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ホーム 社説 【社説】化学企業が量子時代を勝ち抜くには - 化学工業日報 情報技術を駆使する材料開発、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)の有益なツールとして、次世代の高速計算機である量子コンピューターに注目が集まっている。ソフト・ハード両面の開発が進み、有機EL材料がエネルギーを吸収して発光する励起状態の計算、半導体材料の最適な配合の探索など、実用的な問題が解けるポテンシャルを示す成果も出ている。東京大学工学系研究科の川崎雅司教授は「量子コンピューターが『読み書きそろばん』になる時代が来る」と語る。 量子コンピューターは、電子や光子(光の粒子)などのミクロな世界で起きる量子力学的な現象を利用する。材料開発分野では創薬の候補物質や新規材料の探索、自然現象を再現する化学反応の開発などに役立つと期待される。 幅広い計算に使えるゲート型量子コンピューターはクラウド経由での利用だったが、202
ホーム 先端材料・部材 東レ、グリーン水素製造HC電解質膜、PEM型でシェア独占へ - 化学工業日報 東レは、グリーン水素を製造する固体高分子(PEM)型水電解装置の電解質膜として使われている主流のフッ素系膜について、ほぼすべて同社の炭化水素系(HC)電解質膜への置き換えを目指す。現在は国内外でHC電解質膜の実証を重ねている段階だが、2025年以降には膜の供給を中心にさまざまな装置メーカーと共同で膜の価値最大化につながる運転や管理方法を検証することで、世界規模で水素関連ビジネスを大型化させる狙い。「PEM型のマーケットはすべて獲得するつもりで手がけている」(同社)。続きは本紙で プロトンの伝導性が高いほかガスの透過性が低く高強度で、150度C以上の耐熱性も併せ持つ 実証を行った米倉山電力貯蔵技術研究サイト 記事・取材テーマに対するご意見はこちら PDF版のご案内
ホーム 社説 唯一無二のサプライヤーをめざせ - 化学工業日報 半導体業界では圧倒的なシェアを握るメーカーが存在する。EUV(極紫外線)露光装置で100%のシェアを握る蘭ASMLが最たる例だろう。装置がなければ微細化のカギを握るEUVプロセスを導入できないとあって、年産50台ほどのEUV露光装置は奪い合いの状況だ。材料側に目を移すと、層間絶縁材料でほぼ市場を独占する味の素ファインテクノの存在感が際立つ。両社に共通するのはサプライヤーとして突出し、価格競争と無縁であることだ。 1台200億円もするEUV露光装置を数多く導入しようと台湾積体電路製造(TSMC)やサムスン電子が躍起だ。EUVプロセスに乗り遅れまいとSKハイニックス、インテルなども続く。ASMLは、一段性能を高めた次世代EUV露光装置を開発し、価格を約2倍の390億円に設定した。値段など二の次とばかりに、こちらも争奪戦が始まってい
ホーム エネルギー・素材 ヘリウム不足が深刻化、大陽日酸は供給半減要請 - 化学工業日報 <フォーカス> 自動車部品や半導体、医療など幅広い用途で利用される産業ガス、ヘリウムの不足が深刻化している。国内2番手で推定シェア約25%の大陽日酸は、4月から供給量を半分以下に削減する依頼を顧客に進めている。ロシアのウクライナ侵攻の影響で、同国産ヘリウムの稼働トラブルが長引くことが影響した。今回のヘリウム不足は「過去20年で最悪」(大陽日酸)。川下業界への影響や、他の産業ガスサプライヤーの動向が注目される。 続きは本紙で 記事・取材テーマに対するご意見はこちら PDF版のご案内
ホーム ライフイノベーション モデルナ、オミクロン対応ワクチン、日本も導入へ - 化学工業日報 米モデルナは、オミクロン株に対応した新型コロナウイルスワクチンを日本向けにも開発する。オミクロン株に特化した単味ワクチンと、既存のワクチン「スパイクバックス」を組み合わせたワクチン。米国で臨床試験を実施し、日本でも今秋までに4回目の追加接種用ワクチンとして実用化を目指す。11日開催のメディアセミナーで、モデルナ日本法人の鈴木蘭美社長が明らかにした。 同社はオミクロン株に特化した単味ワクチンと既存のスパイクバックスを合わせた2価ワクチンの臨床試験を米国で開始した。スパイクバックスを3回接種した18歳以上を対象に、米国で約375人組み入れる予定。先行して同単味ワクチンの追加接種試験を行っているが、2価ワクチンで開発を進める。英国でも臨床試験を行い、今秋の追加接種シーズン前の実用化を目指す。 鈴木社長
