長野、富山両県を結ぶ観光路「立山黒部アルペンルート」を運行する立山黒部貫光(富山市)は、国内唯一のトロリーバスが11月末に運行を終えるのを前に、最後の記念イベントを今月14日から始める。11月30日の最終便は完全予約制で、抽選する。 14日は、富山県出身の俳優滝内公美さんが「1日駅長」に就任し、改札や発車合図などの駅長業務を行う。トロリーバスの降車を知らせるスイッチや車両用電圧計などの部品販売会(先着50人)も企画している。 11月25~29日に開く「メモリアル撮影会」は、普段立ち入れない場所から毎日4便が室堂駅を出発する様子を撮影できる。各回定員10人。ラストランの30日は、午後3時に室堂を出発する最終便を完全予約制とし、事前の抽選で乗車する200人を選ぶ。いずれも、同社ホームページに応募フォームを公開する。 トロリーバスは、架線からの電力で走る鉄道の一種。1996年の運行開始から累計約