリリースされてからわずか2週間後、しかもiPhone 11シリーズ向けに再リリースされたバージョンの登場から1週間後に、再びiPhone向けのアップデートが登場した。今回は小規模なアップデートだが、不具合の修正やその他の変更が含まれている。さらに米国時間2月10日に公開されたことは、このアップデートの緊急性を示す確かなサインだ。以下が知っておくべき内容だ。 もっとも、今回のアップデートは待ち望まれているiOS 18.4ではない。iOS 18.4ではSiriが大幅にアップグレードされると言われているが、iOS 18.3.1が登場したことで、アップルがiOS 18.4の最初の開発者向けベータ版をリリースする準備が整った可能性がある。早ければ今週中にも登場するだろう。 iOS 18.3.1に対応するiPhone 他のiOS 18のバージョンと同様に、今回のアップデートはiPho
米国の商業養蜂家たちは今冬、50%をはるかに超えるミツバチを失った。カリフォルニアでアーモンドのシーズンを迎え、続いてブルーベリーやチェリーなどの果物の季節が控えるなか、ミツバチが不足すれば食料品店での価格上昇につながる可能性がある。研究者たちは死滅したコロニーから花粉や蜜蝋を採取し、大量死の原因を究明しようとしている。 養蜂業界団体が発表した調査によると、今冬だけで数百万匹のミツバチが死に、その損失率は50%を超え、経済的損失は1億3900万ドル(約210億7400万円)以上に上るという。この調査は234の養蜂家を対象としたもので、カリフォルニアのアーモンド栽培シーズン作業開始直前に公表された。これは全米の約300万のセイヨウミツバチのコロニーをトラックで運び、受粉させる必要がある大規模な作業だ。 「いま何が起こっていて、どれほど深刻な事態になるのかを突き止めようと、まさにパニック状態で
時価総額が120億ドル(約1兆8000億円)を上回る語学学習プラットフォーム、「Duolingo」は、世界で最もダウンロードされている語学学習アプリだ。英語をはじめ、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語など学べる言語は42言語、100種類以上のコースが提供され、会話レベルを選んで練習できる。全世界の月間アクティブユーザー数は9700万人を超え、語学学習アプリとしてはシェアの9割、首位を独走している。 「Duolingo MAX」に登録、「無限ハートを獲得」 昨今、筆者が住む熊本県のさまざまな飲食店でも外国人を目にすることが多くなった。ある日、近所のカフェで隣にいた外国人になんとなく話しかけようとした時、言葉がまったく出てこずに居づらさで退店してしまった。自然に英語で会話しているカフェスタッフと違い、言葉ひとつ絞り出せない自分を猛烈に恥ずかしく思うと同時に、帰りの道中
リチウムイオン電池はクリーンエネルギー転換の要だ。電気自動車に電力を供給するほか、スマートフォンからイヤフォンまで、私たちが日常的に使う電子機器にも広く使われている。リチウムイオン電池に蓄電することで、太陽が照っていなくても、風が吹いていなくても、私たちは太陽光発電や風力発電を利用することができる。リチウムイオン電池の需要は向こう10年間で飛躍的に伸びると予想されている。 ところが残念なことに、リチウムイオン電池自体は「クリーン」とは言えない。この種の電池に使われるリチウムやコバルトの採掘によって引き起こされる環境問題が取り沙汰されているが、それを別にしても、リチウムイオン電池は有害な化学物質を用いて製造されており、私たちの環境や健康にまで影響を及ぼしているのだ。 最も懸念される化学物質として挙げられるのは、ペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物だ。これら有機フッ素化合物(
働く企業に対する忠誠心はもはや当たり前のものではなくなっている。おそらくそれには相応の理由がある。「リベンジ退職」が職場で一大トレンドになっているが、従業員は辞めるだけでなく声を上げている。 ブラックな職場環境や融通のきかない体制、不十分な対応に不満を募らせた従業員たちは、雇用主に明確なメッセージを送るために、最もダメージを与えられるタイミングを見計らってこれ見よがしに退職している。 こうしたトレンドを主導しているのはZ世代だ。この世代は従来重視されてきた雇用の安定よりも、メンタルヘルスやワークライフバランス、やりがいを中心にすえたキャリアを優先する。ひどい待遇に黙って耐えることが多かった旧世代とは違って、Z世代は憤りや敬意をもって扱われない職場にとどまる必要はないという思いを募らせ、職場に抗議する手段として退職している。 だが、こうした変化の背景には何があるのか。調査で明らかになった、Z