ホーム ライフイノベーション 厚労省、コロナ薬支援で「イベルメクチン」選定 - 化学工業日報 厚生労働省は4日、新型コロナウイルス感染症治療薬実用化支援事業の対象として、新たに興和を選んだと発表した。同社の申請に基づいて具体的な額を決定し、補助金を交付する。 支援対象となったのは興和が新型コロナ感染症治療薬として開発中の抗寄生虫薬「イベルメクチン」。現在、第3相臨床試験(P3)を行っている。今回、評価委員会における専門的・学術的観点、事業継続的観点からの評価を踏まえ、国庫補助の対象事業として採択した。 厚労省は世界各国で開発が進んでいる同治療薬を日本で治験し、国内で早期に実用化する目的で支援事業を行っている。今回が3次公募で、応募は興和の1件だけだった。 新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD) 新型コロナウイルス関連記事一覧へ
ホーム コラム 【社説】半導体材料 不都合な現実も直視を - 化学工業日報 日本政府が韓国に対し半導体関連素材(フッ化水素、レジスト、フッ化ポリイミド)3品目の輸出管理を厳格化して2年4カ月が過ぎた。この間、サプライチェーン寸断の危機感が深まった韓国では、半導体関連の素材・装置の国産化が進められてきた。 韓国の産業通商資源部が7月に「素材・部材・装置競争力強化の2年間の成果」を公表している。フッ化水素は対日輸入額が6分の1程度に減少、フッ化ポリイミドは輸入が事実上ゼロとなり、素材・部材・装置全般でも対日依存度が15・9%と、0・9ポイント低下したとの成果を並べた。 韓国貿易協会によると、最先端の半導体製造に使うEUV(極紫外線)レジストの、21年1~5月の輸入額全体に占める日本の比率は19年同期比6・7ポイント減の85・2%となったが、ベルギーからの輸出比率が9・4ポイント上昇(9・8%)
ホーム 社説 【社説】EVシフトに対応迫られる化学企業 - 化学工業日報 自動車の電動化シフトが加速している。自動車は化学産業の主要な需要産業の一つ。欧米化学企業の間では、すでに電気自動車(EV)時代を見据えてポートフォリオを転換する動きが始まっている。 BASFは2021年12月に、自動車用排ガス浄化触媒事業を分離すると発表した。約20の生産拠点と4000人以上の従業員で構成し、本社を米ニュージャージー州イズリンに置く。22年1月から分離の作業に入り、最大18カ月を要する見込み。顧客、パートナー、従業員のための事業継続を最優先としつつ、売却の可能性も示唆している。 触媒部門からエンジン車にかかわる事業を切り離して、正極材をはじめとした電池材料分野に集中する。BASFは30年にリチウムイオン電池(LiB)の正極材の売上高を70億ユーロ(約9000億円)と、23年の想定である15億ユーロの4
ホーム インタビュー 全固体電池、現状と課題 雨堤徹氏・佐藤登氏に聞く - 化学工業日報 <来月1日に化学工業日報社主催オンラインセミナー> 化学工業日報社主催の車載電池セミナー「全固体電池 実用化に向けた期待と課題」(https://www.chemicaldaily.co.jp/seminar/211101/)が11月1日、ライブ配信の形式で開催される。講師は、電池業界で世界的に知られる雨堤徹氏と佐藤登氏。配信に先立ち、現状の全固体電池に懐疑的な立場を取る両氏に、同電池を取り巻く環境や課題、固体電解質の応用展開などについて話を聞いた。(聞き手=加藤木学) <Amaz技術コンサルティング合同会社代表・雨堤徹氏、液系進化に固体電解質、良いとこ取りめざせ> ◆…全固体電池を取り巻く環境をどうご覧になっていますか。 「5年ほど前にあるセミナーで全固体電池について講演したことがあるが、私はその時
