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衆院選
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おしっこやうんちがいつもと違う? 若いころほど動かなくなった、なんとなく元気がないかも――。年齢を重ねシニア期に入ると、愛猫の体調不良や変化を感じる飼い主さんは多いはず。昨年刊行され好評の『ねこほぐし』に続き、この2月、『シニアねこほぐし』(いずれも産業編集センター)を執筆した獣医師の中桐由貴さんに、シニア猫の気になる症状、家で飼い主ができるマッサージなどのホームケアについてお話を伺った。 未病の段階でホームケアを 猫は、6、7歳ごろからシニア期に差し掛かり、11歳ごろからは行動や見た目にも老化現象が出るようになり、体調不良や病気にかかる可能性も高くなっていく。 「平均寿命はだいたい15歳ぐらいと犬とあまり変わりませんが、猫は20歳を超え長生きする子も多くいます。すると相対的にシニア期と言われる期間が長くなるので、日々のケアがとても重要になってきます」と中桐先生。 若いころと比べて活動的で
18歳のイヌオちゃん「ママおやつくださいー!」 近頃、18歳の愛猫イヌオの夜鳴きが激しくなってきました。ごはんをねだって何度も鳴くので、ついつい「また?」と言ってしまうこともあります。寝不足が続くとけっこうつらくもあり……。そもそも、なぜ鳴くの?高齢猫の飼い主さんはどうしているの? 周囲に聞きながら考えてみました。 (末尾に写真特集があります) 夜の静寂をやぶる鳴き声 ぎゃあ、ぎゃあ~! 秋の夜の静寂をやぶるように、大きな鳴き声が響きます。寝返りを打ってそのまま寝ていると、耳元で、ぎゃあ~! 起きてフードをあげると、イヌオはもぐもぐ食べて、1時間後にまた鳴く。さらにまた1時間後に、忘れたように、ぎゃあ~! 「3時、4時、そして5時か、ねむい」。目をこすって、ふーっとため息。 数カ月前から、イヌオがよく鳴くようになりました。声も若い頃の澄んだソプラノと違い、しわがれて。 深夜、私のベッドの上
まるでわが子のように子猫を抱っこするピーちゃん 阪神・淡路大震災の混乱期に保護されたピーちゃんのもとに3匹の子猫がやってきた。26歳差のシニア猫と子猫の心温まる様子は、まさに年の離れたよき相棒。ピーちゃんの26歳とは思えないお達者ぶり、子猫の母親になったような溺愛ぶりを、写真とともに、じっくりご覧ください。 (末尾に写真特集があります) 阪神・淡路大震災の混乱期に保護されたご長寿猫 本誌2020年3月号の「阪神・淡路大震災直後に生まれたピーちゃん、御年25歳!」という記事を覚えているだろうか?かなり時間も経っているので、まずはピーちゃんの生い立ちから紹介しよう。 ピーちゃんと飼い主の藤藪みさ子さんとの出会いは、今から26年前の1995年、関西地方に未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災が発生して間もない頃。藤藪さんの長男と長女が「小学校の側溝に落ちていた」と、まだ目も開いていない小さな子
温かみのある動物がどれほど生活に癒やしを与えてくれるか、想像以上に違いない(NPO法人「猫と人を繋ぐツキネコ北海道」提供) 公益社団法人アニマル・ドネーション(アニドネ)代表理事の西平衣里です。自分が何歳になるまで愛する犬や猫と暮らせるか、と考えることはありませんか?私は、いつも考えています。犬猫を残して死ぬのは無責任でしょう、だけど一方でこのいとおしく温かい存在が側にいない生活も考えられない、と思います。今回はそんなキモチに寄り添う施策にチャレンジしている保護団体さんをご紹介します。 (末尾に写真特集があります) 利用者の声から始まった「永年預かり制度」 北海道の札幌で保護猫カフェを営みながら、年間に400匹近い猫の保護活動を続けているNPO法人 「猫と人を繋ぐツキネコ北海道」。数年前からシニアの方々に保護猫を預かってもらう「永年預かり制度」をスタートさせました。きっかけは、保護猫カフェ
