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東京メトロ 丸の内線・日比谷線「霞ケ関駅」 B2出口より徒歩約3分 都営地下鉄 三田線「内幸町駅」 A7出口より徒歩約3分 東京メトロ 千代田線「霞ケ関駅」 C4出口より徒歩約3分 JR 新橋駅 日比谷口より 徒歩約10分 当施設に駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関をご利用下さい。
日本独自の出版文化である児童雑誌「学年誌」。1922(大正11)年に初めて学年別学習雑誌として『小學五年生』と『小學六年生』が創刊されました。その発行部数が最も多かった1950年代から70年代にかけて表紙画を手がけたのが洋画家・玉井力三です。玉井は流行や世相を反映した姿の男の子と女の子が笑顔で表紙を飾るスタイルの完成形を築きました。描かれた子どもたちの生き生きとした表情や時代の象徴に彩られた表紙全体からは、あの頃の日本の元気さを感じ取ることができます。 本展では、玉井力三の表紙画を中心に、学年誌の100年を追いかけます。出版文化を担ってきたここ千代田区で、児童雑誌というメディアを通じて、子どもたちを取り巻いてきた文化の追体験をお楽しみください。 ※ 本ページのすべての画像の転載・複製を禁止します。 開催概要 会期:2022年9月16日(金曜日)~11月15日(火曜日) <休館日>9月19日
ANA機内誌『翼の王国』にて連載された仏文学者 鹿島茂氏による「稀書探訪」。2007年4月号に第1回が掲載されて以降2019年3月号まで、実に12年間144回にわたる連載は、『翼の王国』ファンの間でも人気のページでした。 本展は、19世紀ロマン主義時代のイラストレーターによる挿絵本や、19世紀を中心とする地誌・風俗画、風刺画の入った新聞、モードのグラフィック資料など、1回1冊、144回の連載で採り上げられた、全144冊の稀少な書籍や資料を総覧する展覧会となります。フランス古書収集の喜怒哀楽を軽妙な語り口で綴る鹿島氏のテキストとともに、魅惑的な写真で展開された「稀書探訪」のページを飛び出して、稀覯本の数々が日比谷図書文化館の展示スペースに踊ります。 ※ 本ページのすべての画像の転載・複製を禁止します。 開催概要 会期:2022年5月20日(金曜日)から7月17日(日曜日)※前後期一部展示替え
千代田図書館「内務省委託本」研究会の調査研究により明らかになった新事実を、調査レポートとして発行しています。 千代田図書館9階で配布しているほか、千代田Web図書館にて、電子書籍として公開しており、どなたでも閲覧可能です。 第20号:宮島幹之助『国際阿片問題の経緯』について 2023年3月発行 報告:尾崎名津子氏 「内務省委託本」に2冊所蔵されている宮島幹之助『国際阿片問題の経緯』を取り上げ、その差異を検討することで、検閲上の問題点はどこにあったのか、そして著者がこうした処分にどのように対応したのか論じています。 千代田Web図書館 電子書籍版『「内務省委託本」調査レポート第20号』 第19号:内務省警保局図書課雇・成田総一郎『実務上より見たる出版法略儀』の検閲を巡って 2021年6月発行 報告:安野一之氏 内務省警保局図書課で受付係として勤務していた成田総一郎。本レポートでは、検閲係では
2020年3月9日更新 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、千代田区立図書館は、サービスを一部休止いたします。また、イベントなどの事業を延期または中止いたします。皆さまにはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。 期間 2020年2月27日(木曜日)から当面の間 ※3月31日を目途としますが、状況により変更になる場合があります。 対象館 千代田図書館 日比谷図書文化館 昌平まちかど図書館 神田まちかど図書館 ※四番町図書館は施設整備に伴う移転作業のため、2020年3月31日まで休館しています。 ※ちよだパークサイドプラザ区民図書室と千代田区男女共同参画センターMIWの利用については、各施設へお問い合わせください。 サービスについて ご利用になれるサービス 予約した資料の受け取り(資料の予約方法:ホームページ、電話、来館) 資料の返却貸出施設の利用:千代田図書館研修室、
