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サーバー構築の連載コラムの9回目は、ログのローテーションについてです。前回のコラムではログの取得と管理について解説しましたが、ログ取得を継続していく上で大切となるログローテーションを解説します。 ログをローテーションする前回、rsyslogの設定方法について取り扱いましたが、それだけではログファイルが非常に大きなサイズのファイルになりやすく、扱いづらいものになってしまいます。これに対応するための技術に「ログローテーション」というものがあり、それを実現するツールが「logrotate」です。 ログローテーションとは、ログファイルが一定のファイルサイズに達したり、一定の期間が経過したらファイル名を変更しログファイルを切り分け、古くなったログファイルは消去する作業を言います。これによって、ログファイルの肥大化を防ぎます。 logrotateとは「logrotate」は、ログファイルをローテーショ
仮想化とはハードウェアを抽象化しその上で動作するアプリケーションに対して共通のプラットフォームを提供することで、仮想化技術はそれを実現するための技術です。【連載コラム:仮想化技術をしっかり解説します(1)】 最終更新日:2023年11月01日 仮想化技術とは、ハードウェア(物理)の機能をソフトウェア(論理)によって実現する技術です。ITインフラの技術では、物理的なマシンを仮想化した「仮想マシン」、物理的なネットワークを仮想化した「仮想ネットワーク」などがあります。さらにコンピューター自身も一種の仮想化が行われていて、OSやデバイスドライバなどでハードウェアの違いを仮想化(あるいは抽象化)して、その上で動作するアプリケーションに対して共通のプラットフォームを提供します。 仮想マシン仮想マシンは物理的な1台のハードウェアに対して1つのOSを動作させる、すなわち同時に複数のOSを動作させられない
今回は、「/etc/fstab」ファイルについて見てみましょう。 「/etc/fstab」ファイルは、マウントするファイルシステムの情報を記述するファイルです。OSを起動する際には、システムがデバイスをディレクトリにマウントしますが、その際、どのデバイスにどのディレクトリをマウントするか、の処理は、「/etc/fstab」ファイルの記述に従って進行します。 「/etc/fstab」ファイルの内容は、mountコマンドと切っても切れない関係にあります。mountコマンドは、たとえば次のように実行します。 # mount -t ext4 /dev/sda1 /homeこのコマンドは、「/dev/sda1デバイス」を、「/home」ディレクトリにマウントする、という操作を実行します。一方、「/etc/fstab」にたとえば次のような1行があったとします。 /dev/sda1 /home ext4
今回は、「/etc/hosts」ファイルについて見てみましょう。 「/etc/hosts」ファイルは、ホスト名とIPアドレスを対応させるためのファイルです。ひとまず実例を見てみましょう。 127.0.0.1 localhost localhost.localdomain 192.168.0.10 station10 station10.example.net 192.168.0.11 station11 station11.example.net各行に、IPアドレスと、それに対応するホスト名が記述されています。したがって、たとえば上記のような/etc/hostsがあった場合、たとえば次のように実行すると、IPアドレス192.168.0.11のホストにSSHで接続できます。 $ ssh station11.example.netさて、DNSのことを学んでいる方であれば、ここで「それはDNSに
今回は、「/etc/nsswitch.conf」ファイルについて見ていきましょう。 「/etc/nsswitch.conf」ファイルは、名前解決を行う優先順位を指定するファイルです。具体的に、/etc/nsswitch.confファイルの設定例を見てみましょう。 hosts: files dnsこの設定は、「ホスト名に関する名前解決を行う順が、ローカルにあるファイル→DNSサーバ」ということを表します。具体的には、何らかの名前解決を行う際、まずfilesの指定によりローカルにあるファイル(/etc/hostsなど)が参照され、これに失敗するとdnsの指定により「/etc/resolv.conf」に指定したDNSサーバに問い合わせが行われる、という順になります。 この順番が大きな意味を持つのは、問い合わせた情報に対する応答が異なる場合です。たとえば、「/etc/hosts」には「www.ex
今回は、「モノリシックカーネルとマイクロカーネル」について。 「モノリシックカーネル」の「Monolithic」とは、「一枚岩である」という意味です。カーネルの設計において、OSのほとんどの機能をカーネルに盛り込み、一体化させたもの、ということができます。たとえば入出力の機能やネットワーク機能、デバイスのサポートなどの全てをカーネルが一手に引き受けます。この方法のメリットとしては、OS全体が一体化しているため、実行速度が速いという点が挙げられています。以前のUNIX系OSでは、このモノリシック方式のカーネルが採用されていました。 一方、「マイクロカーネル」は、文字通り「小さなカーネル」です。この方式では、カーネルは割り込み処理やプロセス間通信の処理など、OSの中核として必要最小限の機能だけを持っています。他の処理は「モジュール」に任せます。マイクロカーネルのメリットは、カーネルの肥大化を防