人間のために働かされる様々な動物がいますが、人間に利用される動物の実態はどれも悲惨です。JAVAはいかなる動物の使役にも反対しています。今回は、盲導犬のパピーウォーカーのボランティアをして、予想外の悲しい現実を知り、盲導犬制度に大きな疑問を持った佐藤まちえさんに盲導犬の一生についてご寄稿いただきました。 「私が見た盲導犬の一生」(佐藤まちえ) 我が家では人の役に立つと思い盲導犬のボランティアをしましたが、疑問や驚くことが多く、盲導犬制度についてあまりにも無知だったと後悔しました。気がつけば、私は今まで一度も楽しそうな盲導犬を見たことがありません。 ◆次々に代わる飼い主 盲導犬は、せいぜい15年の短い一生に飼い主が最低5回も代わります。繁殖家庭で生まれ、パピーウォーカー家庭(団体に登録したボランティア家庭、以下PWと略す)で育ち、次は訓練を受ける盲導犬育成団体(犬の所有者)、4番目は盲導犬の
渋谷からほど近いビルの中にある精神科クリニック。3年半前にオープンしたこのクリニックで、スタッフと共に通勤してくる犬が患者さんたちを迎え、皆に愛されているという。どんなふうに過ごしているのか、会いにいってみた。 (末尾に写真特集があります) 灰色の大きな犬 夜6時頃に訪れると、待合室に数名の患者さんが座っていた。とても静かで、犬がいる気配はない。すると、受付にいた女性が教えてくれた。 「さっき雷が鳴ったので、まだショックから立ち直れないんです」 ここですよ、と言われ受付のカウンターをのぞくと、灰色の大きな犬がテーブルの下に寝そべっていた。ちょっと眠そうな顔をしている。 待合室で患者さんに撫でてもらい、目を細めるふく しばらくして女性が受付のカウンター横にあるドアを開けると、犬はひょこひょこと待合室のほうに出ていき、ソファに座る女性患者に近づき、寄り添うように体をくっつけた。 腰のあたりを撫
北野日奈子さん、愛犬「チップ」と(北野さん提供) 動物愛護センターで運命の出会いを果たしたチップ(雑種・メス)と暮らす、乃木坂46の北野日奈子さん。シニア期に入り、病気を患ってしまった愛犬に寄りよりそう毎日の中、今、北野さんには生涯をかけて追い続けたい夢が生まれたと話します。 チップが引き出した家族の意外な素顔 それぞれが「いつか犬か猫を飼いたい」と思いながらも、北野さんのご家族の間で動物の話題が出ることは、以前はほとんどなかったとか。ところが、チップを迎えてからというもの、家族全員の動物愛がダダ漏れになってしまったといいます。 「私と母はもともと愛が重いタイプなのですが(笑)、チップが来てからは、それまで気づかなかった父や兄の動物への愛情も感じるようになりました。野良猫の出産シーズンに、橋の下でダニまみれで鳴いていた衰弱した子猫たちを拾ってきて、動物病院で処置した後に、私と兄で譲渡先を探
北野日奈子さんと愛犬「チップ」。ふたりとも、いい笑顔!(北野さん提供) 乃木坂46の中でも、大の動物好きとしてファンにも広く知られている北野日奈子さん。千葉県の動物愛護センターで運命の出会いを果たした愛犬のチップ(雑種・メス)と過ごした14年間と、その年月を通じて育まれた思いについて、お話しいただきました。 動物愛護センターの存在を知り、ショック… もともと大の動物好きだったという北野さん。小学生時代、初めて飼った動物はハムスターでした。でも、ハムスターは寿命が2年程度と短め。2回飼ったものの、どちらもすぐに死んでしまい、そのたび大号泣したそう。 そんな北野さんの姿を見ていた両親が、「そこまで動物と暮らしたいのなら、犬を迎えてもいいかもしれない」と話し合いをしてくれたといいます。 「千葉の富里にある動物愛護センターへ行ったのは、小学4年生の12月27日でした。本当は塾の日だったけれど、どう