日比谷図書文化館では10月24日(木)より「アール・デコの造本芸術」展を開催いたします。20世紀初頭、アール・デコ華やかなりし時代に、革新的なデザイン感覚を持ったイラストレーターと、高度な技術を持った印刷職人とのコラボレーションにより次々と産み出された高級挿絵本。それはまた、新鋭イラストレーターを起用し新しいモード・ジャーナリズムを見事に開花させた先見の明ある編集者の登場と、裕福なパトロンが同時代に存在するという、幸福なできごとにより生まれた芸術でもありました。 細部までこだわり抜いたその造本美は、デジタルが横行する今なお新鮮で、どこまでも美しく、見ているだけで至福の時を過ごすことができます。グラフィック・アート黄金時代を築いた、アール・デコ四天王と呼ばれるジョルジュ・バルビエ、アンドレ=エドゥアール・マルティ、シャルル・マルタン、ジョルジュ・ルパップ。彼らのきらめく挿絵はもちろん、モダン
検閲官-戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔 戦前の日本では、中央官庁の一つであった内務省が出版物の検閲を行っており、全国で出版されたさまざまな書物が内務省に納本されていました。それらの書物を手に取って発売頒布の可否を決定していたのが、警保局図書課の検閲官たちです。 近年、出版検閲に関する研究が進み、制度としての側面は徐々に明らかになってきた一方で、個々の検閲官についての研究はほとんど報告されていません。それは、資料がそもそも少なく、また、彼らがどのような人生を送っていたのか、『出版警察報』などの内部文書からではわからないためです。 今回の展示では、新発見の資料とこれまで断片的に存在していた情報をつなぎ合わせることで、検閲官の実像に迫ります。図書課の人員体制や業務分担など、検閲官の全体像をパネルで解説し、関連する書籍を展示・貸出します。また、4人の検閲官をとりあげ、仕事内容や異動・昇進な
業務資料からみる千代田図書館の歴史展 関東大震災前後の東京市立図書館 明治20年、千代田図書館の前身である大日本教育会附属書籍館(しょじゃくかん)が、現在の千代田区一ッ橋に開館しました。その後、現在の千代田図書館となるまでの約130年の間には、東京市、千代田区への運営母体の変化や、幾度かの館名変更がありましたが、いつの時代も子どもから大人まで多くの人々に利用されてきました。 この展示では、千代田図書館に残る大正から昭和初期の業務日誌や写真などを通して、東京市立だった頃の千代田図書館について前期・後期にわけて紹介します。当時の業務資料や記録からは、皆さんの利用している公共図書館とは異なる図書館の姿が見えてきます。公共図書館の歴史の一場面をご覧ください。 「一橋・駿河台図書館業務資料」詳細ページ 【前期】一橋図書館と震災 2015年10月26日~12月15日 震災前後の東京市立一橋ひとつばし図
出張古書店コーナー「としょかんのこしょてん」とは・・・神田古書店連盟との連携展示です。担当古書店の方が、自店の商品をもとに、展示タイトルや内容、キャプションなどを考えており、古書店の商品を1つのテーマに沿って見られる貴重な機会です。 出品リスト ※今回はすべて非売品 1 みみっく(チーム八幡坂) 08/12/30発行 平坂読、赤松中学、他 2 時空のデーモンめもらるクーク(N-010) 06/08/12発行 丸戸史明 3 桜色ハミングディスタンス 05/11/20発行 桜庭一樹、桜坂洋 4 ギャルナフカの迷宮 04/08/14発行 小川一水 5 エンジェルボイス 99/05/04発行 奈須きのこ 6 ソードアートオンラインマテリアルエディション11号 14/02/02発行 川原礫 7 逆襲のシャア友の会 93/12/30発行 庵野秀明、他 8 物ノ怪書12号
出版に関わる会社や団体が発行する社史・団体史の所蔵リストを掲載しました。 千代田図書館9階の「出版にまつわる本棚」コーナーで閲覧できる「社史・団体史 450冊」のリストを追加しました。大半が市販されていない資料です。ぜひご利用ください。 【リスト内分類】 出版社・出版関係団体・製本関連会社(団体)・製紙会社(団体)・印刷関連業(団体)・書店・書店関係団体・古書店・古書店関係団体・取次業・取次関係団体 リスト掲載ページはこちら。(出版にまつわる本棚・社史紹介ページ)
