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こんにちは。最近このEmojiを多用している者です。 私はこのブログを始めた2017年の10月に「仮想通貨バブルが崩壊することがあっても1, 2年は食いっぱぐれることはないだろう」と判断し、この業界でフルタイムで働くことを決めました(≠働き始めました(当時はほぼ無職だったので))。 “ほぼ無職”と書いたのは、既にBTCNに何本か記事を寄稿しており若干の収入はあったためです。 当時の「1, 2年は食いっぱぐれることはないだろう」は正しかったので、19年12月時点からの展望もまとめてみたいと思います。 この記事では「中途半端な時期に暗号通貨業界に踏み込んだ人間からの経過報告」と「今後の生存戦略」を簡単にシェアします。 人物Aが人物Bのことを「優しい人」と評していることを知っているときに、「人物Bは自分にとっても優しい人か」を判断するには人物Aと自分の立ち位置を比較する必要があるように、人物Aの
前回は ビットコイン以外のプロジェクトの難しさは、 貨幣領域でビットコインを(部分的にでも)超える貨幣領域以外の領域での用途を見つけるのどちらかを満たさなければならないところにあります。 を中心に貨幣系プロジェクトとスマコン系プロジェクトの両方を俯瞰していきましたが、今回は特に「スマートコントラクトプラットフォーム上でオンチェーン世界を広げる」に焦点を当ててみます。 暗号通貨/ブロックチェーンが活きる領域を”作る”新しいプロダクトが誕生したときは、現行の世界に基づいてユースケースを考えるのが一般的です。暗号通貨やブロックチェーンにおいても、現実世界に基づいてユースケースを考えると、文書の保存、サプライチェーン、既存資産のトークン化、ギャンブル、保険などが考えられそうです。 ただし、情報や価値をチェーンの内外に移転させるのはコスト(経済的費用・不確実性・時間)がかかります。 サプライチェーン
プラットフォームとしてのEOSEOSは「Ethereum Killer」と呼ばれることもあるプラットフォームです。なので、最初のイメージとして「Ethereumっぽいもの」をイメージすれば良いでしょう。本記事ではEthereumとの差異を確認していき、EOSのシステムを概観していきます。 この記事を読み終わる頃に、「EOSとEtheruemの違いが、アルゴリズムや手数料体系の観点から何となくは理解できた」という状態になることを目指します。 EOSは1年間にわたってICOによる資金調達を行い、日本円にして約4000億円を調達しました。 EOS登場初期はスキャム疑惑があったり、DPoSへの拒絶反応があったりして、あまりポジティブには見られていませんでしたが、巨額の資金調達と、その資金力を武器にしたエコシステムの形成、分散性を犠牲にしたスケーラビリティの追求、Ethereumにおけるスケーラビリ
エストニアのいわゆる電子居住権「e-Residency」が側面が注目されています。e-Residencyはエストニア人以外でも取得することができ、エストニアで会社設立が可能というものですが、居住権やビザは与えられません。 公式サイトでは銀行やレンタルオフィスなど、様々な外部サービスが紹介されてはいますが、全てのe-Residenctがサービスを享受できることを保証するものではなく、特に銀行開設を断られる人は一定数いるようです。 また、基本的に税金は居住国で収める必要があるため、エストニアに企業を設立しただけで、エストニアの税制を利用できるようになるわけでもありません。 これは日本人が「非居住者」になる要件が非常に厳しく、実態として日本に住んでいない客観的な状態を保持する必要があるのと同じで、エストニアの税制を有効利用するためにはエストニアの居住者になる必要があると思われます。 また日本国内
DAIは担保としてはEtherを用いるものの、USDとのペッグを目指しているので、Etherの価格が上昇するケースでは問題ありませんが、担保に入れたEtherが暴落した場合に1DAI=1USDのレートを維持するためには何らかの工夫が必要になります。担保に入れられたEtherのUSD価格に対して保守的なDAIの発行レートを設定したり(例えば1Ether=1000USDのときに、1Etherを担保に入れても500DAIしか発行できない制限)、Ether暴落時に自動的に清算される仕組みを導入したりする必要があることは明らかです。 Tetherは1Tether=1USDでペッグされていますが、中央集権的な仕組みであり、発行されたTetherと同額のUSDが銀行口座に保管されているかはTetherと監査法人にしか分かりません。つまりTetherはトラストを必要とする仕組みであるというわけです。ちなみ