日本科学未来館の人気常設展示「インターネット物理モデル」をご存じだろうか。 同館のページにある説明から引用しよう。 「(このモデルは)インターネットで情報が伝わるしくみを、白と黒のボールの動きで視覚化した展示です。 白と黒のボールは、実際には目に見えない「0」と「1」の信号の代わりです。インターネットへ放った情報は、タワー(ネットワーク上のルーターに相当)を中継して、相手の端末に届きます。 2017年6月のリニューアルで、「文字」だけでなく「音」「動き」などの情報も扱えるようになりました。今日の社会で人や情報ばかりでなく、モノ、環境、サービスなどをもつなぐインターネットが、世界に開かれた重要なコミュニケーションツールであることもあらためて実感できます」 「インターネットは誰かが中央で管理しているのではない。世界中に分散しているシステムが、それぞれが連結してパケットを届けるようになっています
米OpenAIのサム・アルトマンCEOとソフトバンクの孫正義会長兼社長は先日、米国で人工知能(AI)関連のインフラ整備に4年間で最大5000億ドル(約78兆円)を投資する「Stargate Project(スターゲート計画)」を発表した。このプロジェクトには、膨大な電力が必要となるが、アルトマンと孫が出資する核融合エネルギーのスタートアップHelion Energy(ヘリオン・エナジー)が、その供給源となる可能性がある。 ヘリオンは1月28日、ソフトバンクらが参加した資金調達ラウンドで4億2500万ドル(約647億円)を調達したと発表したが、これに先立ちアルトマンは、個人で3億7500万ドル(約570億円)を出資し、同社の会長を務めている。また、スターゲート計画のパートナーであるマイクロソフトも、2028年までに完成予定のヘリオンの核融合発電所から電力を購入するための契約を結んでいる。 し
ChatGPTやGeminiなどの大規模言語モデル(LLM)を含む生成AIの高い利便性が一般に知れ渡り、私たちの生活をずいぶん変わった。しかしこれらの生成AIは、膨大な計算を高速に熟さなければならず、学習や運用に大きくて高性能なコンピューターを必要とし、それだけ多大な電力も消費する。 それに対して同時に開発が進められているのが、小規模言語モデル(SLM)に代表される効率と使い勝手を重視した小さな生成AIだ。スマホやパソコンなどの端末デバイスにインストールしてオフラインでも利用できるコンパクトなサイズで、音声アシスタントや自動翻訳といった特定の目的に使用される。ただしSLMは、LLMから知識を学ぶ仕組みになっているのだが、どう学ぶかが課題となっていた。 日本のIT企業Sakana AI(サカナエーアイ)がこのほど発表した、非常に高性能な小規模日本語言語モデル「TinySwallow-1.5B
トランプ新政権による各国への関税引き上げのニュースが報道されるなか、安全な経済や低い生活水準への望みなど非現実的なものだと感じる人も多いことだろう。実際、米国では2024年12月現在、生活費はわずかに上昇し、特に食料品がその影響を受けている。 その結果、多くの米国人が、自分のスキルアップのためや、情熱を探求するためだけでなく、毎月の収入を増やすための必要不可欠な手段として、フリーランスとしての仕事や副業を始めている。 例えば、2024年にMBO Partnersが発表した米国における独立型の労働者(インディペンデント・ワーカー)の実態に関するレポートによると、「従来型の仕事をしている人の3分の1以上(37%)が、独立した副業もしていると回答している。副業を持つ理由のトップは収入を補うためで、副業者の42%がこの理由を挙げている」という。 副業が主流になる中、経済的な緊急事態に備えることがで