同人誌と雑誌で眺めるSFとミステリ 探偵小説(推理小説)と科学小説(SF)は戦前からコアなファン層が存在しました。そのファンを育てたのは戦前であれば「新青年」や「新趣味」、「シュピオ」という雑誌であり、戦後であれば、「宝石」「エラリー・クイーンズミステリマガジン」「S-Fマガジン」という雑誌が代表的です。 さらに、このジャンルにはマイナーで愛すべき雑誌が多数存在します。「ホリデイ」は「エラリー・クイーンズミステリマガジン」の早川書房が、都会派のためのミステリ雑誌として満を持して発行した雑誌で、内容も素晴らしいのですが、時期が早すぎたのか、残念ながら1号雑誌で終わってしまいました。 今回、子ども向け雑誌でありながら高いクオリティの「探偵少年」「少年少女 譚海」や仙花紙系の探偵雑誌を多く展示していますが、これらはまだごく一部に過ぎません。 コアなファンは商業誌では実現不可能な魅力的な同人誌を多
夏の!調べ物戦隊 レファレンジャー 本探しの助っ人【調べもの戦隊 レファレンジャー】が今年もやってきます! 自由研究や工作、読書感想文用の本など、 夏休みの宿題に役立つ本を、レファレンジャーが一緒に探します。 気軽に声をかけてくださいね! ※保護者の読書相談も承ります。(読み聞かせ方法や絵本の与え方や選び方など)
紙の本と電子書籍で楽しむちりめん本 ~外国人に愛された日本の昔話 ちりめん本とは、和紙に皺をよせてしっとりとさせ、ちりめんの布の風合いを持たせた小型の和綴じの本です。明治中期ごろから昭和中期にかけて作られました。中でも、日本の昔話をいろいろな外国語に翻訳して美しい挿絵を入れたシリーズが有名で、当時、海外から日本に来た人々のお土産として人気を博しました。 本展では、ちりめん本の魅力についてパネルで紹介するとともに、『日本昔噺』シリーズを中心に愛らしいちりめん本27冊を展示いたします。また、千代田Web図書館に収録されているちりめん本の閲覧方法もご紹介します。 精巧な工芸品のような紙の風合いを楽しめるちりめん本と、気軽に身近で楽しめる電子書籍のちりめん本を通して、外国人にも愛された日本の昔話に触れ、童心にかえってみてはいかがでしょうか。 電子書籍で楽しむちりめん本 ①千代田Web図書館では、千
図書館の総合案内をはじめ、館内ガイドツアーや本探しのお手伝い、千代田区内のご案内などを行っています。 図書館の総合案内 ①総合案内 ・施設の利用方法 ・本探しのお手伝い ※所蔵調査・文献調査・事実調査などは、 レファレンスサービスカウンターにてご相談ください。 ・「千代田Web図書館」のデモンストレーション ②館内ガイドツアー ・館内をまわりながら、図書館のみどころやコンセプト、施設の利用方法をご紹介いたします。 ※随時受付。団体の場合は事前にご予約ください。 ※所要時間は約20〜30分。短縮・延長等ご要望に応じます。 街(まち)案内 ①本探しのお手伝い ・古書店のご案内 ・新品図書購入案内サービス ②千代田区のご案内 ・区役所や区の関連施設のご案内 ・文化施設、レストランなど各種店舗のご紹介 ・展覧会、イベントのご紹介 ・観光案内、おすすめスポットのご紹介 ③神保町「本と街の案
千代田区立図書館は、どなたでもご入館できますが、資料を借りたり、サービスを利用したりするには「貸出券」が必要です。 「貸出券」は、すべての千代田区立図書館、ちよだパークサイドプラザ区民図書室、男女共同参画センターMIWでご利用になれます。 「貸出券」の有効期間は2年間です。 作成日または更新日から2年間を過ぎると、更新手続きが必要となります。 更新手続きの際には、名前と住所と生年月日が確認できるものが必要です。また、千代田区内に在勤・在学で緑色の貸出券をお持ちの方は、通勤・通学先の名称と所在地が確認できる証明書も必要となります。 いずれの場合も「貸出券発行(変更)申込書」にご記入いただきご提出をお願いしております。申込書はカウンターにご用意していますが、下記のデータを印刷してご記入の上、ご持参いただくこともできます。 貸出券を紛失した場合や住所・氏名・連絡先などが変わった場合は、すみやかに
1 『〈著者〉の出版史』奥付 2009(平成 21)年刊 千代田図書館蔵 本の最後に付されている「奥付」には、発行年月日、著者名、発行者名、発行者の住所、印刷 製本所名などが列記されています。江戸時代の和本に発祥し、明治 26 年からは出版法によって 記載が義務付けられていた奥付。その目的は時代によって異なりますが、いずれも出版にまつわる 法律や本に関わる人びとの権利と深く関わって いました。 出版検閲との関係や、版権や印税の契約など 奥付から読み取ることができる情報について、時代 を追って解説します。 はじまりは享保の御触書 江戸時代 著者名や発行年などについて書物の巻頭や巻末に記載することは、日本では古くからみられ ます。慣習として書物に記載されてきた著者名や版元名を、法令として記載するよう定めたのは、 享保 7 年に南町奉行・大岡越前守忠相が発した御触書が最初でした。この御触書では
