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今回は、OpenAIの大規模教師なし言語モデルGPT-2の実験成果について紹介する[1-3]。この言語モデルでは、タスクに特化した学習の必要がなく、首尾一貫した複数の段落からなる一連の文章を生成でき、初歩的な文章理解、機械翻訳、質問応答、要約ができる。 GPT-2 GPT-2は、800万Webページのインターネット文章(40GB)から次の文章を予測するように訓練されるだけである。GPT-2には、15億個のパラメータがあるという。4Bが1語だとすると、40GBは100憶語になるから、15語で1文が構成されると仮定すると、約6億7千万文の訓練データがあるともいえる。 GPT-2のモデルは、与えられた文章に含まれる単語から次の単語を予測するという単純なものである。GPT-2では、先代のGPTからパラメータと訓練データセットをそれぞれ10倍以上にしている。 GPT-2は、ドメイン固有の訓練データセ
NTT-AT、世界で初めてOpenStack環境におけるFPGA回路のリソース管理を動作実証 ~高速なNFV仮想化環境の実現へ~ NTTアドバンステクノロジ(以下、NTT-AT)は2018年9月20日、オープンソースのクラウド基盤であるOpenStack環境におけるFPGA(Field Programmable Gate Array)回路のリソース管理を世界で初めて動作実証したと発表した。同社では本技術により、今後、OpenStackからFPGAのプログラム管理ができるようになるため、設計者が手元で変更を行いながら理論回路をプログラミングできるFPGA等のアクセラレータの仮想化環境への適用が加速され、より高度な仮想化環境の実現が期待できるとしている。 NTT-ATが今回の動作実証を行った背景として、NFV(Network Functions Virtualization)等の仮想環境におい
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TTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)技術開発部は、NTT Comグループの事業ビジョン“Vision 2015”に基づき、グローバル市場での競争に勝つための技術開発、オール仮想化、徹底的な自動化に向けた技術開発、技術革新を見据えた先行的な技術開発を推進している。 術開発部では、これまで取り組みの柱としてきたキャリアクラウドの強化、API機能の充実、仮想化の加速とソフトウェア技術者の育成に加え、データの収集・分析・可視化によるあらたなサービス創造や、IoT(Internet of Things)/M2M(Machine to Machine)といったあらゆるモノがネットワークにつながる世界に向けた技術開発に取り組んでいる。 今号ではこれらの取り組みについて、詳しく解説する。
国立大学法人 名古屋大学 情報連携統括本部 情報戦略室 教授 (前NTTデータ フェロー システム科学研究所長)山本 修一郎 本連載では第57回でSysML要求図を紹介した。また連載第58回でアシュアランスケースのためのGSN(Goal Structuring Notation)を紹介した。今回はこの連続する2回の連載で紹介したSysML要求図とGSNを比較しよう。まず、SysML要求図とGSNの構成要素について復習しておこう。 SysMLには、要求図、振舞い図、構造図という3種類がある。振舞い図には、アクティビティ図、シーケンス図、状態図、ユースケース図がある。構造図には、ブロック定義図、内部ブロック定義図、パラメトリック図、パッケージ図がある。 SysML要求図の構成要素は、表1に示す要求クラスと、要求クラス間の関係ならびに、関係についての理由の説明という3種類に分類できる。要求図をグ
