バブル経済崩壊後の1990~2000年代、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い、現在も様々な課題に直面する就職氷河期世代。親世代の高齢化も進む中、40~50歳代を迎えて心身の不調を抱えたり、就職先に恵まれず不本意ながら非正規雇用で働いたりと、苦しみ続けている人も多い。厚生労働省は、こうした就職氷河期世代を対象に、安定就労・正社員化の実現、多様な社会参加の実現を目指し、ハローワークや地域若者サポートステーション(通称・サポステ)、ひきこもり地域支援センターや自立相談支援機関などにおいて、官民連携による支援を続けている。都市部と山間部、沿岸部や工場地帯、観光地を抱え全国の縮図とも言える神奈川県で就職氷河期世代の支援に最前線で携わる3人に実情を語ってもらった。 【話者紹介(順不同)】