総務省統計局が5月27日に公表した『住民基本台帳人口移動報告』。2025年4月の日本国内の人口移動は、全体的に前年同月を下回る減少傾向を示しました。市区町村間、都道府県間、都道府県内のいずれの移動者数も落ち込み、「日本人が動かなくなった」という衝撃的なデータが浮き彫りになりました。 【ランキング】東京23区「土砂災害リスク」ワースト23 「内向き日本人」と「外向き外国人」…知られざる人口移動の最新状況総移動者数は68万3,859人。前年同月比で4万3,812人(6.0%)も減少しています。特に、都道府県を越える長距離移動が大きく落ち込み、その数は3万1,356人(7.8%)減の36万8,109人。同じ都道府県内の移動も1万2,456人(3.8%)減の31万5,750人。これらの数字が示すのは、日本人の間に広がる「居住地選択への慎重な姿勢」、そして、社会経済状況の変化がもたらす「閉塞感」かも