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Ayrton Senna, la légende Un dossier spécial pour retracer la carrière d'Ayrton Senna, pilote légendaire qui a marqué de son empreinte l'histoire de la Formule 1. イタリアの法律には、「たとえレーストラック上であっても死亡事故が発生すれば、誰かが責任を負わなければならない」という特異な側面がある。ローランド・ラッツェンバーガーとアイルトン・セナが命を落とした1994年のサンマリノGPの悲劇は世界中に衝撃を与え、F1に対する厳しい注目を集めることとなった。 ラッツェンバーガーの事故原因は明確にフロントウイングの破損とされたが、セナの事故は憶測の対象となった。FIA(国際自動車連盟)はこのふたりの死から安全性向上に繋がる教訓を得ようと試
「今のところ、超楽しいというわけではない」 これは著名な映画評論家である故ロジャー・エバートが制作費数百万ドルの大作(『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』?)の途中で書き残した辛辣なメモの内容……ではなく、リアム・ローソンの2025年シーズンの開幕4戦に対するコメントだ。 ローソンはレッドブルのドライバーとして迎えた今年、大ブレイクするはずだった。セルジオ・ペレスがチームから放出され、セカンドシートを掴んだローソンは、グリッド上ではるかに経験豊富なドライバーたちを前にした時の適応力、現実主義、そして強靭な頭脳という強みを買われてビッグチームで抜擢された。 シーズン途中参戦となった昨年のアメリカGPでローソンは、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソにも臆せず食らいついた。またメキシコシティGPでは、レッドブルの“上下関係”も気にせずペレスと激しいバトルを繰り広げ、上層部か
不振にあえいだリアム・ローソンに代わって前戦日本GPからレッドブルに昇格した角田。走行機会が限られる中での最初の予選はタイヤのウォーミングアップに苦しめられてQ2敗退を喫し、決勝でも追い抜きが難しい鈴鹿サーキットで12位に終わった。 それから1週間。角田は昇格後2戦目となるバーレーンGPに向けた小目標として、予選運びの改善を挙げていたが、チーム全体として苦戦傾向を予選まで拭いきれず、4度の世界チャンピオンであるマックス・フェルスタッペンをもってしても7番手が限界だった。 そうした状況の中、角田はQ1を14番手、Q2を10番手で通過し、なんとか予選トップ10入りまで駒を進めることができた。ただQ3では、Q2以上のタイムを引き出すことができず、10番手となった。 予選を終えて角田は、結果に満足しているわけではないものの、自身を取り巻く状況を考えれば、受け入れられるモノだと明かした。 「この結果
2025年はスーパーフォーミュラに参戦する傍ら、レッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズでF1リザーブドライバーを務める岩佐。昨年はシミュレータドライバーを担当し、日本GPとアブダビGPのFP1、ポストシーズンテストでRB(現在のレーシングブルズ)のマシンVCARB01を走らせ、今年の1月末には極寒のイタリア・イモラでレーシングブルズの旧車テスト(TPC)に参加して2023年マシンAT04をドライブした。 レッドブル/ホンダの育成ドライバーという意味では“先輩”にあたる角田裕毅が今年の日本GPでレッドブル昇格のチャンスを掴む中、レーシングブルズに帯同する岩佐の動向にも注目が集まっていた。 日本GPではFP1出走の機会がなかった岩佐だが、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、今後の展開について「期待していただければと思います。そんなに遠い先の話ではないんじゃないでしょうかね……」
