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いま聞きたいQ&A 民主主義はいま、衰退に向かっているのでしょうか? 2020/11/18 民主国家で暮らす人の数は世界の46%(2020年時点)。すでに民主主義は世界の少数派となっているとも言えます。そこには、民主化によって必ずしも豊かな暮らしが実現しないばかりか、貧富の格差が広がったことへの失望があるでしょう。民主主義そのもの、とうよりそれが保障する自由競争における資本主義のあり方が問われています。 民主化すれば豊かになれるとは限らない ここ数年、世界各地で国家の強権化や人種間の対立・分断などが進み、民主主義は衰退に向かっているのではないかという懸念が広がっています。 スウェーデンの調査機関V-Demによると、2019年に民主主義の国・地域は世界で87を数えたのに対し、非民主主義の国・地域は92に上りました。民主国家の数が非民主国家を下回るのは18年ぶりのことです。人口で見ても、20年
いま聞きたいQ&A 国債の価格と利回りが上下する仕組みについて、分かりやすく教えてください。 2019/12/18 「国債利回り」とは、実際に得られる年間収益率です。国債の金利は発行の時期によって異なります。また株式と同様に市場での売買があり価格も常に変動しています。しかし償還時には購入金額にかかわらず額面金額が戻ってくるため、まったく同じ国債でも購入価格によって損益が異なり、つまり利回りが変動するのです。 金利収入に売買差益も加えた収益率が「国債利回り」 「元本保証といわれている国債の価格が、なぜ上下するのだろうか」 これから投資を始めようという人や、金融の知識がそれほどない人ならば、こんなふうに思うかもしれません。この素朴な疑問を解くためには、最初に国債の価値を表すいくつかの言葉について整理しておく必要がありそうです。 国債の価値は、一般に「表面利率」「国債価格」「国債利回り」などの用
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いま聞きたいQ&A 利回りがマイナスの債券が増えている背景と、その意味について教えてください。 2019/9/26 金利収入ではなく売買差益を狙った債券取引 世界で「利回りがマイナスの債券」が増えています。残高は約17兆ドル(約1,800兆円)と2019年のはじめから倍増し、いまや債券全体の約4分の1を占める規模となりました。特に日本と欧州でマイナス利回りが目立っており、日本では9月19日現在、10年物国債の利回りがマイナス0.2%前後で推移しています。20年債の利回りもかろうじてプラスを維持している状態です。 欧州では10年物国債のマイナス利回りが複数の国に広がっています。9月19日現在でフランスがマイナス0.2%前後、ドイツがマイナス0.5%前後、スイスがマイナス0.7%台といった具合です。8月以降はドイツの30年債やスイスの50年債など、いわゆる超長期国債においても利回りがマイナスと
江戸時代の庶民の生活を記した「文政年間漫録」という文献には、大工さんの収入と生活費が記録されています。 これによれば、大工さんの日当は銀5匁4分。今のお金にすると1万2000円弱。正月、節句などの休日や、天候の理由で仕事を休む日を除くと、年間の労働日数は294日で、年収は銀1貫587匁6分。343万円ぐらいです。 四畳半2間の住まいは、家賃が年間で銀120匁(約26万円、1カ月当たり約2万1000円)。家族3人(夫婦と子ども1人)のお米代も同じぐらいで年間銀120匁。調味料代や光熱費に相当する「調味・薪炭代」の割合が高く、年間700匁(151万円)と年収の半分近くを占めていました。贅沢品や娯楽などに使えるお金は決して多くなかったと想像できます。 食品の値段を見ると、お豆腐は1丁12文で390円ぐらい。お味噌は量によってさまざまで、12~100文(390~3250円)。江戸時代に普及したとい
今回はテクニカル分析に関するご質問です。「新値三本足」とは、日本に古くから伝わる罫線(けいせん)です。呼び名がたくさんあり、「三線転換」、「三本抜き新値足」、「新値三段」などとも呼ばれていますが、その内容はすべて同じです。最大の特徴は、チャートから時間の概念を一切排除している点にあります。 通常、株価のチャートは縦軸に株価、横軸に時間の経過が表されています。そのようなグラフ上に、日足なら1日1本の足(線)が描かれます。また、週足なら1週間で1本、月足なら1カ月で1本というように、時間の経過とともに新たな足が書き込まれてゆきます。普段見慣れているチャートはほとんどがこのような決まりごとで作られています。 これに対して「新値三本足」は、グラフの横軸にあたる時間というものを排除して描かれます。株価のたどった値幅だけに着目して、そこから本当の相場の動きを読み取ろうとするものです。同じような考え方の
