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大阪万博
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昨年は豪雪により2日間ほとんど来客がないというアクシデントもありましたが、今年は全日晴天に恵まれたOutsider Art Fair New York 2017 (1月19日 - 22日) 。 アウトサイダー・アートフェアというのはその名の通り、主にアウトサイダー・アート、アール・ブリュット、セルフ・トート、フォーク・アートと呼ばれる作品が並ぶ展示会です。2012年にフェアを買収したアンドリュー・エドリン (Andrew Edlin) さんの活躍で、年々より多くのメディアにも取り上げられています。 トップ画像は25周年記念のエドワード・ゴメス (Edward M. Gomez) による特設ブースにて。 日本語も堪能なエドワードさんは、数々の日本のアート展の審査員も務めているので、ご存知の方もいるのでは。彼はマルチリンガルのジャーナリストで作家で批評家でグラフィックデザイナーでキュレーター。
ジャン・デュビュッフェのドローイング展 (Dubuffet Drawings, 1935–1962) ザ・モルガンライブラリー&ミュージアム (The Morgan Library & Museum) 2016年9月30日~2017年1月2日 http://www.themorgan.org/ マンハッタンの中心地にあるモルガンライブラリー&ミュージアムは、もともと、アメリカのモルガン財閥の創始者で「金融王」ともいわれるジョン・ピアポント・モルガン(John Pierpont Morgan)氏の個人的な図書館でした。彼は、アメリカで一般的によく使われる銀行のひとつ「JPモルガンChase」の前身となる金融会社を設立し、莫大な富を築いた人物です。 この荘厳な建物と、個人の収集品としては類まれなるコレクションは、彼の死後に息子のJ.P.モルガン・ジュニア氏によって、一般公開されることになりまし
ディカプリオ、ジョン・ボンジョヴィさんも登場。売上好調なアート・バーゼルマイアミ 画像出展:Forbes 「話題の渦中であるドナルド・トランプさんに鼓舞されたサム・ドュラント(Sam Durant)さんによるシリーズ作品5点(1作品約140万円)が即完売」より。 http://www.forbes.com/sites/kathryntully/2016/12/04/trump-inspired-works-sell-quickly-at-art-basel-miami-beach/#4e9f4a1e1320 12月1日から4日までマイアミで世界最大級のアートフェアの一つである、アート・バーゼル マイアミビーチが開催されていました。日本人作家であれば、草間彌生・会田誠・村上隆・奈良美智あたりの大御所作家から、世界で活躍する新進気鋭作家までその取り扱いの幅は広いです。 今年このアートフェアに参
作家の名前だけでインパクト大すぎる『スーザン・テ・カーランギ・キングのドローイング』。ドナルドダックがまさかの大デフォルメをされて登場。これぞ再構築。天才です。 at new museum スーザン・テ・カーランギ・キングのドローイング The drawing of Susan Te Kahurangi King, published by ICA miami #チラ見せ図録 #アウトサイダーアート #アールブリュット #ドナルドダック pic.twitter.com/uDtEQx6NGt— Asuka Morii (@asuka_morii) December 2, 2016
興味深い画集・図録を見つけたら、ぱらぱら動画をとって置くことにしました。自分の備忘録としても。気になる本があったら、是非ご自身でamazon.com(日本のamazonとは別ね)で検索して購入してみて下さいね。下記事ご参考。 [モダン・ビジョナリーズ] ポール・シューバート、ブルーノ・タウト、ポール・ゴーシュ Modern Visionaries Paul Scheebart, Bruno Taut, Paul Goesch #ぱらぱら図録 #アウトサイダーアート #アール・ブリュット pic.twitter.com/5LDXRodtTB— Asuka Morii (@asuka_morii) December 1, 2016