そもそも、レッドブルF1が今季のドライバーとして角田裕毅ではなく、リアム・ローソンを選んだのは間違いだったのだろうか? そしてなぜローソンは、スーパーフォーミュラ時代に慣れ親しんだ鈴鹿サーキットでの日本GPで、レッドブルのマシンを駆ってレースすることを許されなかったのか? マックス・フェルスタッペンは今回の決定をどう思ったのか? そしてレッドブルは、ひとりのドライバーに合ったマシンを作り続けることで、長期的な将来を危険に晒しているのではないか? レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコが、シーズン開幕から僅か2戦でチームが陥った状況について、詳細に語った。 Motorsport.com(以下MS):マルコ博士、シーズン中にマックス・フェルスタッペンのチームメイトを交代させるのはこれが初めてではありませんが、2019年にピエール・ガスリーが交代した際は12戦のチャン
ローソンはフル参戦1年目にして、セルジオ・ペレスの後任としてレッドブルの期待を背負っていたが、開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPでは不振を極めた。スプリントも含めた計3度の予選ではいずれもQ1突破すらできず。ポイントもまだ獲得できていなかった。 対照的に角田はオーストラリアGPでの予選5番手をはじめ、Q3進出を続けている。チームの戦略ミスもありレースでは思うようにポイントを稼げていないが、レースペースも安定している。 F1中国GP後から、レッドブルがローソンの代わりに角田の起用を検討しているのではないかと報じられるようになったが、角田の母国レースである日本GPを前に、それが現実のものとなった。 レッドブルの今季用マシンであるRB21はドライブしにくく、一方でレーシングブルズのVCARB02はドライブしやすいマシンだという評価もあるが、レッドブルはこの冬に決めた決断を残酷なほど早く翻し
ただ、開幕から2戦続けて予選で下位に沈んだローソンが言うように、レッドブルのマシンはいわゆる“スイートスポット”が狭く扱いにくい代物であると言われているため、移籍は角田にとってプラスにならないのではという声もある。ただ、レッドブルは今もF1トップチームの一角。角田が4度のF1王者であるマックス・フェルスタッペンと同等……とまではいかずとも、できる限り近いレベルでマシンを乗りこなすことができれば、上位入賞も狙えるパッケージと言える。 いずれにしても、これまでなかなかトップチームのシートに恵まれてこなかった日本人F1ドライバーの歴史という観点で見れば、2025年のレッドブルは屈指……いや、もしかすると歴代最高のシートと言えるかもしれない。 それでは、過去にF1のレースに出走した日本人ドライバーの中で、戦闘力の高いチームに所属した例を振り返る。 まず、日本人初のF1フル参戦ドライバーである中嶋悟
セルジオ・ペレスの後任ドライバーとして、4度のF1世界王者であるマックス・フェルスタッペンのチームメイトに選ばれたローソンだが、開幕から非常に厳しい戦いを強いられている。開幕戦オーストラリアGPでは予選18番手に終わり、決勝でも下位集団で走っている最中に濡れた路面に足をとられクラッシュした。チームは第2戦中国GPでのステップアップを期待したが、ローソンはスプリント予選、メインの予選ともに最下位に終わり、スプリントレース17位、決勝レース15位に終わった。 中国GPの土曜日を終えたローソンはSky Sportsの取材に対し、「正直なところ、すごく厳しい。マシンのウインドウが狭いのは分かっているけど、言い訳にはならない。(改善には)時間が必要だけど、残念ながら僕には時間がない」とコメント。この“時間がない”発言についてmotorsport.comがレッドブル陣営のアドバイザーであるヘルムート・