あなたは今年の抱負として、スキルアップを目指して、オンラインコースを受講することを決めたとしよう。しかし、あなたの時間を費やす価値のあるコースとしてどのようなものがあり、どのコースが最も投資収益率が高いのだろうか? 通常、修了時に最も経済的な見返りがあるコースは、マーケティング、ソーシャルメディア、プロジェクト管理、データ分析など、技術的なスキルや特定のビジネススキルの開発に重点を置いたものだ。 こうしたスキルの習得はこれまで、大学などの教育を通じて行われてきた。しかし、学士号や修士号を依然として高く評価する企業はある一方で、キャリアの目標達成と学士号の取得は年々無関係なものになりつつある。 実際、ここ数年、IBMのような先進的な企業では、学位取得を要件とせず、スキルベースの雇用を優先するという意識的なシフトが見られる。この新しいトレンドは非常に注目されており、米国労働省も2024年11月
せっぱ詰まった状況のなかで創意工夫を凝らしたロシア軍部隊は、古い戦車をベースに金属板や丸太で防護を強化した突撃車両を制作し、ウクライナ東部ドネツク州の町ベリカ・ノボシルカ周辺のウクライナ軍陣地に対する機械化攻撃に投入した。 装甲車両がますます枯渇するなか、ロシア軍があり合わせもので自作している数々の車両のひとつであるこの「丸太戦車」は、驚くべきことに実際に有効だった──少なくとも途中までは。 エストニアのアナリスト、WarTranslatedが伝えているところによると、この即席車両は「何度かのドローン攻撃には耐え抜いたものの、現代の大砲に屈した」という。 ウクライナ軍のドローン(無人機)は、ベリカ・ノボシルカ郊外の樹林帯の脇で動かなくなり、乗り捨てられたらしいこの車両をカメラに捉えている。 ドローンによるたび重なる攻撃に耐えたという丸太戦車は、ウクライナ軍のレオパルト1A5戦車と重なるとこ
トランプ米大統領が消費者金融保護局(CFPB)の局長代行に任命したスコット・ベッセント米財務長官は2月3日、CFPBの業務の一時停止を命じた。共和党やハイテク業界のビリオネアたちは、バイデン政権下で同局が進めた規制を批判していた。 ベッセント長官は、トランプの大統領令を受けてCFPBの規制関連の業務や、あらゆる公的なコミュニケーションを停止するよう命じたと複数のメディアが伝えた。職員らは、同局の執行措置や訴訟を進めないよう命じられたという。 CFPBのこの動きは、トランプが就任初週に発令した米国の対外援助を一時停止する大統領を受けて米国国際開発庁(USAID)が週末に業務を停止したことに続くものだ。 共和党議員やハイテク業界の経営陣らは長年、バイデン政権がCFPBを通じて実施した違法な高利貸しやフィンテック業界を監視するための取り組みを批判していた。トランプは、週末にバイデン政権下で任命さ
中国発の生成AI(人工知能)「DeepSeek(ディープシーク)」の登場が、米国の株式市場のみならず各方面に衝撃を与えている。浙江省杭州に本社を置く同名の開発企業は、ベースになっている大規模言語モデル(LLM)「DeepSeek-V3」を600万ドル(約9億3000万円)弱で訓練したと主張している。これは米国の競合システムに比べるとごくわずかのコストであり、必要とした計算能力も格段に少なかったとされる。 最新モデル「DeepSeek-R1」のリリースと相前後して、米国は国内のAIインフラへの巨額投資を発表していた。ディープシークの技術は、この投資で構築しようとしている計算能力の必要性に疑問を投げかける格好になった。ディープシークの出現は、1957年に旧ソ連が世界初の人工衛星スプートニクを軌道に乗せ、宇宙開発競争の主導権を握って世界に衝撃を与えた出来事になぞらえ、「スプートニク・モーメント」
ChatGPTを運用し、次々に新しいAIアルゴリズムやツール、モデルなどを発表していいるOpenAI。ソフトバンクやOracle(オラクル)、MGXと共同で、今後4年間で5000億ドル(約77兆9000億円)を投資して米国に新しいAIインフラストラクチャを構築する「Stargate Project(スターゲートプロジェクト)」を始動したことも話題になったが、このプロジェクトを財務面で牽引しているのが孫正義氏が率いるソフトバンクグループだ。 ソフトバンクグループとの具体的なプラン発表が、2月3日午後にも発表されると目されているが、そうした事業面での発表に先んじて、OpenAIのサム・アルトマンCEOとケビン・ウェイルCPOが、東京大学・グローバル教育センター、および都内ホテルで開催中の開発者向けラボセッション「OpenAI Builder Lab」を相次いで訪問した。 さらに、サム・アルトマ