以前に可視光通信(LEDライトなど目に見える光でデータを送受する)について書いたが、似て非なる“超音波通信”というものもあるらしい。こちらは超音波なので可聴ならぬ不可聴音で情報のやりとりを行うのである。いうまでもなく、電話や電信に代表される音を使った通信は近代通信の原点で、肉声やモールス信号に加えて、FAXやアナログモデムでおなじみの「ピー・ヒュルルル」というデータ通信も活躍してきた。ただ、これらは可聴音の通信であり、不可聴音である超音波通信はあまり表に出てこなかった。 あまり記憶にないが初期のテレビリモコンには超音波が使われていた。なので、映画等を見ていて「キャーッ」という叫び声でチャンルが変わったという笑い話もあったそうだ。超音波の定義は周波数が20KHz以上の音と言われている。人間が発したり聞いたりできるのは通常18KHzまでらしいが、たまにそれを超えることもあるようである。若者に聞
国立大学法人 名古屋大学 情報連携統括本部 情報戦略室 教授 (前NTTデータ フェロー システム科学研究所長)山本 修一郎 最近、Use Case図やUMLで知られるJacobsonらが取り組んでいることが、理論に裏打ちされた実践的なソフトウェア開発方式SEMAT(Software Engineering Method and Theory)である[1][2][3][4]。 SEMATについての最初の書籍が2013年1月に出版された[1]。筆者もAMAZONで早速入手して読んでみたところ、小説仕立てで要求を抽出してソフトウェア・システムとして実現して運用するまでの物語を展開しており、具体的にSEMATとはなんであるかが分かりやすく解説されている。本稿では要求工学の立場からSEMATについて説明しよう。 SEMATのプリンシプル SEMATには、活動可能性、拡張性、実務性という3つのプリン
78 2011 Vol.48 No.6 NTT V P N @OnDemand IT IT NTT NTT MY NTT NTT NTT MY NTT MY NTT NTT IT IT 79 2011 Vol.48 No.6 80 2011 Vol.48 No.6 No. . % % NTT NTT NEO NEO D P C Diagnosis Procedure Combination PREMIUM For Clinic NEO DPC PREMIUM DPC STANDARD For Clinic , NEO , 81 2011 Vol.48 No.6 82 2011 Vol.48 No.6 PMS PMS EDC % % PMS NTT DATATRAK EDC DATATRAK eClinicalTM PMS DATATRAK PMS NTT PMS EDC PMS Post
現在標準化されているギカクラスのPON方式には、国内で導入されているPON システムの主流である「GE-PON」と、昨年標準化が完了し、北米市場等を中心 に導入が始まっている「G-PON」があるが、GE-PONとG-PONの特徴的な違いは フレーム転送方式である。 GE-PONは、EthernetフレームをそのままPON伝送路に出力するシンプルなフレー ム転送方式である。ONUやOLTにおいて、フレーム変換を伴わないため、これら の装置の内部構成がシンプルになるといった特徴があり、さらに、Ethernet系の サービスとの親和性が高いといった特徴がある。 一方、G-PONでは、GTC(G-PON Transmission Convergence)フレームと呼ば れる固定長のフレームがPON伝送路においてやり取りされる。GTCフレームには GEM(G-PON Encapsulation Me
セカンドスクリーン。ここで言うスクリーンとは、映画や番組などのコンテンツを映し出す画面の事である。このブログでも以前取り上げたが、歴史から言って、映画館のスクリーンがファースト、テレビがセカンド、パソコンがサード、ケータイ・スマホ・タブレットがフォーススクリーンだ。ところが、最近でテレビ画面に映る番組をメインにして、サブ的に番組関連情報を映し出すスマホ・タブレットをセカンドスクリーンと呼んでいるようだ。ちょっとややこしい。 呼び方の定義はさておき、この新たな“セカンドスクリーン”の動きはちょっと注目である。テレビのメインスクリーンと、スマホ・タブレットのセカンドスクリーンをどう使い分けるのだろうか。昨年末民放数社が連携して、「マルチスクリーン型放送研究会」が設立された。テレビ局が番組と番組関連情報を同一の電波に載せて放送し、番組はテレビで、それに同期した関連情報はスマホなどで見るという新た
