韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が一時、「非常戒厳」を宣布した問題について、ソウルに滞在中の浅羽祐樹・同志社大教授(韓国政治・比較政治)は11日までに、産経新聞のインタビューで、「韓国国民は尹氏を止められなかった与党、国民の力に厳しい目を向けており、野党が国会に再び弾劾訴追案を提出すれば、可決される可能性が高い」との分析を示した。浅羽教授の主な発言は以下の通り。 ◇ 韓国の尹錫悦大統領が宣布した非常戒厳に対して、韓国では国会での弾劾訴追案審議と捜査機関による内乱罪での捜査というツートラックが進行中だ。 再提出の弾劾訴追案可決は既定路線7日の弾劾訴追案は投票数が足りず不成立となり大統領の職位は維持されたが、野党が再び提出する弾劾訴追案の可決は既定路線だろう。 私は研究のためソウルに滞在中で、大統領の弾劾訴追を求める「ロウソク(ペンライト)集会」の参加者は左右の党派を超え「憲政秩序」を守