衆院選で大敗を喫した自民党の石破茂首相に対し、「責任を取れ!」との大合唱が巻き起こっている。一部は特別国会(11日召集予定)での首相指名選挙での造反までちらつかせる事態だ。石破首相は〝いびり〟に耐えられるのか。 衆院選で自民党は公示前から56議席減らし、自公でも過半数割れした。石破首相は続投を宣言したが、党内のあちこちから「歴史的大敗で責任を取らないとは何事か」「小泉進次郎選対委員長は辞表を提出したのに総裁が居座るとはあり得ない」と次々と石破首相への責任論を問う声が上がった。 「石破首相を公然と追及しているのは、主に旧安倍派や高市早苗氏の支持派からです。旧安倍派はすでに党内処分が出ていた裏金問題で、非公認や比例重複禁止の措置が取られたことに怒り心頭でした。さらに追い打ちをかける2000万円支給で息の根を止められたともいえ、黙っているハズがありません」(党関係者) 自民党は国民民主党との連立