見ている人も幸せになれる笑顔 町の中を放浪していた、やせた大型犬ゴールデンレトリーバー。動物管理センターに収容された後、犬好きの一家に引き取られた。もりもり食べて、体重は2倍近く成長し、立派な犬になった。 (末尾に写真特集があります) 町を放浪していた大型犬 兵庫県に住む西山さんは、ふゆちゃんという元保護犬を飼っていた。譲渡サイトを通じて譲渡してもらった犬で、他の犬が苦手な犬だった。 2008年8月、ふゆちゃんと近所を散歩していると、ラブラドールレトリーバーのようなやせた大型犬がいて、後をついてきた。ふゆちゃんはうなっていたが、西山さんは、何かを訴えかけるように見つめる眼差しが気になって仕方がなかった。 穏やかな寝顔にいやされる 帰宅して家族に話すと、その犬のことを知っていると言い、前からうろうろしていると近所の人も言っていた。 西山さん一家はみんな動物好きで放っておけず、家族で捕獲しよう
創業52年の同人誌専門の印刷所「しまや出版」には「癒し課」がある。10年前から、保護猫たちがスタッフ「社猫」として、のんびりと「いい仕事」をしてきた。現在は、7匹の猫(うち2匹は在宅テレワーク)が在籍し、こだわりの本作りを応援している。 (末尾に写真特集があります) 猫が出迎えてくれる会社 荒川と隅田川がすぐそばを流れる東京都足立区の一角に「しまや出版」はある。漫画や小説など自分の本を作って自分で売りたい人のための、同人誌専門の印刷所である。本作りの相談や打ち合わせに訪れた客は、玄関を入ると、まず「猫、大丈夫ですか?」と尋ねられる。受付や打ち合わせ室は3階。4匹の子猫たちがフレンドリーな接待をしてくれる。 「猫がダメという方はほとんどいませんでした。なぜか、みなさん、猫が好きですねえ」と柔和な笑みを見せるのは、社長の小早川さん。社員からは親しみを込めて、以前の役職名「本部長」と呼ばれている
「茶トラはおっとり」「黒猫は甘えん坊」……。猫は毛柄ごとに性格が違うと言われます。でも、本当でしょうか? それを真面目に調べた研究があります。その調査を指導した元東京農業大学教授で、『トラねこのトリセツ』(東京書籍)などの監修がある動物学者の大石孝雄さんに説明してもらいました。飼い主との相性についても傾向があるそうです。 (末尾に写真特集があります) 調査は、東京農業大学で首都圏の飼い猫244匹を対象にして飼い主にアンケートして、2010年にまとめたそうです。「おとなしい」「おっとり」「甘えん坊」「気が強い」など17項目について、それぞれ5段階で評価してもらったものです。 茶トラ、茶トラ白、キジトラ、キジトラ白、ミケ、サビ、黒、黒白、白の9種類に分けて、平均値を出しました。数字が大きいほど、その性格の傾向が強いと考えられるそうです。 茶トラなど、猫の毛柄と性格。数字が大きいほど、その性格の
猫がいる会社は最近よく聞くが、なんと10匹の猫が“社員”として常駐するIT企業が都内にある。デスクや棚に猫が座り、仕事ぶりをチェックするように歩き回る。「手を貸そうか?」とばかりにキーボードを踏むことも……。なぜそこまで猫社員が増えたのか、取材してみた。 (末尾に写真特集があります) 東京都世田谷区、駒沢大学駅のすぐ近くに、アプリ開発やWeb開発を手がけるIT企業「qnote(キューノート)」はある。外観はふつうの2階建ての家屋だ。 「1歳から15歳までの猫社員が10匹、営業部に所属しています」 代表取締役の鶴田展之さん(50歳)に案内されて1階のオフィスに入ると、デスク、棚、マットなど至る所に猫がくつろいでいた。その中で、社員が黙々と作業をしている。パソコンの裏で暖をとっている猫もいる。 道路で発見されて怪我から復活したごまお 「いつもこんな感じです。時々キーボードを踏まれて、キャアーと