できる。しかし法定通貨に依存しない仕組みが必要で、その仕組みは法定通貨を潤沢に所有できる個人の集団、もしくは脆弱な経済システムを持つ国家によって作られる共同幻想によって成立する。 Fiatに依存しない仕組みを作りたい人と、単純に仮想通貨をネタにしてFiatを増やしたい人を同じ括りで見たり、謎の絡みとかずれたコメントはやめて欲しいものだ…。Fiat評価額が上がっても全社の目的が達成できてないなら本末転倒というか。 今超絶「Fiat建て」で仮想通貨の価値が落ちてるらしいけどw — Koji Higashi (@Coin_and_Peace) January 17, 2018 前者を達成するには暗号通貨建てのみで考える経済圏が必要で、でもそういう経済圏が誰によって作られるかっていうと分散思想の強いFiat富豪か自給自足コミュニティが有力か。暗号通貨建て経済圏が実現しないと価値保存としても決済手段
今年に入ってegypt todayとahramが「イスラームの宗教指導者である大ムフティーがビットコインはシャリーア(イスラーム法)適格ではない意見を表明した」という記事を出し、一部で話題になりました。 現時点でイスラーム圏が暗号通貨市場に与える影響は大きくないのですが、ムスリムは人口が非常に多く、世界で約16億人いるといわれており、さらに人口増加率も高いです。 またイスラームという厳格なイメージのある宗教とビットコインという2つの対象的な組み合わせ故に、イスラームの世界で暗号通貨がどのように扱われるのかに興味がある方も多いのではないでしょうか。 このニュースはegypt todayが大ムフティーの発言を引用して英語で紹介していますが、私が確認した限りでは一次情報へのリンクがなく、且つ元記事のごく一部しか紹介されていなかったため、こちらでも情報源を明記した上で簡単にまとめることにしました。
数日前にVitalik氏がEthresearchに現行のICOの問題点を改善したDAICOを提案しました。DAICOはDAO(自律分散型組織)とICO(Initial Coin Offering)を組み合わせたもので、資金調達チームによる資金の持ち逃げや開発モチベーションの低下などの問題の改善を狙った仕組みになっています。 DAICOの概要 資金調達期間の概要まず資金調達を行いたい開発チームがDAICOコントラクトを作成DAICOコントラクトはContribution modeで開始し、一定の期間中、コントラクトへのETHの送付が可能DAICOでは、調達金額の上限設定、ダッチオークション形式、KYC形式など様々な形式が可能期間終了後ETHの送付が不可能となり、トークンの送付が行われ、トレードも可能となる資金調達後の概要コントラクトにはtap (units: wei / sec)という状態変
元々は『資本主義から価値主義へ』や『仮想通貨』というタイトルが候補になっていたようですが、著者と編集者の話し合いの末に『お金2.0』に決定したようです。 内容は佐藤氏がブログで公開している以下の2つの記事を、より掘り下げたような形になっています。 持続的に発展する経済システムの作り方を考えてみる | 佐藤航陽のブログ経済は選べるようになるか?個人が主役の『時間経済』の試み | 佐藤航陽のブログブログのみならずTwitterも要チェックです。 仮想通貨が投機でブロックチェーンが役に立たないって思うのは現在の常識的な教育を受けてきた人にとっては真っ当な感覚で仕方ないこと。なぜなら、お金や経済に対する今の教育が真実から程遠いから。かつ、お金は感情や理想を含んで語られるが、その詳細な生態系は教えられる機会がない。 — Katsuaki (@ka2aki86) December 31, 2017 企
Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグは毎年何らかの目標を決めて、それらを実行してきました。過去の目標には「中国語を勉強する」や「米国全ての州を訪れて人々と対話する」などがありました。 2018年の目標は「悪用やヘイトからFacebookのコミュニティを守ること」「国家の介入を防ぐこと」「Facebookに費やされる時間を有意義な者にすること」などFacebookに関することが挙げられています。 ザッカーバーグ氏は これらの課題は個人的なものには見えないかもしれないが、これらの課題に集中することで、これらを別々に扱う場合に比べて、より多くを学べると思う。これらの課題は、歴史や市民権、政治哲学やメディア、統治、そしてもちろんテクノロジーへの問いに関わるものだ。専門家グループをまとめ上げ、議論し、これらの課題に取り組む手助けをすることを楽しみにしている と述べています。 これに続く形で
この記事は「Ethereum Advent Calendar 2017」の 18 日目の記事です。 既に、情報量が多く質の高い記事が多数公開されているので、Ethereumのみならず、暗号通貨全般、スマートコントラクト、ブロックチェーン等に興味のある方は是非覗いてみて下さい。Ethereumに関する予備知識がなくても、Ethereumを使ってできることが何となくつかめると思います。私も公開された皆さんの記事を使って勉強しています。 さて、この記事では2017年に話題を集めた代表的なDEXについて総括してみたいと思います。 DEX(分散型取引所)はなぜ重要か?DEXの重要性を一言でいえば「自身が保有する暗号通貨を、自身が管理する秘密鍵の管理下に置いた状態で、暗号通貨の交換を行えるようになるから」です。「暗号通貨を保有している」とは、「その暗号通貨を移動させるために必要となる秘密鍵を自身で管理