昨年のスーパーフォーミュラ最終戦前日、塚越広大がドライブする漆黒のフォーミュラカーが鈴鹿サーキットを走った。このシャシーは2022年シーズンまでスーパーフォーミュラで使われていたSF19。そしてそこに搭載されていたエンジンは、ホンダ・レーシング(HRC)が開発した、シビック・タイプRのエンジン”K20C”をベースとした”HRC-K20C”であった。 既報の通りこのエンジンは600馬力を発揮し、さまざまなカテゴリーのレースカーや巷に溢れる中古レースカーのシャシーにも搭載できるようにするなど、”汎用性があり販売できること”を念頭に開発が進められているという。 「日本では、レーシングカーの多くはレースで使用した後にまだ使えるのに、搭載するエンジンがないため中古として売れず、結局廃棄せざるを得ない、というのが現実なんです」 そう語るのは、このプロジェクトを率いる佐伯昌浩プロジェクトリーダー(PL)
コーウェル代表は2024年10月にアストンマーティンF1のCEOとして加入。今シーズン開幕を前に、チーム代表の責務もマイク・クラックから引き継ぐこととなった。 そのコーウェル代表は、2013年から2020年にかけてメルセデス・ハイパーフォーマンス・パワートレインズ(HPP)の主任を務めた人物。F1にV6ターボエンジンにMGU-KとMGU-Hのハイブリッドシステムを組み合わせる現行PUが導入された2014年以降、メルセデスのタイトル連覇に貢献してきた。 そんなPUを知り尽くした男が率いるアストンマーティンは、2026年からホンダPUの供給を受けることになる。 来季は次世代レギュレーション導入元年となり、PUはV6ターボハイブリッドという構成こそ変わらないものの、高価かつ複雑なMGU-Hが廃止される一方で内燃エンジンと電動モーターの出力比率が50対50となる。また100%持続可能燃料の使用が義
マレリの前身となる日本ラヂヱーターが、1982年にスーパーシルエットのS110型シルビア ターボにスポンサードをしたのが始まり。以降、カルソニックと社名を変更後は”カルソニックブルー”をまとい、星野一義選手(当時)とチームをバックアップして来た。その後もカルソニックカンセイ、マレリと社名を変えながらも43年間にわたりTEAM IMPULとタッグを組んだ。最後のレースを前にした予選日に星野一義総監督を訪ねた。 「もうもちろん43年間、感謝しかないよ。マクラーレンへのマールボロ(1974〜96年)よりも長いわけで、ここまで本当に長く応援してもらった。経営陣が変わっても継続してもらったし、森谷(弘史)会長(当時、現マレリホールディングス取締役)には感謝だね」 写真: Ercole Colombo 「カルソニックは俺の人生そのものだよ。あの青いカラーでIMPULだ、星野だというのが分かったからね」
レッドブル首脳陣がこの結論に至った経緯はある程度説明できる。チーム代表のクリスチャン・ホーナーと、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコがこの1年半、チームのドライバーラインアップに関して必ずしも正しい決断を下してきたとは言えないかもしれないが、少なくともセルジオ・ペレスに代わってローソンを起用せざる得なくなった経緯にはある程度の論理性を見出すことができる。 ローソンをリザーブドライバーとしてベンチに置いたまま、ダニエル・リカルドを呼び戻し、姉妹チームであるRBで再昇格を見越したオーディションを受けさせたのは間違いだった。そう言うのは、今となっては簡単なことだ。 しかし全てが思惑通りに進んでいたら、どんな物語になっていただろうか。ホーナー代表がリカルドのファンであることは周知の事実であり、少々情に流されたのかもしれない。 ただ、あり得たかもしれないこの物語を愛さない人はいないだろ
本当にセルジオ・ペレスがレッドブルを追い出されたら、あるいはペレス自ら身を引くことを決断すれば(後者になる可能性は低いと思われるが)、F1アブダビGP決勝翌日の月曜日にチーム代表のクリスチャン・ホーナー、モータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士、そして同チームの株主の間で行われる会議で後任として指名されるのは、現RBのリアム・ローソンである可能性が高いと思われる。 確かにローソンは堅実なドライバーである。パドックでは、レッドブルの幹部たちは、ローソンがプレッシャーがかかった時に力を発揮する能力を高く評価しているという噂が流れている。実際、昨年も今年も、ローソンはシーズン途中からのF1参戦だったが、しっかりとパフォーマンスを発揮してみせた。ローソンはどんな状況に置かれても、考えすぎたり無理をしたりはしない人物だという印象であり、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを選ぶ