年一回人間ドックを受けているのだが、最近の受診でいくつか指摘をいただいてしまった。まあ年も年だし仕方ないわと、近所の内科医院で再検診をしてもらった。再検診結果はそこそこだったのであるが、それよりもこの内科医先生のICT装備に驚いてしまった。ご自分の机の上には最新のMacとWindows7のマシンがあり、電子カルテ記入やレセプト(診療報酬明細書)をこれで処理する。受付の会計用PCやレントゲン等の医療機器も“院内LAN”でつながっているそうだ。もちろん医院のホームページも開設されていて、ご自分でメンテされているという。お医者様には結構コンピュータマニアが多いと聞くが、この先生もご多分に漏れないようだ。 大病院はもちろんのこと、個人医院も含め医療のICT化が進んでいるようである。初期のころには前述の内科医院のように、病院の医療業務効率化のためにコンピュータを導入してきた。それが最近ではそういった
概要 前回はゴールドラットによる制約理論[1]と論理思考プロセス[2]の概要を紹介した。また現状分析ツリーについて述べ、事例を紹介した。今回は何を何にどのように変えるのかという「何に」の部分について解説する。まず対立解消図を紹介し、立場の違いからどんな対立が発生しているかを調べる。次いで、現状分析ツリーの問題点を用いて好ましい結果を探す未来実現ツリーを説明する。未来実現ツリーでは、新たな行動から派生する悪影響を探し出して対処するために、ネガティブ・ブランチを作成する。最後にネガティブ・ブランチとその対処策としてのインジェクションを未来実現ツリーに追加することにより、「何に変えるのか」の定義が完成する。問題分析ツリーで発見した課題に対して、それを解決する方法を発見するのが対立解消図だとすると、選択した新たな行動に対して想定される悪影響も考慮して、何をなすべきかを具体化するための手法が未来実現
今回は、IPsecの拡張というアプローチからモビリティ機能を実現したMOBIKEという 技術を紹介する。 MOBIKE(IKEv2 Mobility and Multihoming Protocol:RFC 4555)は、 IPsec通信を行う場合に暗号の方式・鍵情報を通信相手との間でネゴシエーションするために使用されるIKEv2(Internet Key Exchange version 2)というプロトコルを拡張したものである。 この技術が実装されていない装置においてIPsecトンネルを生成した場合、トンネルの終端アドレス(物理ネットワークインタフェースに割り 当てられているIPアドレス:外部IPアドレス)が変更されると、ネゴシエーションした セッション情報(SA:Security Association)も変更され、IPsecトンネルを再構成 しなければならなかった。これをMOBIK
オーバーザトップ(OTT)ビデオという聞きなれない言葉があるらしい。いろいろ調べてみると、なんのことはないブロードバンドインターネット経由で見るテレビ放送のことのようだ。 最近インターネットに直接つながる機器が増えてきた。OTTとはOver The Topの略で、ブロードバンドインターネットに直接“箱”をつないで、パソコン無しで利用する各種サービスの総称として使われているようだ。OTT-VoIPという“箱”でIP電話ができるし、OTT-STB(セットトップボックス)という“箱”を取り付ければテレビ映像が楽しめる。このテレビが見られる方をオーバーザトップ(OTT)ビデオと呼んでいるようだ。 インターネットでテレビを見ると言えばIPTVをすぐに思い浮かべるのだが、IPTVは実はインターネットではなく、CDN(Content Delivery Network)と呼ばれる専用のネットを経由して放送
先日、あるSIPサーバのC++のソースコードを見たのだが、これは汚いしひどい作りになっていたので驚いてしまった。SIPはテキストベースのプロトコルなので、どうしてもソースコード上も文字列操作が多くなる。この文字列操作というのは曲者で、文字列の比較にせよ、文字列のコピーにせよ、相応のCPU負荷がかかってしまうし、メモリ量への影響も大きい。なので、文字列操作をできるだけ使わなくする処理は重要である。 先ほど書いた、ひどいソースコードというのは、加入者データに関するものだ。大容量のSIPサーバでは、数十万規模の加入者を収容するので、加入者単位で必要とするメモリ量を抑えることでシステム全体のメモリを削減することができ、システム性能にも寄与することができる。このひどいソースは加入者情報をテキストベースで持つてしまっていた。 ある加入者情報の取りうる範囲は10種類程度しかなかったのだが、これをテキスト