ハッカーが一般のサイトに巧妙に潜伏し、アバターを使った新手の攻撃が行われ、さらにはグーグルユーザーを狙う恒常的な2FA(2段階認証)回避の脅威まで報告されている。犯罪に手を染めるハッカーにとっては、まさに絶好の時代といえるが、今回の恐ろしい攻撃者を「生きている存在」と呼ぶのはやや無理がある。警告しておきたいのは、悪意あるAIがあなたのGmail認証情報を狙っているという点だ。 被害者が語る「これまで見た中で最も巧妙なフィッシング攻撃」 グーグルの発信者IDを表示する番号から、米国人のサポート技術者を名乗る人物が電話をかけてきて、「あなたのGoogleアカウントが何者かに侵害され、一時的にブロックされている」と警告してきたと想像してほしい。さらに、そのサポート担当者が、あなたの要請どおりに正規のグーグルドメインからGmail宛に確認メールを送信してきたとしよう。 電話番号について問い合わせが
2025年に入り、米国労働者の実に半分近くが新しい職を探している。これは、過去10年間で最高の数字だ。 レイオフや、オフィス勤務への復帰を義務付ける厳しいポリシー、さらには業務量の急増を受けて、従業員はもはや黙ってはいない。働き手は突然仕事を辞め、声を上げている。大企業は、働き方の柔軟性やワークライフバランスを考慮していない、として反旗を翻しているのだ。 2025年は、「リベンジ退職」が職場における一大トレンドになっている。ある研究では、本年中に退職を計画している、と回答した従業員の割合は28%に達した。さらにグーグル検索では、「リベンジ退職」が検索される頻度が、ここ数週間で234%増加している。 「リベンジ退職」とは何か? 「リベンジ退職」とは、職場でのネガティブな体験への対抗策として、働き手のあいだで広がっているトレンドだ。具体的には、仕事ぶりを認めてもらえない、燃え尽き、あるいは職場
1957年11月3日、ソビエト連邦は史上初めて生物を宇宙に送った。だが、それは人間ではなく犬だった。犬を乗せたソ連の人工衛星スプートニク2号の打ち上げは宇宙開発史における画期的な出来事だったが、同時に多大な犠牲を伴うこととなった。 ソ連の首都モスクワの路上で保護された雌の野良犬ライカは、宇宙に旅立ち、二度と地球には戻ってこなかった。こうなることを、打ち上げを行った科学者たちは知っていた。 ライカは科学の進歩の象徴となった一方で、動物実験の倫理的な難問を人類に突きつけた。ライカの物語、いや、むしろライカの悲劇は、人類の知の探求の名の下に払われた多くの犠牲の中でも最も考えさせられる事例といえるかもしれない。 宇宙に打ち上げられる運命だった野良犬ライカ ソ連政府は宇宙計画を推し進めるため、モスクワの路上から多数の野良犬を集めた。ライカはそのうちの1匹にすぎない。当時のソ連の科学者たちは、すでに過
2025年が始まって1カ月、自分が正しい道を歩んでいるかどうかをチェックする絶好の機会だ。あなたの1年のスタートは好調なものだっただろうか。それとも、途中でつまづいてしまっただろうか? 私は1年の始まりを重要な期間だと考えている。それは、スムーズで生産的な1年を送るために必要なものを見極めるためには絶好の機会だからだ。生産性を上げるためには、単に一生懸命働けば良いというものではない。より賢く、適切な戦略を持つことで、バーンアウト(燃え尽き症候群)を避けながら有意義な1年を過ごすことができるはずだ。 そこで本稿では、実際に私や私のチームが実践している、生産性向上のための5つのハックを紹介しよう。これはきっとあなたにも役立つはずだ。 気に入ったツールを最大限に活用する テクノロジーは、よりスマートに仕事をするための画期的な手段だ。自分に合ったプロジェクト管理ツールを活用してみよう。例えば、私た
ウクライナが運用していることが新たに判明した長距離攻撃ドローン(無人機)は、250kgの爆弾を搭載して最長で2000km飛行でき、爆弾を投下して戻って来ることもできる。ロシア・ウクライナ戦争で使用されている再利用可能なタイプの攻撃ドローンとしては最も強力かもしれない。 ウクライナ軍の無人システム軍は1月31日、噂されていたこのドローンの存在を認めた。 ソーシャルメディアへの投稿で「無人システム軍の作戦行動が国内外の情報源の注目を集めている」と前置きしたうえで、「無人システム軍司令部は、250kgの航空爆弾を搭載して最大2000km航続可能で、帰還能力も備えた長距離無人機が使用されていることを確認する。これは戦場のゲームのルールを変える比類のない開発だ」と表明した。 このドローンの正体は不明だが、数少ない関連画像から軽量スポーツ機タイプと推測される。ウクライナはかねて、自国メーカーのアエロプ