Bernie Ecclestone’s Collection of Historic Grand Prix and Formula 1 Cars 写真:: Andrew Ferraro / Motorsport Images 2017年はじめにF1のCEOを退いたエクレストンは、今や94歳。その人生で、数々の歴史的なF1マシンを、個人的なコレクションとして集めてきた。しかし最近になって、そのマシンの売却を進めていることが分かった。 この作業には、イギリスを拠点とする高性能車の販売専門業者であるトム・ハートリー・ジュニアが関わっており、販売される車両の数は69台にも及ぶという。なお取引はオークション形式ではないため、取引価格は公表されない見通しだ。 かつてオートバイの中古車販売業を生業としていたエクレストンはそこで財を蓄積し、自身もドライバーとしてレースに参戦。F1にも挑んだが、決勝には出走
日本のモータースポーツ界のアイコンが、またひとり第一線から退くことになった。日本における外国人ドライバーの常識を覆すほどの活躍を見せたイタリア生まれのロニー・クインタレッリは、12月に開催されるスーパーGT鈴鹿戦で同カテゴリーでのラストレースを迎える。 クインタレッリは約20年に渡って日本の最高峰カテゴリーで戦ってきたが、特に日産と長く関係を築き、歴代の名ドライバーのひとりに数えられるまでになった。コース上で見せる速さはもちろんのこと、ファンや日産首脳陣からも愛される存在であり、彼自身が自分のことを日本人と勘違いしてもおかしくないほどだ。これはひとりのベテランが単に引退を発表したということにとどまらず、ひとつの時代の終わりを意味する。 クインタレッリが初めて日本を訪れたのは、鈴鹿でのカートレースにスポット参戦した1996年。この時はまさか日本が将来の住処になるとは思いもしなかっただろうが、
当初F1への参入を目指していたのはアンドレッティ・グローバルであり、そのパートナーとしてGM/キャデラックが加わった形だった。FIAはアンドレッティのF1参入を認めたものの、F1の商業権を司るFOM(フォーミュラワン・マネジメント)がこれを拒否。それが今年の1月のことだった。 当時、主に2025年のエントリーについて言及したプレスリリースで、FOMは次のように述べていた。 「我々の評価プロセスでは、11番目のチームの存在はそれ自体ではチャンピオンシップに価値をもたらさないことが確認された」 「新規参入がF1に価値をもたらす最も重要な方法は、競争力を持つことだ。我々は、申請者が競争力のある参加者になるとは考えていない」 この判断は物議を醸した。北米の名門チームであるアンドレッティはFOM側に再考を迫るためにアメリカ議会や司法省を巻き込み、2026年の参入に向けて諦めずにシルバーストンのファク
愛知県・岐阜県を舞台に開催されている世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリージャパン。競技3日目、11月23日(土)のSS12では競技区間に一般車が侵入したことでステージがキャンセルされたが、ラリージャパン2024実行委員会はプレスリリースを発表してこの事案の詳細を明らかにした。 リリースによると、事案が発生したのは23日の午前10時34分頃。岐阜県恵那市山岡町田沢付近で、一般車がスタッフの制止を振り切って検問を突破。競技コース内へ入っていったのだという。声明に記されている概要は以下の通りだ。 1. 明智方面から一般車両1台が検問にて一時停止 2. 制服警備員を含む現場スタッフ5名が検問所において通行証を確認 3. 通行証が無いため、既にラリー競技を開始し交通規制を実施している旨を運転手に伝える 4. しかし、運転手が車を急発進させ検問所を突破し、そのまま競技コース内へ進入 5. 競技スター