今回は要求モデリングと誤り検出の関係について、まず米国標準技術局のデータに基づいて修正コストの観点から議論する。次いで要求誤りを抑止するという観点から、共通フレームワークのV字型開発モデルの限界についても議論し、新たな開発モデルが必要になることを示そう。また、多くの開発現場で起こりうるようなシステム開発の課題と要求モデリングの関係についても考察したい。 誤りの構造 まず、誤りの構造を復習しておこう。 ◆誤り(error) 誤りには、知識の誤りと行為の誤りがある。行為が正しくても知識が間違っていれば、要求には欠陥が生じる。これに対して、正しい知識に基づいているが、正しくない行為によって作成された要求にもやはり欠陥が生じる。知識も行為も誤っていれば、欠陥が生じるのは当然である。 ◆欠陥(defect) 知識や行為の誤りによって、文書やコードに現れる正しくない記述を欠陥という。 ◆失敗(fail
経営に少なからず影響を与えるような大規模開発プロジェクトにおいては、「意思決定」の最後の砦として「ステアリング・コミッティ」を設置する。 「ステアリング・コミッティ」は、一般的にお客様、SIer、協力会社の上位管理者層(役員レベル)により構成され、「お客様のビジネス」における「プロジェクトの位置づけ、その目標及び戦略」を確認し、それぞれの関係者に浸透させると同時に、有事の際には、プロジェクトの成功に向けて相互の利害関係を調整し、速やかにプロジェクトを軌道に乗せることを目的とする。 具体的には、プロジェクトにおける各工程の節目(契約時点、基本設計完了時点、試験開始時点等)等での外部要因(前提条件)の変化・それぞれの進捗及び課題解決状況をお互いに確認すること、さらに、ステークホルダー間の仕様クリンチ等、簡単には割り切ることの出来ない「問題・課題」や想定外の「大きな阻害要因・課題」発生時に、
以前書いた“可視光通信”について、ブログを読まれた方からコメントを頂戴した。コメントの主旨は「可視光通信をアマチュア無線に利用できるのでは?」といったものである。「アマチュア無線」という言葉を聞いて非常に懐かしかった。実は筆者も学生時代に第四級アマチュア無線技士(当時は電話級と呼ばれていた)資格を取り、コールサインももらって「CQ、CQこちら・・・」と楽しんでいたことを思い出した。弊社にもアマチュア無線クラブがあり現在も活発に活動している。アマチュア無線といえば、交信を“QSO”といったり、無線機のことは“リグ”と呼んだり、“FB”や“ベスト73”など、いろんな“専用符号”を使いこなしていたことを思い出す…。ただ、最近はすっかり忘れていた。利用者も減少していると聞く。 ちょっと話題がアマチュア無線そのものにそれてしまったが、これに可視光通信を利用しようという発想は初耳で、非常に興味を持った
仮想化から運用管理まですべてオープンソースで企業内IT基盤を実現 統合運用管理ソフト「Hinemos VM管理オプション Ver.1.1」をリリース NTTデータ NTTデータは、2009年10月13日よりHinemos VM管理オプションの新バージョン、Ver.1.1をリリースし、同日よりHinemosパートナーへの出荷を開始した。Ver.1.1では、対応する仮想化ソフトウェアが新たに追加された。特にオープンソースソフトウェア(OSS)であるXenを追加することで、仮想化環境を実現するレイヤから運用管理レイヤに至るまですべてOSSで揃えることができ、よりコストパフォーマンスの優れた企業内IT基盤を実現することができる。同社では、Hinemos VM管理オプションを今後さらに機能強化することで、普及が見込まれるプライベートクラウド基盤での利用拡大を目指す。 Hinemos VM管理オプショ