道路で寝る斎藤さん=まちかねこ調査隊提供 大阪大学の豊中キャンパス(大阪府豊中市)に、「斎藤さん」の愛称で親しまれた黒猫がいた。人なつっこく、講義室に入り込んでは昼寝をする。今年6月に天寿をまっとうした。学生の有志が写真集をつくるとたちまち完売。「学生時代の癒やしでした」「安らかに」。別れを惜しむ声が広がっている。 (末尾に写真特集があります) 斎藤さんは、真っ黒な毛並みに黄色い瞳が特徴のオス。授業中にもかかわらず講義室の中を歩き回ったり、机の上で学生と並んで授業を受けたりとマイペース。法学部2年の中村健太朗さん(21)は「教科書の上に乗ってきてメモがとれなかった」と笑う。 写真集を作った非公認サークルの「まちかねこ調査隊」は2011年に発足。豊中キャンパスがある待兼山(まちかねやま)にちなみ、学内に生息する猫を「まちかねこ」と呼んで観察や調査を続けてきた。現在は25匹程度が暮らしているが
ハーネス&リードは、避難所でも役立ちました 2019年10月12日。台風19号が迫る中、生まれて初めての避難は、猫といっしょに避難所に向かう「同行避難」となりました。いざ避難するとき、日頃からやっておいてよかったと感じたこともあれば、やっておけばよかったという後悔もありました。 (末尾に写真特集があります) 東京都内の水害が起きやすいとされている地域にあるわが家は、河川が氾濫すれば水没する恐れがありました。ストレスに弱い猫や子供を連れて、本当に避難するのか。迷いはありましたが、「避難準備」の発令で覚悟を決め、家族と猫とともに避難所へ向かいました。この日のために備えておいてよかったポイントをまとめます。 (1)猫の避難用品を試しておく 自分が本当に避難することを考えたときに「何」を持ち出すかだけではなく、具体的に「どんな」ものがいいかに迷いがあり、同じ悩みを抱える方もいるのでは?と感じました
「チャーハン」は、畑で暮らしていた、文字通りの野良猫。いつもボス猫に追っかけられては、畑の主に救ってもらっていた。ある夏の日、そんなチャーハンが暑さに倒れる。畑の主はチャーハンを保護して、譲渡先に送り出した……。だが、それで話は終わらなかった。 (末尾に写真特集があります) 畑に棲み着いた猫 神奈川県の辻堂で暮らす友さんは、農業をしたくて10年前に転職し、郊外の畑で野菜を作っている。妻のひかりさんの仕事は、建築設計である。 友さんが車で毎日通う、あたり一面畑のその場所には、いろいろな猫が棲みついている。いつしか1匹の黒猫が友さんになつき、餌を食べに来るようになった。その黒猫にコソコソとついてきて、お余りの餌を食べていく茶白の猫がやって来るようになったのは、3年前のこと。茶と白と半々の毛色なので、「チャーハン」と名づけられた。 彼は“はたけ猫”の中では、ひときわ大柄だった。そして、いちばんの
お寺なら殺生はしない、なんとかしてくれるだろう、と思うのか、猫を捨てる人がいる。大阪府内にたくさんの野良猫が住みついた寺院があった。そこにある日、1匹の子猫がかごに入れて捨てられていた。さいわい保護団体に見つけられ、京都にもらわれていった。 (末尾に写真特集があります) 保護団体「ワンハート大阪」(大阪府)のメンバーが2015年夏、大阪府内にあるお寺にお参りに行った。すると、参道にふたをしたかごが置いてあり、「もらってやってください」と貼り紙がしてあった。中には、茶トラの子猫が1匹入っていた。 そばにいた人に聞くと、「広い境内に猫を捨てに来る人が後を絶たない、たくさんの野良猫がいるが、せめて子猫は誰かにもらってほしい」といわれたという。 子猫は人を怖がることもなかったが、猫風邪をひいていて、ガリガリにやせていた。そのままワンハート大阪に保護された。 この件を機に、お寺の住職はTNR(野良猫