2016 - 11 - 28 カオナシマトリョーシカ ■ 雑記 ■ 本日のアート (立体・建築) list Tweet ゆったり話したい人と会う時によく行くホテルのバーがあります。アートが沢山飾られているのでお気に入り。棚を眺めていると、顔のないマトリョーシカが。 その翌日、また今度は別の方と会うためにまた同じホテルへ。 そしたら、 あ・・・マトリョーシカの並び方が変わっている。 ささやかな誰かの遊びを感じた一夜。こういう何かの小さいヒントはあちらこちらに散らばっていたりする。 ところで、マンハッタン内で、いつ行っても静かで・超ゆったりと座れて・お茶とお酒も飲める。更にアートも沢山飾ってあり、冬は暖炉♨まである。そんなところはなかなかないので本当は紹介したくないくらいなのですが・・・ ここは、スミスホテル (Smyth Hotel) のバー。こんなにぐでーっと座ってゆったりお話ができるとこ
1800年代に流行した死後肖像画と死後記念写真 失った最愛の人の姿をいつまでも忘れずにとどめて置きたい・・・。そんな欲求を満たすように欧米で一時期流行したのが「死後記念写真(ポストモーテム・フォトグラフィー)」や「死後肖像画」でした。 戦争や飢饉、コレラなどの流行病によって多くの若者が亡くなった1800年代に、ダゲレオタイプという銀版写真が発明されました。家族や恋人を亡くした人々が、故人をベッドに横たえ、時には目を開かせ、できるだけ生前の状態と同じような装いと表情までつけて記念写真を撮影をしたのです。 肖像画の場合は、死後肖像画専門の絵描きを雇い、時には死後記念写真のように故人にモデルをさせて絵画を制作しました。今では行われない風習ですが、当時の欧米では珍しいことではありませんでした。 そんな死後肖像画と死後写真の展覧会「Securing the Shadow」が、現在アメリカン・フォーク
これは鼻血が出そうな展覧会です。名古屋市美術館のお知らせをみたのですが、え?テンションひくいの?これ、すごいんだよ! って、すみません、、思っています。このような展覧会が日本で見られるとは。1993年に世田谷美術館で開催されたパラレル・ヴィジョン展、2011年にラフォーレミュージアム原宿で行われたヘンリー・ダーガー展レベルの衝撃です。 ■世界的に注目を集めるアウトサイダー・アート/アール・ブリュットの芸術家の中でもトップクラスの知名度を誇るアドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wölfli, 1864―1930)。スイスのベルンにあるアドルフ・ヴェルフリ財団の全面協力を得て、日本初の本格的回顧展を開催します。戦前のシュルレアリスムの画家たちなどにも影響を与えたその画業をたどるまたとない機会です。(兵庫県立美術館より) ■アドルフ・ヴェルフリ(1864-1930)は世界的に最も有名なアウトサイダ
アメリカから図録(厚め)の送料800円。 昨日のブログで展覧会「The Keeper ザ・キーパー」の図録が日本のアマゾンで売っているという話をしていたのですが、入手期間が1ヶ月~4ヶ月かかるという表示(実際は4ヶ月なんてかかることはないけれど)なので、この際米国アマゾンにアカウントを作ってなんでも自分で購入するオススメです。 ※前提として:「アマゾンジャパンとアマゾン.com(米国)は別のサイト」です。URLも違いますよね。ジャパンはwww.amazon.co.jpで、米国はwww.amazon.comです。メールアドレスは共通で使えますが、アカウントはそれぞれで作る必要があります。 日本のアマゾンでも売っていないような画集を購入される方は相当ニッチな方だと思うので、これがどれだけの人に需要があるかわからないのですが、本以外にも勿論、買えるものが沢山あります。日本よりもぐっと安いものも、
先日からブログやツイッターでお伝えしていたニューヨークのニューミュージアムで開催されていた展覧会「The Keeper ザ・キーパー」。人間の「蒐集」行動を通して、根底にある「欲求の源流」を浮き彫りにするという、興味深いコンセプト。ニューミュージアムのファン以外にも、アウトサイダー・アートやアールブリュット、またシュルレアリスムの好きな方々からの注目も高かったのですが、展覧会情報ではこれらのジャンルを匂わせるような解説はなく、昨今の『ジャンル・境界線分け』に対する意識にも十分配慮されていたように思います。 ■展覧会の詳細と写真はこちら ■動画をのまとめはこちら。画集をパラパラめくる動画もあります。 この図録アメリカでしか買えない!と思っていたら、日本でも販売されていました。下の本の画像をクリックしていただくと、アマゾンのページに飛びます。ただ、手に入るまで1~4ヶ月と書いているので、必ず手
