企業独自のユニークなフォントをつくり、ブランディングなどに役立てる動きもある。Mizkanは「味ぽんフォント」を商品ラベルに活用し、名前入りの「味ぽん」などに仕立てた。阪神電気鉄道は「甲子園文字」をよみがえらせた「甲子園フォント」でファンの話題を集めた。 「味ぽんフォント」によるLINEスタンプと名刺の例。Mizkanの一部社員の名前を「〇〇ぽん」と入れ、自分を紹介する文章を入れることも可能(画像提供/Mizkan) Mizkan(ミツカン)とモリサワ(大阪市)が開発した「味ぽんフォント」は、2024年11月に発表。1964年に発売したぽん酢「味ぽん」の60周年をきっかけにつくった。 「LINEスタンプ(大型の絵文字)」に生かすほか、名前を入れて「〇〇ぽん」と表示した、社員の名刺や特別な商品ラベルも制作。同ラベルを貼った味ぽんは、一部消費者や得意先などにプレゼントしている。 これまでもMi