鋭い目つきなのに人懐こいギャップがオトラの大きな魅力(写真提供・遠野郷八幡宮) JR遠野駅から2キロほど北にある遠野郷八幡宮は、柳田国男の『遠野物語』にも登場する神社。二の鳥居の近くには小さな猫神社があって、遠野郷八幡宮で平成25年まで暮らし、参拝に来る多くの人に愛されていたオトラという猫が祀られている。神様になってしまったのは、いったいどんな猫だったのだろう。 (文・吉澤由美子、写真・じゃんぼよしだ) (末尾に写真特集があります) 神様が特別に許した猫 岩手県遠野市は北上山地最大の盆地にあって三陸海岸と内陸を結ぶ要衝であり、7つの街道が交わる宿場町として栄えてきた。定期市には馬千頭が集まったとされる名馬の産地で、現在も流鏑馬(やぶさめ)の神事を行っているのが遠野郷八幡宮。この神社の二の鳥居近くには〝オトラサマ〟を祀るかわいい猫神社がある。 後年〝オトラサマ〟となる猫が、最初に遠野郷八幡宮
認知症になった老犬。その犬が大好きな猫は、介護をするように寄り添った――。インスタグラムで人気を博した2匹の生活をまとめたフォトブック『くぅとしの 認知症の犬しのと介護猫くぅ』(辰巳出版)が発売された。その姿は見る者を温かな気持ちにさせてくれる。 (末尾に写真特集があります) 著者は広島県在住の晴さん。登場する2匹は独身時代の晴さんが保護した飼い犬「しの」(メス)と飼い猫「くぅ」(オス)だ。 「しの」は2011年、路上を逃走している時に晴さんが発見し保護した。推定10歳以上。「くぅ」は翌年、子猫時代に保護した。2匹とも病気やけがをしており、当初はひどい状態だったが、晴さんが手厚いケアで快復させた。 手作りのサークルに入るくぅ(左)としの(辰巳出版提供) 大好きな老犬に寄り添う 2匹は初め、庭の犬小屋と室内で別々に過ごしていたが、ある時、室内にいた「くぅ」が、屋外にいる「しの」を見かけて、一
白くつ下模様が女の子らしいシーに、骨格の大きなわんぱく男子がジャンゴです 五反田駅から程近くに本社を置く「みんなのマーケット株式会社」。オフィス入口の呼び出しタッチパネルを触ると、「ニャ~ン♪」と猫のなき声! 初訪問の緊張もすっかり解けていきます。こちらは、ハウスクリーニングや引っ越し、家のリフォームを始めとする生活関連の出張・訪問サービスに特化したインターネット商店街「くらしのマーケット」を運営する会社。 (末尾に写真特集があります) オフィスで暮らすシー( ♀ )とジャンゴ( ♂ )2匹のキジトラ兄妹の名前の由来は、ITに関連した「C言語」「Django」というプログラミング言語から。2013年12月、CTO(最高技術責任者)の秋田の実家近くで子猫が6匹保護されて、1匹は代表取締役の元へ、2匹が会社へやってきました。 スタッフ間には、会話がなくても意思疎通が図れる不思議なネコミュニケー
神奈川県動物保護センターで収容中の犬=同センター提供 東京都の小池百合子知事が今月、昨年度の犬や猫の「殺処分ゼロ」を達成したと明らかにした。だが、実際には処分した犬や猫が約150匹いたという。「ゼロ」の裏に何があるのか。 「譲渡可能」が対象 「知事就任以来、動物を最後まで飼う大切さを理解してもらう普及啓発や、譲渡の推進を進めてきた。それらが着実に実を結んだ」。小池知事は年度初めの5日の記者会見冒頭、胸をはった。 「ペット殺処分ゼロ」は、小池氏が圧勝した2016年の知事選で訴えた公約の一つだ。達成を目指して都は、17年度に情報サイト「ワンニャンとうきょう」を開設。飼い主探しを担うボランティアなど約50団体を紹介し、無償の譲渡会の日程などを掲載してきた。この結果、都動物愛護相談センターが引き取り、殺処分した犬や猫は15年度に203匹いたが、16年度に犬はゼロ、猫は94匹に。18年度に初めて犬も
