石破首相とアメリカトランプ大統領との、対面では「初」となる会談。「あの2人はケミストリーが合わない」(外相経験者)との声もある中、石破首相は勉強会を繰り返し、「対トランプ戦略」を練って臨む。その「秘策」とは。 ■秘策(1)「結論を先、シンプルに」国会などでの首相の答弁は、「石破構文」とやゆされるように理屈・説明から入り、結論を言うかと思ったら濁すという「話法」だ。国会での対野党戦略では、野党から「攻めづらい」といわれるプラス面もあるが対トランプ戦略では「真逆」が求められる。 実は石破首相、先週の土日も返上で「トランプ作戦会議」を官僚などのスタッフとやっていたが、一番周りからアドバイスを受けたのはこの「結論を先、シンプルに」という点だったそうだ。首相は「普段と真逆のことをやればいいと思えば簡単だ」などと強気だが、本番で国会と「真逆のプレゼンスタイル」が実行できるかが問われる。 もう1つのこだ