https://goo.gl/JCoISz ブログでも3年程まえから取り上げている「ルチェッティ (Recchiuti)」 というチョコレートブランドがあります。このブランドはサンフランシスコにある障害者とアートの支援施設「クリエイティビティ・エクスプロード (Creativity Explored)」 と度々コラボチョコレートを出しています。アウトサイダー・アートとかアール・ブリュットとか、そういう何かより、とにかく「かわいくておしゃれ。」 もともと私は京都の養護学校で美術を教えていたこともあって、障害とアートというキーワードのニュースは、いつも耳に入れるようにしているので、このチョコも真っ先にオーダーして味わってみたのでした。 そんな彼らのアート作品とチョココラボの様子を書いたときの記事。 実際にそのチョコレートをオンラインオーダーして、やってきたときの記事。チョコ21ドルで送料15ド
マンハッタンを歩いていると結構な確立で出会う撮影現場。メジャーな映画やTV番組、雑誌から、ネットフリックスのドラマ等々。以前散歩していたら、ニッキー・ミナージュやキャメロン・ディアスがいたり、ホテルの受付にロバート・デニーロがいたりもしました。普通のピザ屋でピザを食べていたら、レオナルド・ディカプリオが隣にいたという友人の話も。 それにしても、こうして美しい衣装で光を浴びるモデルさんをみていると、パリコレで活躍した友人をいつも思い出すのです。華やかな舞台の裏で、それを支えるシビアな体の調整と、チャンスを掴み取って上り詰めるための精神力。生半可ではありませんでした。 目標を達成したその友人は、その後あっさりと別の仕事へ転職し、今やそれが「天職」に見えます。何事もやりきった人はどんな転身をしても未練も後腐れもなく、鮮やかで潔いもので、「元パリコレモデルが!」と、当時誰もが見ている人気テレビ番組
展示期間を延期されるほどの人気を博した、ニューヨークのニューミュージアムでの展覧会「The Keeper ザ・キーパー」。先日とうとう最終日を迎えました。 白いシャツの方がアートディレクターのマッシミリアーノさん。 アウトサイダー・アート、アール・ブリュットなどが好みの方には、特にとても興味深い展覧会だったのではないでしょうか。ちなみに展覧会では一切こうしたジャンルについて説明するような事はなく、とにかく『蒐集』に焦点を当ててる真摯なものでした。 会場の様子を動画に撮ったのをツイッターにあげていたので、まとめておきます。雰囲気がよりわかるかと。一つ目のは、ちょっと低めの声でぼそぼそ喋っていますが、ご愛嬌・・・。 先日からブログに書いていた、ニューヨークのニューミュージアムの展覧会The keeper にまた来てしまった。の 1階部分。声がまるで入ってないけど、ちょろっと動画。アーサー・ビス
江戸時代からの伝統文化「BORO」をニューヨークで マンハッタンのイタリア人街といわれるノーホー(NoHo) エリアに、アトリエ・クールベ (Les Atelier Courbet) があります。そこで先日まで日本の藍とボロ、ツギハギの文化の展覧会が開催されていました。 この展覧会では、日本のユニークな継ぎ接ぎテキスタイルを展示し、クラフトマンシップあふれる伝統表現に焦点を当てています。150年積み重ねられてきた江戸時代からの文化であるボロ布やタペストリーがマンハッタンで見られるなんて、不思議な気分です。 こうして並べて展示してあるとその意味ある営みが伝わってきます。個人的には、日本という国を離れてみた経験から、日本という国の文化を俯瞰で鑑賞できるような気がしました。 ショウケースの中に吊られている手前のスボンは「BORO Trouser (ボロのズボン)」で、1930~1940年代のもの
amazon.co,jp https://goo.gl/S79zDo 知人の投稿で、シュバルの理想宮の絵本が出版されているのを知りました。福音館書店の30周年を迎えた「たくさんのふしぎ」シリーズ。その中から人気のある本が選ばれて出版されているのがこの傑作集なのだそうです。「たくさんのふしぎ」まさにその言葉はぴったり。こどもにもわかりやすくてよい言葉です。こちらからシュバル夢の宮殿をたてた郵便配達夫が購入可能です。 中ページの写真を、お願いしてお借りしました!ありがとうございます。「着想を得たと思われる 万博のページとか 面白い!」とその方がコメントされていましたが、大人も楽しめそうな仕上がりですね。 アマゾンによる絵本の内容紹介はこちら: 内容紹介 フランスの片田舎、オートリーヴという小さな村に毎年おおぜいの観光客が訪れます。ブドウ畑や牧場以外とりたてて見るものはなさそうなこの村に、な
