昨秋の兵庫県知事選をめぐり、SNSに虚偽の内容を投稿され名誉を傷つけられたとして、政治団体「NHKから国民を守る党」(現・NHK党)の立花孝志党首(57)が県議から刑事告訴された問題で、県警は4日、立花党首を名誉毀損(きそん)容疑で神戸地検に書類送検した。 【写真】参院選兵庫選挙区への立候補について記者会見で話す立花孝志氏=2025年5月13日午後4時2分、兵庫県庁、滝坪潤一撮影 捜査関係者らへの取材でわかった。地検は、刑事責任を問うかどうか慎重に判断する。 告訴した奥谷謙一県議(39)は、自宅兼事務所前で立花氏が行った街頭演説をめぐっても、威力業務妨害と脅迫容疑で被害届を出していた。県警は両容疑についても書類送検した。 奥谷県議は、斎藤元彦知事らが内部告発された問題を調べるための県議会調査特別委員会(百条委員会)で、委員長を務めていた。 一方の立花党首は知事選に立候補したが、自身の当選を