少し前に「Ethereum in 25 minutes」の記事を書いた時にEthereumのブロックガスリミットについて言及しました。 ブロックガスリミットはビットコインにおけるブロックサイズのような役割を果たします。なぜなら各トランザクションのガスリミットの総計が1ブロックのガスリミットを超えないようにしか、マイナーはトランザクションをブロックに格納することができないからです。 例えばガスリミットが各10, 20, 30, 40, 50の5つのトランザクションがあり、ブロックガスリミットが100であるとしましょう。10, 20, 30, 40(合計100)の4つを選んだ場合、ガスリミットが50のトランザクションを含めることはできません。どのトランザクションをブロックに含めるかはマイナー次第なので、ガスリミットが各10, 40, 50の3つのトランザクションを含めることも可能です。
暗号通貨にはMoneroやZcash, DASHのような匿名通貨と呼ばれる銘柄があります。いずれもその名の通りトランザクションの一部、もしくは全てを秘匿した状態でトランザクションを生成することを目指しています。またそれぞれRingCT, zk-SNARKs, CoinJoinなど異なる技術が使われており、アルゴリズムも異なります。匿名性という同じ目標を掲げながら使用されている技術もアルゴリズムも異なるのが興味深いですね。 匿名通貨というと「ダークマーケットで利用されている」「マネーロンダリングに使われている」「犯罪者御用達」などのネガティブなイメージは拭えません。また政府からの規制があった際にホワイトリストに含まれるか不明であるというリスクがあるため投資ポートフォリオに含める際にはこれらのリスクを理解しておく必要があるのですが、技術として面白く、本記事の主題であるFungibilityにも
11月1日、Devcon3の初日に、Ethereum創設者のVitalik氏によるEthereumの概説が行われました。その名も「Ethereum in 25 Minutes, Version MMXVII」で、25分でEthereumを簡潔に説明しようという挑戦的なものです。この動画が面白いのは「Vitalik自身はEthereumの何に注目しているか?」という点が透けて見える点でしょう。Ethereumは複雑というか、必要とされる前提知識が多すぎて、ある程度暗号通貨の知識がある人に対してであっても25分という短い時間で簡潔に説明するのは容易ではありません。 故に創設者のVitalik氏が何をどう說明したかについて目を通しておくことは自分の理解のためにも、他人への説明のためにも有用です。本記事では、Vitalik氏がEthereumのどの点に着目してプレゼンを行ったかについて簡単にまとめ
ビットコインキャッシュは、ビットコインからのフォークして誕生したコインで、ビッグブロックを志向しています。PoWアルゴリズムは、プロトコルからは独立した存在であるマイナーからハッシュパワーを供給されなければブロックを採掘することができません。ジェネシスブロック(最初のブロック)から作られたコインであれば事情は別ですが、ビットコインキャッシュのように別のコインからのフォークによって誕生したコインの場合、フォーク直後は元のコインと同じ採掘難易度が設定されているため、十分なハッシュパワーがなければブロックを採掘することができません。つまりネットワークとして全く使いものにならないということです。 そのためビットコインキャッシュは緊急難易度調整アルゴリズム(EDA)を内蔵しており、採掘難易度に比してハッシュパワーが著しく低い場合に、採掘難易度の調整が行われるような仕組みになっていました(11月13日
本シリーズではPoWとPoSの比較を通じて、コンセンサスアルゴリズムについて考察していきたいと思います。本記事では第一弾としてブロック生成を担うマイナーとバリデーターに焦点をあてて二つのコンセンサスアルゴリズムを比較してみます。特に言及がなければ、PoWはビットコインのPoWを、PoSはEthereumのPoS(Casper)を指します。またマイナーとバリデーターのことをまとめてブロック生成者と呼ぶことがあります。私自身コンセンサスアルゴリズムに詳しいわけではないので、誤りを含む可能性があります。 ブロック採掘確率を左右するものこれについては過去に何度か触れているので詳述はしませんが、PoWはハッシュパワーに応じて、PoSはステイクに応じてブロックを採掘できる確率が決定されます。ハッシュパワーはコンピュータの計算能力、ステイクはステイクしている(リスクに晒している)資産と言い換えることが可