ホーム HP独自・先行 モデルナ製コロナワクチン、異物混入で163万回分使用中止 スペインで製造 - 化学工業日報 厚生労働省は、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの一部ロットの使用見合わせを発表した。バイアル内の異物混入が複数の接種会場から報告されたため。対象となるワクチンは約163万回分。すでに接種を受けた人もいるが、これまで健康被害は報告されていないという。異物の詳細や原因はモデルナが調査中だが、スペインの製造委託先でゴム片が混入した可能性があるようだ。 今月16日以降、同ワクチンを使用する職域接種・自治体の大規模接種会場8カ所で、使用前のワクチンのバイアル内に異物が発見された。異物混入が報告されたのは、25日時点でバイアル39本。モデルナ製を国内供給する武田薬品工業が各施設から連絡を受け、厚労省に報告し、安全優先のため関連ロットの接種見合わせを決めた。 使用中止するのは、異物
ホーム ライフイノベーション コロナ治療でレムデシビル保険適用へ、薬価収載、治療5日間で38万円 - 化学工業日報 中央社会保険医療協議会(中医協)は4日の総会で、新型コロナウイルス感染症治療薬「ベクルリー」(一般名・レムデシビル)の保険適用を了承した。これまでは国が買い上げて医療機関に無償提供してきた。コロナ治療薬には公費が使われるため、保険適用後も患者負担はない。薬価は治療1回(成人5日間)当たり約38万円。 ベクルリーは昨年5月に特例承認されたが薬価収載はせず、厚生労働省が買い上げて各医療機関に配分してきた。安定供給の見通しが立ったため、製造販売元のギリアド・サイエンシズが保険適用を申請した。国の在庫が終わってから通常の医薬品と同様の流通体制に移行する。保険適用後も当面は患者負担は生じない。 薬価は1瓶(100ミリグラム)約6万3000円。成人は基本5日間で6瓶使うため、約38万円の
ホーム HP独自・先行 モデルナ製コロナワクチン、半年後も効果維持 来年は日本向け1億回追加も - 化学工業日報 米モデルナは、新型コロナウイルスワクチンの長期有効性や追加免疫ワクチンの試験データなどを発表した。2回目接種から6カ月後も発症予防効果は93%を維持。デルタ株に対する中和抗体価は低下するが、3回目の追加接種をすると2回目以上の抗体価を回復した。また、日本への供給では、来年は最大1億5000万回分を供給できるオプションになっていることも分かった。このほど開催した決算説明会で明らかにした。 最初のコロナワクチンを承認申請する根拠となった第3相臨床試験(P3)の最終結果がまとまった。2回目接種から2週間~6カ月間の発症予防効果は93%で、昨年申請時の94%とほぼ同じ。4カ月以後の発症例のみを解析した有効率も92%と同等だった。 変異株に対する中和抗体は、6カ月後は大幅に低下。デルタ株
ホーム HP独自・先行 塩野義製薬、コロナワクチン、製剤見直し 抗体価上がらず 年内実用化は困難に - 化学工業日報 塩野義製薬は2日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの製剤を変更したと発表した。従来の製剤では十分な抗体反応が見込めず、効果を高めるアジュバント(免疫増強剤)を変えて再開発する。今月、追加の臨床試験を開始する。最終段階の臨床試験を年内に始め、年度内の実用化を目指す。これまで最短で年内供給開始も可能としていたが、遅れる見通しになった。 同社は昨年12月に最初の第1/2相臨床試験(P1/2)を始めた。安全性や細胞性免疫による予防効果には問題がなかったが、中和抗体価は十分上がらなかった。中和抗体による液性免疫も増強するため、アジュバントを変更したワクチン製剤を再開発した。ワクチン抗原は変えていない。新旧アジュバントとも、他のワクチンで使われているような既知のアジュバントという。
ホーム ライフイノベーション コロナ変異株のワクチン予防効果、接種1回でもデルタ株に7割有効、カナダの公的研究機関検証 - 化学工業日報 カナダの公的研究機関は、新型コロナウイルス変異株に対するワクチン3剤の予防効果を検証した。同国の今年5月までの感染データを解析した。インドで最初に発見され各地で感染が広がっている変異株「デルタ株」に対しては、米モデルナ製と英アストラゼネカ(AZ)製ワクチンは接種1回でも7割前後の発症予防効果があった。モデルナ製は他の変異株に対しても接種1回で7~8割の予防効果を記録した。 カナダ政府が支援する「カナダ予防接種研究ネットワーク(CIRN)」が、オンタリオ州で昨年12月~今年5月に報告された約7万人の感染データを解析、コロナワクチンの変異株に対する有効率を検証した。モデルナ、AZ、米ファイザー/独ビオンテック製の3剤が対象で、接種人数や陽性人数の内訳は明らか