F1界の自転車好きと言えば、バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)が有名だ。パートナーは自転車競技の選手であり、自身も自転車レースを立ち上げたり、日本GPの決勝日には午前中に鈴鹿近辺を走り回る姿が目撃されるなど、F1と自転車のどちらが本業なのか、わからなくなりそうだ。 ただボッタス以外のドライバーも、多くが自転車を楽しんでいる。趣味としてもそうだが、トレーニングとしても非常に有効だと言われていて、F1ドライバーのみならず、日本のレース界でも自転車に乗るドライバーは多い。 フェラーリのカルロス・サインツJr.もそんなひとり。しかも彼は今年、とんでもない人と一緒にサイクリングをしたようだ。 その”とんでもない人”とは、タデイ・ポガチャルである。ツール・ド・フランスではこれまで総合優勝3回。今年はそのツール・ド・フランスと、ジロ・デ・イタリアという世界三大ツールのうちのふたつを制覇し、さらにはU
F1参戦に必要なスーパーライセンスは近年ポイント制が採用されており、世界各国のレースシリーズにおいて、その結果に応じて付与される“FIAスーパーライセンスポイント”を3年間で40ポイント獲得するなど、諸条件を満たすことで発給されることとなっている。 日本最高峰のフォーミュラカテゴリーであるスーパーフォーミュラに関してはこれまで、チャンピオンのドライバーに25点が与えられ、ランキング2位から順に20-15-10-7-5-3-2-1とポイントが与えられていた。ただこれはランキング上位3人に40点が付与されるFIA F2などと比べるとかなり少なく、F3とF4の中間に位置されるフォーミュラ・リージョナルの欧州選手権と同等のポイント配分。スーパーフォーミュラへの配点は不当に低いのではないかという声もあった。 しかしながら、FIA国際競技規約の最新版によると、スーパーフォーミュラの配点は2025年から
モビリティリゾートもてぎで開催されたMotoGP第16戦日本GPで勝利したMoto2のマヌエル・ゴンザレス。しかし彼の所属するグレシーニは現在、スポンサーからゴンザレスの即時解雇を求められてしまっている。 レース開始時に雨が降ってきたことで、ライダーのタイヤ選択が割れた日本GPのMoto2クラス。ゴンザレスは数少ないスリックタイヤを選んだひとりであり、母国戦の小椋藍を追い抜いてキャリア初優勝を果たした。 しかしその興奮冷めやらぬうちに、ゴンザレスは危機的状況に追い込まれてしまった。スポンサーのQjMotorが、ゴンザレスのとった行動を理由に即時解雇を求めているためだ。 QJMotorが問題視しているのは、レース前に他のライダーも行なっていたように日の丸のハチマキを巻いて、その写真をSNSへ投稿したことだ。 QJMotorは中国企業であり、日中戦争の経緯から日本国旗に対しては複雑かつ敏感な立
エイドリアン・ニューウェイが、来季からアストンマーティンF1に加入することが発表された。ニューウェイはレーシングカーデザイナーとして複数のチームで後に名車と呼ばれるマシンを手がけ、ドライバーズタイトル、コンストラクターズタイトルをそれぞれ10回以上獲得しているという、まさに“優勝請負人”。その影響力は未だに大きく、新天地での手腕にも大いに注目が集まる。 ニューウェイがキャリア初期に手掛けたマーチ881は、チャンピオンはおろか優勝も記録しておらず、自身がデザインした錚々たる名車のラインアップからすれば、実績面で見劣りする。しかしこのマシンは空力面のトレンドを先取りした意欲作であり、彼にとっても思い出深い一台。彼は2010年、motorsport.comの姉妹誌である『Autosport』のインタビューの中でその製作秘話を語っていた。 1987年の夏、ニューウェイはF1復帰を果たしたマーチのテ
7月20日、21日に開催された第1回瑶子女王杯スーパーフォーミュラ第4戦富士。大会名誉総裁であり、ご自身の名が大会名にもなっている瑶子女王殿下は、レースウィークを通してサーキットの様々な場にお姿を見せ、そのモータースポーツ愛を存分に披露されていた。 “ヒゲの殿下”の愛称で親しまれた三笠宮家・寬仁親王の次女である瑶子女王。自動車、モータースポーツにはかねてよりご関心があり、スーパーフォーミュラのプロモーターである日本レースプロモーション(JRP)とプライベートでコミュニケーションを取る機会があったことから、今回の瑶子女王杯開催に繋がった。 瑶子女王は、レースウィークの金曜日からサーキットを訪れて参戦ドライバー全員との顔合わせをされると、土曜日には記者会見に出席。その中では、サーキット周辺の環境整備や、スーパーフォーミュラのテレビ放送の実現、また海外のドライバーに出たいと言ってもらえるレースづ
