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ドラクエ3
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南部のBBQレストランで、「プルドポークサンドイッチ(又はポークサンドイッチ)下さい」と頼むと、こんな料理が出てきます。 前回のドライ・ラブ活用レシピ第一弾。今回紹介するのはプルドポークです。プルドポークとは、南部スタイルBBQの代表的なメニューの一つで、豚の腕肉や肩肉の塊を低温のBBQスモーカーでゆっくり5時間以上かけて調理し、それをほぐした物の事で、この場合Pullとは「引き裂く」や「むしる」の意味です。(ちなみに、ドアの取っ手を引くのもPull) そして、プルドポークサンドイッチ(又はポークサンドイッチ)の名前で注文すると、こんな感じで登場します。 ひっくり返ったハンバーガーバンズが一枚しか見当たりませんが、下半分はプルドポークの下に隠れています。(写真は先日訪れたフェアで旦那様が注文した物) しかし、このプルドポークをBBQレストランと全く同じ調理法を用いて作るのは、場所や器具の準
日本のバニラエッセンスとアメリカのバニラエクストラクト、違いは何でしょう。 アメリカのお菓子のレシピに頻繁に登場しても、日本のお菓子のレシピでは見かけない物。それはバニラエクストラクトです。アメリカのお菓子の本や拙ブログでバニラエクストラクトの使用量を見ると、小さじ1/2、小さじ1等と書いてあり、「バニラエッセンス数滴」に馴染んだ日本人から見ると使用量がかなり多く、驚いた方もいらっしゃるはず。そもそも何故こんなに違うのでしょう。 バニラエッセンスとバニラエクストラクト。呼び名は違えど作り方の基本は同じです。使用量に差があるのは抽出・混合濃度が違うからです。 バニラエッセンスとバニラエクストラクトは、天然・人工のバニラにアルコール(主に度数35°のエタノール)や水を加えて抽出・希釈した物です。日本のバニラエッセンスはバニラエクストラクトに比べると天然・人工のバニラの使用量が多いので、数滴で済
オクラが入らなくてもガンボです。 今回紹介するのはリクエストを沢山頂いたルイジアナ州の公式料理、ガンボです。 ガンボとは、200年ほど前にルイジアナで作られたといわれるシチュー(またはスープ)で、ルーツはアフリカやフランスなど諸説あります。この料理は大きく分けると2種類有り、ひとつはトマトとオクラ、海老やカニ肉などが入るクレオールスタイル、そして鶏肉、鴨肉、ソーセージ、牡蠣などを使い、濃い色のルーを使ったケイジャンスタイルのガンボです(この中間もあります)。 日本ではオクラやトマトが入るクレオールスタイルに馴染みがあるようですが、今回はそれらが入らないケイジャンスタイルのチキンとソーセージのガンボを紹介します。 このブログでは、普段はグリーンベルペッパーの代用としてピーマンを挙げる事が多いのですが、今回使う分量を丸ごと緑色のピーマンに換えると苦味が残り、後味が悪くなります。この料理に限って
「美味しいと評判のBBQソースを買った(頂いた)ので早速使ってみたけど、何だかイマイチ・・・こんな物?」 そう思った事がある方。ちゃんと下味は付けましたか? 今回紹介するのは、ドライ・ラブ(又はスパイス・ラブ)です。これはスパイスを配合した下味ミックスの事で、主にBBQ用として生肉に擦り込んで使います。これを使う事で肉の風味が良くなる他、BBQグリル等で調理した肉類の表面がカラメル化して焼き目が出来、後から塗るソースの乗りがグンと良くなります。BBQソースには色んな味がありますが、今回はどのソースにも合いやすい万能タイプを紹介します。 ちなみにアメリカ南部のBBQ愛好者(大体が日曜日BBQ番長のおぢさん)は、それぞれお気に入りのドライ・ラブの配合を持っており、「これはシークレットレシピだから」と、安易に人には教えません。 材料 4~8人分(食材により異なります) ・グラニュー糖