今回は、「/bin」「/usr/bin」「/usr/local/bin」ディレクトリの使い分けについて。 これらのディレクトリには、コマンドやスクリプト、プログラムなどのバイナリファイルが置かれます。ところで、これらのディレクトリはどのように使い分けされているのでしょうか? まず、「/bin」ディレクトリには、シングルユーザモードでも利用できるコマンドを置きます。逆の言い方をすると、「/usr/bin」や「/usr/local/bin」に置かれているコマンドなどはシングルユーザモードで利用できないということになります。シングルユーザモードは、基本的にOSが壊れて正常に起動できないなど非常時に利用するものですので、「/bin」にはごく基本的かつ非常時に利用するコマンドが置かれることになります。 「/usr/bin」には、「シングルユーザモードで利用しない」かつ「RPMやdebなどのパッケージ
今回は、「/var/run」ディレクトリについて。 「/var/run」ディレクトリは、システムを起動した後の情報が格納されるディレクトリです。このディレクトリには、主に実行中のプロセスに関する情報が格納された「pidファイル」が存在します。/var/runディレクトリは一般ユーザでも参照できますので、lsコマンドで参照してみてください。 -- $ ls /var/run autofs.pid crond.pid messagebus.pid -- 「.pid」で終わっているファイルがpidファイルです。このファイルには、該当するプロセスのプロセスIDなどの情報が記述されています。たとえば、/var/run/crond.pidファイルには、crondのプロセスIDが記述されています。 このファイルは、スクリプトやほかのプロセスで利用されます。プロセスIDが記述されているので、このファイルは
今回は、「IPフォワード(IP Forward)」について。前回、「ルーティング」について取り上げました。今回の話題は、そのルーティングをLinuxマシンで実現しようという話です。 Linuxのマシンに2枚のNIC(ネットワークインターフェイス)を差し、ホストが2つのネットワークに接続されているものとします。このとき、通常は、パケットは2枚のインターフェイスを超えて届くことはなく、片方のNICでやりとりするパケットは、もう片方のNICではやりとりされることはありません。 ここで、「IPフォワード」という技術が用意されています。この技術は、その名の通り、2つのNICの間でパケットを転送するという技術です。これにより、パケットが異なるネットワークの間を往き来できるようになります。 LinuxでIPフォワードを有効にするには、「/etc/sysctl.conf」ファイルに、「net.ipv4.i
101試験 出題範囲 LinuCレベル1に認定されるためにはこの試験と102試験の受験が必須です。Linuxのすべてのディストリビューションに共通のLinuxプロフェッショナルにとって必要なスキルをカバーしています。 出題範囲のそれぞれの項目には、重要度として重み付けがなされています。重要度は、それぞれのトピックスの相対的な重要性を示しています。重要度が高いトピックスほど、試験において多くの問題が出題されます。 なお、過去のバージョンの出題範囲との違いはこちらで確認できます。 ・旧バージョンの出題範囲との差分一覧 ・LinuCレベル1 Version10.0学習教材
Linux技術者認定「LinuC(リナック)」とは、クラウド/DX時代のITエンジニアに求められるシステム構築から運用管理に必要なスキルを証明できる技術者認定です。アーキテクチャ設計からシステム構築、運用管理までの技術領域を広くカバーしており、4つのレベルの認定取得を通じて一歩ずつ確実に求められるスキルを習得し、それを証明することができます。 LinuCの出題範囲策定や試験開発は、実際に現場で活躍しているハイレベルなITエンジニアが参加するコミュニティによって行われています。そのため、グローバルで業界標準として利用されている技術領域をカバーし、システム開発や運用管理の現場で本当に必要とされる知識や実践的なスキルを問う内容になっています。その結果として従来型のLinux領域にとどまった技術認定とは異なり、国内・海外を問わず活躍を目指すITエンジニアにとっても十分役立つ技術者認定となりました。