光ファイバーを使ったブロードバンド通信が普及し、光を利用した通信が身近なものになってきた。光ファイバーは有線通信だが、同じ光を使った無線通信の研究開発が進んでいるという。これが可視光通信である。文字通り目に見える光を無線電波のようにそのまま空中を飛ばして通信する。たとえば部屋の照明の光からデータが飛んでくるのである。そういえば、普段使っているテレビ等のリモコンは赤外光(赤外線)を使っている。これが目に見えない赤外線ではなくて可視光に変わったものだと思えばよい。 人類は古くから光を通信に利用してきた。のろしがそうであり、海上の船舶がライトをピカピカやってモールス通信するのもそうだ。電話の発明で有名なベルも1880年に光の照射で音声を送る実験を成功させたそうだ。現在研究されている可視光通信も原理は同じで、光の点滅を利用する。この技術は日本オリジナルで、2001年に慶応大の中川教授が提唱されたら
以前バーチャルリアリティ(VR)について紹介した。日本語に訳すと「仮想現実感」である。これに対し最近AR(Augmented Reality)という言葉を聞くようになってきた。これは「拡張現実感」と訳されている。何が違うのだろうか。 VRはコンピュータグラフィックス等によって仮想の映像世界を作り出し、見えないものを見えるようにしたり、現実では体験できない世界に入り込むことができるようにする技術である。ところがARはこれを文字通り“拡張”して、現実の世界の中にVRの仮想世界を重ね合わせる技術なのである。 例えば、カーナビで画面上ではなく実際の道路上に方向案内が示されたり、博物館の展示物の表面や周囲に説明文や資料映像が映し出されたり、また本人の体の表面にその内部のレントゲン映像が映し出されたりする。AR技術を使った特殊ミラーのある試着室では、着替えなくてもフィッティングやコーディネートができ、
近年、家庭やオフィス内に設置する超小型の携帯電話基地局である「フェムトセル」が、 国内外で注目されている。 フェムトセルとは、半径数十メートル程度のエリアをカバーし、特定ユーザの利用を 基本とする基地局である。 また、フェムトセルから携帯電話事業者のコアネットワーク (携帯電話事業者網)へ接続するために、ユーザーのブロードバンド回線を利用可能である。屋内カバレッジの改善に加えて、限られたユーザーで基地局を占有できるため、 スループットの向上が期待できる(図1-1)。 携帯電話事業者からみたフェムトセルの導入 理由として、不感エリア対策、携帯電話事業者網の トラヒック増加対策、新たなFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスの実現等が 一般的に挙げられる。実際には目的や狙いは事業者によって異なり一様ではない。 現在、フェムトフォーラム(※1)や3GPP(※2)において
要求工学の発展に貢献している株式会社NTTデータの協力により、要求工学の普及、情報交換を目的としたコミュニティーサイトです。「要求工学何でも相談室」は、要求工学を、より多くの情報システムの開発担当者や営業担当者、さらには、要求工学初心者にも興味・関心を持っていただくことを目的としたサイトです。 そして、要求工学の価値(有効性や実用性)に共感をしていただき、情報システムの開発現場における要求工学の適用・活用のための要求工学コミュニティの形成を目指しています。
パソコンにとって欠かせない部品の一つがハードディスク(HDD)だ。大容量のデータを高速に読み書きでき、長期保存ができる。最近ではコンピュータだけでなく、テレビのビデオレコーダーやカーナビにまで使われるようになった。今そのHDDが様変わりしようとしている。それがSSDである。 SSDとは、Solid State Driveの略で、要するに磁気ディスクではなく電源を切っても記憶が消えないフラッシュメモリーで構成されたHDD互換品のことである。トランジスタなのでシリコンディスクなどとも呼ばれている。 パソコンにとっては全くHDDと同じに見えるところがミソで、中味は全く違う部品なのであるが、同じコネクターのSSDに取り換えるだけで従来同様に動作する。で、SSDに取り換えると何が良いのかであるが、簡単に言うと、「速い・強い・小さい」である。HDDはご存じの通り、モーターで高速回転するディスク上を縦横
