移民送還に「思想狩り」の影 政権批判の外国人、相次ぎ拘束―トランプ米政権100日 時事通信 外信部2025年05月02日07時05分配信 【図解】米コロラド州 バイデン前米政権下での不法移民急増は有権者の不満を呼び、トランプ大統領が返り咲きを果たす原動力となった。トランプ氏は移民問題への対応を政権発足100日で「最も重要」な施策と位置付け、既に14万人近くを強制送還したとされる。だが、当初は犯罪歴のある者を優先するとしていた国外追放の対象者は、政権に批判的な移民や永住権保持者にも拡大。「思想狩り」や恐怖支配の思惑ものぞく。 トランプ米大統領、安保補佐官を事実上更迭 チャット共有で批判―国連大使に配置換え ◇見せしめ 人口の3割を中南米系が占める西部コロラド州オーロラで3月17日、メキシコ出身のジャネット・ビスゲラ氏(53)が移民税関捜査局(ICE)に身柄を拘束された。治安が悪化する母国を逃