病に倒れてからもステージ復帰を熱望していた八代亜紀さん(享年73)。ファンに歌声を届けたいという思いとは裏腹に、追悼アルバム企画によって重大なプライバシー侵害の危機に瀕しているという。演歌の女王が死後も悩まされる前代未聞のトラブルとは──。【前後編の前編】 生前、常に笑顔でいることを心がけ、怒らないことを信条としていた「演歌の女王」も、草葉の陰で泣いているのではないだろうか。『舟唄』や『雨の慕情』などの名曲で知られる八代さんが急逝してから1年あまり。40年近く前に撮られた私的なヌード写真が流出危機にさらされる前代未聞のトラブルが勃発し、ファンや関係者に衝撃が走っている。 膠原病を患っていた八代さんが急速進行性間質性肺炎のために亡くなったのは2023年12月。日本中が国民的歌姫の早すぎる死を悼み、各地で追悼イベントやオーケストラによるコンサートなどが行われた。 「昨年12月の一周忌には、都内