ロシア大統領府は16日、ロシア軍の定員を18万人増やし、150万人とする大統領令にプーチン大統領が署名したと発表しました。大統領令はことし12月1日から効力が生じるとしています。 背景には、ウクライナへの軍事侵攻が2年半以上続く中、兵力を増強する狙いがあると見られます。 プーチン大統領は、去年12月にも同様の大統領令に署名していて、ロシアメディアによりますと、軍事侵攻の開始以降、軍の定員を増やすのは、これで3回目だということです。 ウクライナ軍越境攻撃 ロシア軍の反撃続く分析 一方、ロシア西部クルスク州でのウクライナ軍による越境攻撃について、イギリス国防省は15日、ウクライナ軍が掌握している面積は800から900平方キロメートルで、ロシア軍の反撃が続いているとする分析を発表しました。 ウクライナ軍は先月下旬の時点で、およそ1300平方キロメートルの地域を掌握したとしていましたが、イギリス国