みんなが欲しい量より、商品が少なくなると、値段は上がり、お金の価値が下がります。 これをインフレーション(インフレ)といいます。 まとめ インフレとは、モノの値段が全体的に上がり、お金の価値が下がることです。 インフレの原因のひとつに好景気があります。景気が良いとモノがよく売れて、需要が供給を上回り、モノの値段が上がります。(ディマンド・プル・インフレ) また、賃金や原料の高騰などで、モノを作るための費用が上がり、モノの値段が上がることがあります。(コスト・プッシュ・インフレ)
今回は「江戸時代のお金の価値」についてご紹介しましょう。 テレビの時代劇などでもよく扱われる江戸時代ですが、歴史的には、戦乱の世であった戦国時代が終わって政治が安定し、農業の技術も飛躍的に発達して人口も増え、農業以外の産業もおおいに発展した時代でした。 農業では木綿などの医療原料となる作物や、野菜、たばこ、お茶などの栽培が広がり、清酒(お酒)や醤油などの生産も普及しました。お金(通貨)の単位と発行制度も整備され、「両(りょう)」「分(ぶ)」「朱(しゅ)」をはじめとする金貨・銀貨が使われるようになったのもこの頃です。(コラム09「大判・小判から一文銭まで……江戸時代のお金のしくみは?参照」) 江戸時代と現在では、生活のしかたも、人々の使っていた品物の種類も、物価状況も違うので、お金の価値を単純に比べることはできません。 あくまで参考となる例として、日本銀行金融研究所貨幣博物館の資料では「当時
この記事は2021年10月27日に更新されていますので、こちらをご参照ください。 投資における「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の位置づけは、どう考えればいいですか? (2021年10月27日) 今回は証券投資のリターン(収益)に関する基本的なご質問をいただきました。あらためてインカムゲイン、キャピタルゲインについて考えてみたいと思います。 一般的にインカムゲイン(income gain)とは、資産運用に際して、ある資産を保有することで安定的・継続的に受け取ることのできる現金収入のことを指します。銀行預金や利付債券の受取利息、投資信託の収益分配金がそれに該当します。不動産投資の場合は家賃収入です。株式投資の場合、株主が企業から受け取る配当金がインカムゲインとなります。 これに対してキャピタルゲイン(capital gain)は、保有していた資産の値段が変動することによって得られる収益
デリバティブはいくつかの種類に分けることができる。まず取引の仕方によって「先物」「オプション」「スワップ」の3つに分けられる。さらに、デリバティブ取引の対象となる商品(原資産)によっても分類できる。 先物取引 ある商品について、将来の一定期間後にいくらで取引するかを現時点で約束する取引を先物取引と呼んでいる。もともとは天候や豊作・不作によって価格が変動しやすい農産物の取引から始まって、現在も、さまざまな農産物の先物取引が行われている。 また、金融商品を対象とした「金融先物取引」もある。ある国の通貨を別の国の通貨に交換する際の為替相場を対象とする「通貨先物」、債券を対象とする「債券先物」、日経平均株価のような指数を対象とした「株価指数先物」などだ。 オプション 先物取引に似ているが、ある原資産について、将来の一定期間後に、ある値段で取引できる「権利」を売買するのがオプション取引だ。先物取引と
中国株価の動きが急だ。代表的指数である上海総合指数で見ると、9月中旬過ぎまでほぼ3年間に渡って基調的に下げ続けて2700前後だった。しかしそこから突如急騰に転じて、直近の高値は3670台(10月初旬)。つまり指数はポイントで見て1000弱、%にして37%も上昇した。一連の金融・経済措置(後述)を反映したものだ。しかしその後は一転して不安定な動きとなっている。 続きを読む
明治時代の「1円」って、今のお金に換算するとどれぐらい価値があったのだろう? …昔の時代を描いたテレビドラマを見て、そんなことを考えたこともあるかもしれません。 明治時代は、欧米の文化がどんどん日本に入ってきた時期であり、パンやコーヒー、カレーライスやビールといった洋食、背広やワイシャツといった洋服が少しずつ普及し、さらに映画のような新しい娯楽が始まったのもこの頃でした。 単純に、明治30年頃の物価と、今の物価を比べると、今の物価は当時の3800倍ぐらいです。つまり明治時代の1円は、今の3800円ぐらいに相当することになります。 とはいえ、昔のお金と今のお金の価値を比べるのはなかなか難しいことです。人々の仕事の種類も生活のしかたも違いますし、生活に必要な品物も異なるからです。物価も賃金水準も年々変化しているので、明治時代でも前半と後半では違いがあります。 そのことを踏まえて、試算してみるこ