夏本番。香り豊かなアイスティーは如何でしょう。 冷たい飲み物が美味しい季節です。 今回紹介するラズベリーアイスティーは、アメリカでは大体どのレストランにも置いてある定番の飲み物のひとつです(メニューに無い場合は聞いてみて下さい。作ってもらえる事があります)。市販品はアイスティーにラズベリーシロップを加えたものですが、家庭で作る場合は、生や冷凍のラズベリーを使います。 材料 約1リットル分 注意:カップ表記はアメリカサイズの240ccです。
鶏肉なのか、牛肉なのかはっきりして欲しいのです。 今回紹介するのはテキサス発祥と言われるチキンフライドステーキです。別名CFS(Chicken Fried Steakの略語)、そしてカントリーフライドステーキとも呼びます。これを初めて食べたのは、かれこれ9年前。あるレストランのメニューに"Chicken Fried Steak"なる名前を見つけ、「何だか良く分からないけど、きっと鶏腿肉1枚のフライなのだろう(新しい料理にチャレンジするのが好き)」と勝手に判断して注文し、待つこと暫し。やって来たそれをナイフで切り、フォークに刺して「あれ?何故肉が茶色?」と一瞬思いながら口に入れ咀嚼する事3回。 「・・・これは、鶏肉じゃない・・・・」 それはフライドチキン風の衣を付けて揚げた、脂身が付いていない牛腿肉のステーキだったのでした。頭では勝手に鶏肉のつもりでいたのでその違和感と言ったら。旦那様に「こ
ファストフードの気分で、こっそり野菜も食べれます。 今回紹介するのは、炒めた牛挽肉を味付けしてバンズで挟んだスロッピー・ジョー(スラッピー・ジョー)です。この料理の由来には諸説ありますが、有名なのは、20世紀前半にアイオワ州のカフェのシェフ・ジョーが作った説と、フロリダ州のキーウエストにあるSloppy Joe's Barの料理として作られた説があります。前者の料理はトマト味では無かったそうです。そして後者のサイトを見ると、この料理はメニューには載っていますが、「私達が発祥」とは謳っていません。スロッピーとは、「汚れた」等の意味があり、この料理を食べている最中を表したのでしょう。 このスロッピー・ジョーは経済的かつ、子どもに受ける味です。その上、野菜嫌いにこっそり野菜を食べてもらう事が出来ると言う利点もあります。材料に使うグリーンベルペッパーはピーマンで代用できますが、ピーマンが苦手で「ど
アメリカの秋・冬ホリデーシーズンに欠かせない飲み物。 今回紹介するのはホットアップルサイダーです。アップルサイダーは、国によって定義が違います。 イギリス・ニュージーランド・オーストラリアではリンゴのアルコール発泡飲料を指しますが、アメリカ・カナダでは圧搾したリンゴ果汁、つまり生絞りリンゴジュースの事を指します。(リンゴジュースはアップルサイダーから澱粉とペクチンを取り除いた物) このアップルサイダーは、リンゴの収穫が始まる初秋~年末辺りのみスーパーのフルーツコーナーに並びます。このアップルサイダーにスパイスを加えてゆっくりと香りを移した物がホットアップルサイダー(又はホットスパイスドサイダー・Mulled cider)です。 初めてホットアップルサイダーを飲んだのはもう10年以上前の事になります。 その日、ある場所で早めのクリスマスコンサートがあり行列に並んだのですが、とても風が強く、手
『アメリカ南部の家庭料理』は大人の目をお持ちの方には読むのがちょっときびしいと評判?でしたので、kindleをご利用して拡大すれば、どんな小さな文字でもドンとこいです。購入には費用がかかりますがkindleのアプリ自体は無料ですので、ダウンロードしていただければPCやタブレットなど、どのデバイスからでも閲覧可能です。既に紙の本をお持ちの方においては(ありがとうございます!)、もしも余裕があれば、お出掛け先での布教(ご友人やお知り合いなどへの拙著ご紹介)用や、台所で紙の本を汚さずにお料理が出来てしまう良い機会かもしれません。 2冊とも何卒、何卒、よろしくお願いいたします(選挙っぽいですね)。 続いてさくっと2件目に参ります。 グルマン世界料理本大賞が創設25周年を記念したイベント、Gourmand Best of the Best 25を開催します。過去25年間のグランプリ受賞者の中から各カ
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