先月、興味深いニュースが飛び込んできた。モータースポーツに関わる多くの企業が加盟する特定非営利(NPO)法人の日本自動車レース工業会(JMIA)が、「『TOP FORMULA』に位置づけられる『NEXT-FORMULA』に挑戦するため、そのコンセプトカーの開発に着手する」と発表したのだ。 「技術とレース産業を育成することにより日本の自動車レースの発展振興を図る」ことを目的として2008年に発足したJMIAは、加盟企業の手によってこれまでに多くの国産レーシングカーを生み出してきた。スーパーGTのGT300クラスで採用されるマザーシャシーやFIA F4の第1世代車両などもそれにあたる。また今季から採用されたFIA F4第2世代車両『MCS 4-24』も、シャシーは東レ・カーボンマジック製となっているが、実状としては同社を主体にしつつ様々なJMIA加盟企業が供給するパーツによって構成されている。
FIAのF1テクニカル・ワーキング・グループとの協議のもと、F1、10チーム、OEM、パワーユニット・メーカーが協力して策定された新レギュレーションは、今後6月28日に開催される世界モータースポーツ評議会で批准されることになっている。 新しいレギュレーションは、パワーユニット(PU)やシャシーだけでなく、空力や安全性、持続可能性などの点でF1を未来へ導く革新的なものとなっている。 ≫≫【写真】2026年規則のF1マシンを様々な角度からチェック!≪≪ F1のステファノ・ドメニカリCEOは、新レギュレーション発表にあたり、次のように語った。 「このレギュレーションは、このスポーツの将来にとって重要な意味を持つものであり、より身近でエキサイティングなレースをファンに提供することを目的とした新世代のマシンとPUに期待するものだ」 「持続可能な燃料を使用する新しいハイブリッドPUは、世界の自動車産業
2024年のペレスは、最初の4レースで3回2位に入るなど、好調な走りを見せた。しかし最近では低迷しており、ドライバー契約の延長について不安視する見方が強かった。しかしレッドブルは、チーム内の安定性を重視し、ペレスとの契約を延長。マックス・フェルスタッペンも2028年までの契約を結んでいるため、現在のドライバーラインアップが少なくとも2年間継続されることになった。 「今は2025年のラインアップを確定させる重要な時期であり、チェコ(ペレスの愛称)との協力関係を継続できることを、非常に嬉しく思う」 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー代表はそう語った。 「継続性と安定性は、チームにとって重要だ。チェコとマックスと共に成功し、強固なパートナーシップを築いている。昨年のチャンピオンシップでは、チームとしては初めてドライバーズランキングで1-2フィニッシュを果たしたんだ」 「チェコは2
2024年のF1モナコGPは、まさに頭を使う頭脳戦の様相を呈していた。各車とも、全力で走るのではなく、徹底的にタイヤをマネジメントし、タイヤを最後までもたせようとした。そしてそれだけではなく、敵に塩を贈らないように、徹底的にペースをコントロールし、後方との差を築きすぎないようにする……実に色々なことを考えながらのレースだった。 その一例を、8位に入った角田裕毅(RB)のレースペースを見て振り返ってみよう。 今回のモナコGPは、1周目に大クラッシュが起きたことでいきなり赤旗中断。ここで各車はタイヤを交換し、レース中に2種類のタイヤを使わなければいけないという義務を消化した。つまり、レース再開から残りの77周を、1セットのタイヤで走りきらねばならなかったのだ。そのため各車は徹底的にペースを落とし、タイヤを痛めないことに終始した。おかげでレースペースは、昨年よりも1周あたり4〜5秒も遅く、それは
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