メジャーリーグ、ドジャースの大谷翔平選手の預金口座から約1700万ドル(約26億円)をだまし取った銀行詐欺などの罪に問われた元通訳、水原一平被告に対する判決は、求刑通り禁錮4年9月が言い渡され、大谷選手への被害額全額の賠償も命じた。 何よりも違和感が拭えなかったのは、水原被告が訴えた情状酌量面だ。水原氏は、通訳業務以外でも、大谷選手に関することでいつでも対応可能な状態で働き、「著しく低賃金だった」などと主張していた。検察側はこうした主張に対し、大谷選手がSUVタイプのポルシェを贈呈していたことや、飛行機のファーストクラスを手配されていたことなどを提示。大谷選手は用事を頼むたびにチップを渡し、百万円単位のボーナスを渡していたことも明らかにした。大谷選手がドジャース移籍後の水原被告の年俸も50万ドル(約7700万円)に上がっており、生活に困窮していたというのは理解に苦しむ。 私もそうだったが、