(CNN) イスラエルが占領するゴラン高原に対するロケット弾攻撃を受け、イスラエル軍は28日、イランを後ろ盾とするレバノンの武装組織ヒズボラの拠点を同日空爆したと発表した。この空爆で死傷者が出ているかどうかは現時点で分かっていない。 これに先立つ27日の攻撃では、シリアとレバノンの国境に近いゴラン高原の町マジュダルシャムスに約30発のロケット弾が撃ち込まれ、イスラエル首相府によると子ども12人が死亡、44人が負傷した。同地域では再び全面戦争に発展しかねないとの緊張が高まっている。 マジュダルシャムスを訪れたイスラエルのガラント国防相は、ロケット弾攻撃について「ヒズボラの仕業だ。彼らはこの代償を払うだろう」と強調した。 一方、ヒズボラは、この攻撃への関与を「断固として否定する」と述べている。 イスラエル外務省やCNNの取材に応じた住民によると、27日の攻撃で死亡したのはサッカー場で遊んでいた