ホーム ライフイノベーション イベルメクチン 興和、コロナ治験実施へ - 化学工業日報 興和は1日、抗寄生虫薬「イベルメクチン」を新型コロナウイルス感染症の治療薬に用いる第3相臨床試験(治験)を実施すると発表した。2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した北里大学の大村智特別名誉教授らが発見した抗生物質で、同薬の権利元の米製薬メルクはコロナ向け開発に効果の観点で後ろ向き。興和が投与量などをコロナ用に変えて治験を行い、年末までに承認申請の手続きに入りたい考えだ。 イベルメクチンの企業治験は日本では初。大村氏が興和に直接依頼し実現した。北里大、愛知医科大学、東京都医師会の協力を得て、主に軽症患者800~1000人を対象に行う。詳細な治験内容は医薬品医療機器総合機構(PMDA)と相談中で「できるだけ早く始めたい」(三輪芳弘社長)。 厚生労働省はコロナの診療手引きで、国内で入手でき適応外使用できる
ホーム ライフイノベーション MSD日本法人、コロナ治療薬の最終治験開始、自宅療養に“ゲームチェンジャー” - 化学工業日報 米メルクは、新型コロナウイルス感染症治療薬として開発中の抗ウイルス剤「モルヌピラビル」について、感染初期の患者を対象にした第3相臨床試験(P3)を日本でも開始する。同剤は在宅患者でも服用可能な経口剤で、富士フイルム富山化学の「アビガン」と同じ作用機序を持つ。5日間の服薬でウイルスが消滅したデータがあり、コロナ治療の「ゲームチェンジャー」になり得るとして期待している。日本の研究開発を統括する白沢博満MSD日本法人上級副社長が、20日に開催した定例記者会見で明らかにした。 米メルクは先週、入院していない患者に対するモルヌピラビルの国際P3の開始を発表した。症状が出てから5日以内で、軽度~中等症の患者約1850例を組み入れる。約1カ月間で重症化・死亡した患者の割合などを評
ホーム HP独自・先行 【速報】コロナワクチン量産補助、武田、アンジェスなど6社に - 化学工業日報 厚生労働省は7日、新型コロナウイルスワクチンの生産体制整備事業の助成先としてアンジェス、KMバイオロジクス、塩野義製薬、武田薬品工業、第一三共、英アストラゼネカの6社を採択したと発表した。武田薬品をのぞく5社は、開発参入している自社のコロナワクチンの日本での生産整備に補助金を活用する。武田薬品は米ノババックス社が海外治験を実施しているワクチンの日本での開発や製造、流通を担う。 武田薬品の助成額は300億円で、光工場(山口県)で2億5000万接種分以上の生産体制を整える。ノババックスのワクチンにはこれまで富士フイルムやAGCの子会社も協力を表明している。 塩野義は2021年末までに3000万人分以上のワクチンを供給する。同社は経済産業省のサプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金1
ホーム HP独自・先行 【HP先行公開】1万人抗体検査 欧米3社採用 厚労省 - 化学工業日報 国が6月から実施する新型コロナウイルスの感染歴を調べる1万人規模の抗体検査に、米アボット、スイス・ロシュ、米モコバイオの3社の検査薬・測定機器を採用することが決まった。厚生労働省は海外で一定の評価を得ている製品を選択し、感染実態の把握に利用する。3社にとっては検査実績を積み上げられ、薬事申請にも弾みがつく。 抗体検査薬は国内に現状、約15製品が出回るが、これまでの性能評価では陰性を陽性と判定するなど性能が不十分との指摘があった。ロシュやアボットなどの抗体検査薬は米国食品医薬品局(FDA)の性能評価で精度の高さが示されていた。 一方、PCR検査薬や抗原検査薬はすでに製造販売承認された製品があるのに対して、抗体検査は新型コロナに対する免疫の研究が深まっていないこともあって承認品がまだない。薬事承認を