【手順1】ゴールを抽出する ・システム境界とゴールを抽出する。 たとえば、「ある地方都市を活性化するシステム」はシステム境界の例である。 ゴールは「住民が生きがいを持つ町づくりシステム」。システムには情報システムだけでなく人間活動も含めることができる。 ・システムの問題を列挙する。 たとえば、「このシステムのどこが良くないのか?」を考えることでシステムの問題点を抽出していく。 【手順2】好ましくない結果を見つける まず抽出した問題点に対して、その原因、マイナス面、理由を列挙する。 次に、このようにして抽出した原因、マイナス面、理由を分析ツリーの構成要素(エンティティ)とする。 さらに、これらのエンティティの中から、好ましくない結果(UDE)を決める。ここで理由に基づいて作成されたエンティティを好ましくない結果の候補とする。原因よりもその理由の方がより好ましくないことを説明している上位の概念
前回、要求レビュについて解説した。そこで、要求の曖昧さをチェックすることが重要だとは述べたが、「複数の解釈ができることはないか?」というレビュ項目を示しただけで、要求レビュの具体的なやり方については説明しなかった。 今回は、要求仕様の曖昧さとは何か?それをどのようにして検出すればいいのか?について考えよう。 さて日常的な意味では、曖昧さというと、「ものごとがぼんやりしていて、何であるかはっきりしない様子」のことだろう。同じように、要求が明確に定義されていない(不明性)か、複数の意味に解釈できる(多義性)とき、要求が曖昧だと考えることができるだろう。 機能要求の構造と曖昧さ そもそも曖昧さはどのようにして発生するのだろうか? 非機能要求については、本連載でもゴール指向要求工学などで定義する手法を何回か紹介しているので、ここでは機能要求の曖昧さについて考えていくことにする。 ソフトウェアの機能
インタビュー キャリアならではのクラウド環境の実現で、新たな市場の創出を目指す(PDF:281KB) NTTコミュニケーションズ(株) 先端IPアーキテクチャセンタ 所長 原 隆一氏 あらゆるものを安心・安全につなぐアーキテクチャをもとに独自のクラウドコンピューティング環境の具現化を目指すNTTコミュニケーションズ。NTTコミュニケーションズの先端IPアーキテクチャセンタ(以下、IAC)が目指す次世代クラウドコンピューティング構想“Setten(セッテン)”の取組み状況について、原隆一所長にうかがった。(続きはPDFでご覧下さい。) インキュベーション推進プロジェクト 次世代ICTをかたち作るクラウドコンピューティング構想 ~Setten~ 端末配信プロジェクト 役立つ情報を、いつでもどこでも迅速に、簡単に“つなぐ”の実現に向けた取組み 認証・セキュリティプロジェクト 認証・セキュリティに
先日、テレビで「デジタルネイティブ」なる番組が放映されていた。子供の頃からインターネットが存在し、使ってきた年代・世代のことをこう呼ぶらしい。世界初の商用インターネットが始まったのが1987年、日本では1992年、この頃以降の年代・世代が該当する。インターネットを水や空気のように使いこなしてきた、まだ18歳に満たない子供たちである。ちなみに、これより古い世代で、あとからITについて勉強しようと努力している人たちを「デジタルイミグレイト」と呼ぶようだ。 番組では、13歳でインターネットを駆使して起業した少年、ネット上に200カ国の若者が参加する”国際機関”を作り出した若者、仮想空間で仕事を請け負って月に5000ドルを稼ぐ高校生などが紹介されていた。デジタルネイティブは、自ら情報を発信し共有することでネット・コミュニティに参加し、見ず知らずの人々と瞬時につながって、次々と常識に縛られない「価値
概要 今回はコミュニケーションの構造について考える。コミュニケーションはソフトウェア開発やマネジメントの中でもとくに重要だと考えられている。たとえば、ソフトウェア開発のリスクの原因は「コミュニケーションがうまくとれていなかった」ことだとよく言われる。では、良いコミュニケーションとは何であろうか? 以下ではコミュニケーションの成立条件や会話とはなにかについて、Winogradの会話構造モデル[1][2][3]を用いて何をどのように管理すればいいのかを考えよう。 言語行為展望論 言語行為展望論(Language Action Perspective Theory)では、会話には将来の行為への約束(コミットメント、Commitment)を形成するための基本的な構造があると考える。コミットメントの意味には、委任、委託、約束、責任などがある。ここでは、コミットメントを主に約束ということにしておこう。
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