芸能界から引退した中居正広さん(52)と女性とのトラブルにフジテレビ社員の関与が報じられた問題で、同局は27日、東京都港区の同社で記者会見した。同局の嘉納修治会長と港浩一社長は「責任は経営者にある」として同日付で退任した。港氏は会見で「責任を痛感している。私も第三者委員会の調査対象であり全面的に協力し、真実解明などに尽力する」と語り、涙を浮かべながら頭を下げた。 フジテレビ本社22階のホールで午後4時から行われた会見には、同局の嘉納会長、港社長、遠藤龍之介副会長、親会社フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長が出席した。嘉納氏は冒頭で「社として人権に対する意識の不足から被害にあった女性に十分なケアをできず心からお詫びする」と陳謝した。 同局は17日も会見を行ったが、参加者の制限や動画撮影を禁止して批判を浴びた。この日の会見で港社長は「説明責任を欠いた。カメラから逃げたと言われても仕方な