アブタラカダブラピンポンパンのポンキッキ ビブでバブでぶーーー!! 都会に戻ってきているのですが、まだ心はシャスタにおります。どうしても書き残しておきたいお土産物屋さんがあるのです。 スピリチュアル界のルエコ(なんでも屋)ソウルコネクション ソウル・コネクション Soul Connection http://www.soulconnectionstore.com/ 今、破竹の勢いで成長を続けるル・エコという中国の企業をご存知でしょうか。電子関連事業ならなんでも手をだし、安価でハイスペックなサービスを提供して話題になっています。例えば携帯電話のスッペクに至っては、iPhoneを軽く凌ぐといいます。 そしてこの「ソウル・コネクション」はまさにスピリチュアル界のルエコ!聖なる感じのものであれば、どんなものでもたいてい売られています。上の画像のように、入り口こそ控えめ目なのですが、それはこのお店の
先日から諸用でネバダ州とカリフォルニア州に来ています。今回はカリフォルニアのシャスタ市にひっそりと佇む、シッスン美術館 (Sisson Museum) をご紹介。 この美術館はもともとトラウト(サケとかマスとか)の養殖場をシャスタに作ったジャスティン・シッスン (Justin Sisson) さんによって1983年に開館され、ボランティアや運営側によるサポートで成り立っています。 掲げるミッションは「シャスタ地方の過去・現在・未来に光を当てる」こと。そのフレーズの通り、館内の常設展ではシャスタに根付いたネイティブアメリカンが槍に使った黒曜石から、金の採掘やマスの養殖で栄えた現在の様子まで、様々な角度から紹介されています。また、企画展エリアでは未来を担う子どもたちが楽しめるような展示が。 シッスンさんの肖像画 土地柄なのか驚くのがこの開館日時。月曜日から金曜日の午後1時から午後4時までしか開
ネック・チャンド Nek Chand (1924 - 2015 )@Rubin Musium of Art 日本でアートは、売れないからねえ。 1万回くらい聞いたことのある、このセリフ。 そこから生まれた発想の着地点として「もっと一般の人がアートを買うようになればいいのに。」ということで、大衆へアートを広める活動が始まったりします。それはとてもいい試みだと思いますが、それと同時に、私個人的には、日本の富裕層がもっと日本のアートシーン(※追記、主にインフラ)にお金を使えばいいのに、と特にニューヨークに来てから思うようになっています。 ルービン・ミュージアムでヒマラヤンアート鑑賞 そんな思いを助長したのが、アメリカでも有数のヒマラヤンアートを鑑賞できるミュージアム「ルービン・ミュージアム・オブ・アート(Rubin Museum of Art)」。 ここでは、ヒマラヤンアートを中心とした1000
蒐集(収集※)って、なんだろう。どうして物を集めるのだろう。エゴ、人格、政治的背景、何がそのモチベーションになるのだろう。現在ニューヨークのニューミュージアムで開催されている「The Keeper/ザ・キーパー」。 展覧会を見終えた観覧者たちは、冷めぬ興奮を友人同志でシェアし合ったり、心の中で自分との折り合いをつけるかのように黙って会場を後にしたり、皆それぞれが、明らかにそれを体験してしまった後の顔で帰途に着くのでした。※以下、収集を「蒐集」と書きます。 厚み3~4cmはある展覧会カタログ本。 ”このエキシビジョンは、非合理であろうが、偶像愛好・蒐集行動をする人々についての展示である。アーティストやアーティストではない人々が、捨てたり失くしたりするのではなく、「貯め込んだり、数えたり、並べたり」することをテーマとしている。” と、アートディレクターのマッシミリアーノ・ジオーニ(Massim
アルテというフランスとドイツの共同テレビ番組でアール・ブリュット/アウトサイダーアート関連の特集が放映されていました。(現在はこちらのYoutubeからまだ視聴可能です。) 番組のタイトルは「Quand la folie devient art」日本語では「狂気が常軌を逸したアートになる時」という感じでしょうか。番組の半分は草間弥生の作品や過去の生い立ちを追っていますが、もう半分は、度々このブログにも度々登場しているアメリカのジョージ・ワイドナー(George Weidener) さん、それから、ドイツ、ベルギー、フランスなどのアーティストを特集しています。アメリカぷるぷるアート観光的には、今回は特にアメリカ人のジョージ・ワイドナーさんを中心に、キャプチャーと補足画像で紹介します。(注:草間彌生については他でも情報は沢山あるので割愛。) ジョージ・ワイドナー (George Widener
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