ホーム ライフイノベーション 新型コロナ感染抑制 花王、北里大などVHH抗体を取得 - 化学工業日報 花王、北里大学大村智記念研究所ウイルス感染制御学I研究室の片山和彦教授、埼玉大学発バイオベンチャーEpsilonMolecular Engineering(さいたま市、略称EME社)の研究グループは7日、新型コロナウイルスに結合することで感染抑制能(中和能)を有するVHH抗体の取得に成功したと発表した。この研究成果は新型コロナの治療薬や検査薬の開発に期待でき、今後は社会で広く使ってもらえるよう提携先を探していく考え。 VHH抗体はラクダ科動物由来の抗体。一般的な抗体と比較し10分の1の大きさで、高い安定性や微生物による低コストが可能なことから近年注目を集めている。今回の研究は新型コロナの課題を解決する手段の一つとして、3者の持つ技術を掛け合わせた。動物試験を経ないため一般的な抗体開発に比べ
ホーム ライフイノベーション 関東化学 韓国社製コロナ検出キット供給 - 化学工業日報 関東化学は新型コロナウイルス(COVID-19)用遺伝子検出キットについて、研究用試薬として国内供給を開始した。韓国Kogene Biotech(コジェンバイオテック)社製のリアルタイムPCR法を用いたキット。韓国では体外診断用医薬品(IVD)として承認を受け、新型コロナウイルス感染症の迅速診断に広く活用されている。関東化学は海外において使用実績のある遺伝子検出キットの供給体制をいち早く構築することで、感染拡大防止につなげていきたい考え。 コジェンバイオテックは遺伝子検出キットの韓国トップメーカー。韓国国内でシェア8割を有している。関東化学は2012年にコジェンバイオテック社と基本取引契約を締結。関東化学が同社の遺伝子検出キット国内総販売店として日本市場での販売を手がけてきた。 今回、関東化学は新型コロ
ホーム ライフイノベーション 新型コロナ 消毒・除菌ニーズ 対応待ったなし(下) - 化学工業日報 新型コロナウイルスの影響で増える消毒・除菌ニーズ。人の手指などの消毒にアルコール消毒液が多用される一方で、ドアノブや手すりなど身の回りの接触面の消毒に対してはアルコールよりも次亜塩素酸ソーダ(次亜塩素酸ナトリウム)の方が有効性が高いとされる。厚生労働省も感染予防の啓発資料で使用を呼びかけている。ただ、金属部分を腐食させることがあるほか、素手で触れると手荒れの原因になる場合があり、使用場面によってはこうした心配のない次亜塩素酸水の活用が広がっている。 普段は浄水場などの消毒・殺菌に使われる次亜塩素酸ソーダ。一般消費者には「ハイター」「ブリーチ」などの商品として日常でも使われている。新型コロナウイルス対策として、濃度0・05%に薄めて拭き取り用に使うことが推奨されている。次亜塩素酸ソーダを取り扱
ホーム メディカル 新型肺炎 ロシュや栄研化学、迅速検査体制確立へ - 化学工業日報 新型コロナウイルスの迅速検査へ、国内外企業が急ピッチに作業を進める。検査薬世界大手のスイス・ロシュは約3時間半で診断できるPCR法検査試薬を日本に提供し始めた。栄研化学は独自の遺伝子増幅技術LAMP法を使い、1時間以内に判定する検査キットを数カ月程度で開発する意向だ。市中感染の懸念が広がるなか、より迅速に高精度に検査できる技術は欠かせない。続きは本紙で 記事・取材テーマに対するご意見はこちら PDF版のご案内
2010年8月31日(火) 理研、子宮頸がん用ワクチンの次世代品開発へ 理化学研究所(理研)新興・再興感染症研究NW推進センターの神田忠仁氏は、先週末に開催された厚生労働省の予防接種部会で、製薬会社と組んで次世代の子宮頸がんワクチンの開発に取り組んでいることを明らかにした。これまでのワクチンに比べ、同がんの発症原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)のより多くの遺伝子型を中和できるのが特徴という。子宮頸がんの予防ワクチンではグラクソ・スミスクラインの「サーバリックス」が商品化されているほか、万有製薬が「ガーダシル」を承認申請しており、サーバリックスはHPVの2つの遺伝子型、ガーダシルは4つの型の予防に有効とされている。理研の神田氏らが開発に取り組んでいるのは、これらに比べより多くの遺伝子型に中和効果を発揮する新ワクチン。これまでに8つの型を中和することを確認したという。すでに国際特許を
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