11月1日から4日までメキシコのカンクンで行われたEthereumの開発者カンファレンスが終了しました。VitalikやVlad等のコア開発者はもちろん、EVM(Ethereum Virtual Machine)を用いたアプリケーションの開発者も多数参加し、各々のプロジェクトや技術についてプレゼンテーションやパネルディスカッションを行いました。 今月はDevcon3の中から個人的に気になるプロジェクトをいくつかピックアップして、分野ごとに概要をまとめたいと思います。変則的にはなりますが、本記事では3日目の発表より、オラクルに関連する3つのプロジェクトを紹介します。 オラクルとは?様々な意味で使われているようですが、株価や天気等のブロックチェーンの外側に存在するあらゆる情報をブロックチェーンの内側にもたらすものを一般にオラクルと呼んでいます。Ethereumのスマートコントラクトはチェーン外
「2019年は淘汰の時代って言ってたけど結局上がるときは全部一緒に上がっていくじゃねーか」という声が聞こえてきます。 トークン市場の時価総額はSoV性と幻想でできているのが現状なので、それは仕方ないことです。なので、短期的には暗号通貨...
全般GLOBAL CRYPTOCURRENC BENCHMARKING STUDY ケンブリッジ大学の研究資料。PDF注意。On the Value of Virtual Currencies – BANK OF CANADA カナダ中銀による暗号通貨の価格に関する研究レポート。PDF注意。CCStudy セミナー – YouTube 「ビットコインとか勉強会」や「暗号通貨輪読会」の収録動画。CryptoNoteやMimbleWimbleなどマニアックな話題が多い。現地に赴くことが出来ない人間にとっては非常に有り難い。BitcoinUnderstanding Segwit Block Size – Jimmy Song – Medium スケーラビリティ問題ならびにトランザクション展性問題を解決する一手となるSegwitの解説。著者はビットコイン開発者のJimmy Song氏。What i
全般Cryptocurrency Market Capitalizations | CoinMarketCap 暗号通貨の時価総額、上場している取引所など一覧で確認できるサイト。暗号通貨調べるときは、とりあえずここ。CryptoMaps.org • Cryptocurrency Market State Visualization 暗号通貨の時価総額をカラーマップで閲覧できるツール。採用アルゴリズム別に表示も可能。ICOs – Part 1 – An Interactive Visualization of the ICO Space – BitMEX Blog ICO実施者のチームメンバーネットワークマップ。誰がどのようなICOに関わっているか確認できる。Cryptocurrency charts – Market Capitalization, Transactions last 24
EthereumはSerenityにおいてPoW(プルーフオブワーク)からCasperと呼ばれるPoS(プルーフオブステイク)への移行を計画しています。現在Serenityの一つ前であるMetropolisの前半が完了したところで、Metropolisの後半を経てSerenityがリリースされる予定です(Serenityを待たず次のハードフォークでCasperを実装するという噂もあります)。 Casper自体は特に最近考案されたアイディアというわけではなく、2014年からVitalikやVladのブログ記事で触れられています。PoSを採用するコインはPeercoinなどがありますが、Ethereumのような大きなプロジェクトがPoWからPoSに移行した例はなく(PIVXは比較的時価総額の大きなDASHからのフォークでコンセンサスアルゴリズムをPoSへ移行しましたが)、セキュリティ、スケーラ
2009年に運用を開始したビットコインは、今日に至るまで崩壊することなくそのネットワークを保ってきました。途中でとんでもない量のビットコインが発行されるというバグがあったり、長期的にネットワークが分裂し、その後二つのチェーンが一つに収束する際に片方のチェーンのトランザクションが無効化される可能性のあるUASFが発動されそうになったりと、様々なトラブルがあったわけですが、ビットコインネットワークは今もこうして稼働し続けています。 このような実績をビットコインが積み上げてこられたのは、ビットコイン論文の著者であるサトシ・ナカモト、世界トップレベルの開発者、マイナー、ユーザーコミュニティ、サードパーティー開発者、取引所など様々なステークホルダーの協力と自身の利益追求が、曲がりなりにも同じ方向を向いていたからだと思います。個人的には「ネットワークを崩壊させる力を持っているのならば、むしろ協力した方
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