日経クロストレンドは2025年5月19日、書籍『ネット炎上事例300 なぜ企業や個人は失敗を繰り返すのか?』を発売した。当コーナーでは、本書の第1章「2025年、炎上事件簿 大型炎上が頻発」の中から、25年上半期に起きた代表的な事例をピックアップする。初回は、マルちゃん「赤いきつねうどん」のWeb動画から。 どんなトラブルだったのか? 2025年2月6日、東洋水産が、カップうどん「赤いきつねうどん」のアニメCMを公開。被写体が女性バージョンと男性バージョンの2つがあった。女性バージョンは、若い一人暮らしの女性が夜、暗い自室でドラマを見て涙ぐみながら「赤いきつね」をすするシーンを描いていた。 ネットユーザーはどう受け止めたか? 一部SNSユーザーは、「頬を赤らめた描写や口元のアップが性的で不愉快だ」「共感できない」など批判的な声を上げた。またアニメ描写や構図に違和感を覚えたユーザーからは、「