古谷乳業は「物語のあるヨーグルト」シリーズをカヤックと共同開発し、2024年9月に発売。既存ヨーグルトの一部を見直したり追加したりした商品で、パッケージを絵本のイメージでデザインした。販売後は高齢者中心の顧客層を女性や子供に拡大でき、これまでの商品と比較すると売り上げは3倍に達した。 絵本の世界観をモチーフに、パッケージデザインとネーミングを考えた。前面から側面へつながる「かわいい絵本」のデザインが注目され、SNSで広がった(画像提供/カヤック) 古谷乳業(千葉市)のヨーグルトブランド「物語のあるヨーグルト」は、3種類ある。蜂蜜の甘さと香りを持つ「ぐうたら蜜バチ」、無糖で生乳100%のコクと甘みを備える「冬の入道雲」、脂肪分ゼロで低カロリーにした「姫のひとくち」だ。 いずれも絵本のタイトルのような商品名とパッケージに描いたイラストが特徴。カヤック(神奈川県鎌倉市)に所属しながら絵本作家とし