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winny.hatenadiary.jp
高木さんの記事については、ちょっと極端すぎるのではないかと考えています。 Winnyが目指そうとしていた管理能力は、squirtのようなものではなく、第一公開者の力が強い者ではないかと予想していました。Winny1の頃から、簡易電子署名としてトリップ機能がつけられていましたが、それを元に削除依頼の正当性を判断するようにするのが、Winny2の現在の枠組みの上に作るのであれば妥当ではないかと思います。また、ソースを探すのは後にしますが、WinnyBBSについても、(暗号学的にきわめて弱い者ではありましたが)トリップを基盤とした電子署名による管理機能が提示されていたかと思います。 この枠組みでは、キャッシュが削除依頼に「成り代わる」ことで拡散することができます。また、第三者により不当にDoSられることもありませんから、各ノードが削除依頼を受け入れるかどうかを判断する必要もなくなります。 これは
非常に、残念でなりません。 おめでとうございます。 Google News 判決要旨 相変わらずの年単位更新ですが、紹介しておきます。 Winnyキャッシュファイルシステムを作りました WinnyキャッシュファイルシステムをNorton AntiVirusでスキャンした結果 そろそろ「P2Pファイル共有の次」を考えるべき時期かなと思うので、せっかくなので4年前の4/1ネタに引っかけたのが今回のネタです。 エイプリルフールネタといいつつほとんどが嘘ではなく、動画共有サイトニコニコ動画をベースに、ニコニコ内の動画についての情報共有がTwitterでなされる「またニコニコ動画見てる」という文化を取り上げています。 実は、当初は実際にTwitter上でBASE64でカプセル化したファイル断片を広めるという案があったのですが、そもそもTwitterが実現している「ゆるやかな知人ネットワーク」の中をニ
あまり、特定のソフトウェアをあげつらうような事はしたくないのですが、もしかすると危険だと思うので取り上げます。 イーディーコントライブさんのSafety Disclosure Find Winnyというソフトウェアが複数のニュースサイトで紹介されていました。プレスリリースによれば、ファイルを圧縮し自動復号形式で暗号化、メールなどに添付して送信した場合、送信先でファイルを復号する際にPC のHDD内を走査し、PC 内にWinny が存在する場合は復号プログラムの起動を停止するそうです。 つまり、暗号化されたデータにWinnyチェッカを含む復号プログラムを付けた実行形式でデータを配布することになります。 ここからは、私の推測になりますが、このSafety Disclosure Find Winnyは、「目的のデータを暗号化して上記の実行形式に変換するアプリケーション」として提供され、利用者が自
この数週間のWinnyに関する動きに対しての、この別館も含めたWinny.infoとしての立場を表明しておきます。 Winny個人情報流出まとめの長い長いリストを見るまでもなく、Winnyを含むファイル共有アプリケーションを基盤とした情報漏洩型ウイルスの「普及」が加速しています。この流れは、既にある一線を越え、社会基盤そのものに大きな被害を与えつつあります。 このような状況において、官房長官の名前でWinny利用の自粛を訴えかけたり、バックボーンに於けるWinny通信規制などのWinnyという特定のアプリケーションの利用に絞って圧力を掛ける動きは、情報漏洩型ウイスルの動きを大きく制限するのに効果的であることは明かで、短期的な対策としては、それほど非難されるべきものでは無いと考えています。ただし、これがWinnyの宣伝になってしまったという側面もあり、その点は大いに責められるべきでしょう。
一連の事件に対する議論を見ていると、よく比喩論を用いて分かりやすく説明をしようとする試みがよく見られます。ですが、WinnyのようなP2Pモデルによる情報配布アプリケーションには特殊な点がいくつかあるので、それは共有しておくべきでしょう。 特にWinny及びキンタマウイルスによる情報流出における特徴をいくつか書き出してみます。 他にもあればコメントをください。 Winnyのネットワークはフラットなので、基本的には発覚する。 Winnyネットワークそのものが日本に比較的閉じている 大規模なトラフィック解析に対して弱い Winnyネットワーク上の全ノードから完全キャッシュを消さない限り、再配布は止まらない。 ただし、キャッシュを持っているノードの特定は容易 今後、単独でWinnyネットワークに接続するようなウイルスが出てきてbotnet化するのは時間の問題と言われていますが、逆に日本国外でもW
最近、本当にファイル共有アプリケーションを利用した情報漏洩型ウイルスが酷いので、改めて分かりやすく書いておきますね。 Winnyは大規模なトラフィック解析には勝てません。 ネットエージェントさんなどがやっているように、あるファイルを誰が最初にWinnyで公開したかを追うことは、今では十分に実現可能です。キャッシュによる匿名効果は、あくまで「過去は分からない」というだけであり、多数の地点で継続的に記録を続けている強力な監視者がいるような場合には著しく効果が薄れます。所詮は、「目をつけられなければ勝ち」という程度だと思ってください。 また、おそらく内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)も同様の調査を行っていることでしょう。おそらくはより大規模に。 Google: Winny 情報セキュリティーセンター ばれないだろうと思って軽い気持ちでウイルスを改変・配布するのは絶対に辞めてください。
Shareのトラフィックも順調に増えているようですし、ちょっと比較などしてみようかと思います。そのうち気が向いたら本サイトにもまとめるかもしれません。 なお、Shareについてはそんなに真面目に追っているわけではないので、間違っている点があれば、トラックバックなりコメントなり頂ければと思います。 とてもよく似た目的を持ちつつも開発思想が大きく異なるこの二つのファイル共有アプリケーションですが、その理由を考えるのに、この3年間でのインターネットインフラの変化に触れないわけにはいきません。 Winnyが出てきた2002年上旬、まだADSLがYahoo! BBの貢献もあり300万加入者に届くかどうか、FTTHに至ってはわずか5万加入者と、いわゆるブロードバンド比率はたったの2割前後でした。事実上、好条件ですら上り側が1Mbpsまでしか出ないADSLがネットワーク全体を牽引していく位置にあった事に
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