展示「奥付と検閲と著作権」のアーカイブ(展示記録)と、展示関連講演会「奥付 ―誰が何のために―」の講演録を掲載しました。詳細はこちら。 展示「奥付と検閲と著作権」2012年12月24日~2013年3月17日 本の最後に付されている奥付には、発行年月日、著者名、発行者名、発行者の住所、印刷製本所名、ISBNなどが列記されています。江戸時代の和本に発祥し、明治26年からは出版法によって記載が義務付けられていた奥付。その目的は時代によって異なりますが、いずれも出版にまつわる法律や本に関わる人びとの権利と深く関わっていました。本展では、出版検閲との関係や、版権や印税の契約など奥付から読み取ることができる情報について、時代を追って解説。 展示関連講演会「奥付 ―誰が何のために―」2013年1月30日 講師:浅岡邦雄氏/中京大学文学部教授 かつて奥付は、出版にまつわる法律や本に関わる人びとの権利と深く
泉鏡花は、36歳から65歳で亡くなるまでの約30年間を麹町土手三番町、下六番町で過ごした千代田区にゆかりの深い文学者です。 本展は、鏡花生誕140周年を記念し、これまで泉鏡花の生涯や作品にあまり馴染みのなかった方にも楽しんでいただける展示です。鏡花の人生に影響を与えた人物や出来事を追いながら、その人物がモデルとして描かれている作品や、その人物が関わった作品をパネルで紹介します。また、7月29日~8月28日の期間限定で、石川近代文学館所蔵の鏡花の直筆葉書や、俳優喜多村緑郎の「鏡花さんの思出」の原稿など貴重な資料も展示します。 鏡花の人生や交友関係を知ることで、作品の味わいも変わってくることでしょう。また、生誕140年を記念して、各地で展覧会やイベントが開催されます。それらを楽しむためにも、鏡花の生涯と作品をふり返ってみてはいかがでしょうか。 関連展示『絵本 化鳥』原画展 場所:千代田図書館9
庁舎地下1階 <図書館を利用する場合> 30分以内:無料 30分以降:30分ごとに250円 ※65歳以上の方や障害のある方の利用は無料です。 9階メインカウンターで無料駐車券を発行します。(証明書の提示要) <駐車場の利用について> ①30分単位で250円の駐車料金がかかります。(最初の30分は無料) ただし、1時間以内で区役所窓口(住民票の受け取りや国民健康保険の手続など)を ご利用の方は、窓口で無料のサービス券を発行しますので、お申し出ください。 ②千代田図書館や男女共同参画センターMIW、パンショップ(さくらベーカリー)にお越しの方は、30分以内の駐車場利用は無料ですが、それ以降は30分単位で250円の駐車料金がかかります。 ③65歳以上や障害のある方の利用は無料です。 ※詳しくは下記へお問い合わせください。 千代田区役所 政策経営部 施設経営課 TEL 03-5211-41
<収録内容> 画像(PDF) 「内務省委託本」約320冊分から、検閲の痕跡が多数みられる画像を約1,500枚分収録 書誌 「内務省委託本」2,377冊 その他(PDF) 「内務省委託本」に関する講演会の記録(2008年~2011年に開催した4回分) 「内務省委託本」に関するパンフレット(2種) <DVD動作環境> 対応機種:Windows版PC OS:Windows XPSP3以降 CPU:1.3GHz 以上のプロセッサを搭載したパーソナルコンピュータ メモリ:256MB 以上の RAM (512MB 以上を推奨) ディスプレイ解像度:1024×768以上、24ビット以上 ブラウザ:Internet Explorer6以降 ※このDVDは、htmlファイルを使用して、メニュー画面を表示します。 一般的なホームページが見られる環境が必要です(Flashや動画は使用していません)。 アプリケ
戦前の日本では、内務省があらゆる出版物の検閲を行っていました。検閲にあたっては、「安寧秩序紊乱」と「風俗壊乱」という二つの大きな柱があり、それぞれに検閲の基準が設けられていました。この基準は曖昧さを含んだものであり、実務レベルではこれに拠りながらも、出版物の目的や読者層、その時機の社会情勢なども考慮しながら、検閲官が一冊一冊判断していました。 この展示では、検閲の基準と、さまざまな要因によって判断が揺れ動いた事例をパネルで紹介します。また、千代田図書館蔵「内務省委託本」をはじめとする検閲の実態を窺うことができる貴重な本や資料を展示します。