期待収益率の低下が投資需要の減少を招く 長期停滞とは一般に、ある国や地域において収益性の高い有望な投資先やビジネス機会が減ることにより経済成長率が低下し、その低成長状態が長期間にわたって続くことをいいます。企業の設備投資を例にとるならば、それが将来的にどれだけの収益を生むかという「投資の期待収益率」が低すぎるために、実質金利(名目金利-物価上昇率)が下がっても設備投資がいっこうに盛り上がらないような状態です。 米国の元財務長官で現在はハーバード大学の教授を務めるローレンス・サマーズ氏が、昨年(2013年)11月にIMF(国際通貨基金)の会合で先進国経済の「長期停滞論」を提唱し、大きな注目を集めました。2008年の金融危機以降、FRB(米連邦準備理事会)が未曽有の金融緩和を行って低金利が続いているにもかかわらず、米国の景気が本格的に回復しないのは、潜在力を大幅に下回る低成長によって米国経済が
・輸出が好調になると、海外の通貨で受け取った代金を円に交換することが多くなり、円の需要が増えて、円の値上がり=円高になる傾向があります。 ・他の国より日本の金利が高いと、円に交換して預金をして、利子を受け取ろうとするので円高になる傾向があります。 ・資産は安全な通貨で持っていたいので、日本の政治や経済が安定していると、円の交換が増え、円高になる傾向があります。
2015年4月22日 第136回「各国経済の強さと弱さ PART13(欧州編)」ドイツ : 過ぎる輸出依存 / 移民依存の経済 これまでの連載の中で成功者としてのドイツを取り上げてきた。「欧州の優等生」といわれる理由は十分にあった。ドイツ製品は車など我々の身の回りにたくさんあり、それは成功の証だ。国際政治におけるメルケル首相の地位は上がる一方だし、今年(2015年)のサミット(先進7カ国首脳会議)はドイツで開かれる。再び世界の目がドイツに向かう年となろう。しかし、ドイツも他国と同じように多くの問題を抱えている。それは成功故に存在するものもあるが、将来、心配な構造的なものもある。今回はそのいくつかを解説する。 過ぎる輸出依存 ドイツが抱える問題としてまず挙げられるのは、「過大な輸出依存の経済」「膨大な貿易収支の黒字」といえる。輸出力が強く、それによって黒字が出ていることは一見良いことともいえ
「国内総生産」を、GDP(Gross Domestic Product)といいます。GDPは国内で生産されたモノやサービスの総額で、経済の規模をあらわすモノサシとなっています。GDPほかに、「国民総生産」GNP(Gross National Product)があります。GNPは、”国民の総生産額”になるので、その国の企業や国民が海外で生産したモノやサービスの金額も加わっています。 ・世界の国々がどのくらいの経済力を持っているかを表す方法で、もっとも多く使われているのがGDP=「国内総生産」です。 ・GDPは、1年ごとの数値の他、四半期(三カ月)ごとの速報値があります。また、多くの経済予測機関からの予測値も発表され、その国の経済の見通しをはかる目安として利用されます。
前回まで米国経済の相対的な強さから生じている金融政策を巡る国内論争を4回シリーズで扱ってきた。その中で“そもそも的”なことを説明し忘れているかもしれないと考えた。なぜ今、米国経済が“抜け出し”の状態にあるのかに関して、根本的な説明が抜けていたかもしれないと思ったのだ。そこで今回から数回に渡って、米国、日本、それにEU(欧州)の経済の「強さと弱さ」を総花的ではなくいくつかのポイントに絞って取り上げることにする。各国(地域)経済が「今置かれた状況になぜあるのか」を明らかにすることで、読者の皆さんが今の世界経済を考える上でのよいきっかけになると思うからだ。 増える身の周りの米製品 米国経済の強さは、実は日本に住む我々の身の周りにひしひしと迫ってきている。9月中旬以降、いったい何台のiPhone6や同 plusが日本で売れたのか。もはや私の身の周りはそれ以前の機種を含めてiPhoneだらけだ。日本
債券を利用する上で、ぜひ理解しておきたいのが「利回り」という言葉だ。似たような言葉には「利子」や「利息」もある。ここで整理して紹介しよう。 債券は「お金の貸し借り」の手段の一つだ。だから通常の貸し借りと同様、お金を貸した人はその見返りとして、あらかじめ決められた率のお金を借り手から受け取ることができる。この見返りとしてのお金を「利子」または「利息」と呼んでいる。 「利回り」とは、これらとは少し違う性質のものだ。 債券は株式と同じように自由に売り買いできるので、その値段も変動している。だから、たとえ券面に書かれた利率は同じでも、買ったときの値段が高かったか安かったかによって、”おトク度”は違ってくる。その人が、その債券を買った時の金額(投資額)と、最終的に受け取るお金(元金と利子)を踏まえて計算したおトク度のことを「利回り」というんだ。 買った時の値段によって、利回りが変わる ここに額面金額