スマートフォンなどのモバイル機器を狙った脅威に関して、状況はますます悪化している。先日、iPhoneとAndroidユーザーに向けて「もっぱらモバイル機器を標的にして」「認証情報や機密データを盗もうとする」危険な攻撃が確認されているとの警告が発せられた。攻撃を隠す「これまで見られなかった」手段により、今、あなたのスマートフォンは危険にさらされている。この脅威を回避するだけでなく、すでに標的にされている可能性についても考慮する必要がある。 この警告は、米国テキサス州に拠点を置くモバイルセキュリティ企業のZimperium(ジンペリウム)から発表された。同社の調査・開発を行う「zLabs」チームは、この新たな攻撃に関するすべての技術詳細をウェブサイトで公開している。とはいえ、本当に知っておかなければならないことは基本的なことだ。攻撃者は、PDFファイルがメールなどの添付ファイルとして広く普及し
現実を直視しよう。生活にはお金がかかるし、フルタイムの仕事を2つも掛け持ちする時間は誰にもない。しかし、今のあなたの人生を大きく変えることなく、臨時収入を得られるとしたらどうだろう? 金融情報サイトBankrateの最新調査によると、米国では成人の39%がすでに何らかの副業で収入を得ているという。すべての副業に時間を費やす価値があるとはいわないが、「労力が少なく報酬が高い」という特徴を持つものもいくつかある。 こうした副業なら、これまでの生活のバランスを保ちながら、まとまったお金を稼ぐことができる。大きな買い物に備えて貯蓄をしている、突然の出費をカバーしたい、あるいは単に貯蓄を増やしたいなど、目的に関わらず、本稿で紹介する副業はあなたの自由な時間をすべて食いつぶすことなく、毎月5000ドル(約78万円)以上を得られるものばかりだ。忙しい日々のなかで、ストレスを抱えすぎることなく、賢く働きた
2025年1月24日発売の「Forbes JAPAN3月号」は、「インパクト100」「AI50」「CIOアワード」「SVJP」の4大特集号だ。表紙は、日本最速でユニコーン企業になったSakana AIの3人。そして第1特集では、日本経済を進展させる「新しい主役」になるであろう「インパクト・エコノミー」にフォーカス。「『日本のインパクト・エコノミーの未来』を創る100人」や元ユニリーバCEOのポール・ポルマンの独占インタビューなどを掲載している。第2特集では「JAPAN’S AI 50」と称して、日本発AIスタートアップ50選を公開。第3特集では、「CIO AWARD 2024-25」を発表!。第4特集では日本とシリコンバレーのトップが集う会員制プラットフォーム「SVJP」を紹介している。 第2特集では「日本発AIスタートアップ50選」を初公開!AI分野へ投資しているベンチャーキャピタルから
仕事の生産性を上げるための良いAIツールを見つけたことにワクワクしたのも束の間、それが有料であることにガッカリした経験はないだろうか。あなたがフリーランスであったり、会社員でも限られた予算の中で仕事をしている場合、時にはイライラすることもあるだろう。 ありがたいことに、Midjourney、ChatGPT、Grammarlyなどの代替となる無料のツールもいくつか存在する。仕事の効率化と生産性向上のために、必ずしも大金を用意する必要はないのだ。 しかし、そのリストを紹介する前に、心に留めておくべき事がいくつかある。 1. 何を求めているかを明確にする LinkedInの最新トレンドだから、もしくは、みんなが熱狂しているからという理由で、AIツールや新しいテクノロジーを使うために料金を支払ったり、無料アカウントに登録したりしてはいけない。無料であればお金を無駄にすることはないかもしれないが、そ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) | 2014年6月25日に新創刊した、世界最大のビ...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く