「一票で結果は変わる?、変わらない?」前回衆院選の全小選挙区を分析 投票棄権者がどれだけ次点候補に投票すれば結果が変わるのか 長野県の5小選挙区は3.8~35.9% 国政選挙で低投票率が続いている。政権選択となる衆院選では2014年に過去最低の52・7%を記録。約半数の有権者が投票を棄権している。その後2回の衆院選でも大きな改善はなく50%台と低迷している。 止まらない物価高騰、少子高齢化による人口減少、マイナ保険証・・・。暮らしに直結する課題や裏金問題などの解決を誰に委ねるのか―代表者を決める重要な選挙だ。なぜ、多くの有権者が投票を放棄するのか。その理由として、「私の一票で結果は変わらない」という声を聞くことがある。そのような思いを抱いている有権者のどれだけが、次点者に投票すれば結果が変わったのだろうか? 2021年10月の前回衆院選の全289小選挙区ごとのデータを基に分析した。(山本公