ムッとしながら立ち去るケンちゃん 穏やかな瀬戸内の海と島々を見下ろす尾道市立美術館。のんびりしたこの風景の奥で、激しい攻防が毎日のように繰り広げられている。美術館にどうしても入りたい猫と、それを優しく阻止する警備員さんとの熱い闘いだ。2 017年に攻防の様子をTw i t t e r にU Pしたところ、約8 . 5 万リツイートされ、フォロワー数5万人の人気アカウントに急成長! 攻防は現在も続いており、2 018年にはもう一匹の猫が侵略行為に加わって微笑ましさを激化させている。 (末尾に写真特集があります) 正面突破をこころみた黒猫 猫が最初に尾道市立美術館内部への正面突破を図ったのは、2017年3月。学芸員の梅林信二さんは、その時の衝撃を次のように語る。「エントランスが騒然としていて慌てて駆け付けたら、中に入ろうとしている黒猫のケンちゃんを警備員の馬屋原さんが阻止しているところでした」
画:成瀬日香留 丸森キャッツに、会いにゆこう。 宮城県の南の端、山あいの町で江戸後期から昭和にかけて、猫の姿を刻んだ石碑や像がたくさんつくられた。お寺や神社に置かれたり、道端に並ぶ石碑にまぎれていたり。丸森町で見つかったのは81基。日本各地にある猫碑の半分以上を占めるという。 案内役は、村田町歴史みらい館の専門員、石黒伸一朗さん(60)。10年ほど前からコツコツ県南を調査に歩き、誰も気にとめなかった猫碑の存在に、光を当てた立役者だ。 茗茄沢不動堂の祭壇には、10センチほどの焼き物の招き猫が並べられている=丸森町耕野 町中心部、百々石(どどいし)公園の入り口にある細内観音堂。そのそばに石黒さんお気に入りの1匹がいる。湯殿山参りなどの碑が並ぶ中、くるんと尻尾を立てた丸顔の猫。約70センチの花崗岩(かこうがん)が浮き彫りにされ、「天保五年」(1834年)とある。とても180年前と思えない、ポップ
生後74日(左)と生後52日のトイプードル 超党派の「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」(会長=尾辻秀久参院議員)がまとめていた動物愛護法の改正案について、各党と大筋で合意に達したことが16日、わかった。生後56日以下の子犬や子猫の販売を禁じる「8週齢規制」を導入するほか、ペットの繁殖・販売業者の飼育施設や従業員数などに関して環境省令で数値規制を行うよう定めるなど、繁殖業者やペットショップなどへの規制強化が行われることになる。また、販売される犬猫のトレーサビリティー(繁殖・販売・所有履歴の管理)のため、繁殖業者にマイクロチップの装着を義務づける。 動物愛護法は5年に1度のペースで、議員立法により改正される。前回は2012年に改正され、13年に改正法が施行されていた。超党派議連では今国会中の改正を目指しており、来週中にも総会を開き、各党から意見を聞いて大筋合意に達した改正案について、
飼い犬への年1回の接種が義務づけられている狂犬病ワクチンをめぐって、獣医師がもめている。自治体からの委託で集団接種をしている獣医師会の設定料金に対して、獣医師会に所属しない獣医師が格安で実施。愛犬家にはうれしいことだが、獣医師会は「国民の健康を守るワクチンなのに、このままでは接種率が下がってしまう」と反発する。いったい何が起きているのか。 本間獣医科医院(本院・静岡県磐田市)は今年、ホームセンターなど21都府県の305カ所で狂犬病のワクチン接種を行った。料金は1回2千円(税抜き)。獣医師会の設定料金より3割ほど安い。「消費者サイドに立って、安全なワクチン接種を適正な値段でやっている」 こうした動きの広がりに対して、獣医師会からは「国民の健康のための事業で、ビジネス感覚でディスカウント(値下げ)が広く行われている」といった批判が出ている。 狂犬病のワクチン接種は、狂犬病予防法で義務づけられて