戦前に出版された書籍・雑誌には、文中に○○や××などの記号で伏字が施されたものが多く見られます。現代でも週刊誌のゴシップ記事等で伏字記号を見ることができますが、戦前においては目にする機会が現代と比べものにならないほど多く、読者にはより身近なものでした。 伏字が果たした役割は、検閲官に問題視されそうな表現や文言を伏せて文意を曖昧にし、禁止や削除といった処分を回避することです。出版物を無事に刊行するために編集者、あるいは作者によって施された伏字は、いわば、危険な文字の隠れ蓑のようなものでした。 様々な記号形態の伏字を紹介しながら、どのように工夫して出版物中に用いられたのか、また伏字記号が引き起こした問題について解説します。
千代田図書館「内務省委託本」研究会の調査研究により明らかになった新事実について、様々な切り口から報告する、調査レポートを発行しています。 第三号:石上欣哉『女優情史』のことなど 2012年8月発行 報告:尾崎名津子氏 女優達の半生記が書かれた『女優情史』。恋愛や婚姻など秘められた異性愛のエピソードには、「風俗壊乱にふれる可能性のあるもの」として検閲官のチェックが入りました。検閲をギリギリのところで通過した表現の事例として、本文に見られる傍線(検閲官による赤鉛筆)箇所を紹介します。 第二号:高橋是清『随想録』 2012年6月発行 報告:安野一之氏 二・二六事件で暗殺された政治家・高橋是清の遺作となった『随想録』には、検閲官の肉声が伝わる異色のコメントや傍線が遺されています。検閲官は具体的にどのように検閲したのか、残された傍線を手がかりに考察します。
私たちが日ごろ親しんでいる書物(=本)。それはいつごろ今のような形となり、流通されるようになったのでしょうか? 出版文化が花開いた江戸時代から、私たちが普段目にする本(=洋装本)へと変わった近代、そして電子書籍が登場した現代。そんな本の歴史だけでなく、印刷や装丁の技術、検閲制度、読者と読書の関係性など様々な角度から日本の出版文化を知るための本約80冊を、解説文つきで展示します。 また、出版文化の変遷がわかる年表パネルや、手にとってご覧いただける和本や板木も展示します。 4月30日(月)~5月31日(木)(予定)で、紀伊國屋書店 新宿本店2階で連動フェアを開催します。フェア会場では、展示した本を購入できます(一部を除く)。
企画展示「気になる古書目案内-前期:女子が作った古書販売目録、後期:男子が作った古書販売目録-」のお知らせ 古書店が発行する通信販売カタログ、古書販売目録。 古書のインターネット通販が広がる昨今、冊子の目録は発行数が減るばかり。 そんななか、個性的な目録でお客さんのハートをつかんでいる古書店もあります。 ニッチなセレクト、おしゃれなデザイン、シャープな文章… 話題の古書販売目録を展示し、目録作りにかける8人の古書店主・店員たちの情熱をパネルで紹介します。 【前期】女子が作った古書販売目録 「妖怪カタログ」 大屋書房 「第二十世紀都市のエレメンツ」ほか 日月堂 「古本 海ねこ古書目録」ほか 古本 海ねこ 「えぽっく」 金井書店 【後期】男子が作った古書販売目録 「石神井書林古書目録」 古書肆石神井書林 「書架」 えびな書店 「徳尾書店古書目録」 徳尾書店 「お喋りカタログ」ほ
明治期に入ると人々の移動と職業選択が自由になりました。新しい時代に適応するための知識を人々は争って求めるようになり、また出版社も要望に応えて多彩な出版物を提供しました。そのような読者と出版物のなかだちとなったものの一つが出版物の販売目録です。 大妻女子大学との連携により、販売目録と出版地から遠く離れた地方での読書の営みとの関わりに焦点を当てた貴重な資料を千代田図書館にて展示します。 博文館発行の雑誌『日本大家論集』※ 尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』幸田露伴『風流仏』など近代文学史上重要な小説が並ぶ叢書「新著百種」を刊行した吉岡書籍店の『吉岡書籍店出版書目』 大阪から日本全国に販路を広げた岡島宝文館の明治二十五年改正『書籍目録』など展示 ※大妻女子大学所蔵の貴重資料は劣化を防ぐため、11月17日・18日の2日間を除いて複製の展示となります。
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