LPICを過去に受験された皆さまへ 【過去の受験履歴の取り扱いのご説明】 過去にLPI-Japanが運用していた時(2018年8月以前)にLPICを受験された皆さまの受験履歴は、LinuCとして責任を持って管理させていただきます。 (2018年9月以降にLPICを受験された方々への受験料半額負担は終了いたしました) 対象:2018年8月以前にLPICを受験された皆さま全員 お手続き期間:無期限 私たちLPI-JapanはITプロフェッショナルの技術力の認定機関として、Linuxの技術力の認定に使用する試験はLPICより問題文の表現などの品質向上や出題範囲の改善を行い、今のITの現場で求められる技術にフォーカスし、クラウド時代に活躍できる技術力の認定となった「LinuC(リナック)」を運用しております。今後もLPI-Japan運用の元に受験されたLPICの受験履歴および取得された認定資格は、
Linuxを扱うシステム管理者が知っておくべき運用管理の基礎知識の学習に最適な教科書 LPI-Japanは、Linux/OSS技術者教育に利用していただくことを目的とした教材「Linuxシステム管理標準教科書」を開発し、無償にて公開しています。 本教材は、多くの教育機関や学習者に活用されている「Linux標準教科書」「Linuxサーバー構築標準教科書」の続編として開発されました。Linuxシステムの普及拡大とともに、「運用管理に関わる基礎知識」が必要とされています。本教材は、Linuxを扱うシステム管理者が知っておきたい運用管理の基本を、実習を交えて理解することを目的としています。 LinuCレベル1・LinuCレベル2の内容の学習にも役立つ内容となっています。 本教材は試験対策教材ではありません LinuCの試験対策には市販の教材(レベル1向け・レベル2向け・レベル3向け)をご利用くださ
Linuxサーバの構築・運用に最低限必要なセキュリティの知識の学習に最適な教科書 LPI-Japanは、Linux/OSS技術者教育に利用していただくことを目的とした教材「Linuxセキュリティ標準教科書」を開発し、無償にて公開しています。 Linuxは、多くのシステムにおいてサーバOSとして採用されるようになり、社会における重要な位置を任されるOSへと成長しました。同時に、標的型攻撃をはじめとしたサイバー攻撃は年々高度化しており、Linuxシステムにおいても高いセキュリティレベルの確保、またセキュアなLinuxシステムを構築することのできるスキルを持った人材の育成は優先度の高い課題の一つとなっています。本教材は、Linuxにおけるセキュリティを学習・再認識するために最低限必要となる知識を体系的にまとめた内容となっています。本教材が教育機関や企業研修でのLinux/OSSにおけるセキュリテ
仮想化・高可用性システムを構築したい方に最適な教科書 LPI-Japanは、Linux/OSS技術者教育に利用していただくことを目的とした教材「高信頼システム構築標準教科書 ― 仮想化と高可用性 ―」を開発し、無償にて公開しています。 本教材は、大手ITベンダーをはじめとする多くの企業からの、「Linux/OSSを使った高信頼システムを構築するための実践的なガイドブックが欲しい」という要望に応えて開発されました。クラウドサービスやプライベートクラウドの利用が拡大する中、クラウド基盤をはじめとするミッションクリティカルシステムでのLinux/OSSのニーズはますます高まっています。中でもクラウド基盤構築の中核技術である「仮想化技術」と、サーバ間連携など信頼性の高いシステムを構築するための「高可用性技術」は、IT技術者にとって必須の技術となっています。本教材は、このような技術の習得に役立つ実践
新バージョン(Ver.4.0.0)公開! Linuxサーバーの構築について基礎から実習形式で学習することができる教科書です 本教科書はLinuCレベル2の出題範囲に含まれるサーバー構築に必要な知識について、実習形式で学習を進めることができるテキストです。自分で構築したサーバーの環境で実際にWebアクセスをしたりメールの送受信をしたりすることで、サーバーの動作原理やプロトコルの仕組みを理解することができます。 Ver.4.0.0では仮想化技術/仮想マシンの解説や実践方法を追加するとともに、最新のLinuxディストリビューションAlmaLinux9.3に対応しました。また授業や研修だけでなく独学でも読み進められるよう、構成を見直しました。 本教科書はこれまでに10万回以上ダウンロードされ、最新版のVer4.0.0も公開後1ヶ月で4,000ダウンロードを超えるなど「サーバー構築初学者の学習に使え
20万ダウンロード突破! 初心者の方が基礎からLinuxを学習するために最適な教科書 LPI-Japanは、Linux/OSS技術者教育に利用していただくことを目的とした教材「Linux標準教科書」を開発し、無償にて公開しています。 基本的なコマンド、正規表現、シェルスクリプト、ファイル管理など、Linuxの基礎知識を系統立てて学べるように構成されており、初心者の方が基礎からLinuxを学ぶために最適な内容となっています。操作手順をひとつずつ説明している本教材はすでに20万回以上ダウンロードされ、「授業でも自習でも使える実践的な教科書」として学校教育、若手エンジニア教育、個人学習などに広くご利用いただいています。 Linux標準教科書で学習する内容は、LinuCレベル1の101試験と102試験の受験にも役立つ内容となっています。 本教材は試験対策教材ではありません LinuCの試験対策には
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