猫はいつ日本に? 前回は、人類と猫が最初に関係をもったとされる、1万年前のメソポタミアでの出来事についてお話ししました。今回は、日本に猫がいつ頃やってきたのか? についてお話ししたいと思います。 猫の足跡がついた須恵器 メソポタミアから古代エジプトに伝わった猫は、そこで家畜化がほぼ完了し、現在の猫の姿になったと言われています。そののち、地中海を渡ってヨーロッパにも広がっていきます。さらにその後、長い旅をへて中国に伝わり、そして中国から日本へ持ち込まれたと考えられています。 つい最近まで、中国から日本に渡ってきた年代は、奈良時代から平安時代の初期頃(1200〜1300年前)とされてきました。一説によると、中国からのありがたい仏教の経典と、ネズミから経典を守る猫がセットで日本に渡ってきたとのことです。しかし、10年ほど前に行われた遺跡の発掘によって、猫伝来の時期はさらにさかのぼることとなります
犬の飼い主であれば、毎年の混合ワクチン接種が習慣となっている人も少なくないでしょう。ただ、アレルギー反応が出るなどのリスクもあることから、世界的には「主要な3種のワクチンの再接種は3年以上の間隔をあける」という考えが一般的とされています。改めて、混合ワクチン接種について考えてみませんか? 「本当に必要ですか?」 東京都目黒区で35年以上開業している安田獣医科医院ではここ数年、犬の混合ワクチン接種にやってきた飼い主に、そう確認するようにしている。 院長の安田英巳獣医師は言う。「日本では狂犬病ワクチン以外の混合ワクチンも毎年接種するのが習慣となっています。しかし世界的には、科学的根拠に基づく獣医療を行うことを前提に、混合ワクチンのうちすべての犬が接種する必要があるとされる主な3種について、3年以内の再接種をすべきでないとされているのです」 犬のワクチンのうち狂犬病ワクチンは、年1回の接種が狂犬
「カメラ前なのに、どうしても、顔がにやけちゃうんです」。ほぼ全てのシーンに猫が登場する映画「ねことじいちゃん」(岩合光昭監督、2月22日公開)で、ヒロイン役を演じた俳優・柴咲コウさんが単独インタビューに応じてくれた。大の猫好きゆえに撮影では戸惑いもあったが、「猫セラピー」のような作品に仕上がったという。 映画から (c)2018『ねことじいちゃん』製作委員会 人生と「ニャン生」が交錯する物語 美しくのどかな島を舞台に暮らす、人と猫。その穏やかな生活ぶりをあたたかな視線で、時にはユーモアを交えて描くこの映画は、人気マンガ「ねことじいちゃん」〈ねこまき(ミューズワークス)作・KADOKAWA刊〉が原作だ。 主役の大吉は島の小学校の元校長先生。2年前に妻に先立たれ、一人息子は独立した。今は愛猫のタマとのんびり“ふたり暮らし”をしている。近所には気ごころの知れた友人ばかり。そんなのどかな島に、ある
猫の長く尖った爪は、家具や人、仲間の猫を傷つける恐れがある。でも、多くの猫は爪切りが嫌いだ。そんな猫の顔に着けるだけで、おとなしくして爪を切らせてくれる驚きのマスクがある。見た目のインパクトも手伝って、話題になっている。 (末尾に写真特集があります) 話題の品は、爪切り補助具「もふもふマスク」。岩手県盛岡市にある猫用品ブランド「NEKOZUKI(ネコズキ)」の(株)クロス・クローバー・ジャパンが開発した。2015年2月の発売で、「使える」と評判を呼び、4年間で約11000枚売れたという。 もふもふマスクは、猫の顔を布で覆い、後ろのマジックテープでとめるだけ。息ができるように口元だけ穴が開いた状態になる。顔に触れる側は、人間の赤ちゃんの肌着にも使われる日本製のダブルガーゼ、表地もオーガニックコットンを使用している。 大きさは、子猫から成猫まで使えるように5サイズ(SS、S、M、鼻ぺちゃS 鼻
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