米大統領選から撤退する決断について演説したバイデン大統領=24日、米ホワイトハウスの大統領執務室/Evan Vucci/AP ワシントン(CNN) バイデン米大統領は24日夜、ホワイトハウス執務室から国民向けに演説し、今年の大統領選から撤退する決断について民主主義を守るためと位置付けた。 バイデン氏は演説で「この職務に敬意を抱いているが、国を愛する気持ちの方が強い」と説明した。自身の大統領の任期、そして半世紀に及ぶ公共の奉仕の終わりの始まりを告げる異例の演説となった。 さらに「皆さんの大統領を務められたのは一生の名誉。しかし、どんな肩書よりも重要な民主主義を守るためだ。私は米国民のために働くことから力を得て、そこに喜びを見いだしている」と語った。 バイデン氏はトランプ前大統領を名指しこそしなかったものの、敗れた4年前の選挙で勝利を主張したトランプ氏との明確なコントラストを打ち出した。 「米