「日本を含めて再びマーケットが世界的にも動意を見せ始めている」(前回寄稿文の冒頭部分)との筆者の見方は、本サイトでリリース前後に日米の株価が高値追いに入り、指数も大きく動いたことである程度裏付けられたと思う。相場はいつでもターン(方向転換)することがあるので慢心は避けなければならないが、大きな枠組みから考えれば、日米中心に総じて強い基調が当面続くと考えるのが妥当だ。 続きを読む
お金が広く使われるようになると、どこへ行ってもみんなが価値があると認めるものが求められるようになってきました。そこで選ばれたのが金(きん)です。 金(きん)は世界中で通用しますが、持ち運びが不便です。そこで、各国の中央銀行が、金庫に保管している金と同じ額の「紙」を発行しました。これが紙の貨幣=「紙幣」の始まりです。 このしくみを「金本位制度」といいます。 豆知識:最初に金本位制度をとったのは、イギリスで1816年のことです。金1オンス(31.1035グラム)=3ポンド17シリング10ペンス半と定められました。 日本も1897年(明治30年)に金本位制度を採用しました。
アメリカのドルに対して、円の価値が下がると、円安・ドル高になります。 アメリカからの輸入が増えると、その分ドルが必要になり、円をドルに交換することが多くなるので、ドルの値上がり(円の値下がり)=円安・ドル高になる傾向があります。 ・円高と円安は正反対です ・円安とは、海外の通貨と比べて円の価値が下がることです。 ・円安になると、輸出関連産業が恩恵を受ける一方、輸入関連産業は損をします。
日本でお札(紙幣)を発行できるのは日本銀行だけです。 なお硬貨(500円・100円・50円・10円・5円・1円)は国が発行しています。 日本銀行は、政府の委託を受け、国のお金を管理しています。 また、国債の発行や外国為替の決済処理も行っています。 日本銀行は、市中銀行の預金の一部を無利子の当座預金で預かっています。 その預金は他の金融機関等へのお金の貸付けなどに利用されています。 日本銀行は次の3つの役割があります。 ・発券銀行としての役割 ・政府の銀行 ・銀行の銀行 国の金融の役割の中心を果たすことから「中央銀行」と呼ばれます。
預金者から預かった現金を「本源的預金」といいます。銀行は、この預金から現金を引き出すお客さんに備えて、一定額を手元に残し(「準備預金」)、残りを貸付にまわします。 貸付は、相手(ここではパンダさん)の口座に入金することなので、銀行の口座預金は見かけ上増えます。 増えた預金のうち、準備預金を除いた額が、貸付にまわされます。これが繰り返され、結果として元の預金の何倍もの貸付が行われていきます。なお、準備預金をどのくらいにするかは日本銀行によって決められます。 銀行が、預金を元手に貸付をしては見かけ上の銀行預金を増やし、また貸付を行うことを「信用創造」といいます。これは、銀行に信用があること、そして貸したお金が順調に返済されることが前提です。もし、銀行が信用を失うと、預金者がいっせいに預金を引き出そうとする「取り付け騒ぎ」がおきて、金融システムに大きな不安を引きおこします。
学習教材無料提供 / 最優秀賞チームを海外研修旅行にご招待! 日経STOCKリーグは、中・高・大学生を対象にした金融・経済学習コンテストです。参加学生は経済や株式投資について勉強しながら、企業を知り、社会を見る目を養うことができます。 希望者は期間中、日経電子版等を無料でお読みいただけます。レポート作成にご活用ください。 主催:日本経済新聞社 特別協賛:野村ホールディングス
「そもそも講座」の“そもそも”の視点に立ち戻って、今回は緊急時の対応を含めて「経済政策で何が必要か」を考えてみたいと思う。というのも、東日本大震災への経済対策は、今の政府のやり方では「時間がかかり過ぎる」「効果が低減してしまう」と思うからである。 素早く、予想外に 端的に言おう。通常時でもそうだが、特に緊急時において経済政策が有効であり効果を発揮するためには、「タイミングを失することなく素早く」「やや意表を突く予想外の」という二つの要因を満たさなければならない。ずっと日本を含めて各国の政策を見ていてそう思う。ところが今の日本では、震災国債か、時限増税か、それとも現行政策の見直しか……という議論ばかりが続く。そうしているうちに国民の間に「ちっとも進まないな」という印象が残り、この二つの条件がどんどん失われていってしまっている気がする。 なぜ「タイミングを失することなく素早く」なのか。それは、
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