サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
www.academyhills.com
福岡伸一: なぜ、私たちの体は絶え間なく合成と分解を繰り返さなければならないのでしょうか。 シェーンハイマーはその答えを出していません。その後、「どうして生物が秩序を守り続けていられるか」について考察を巡らせた物理学者のアーウイン・シュレディンガーも、そこには重要な秘密があると感じていましたが、それを明確な言葉にはできませんでした。 現在の私たちも明確な言葉をもっていません。ただ、次のようには言えます。生命現象は、例えば人間なら60~80年は生命の秩序を固体として維持することができます。それに対して、宇宙の大原則「エントロピー増大の法則(熱力学第二法則)」があります。エントロピーは「乱雑さ」という意味です。 この法則は、日常的な場面でも現れます。整理整頓しておいた机の上は、1週間もすればグチャグチャになります。煎れ立てのコーヒーはやがて冷たくなります。熱烈な恋愛もやがて冷めます。これはすべ
「VR Visionary Talk」は、VR(バーチャルリアリティ)を始めとする最先端技術を使いながら、様々なジャンルの有識者が知的好奇心を刺激するトークを繰り広げ、美術館や博物館での鑑賞とは違った視点で文化財の魅力を体感できるシリーズです。 オンラインゲーム「刀剣乱舞」の人気から火がついた刀剣ブーム。しかし、このブーム以前より、アメリカで日本固有の文化を紹介した書籍『菊と刀』(1946年発行)や、「単刀直入」「相槌を打つ」といった現代でもよく使われる刀が由来の言葉など、実際に手に取る機会が希少となった現代においても、「刀」の文化は身近な存在であり続けています。そして現在、永青文庫で開催中の夏季展示「歌仙兼定登場」も、行政を巻き込んだイベントが行われるなど、大変な賑わいとなっています。 今回のVR Visionaly Talkでは、公益財団法人永青文庫との連携企画として、「プロダクトデザ
内田和成: 実は、三つ目の「問題設定のできる人」という要素は、二番目の「問題解決ができる人」の要素にも、非常に大きくかかわってきます。別の言い方をすれば、問題設定が上手な人は問題解決も上手で早い。つまり、どんな人にとっても論点を設定することは大事な能力ではないかと思います。 ここで今、私は「問題」「論点」という二つの言葉を混ぜてお話をしました。では問題と論点は、何が違うのでしょうか。この辺りが私のいい加減なところでして、そんなに違いは無いのです。ただ、なぜ論点という言葉を敢えて使ったかというと、二つの理由があります。一つは、世の中で問題、問題と言われていることが、私から見ると本当の問題ではないように感じているので、問題という言葉を使うと少し誤解されてしまうのではということ。もう一つは、コンサル会社で問題解決を図るときには、実はイシューや論点という言葉をすごく大事にしているということ。「この
ハッと感じたら、グッと寄って、バシバシ撮る 生駒芳子: あえて聞いてみたいと思います。いい写真はどうしたら撮れるんですか? 篠山紀信: それを知ってりゃあ、僕も苦労しませんよ(笑)。でも昔、ミノルタのコマーシャルに僕が出ていたときね、カメラを持って「イイ写真を撮るには、ハッと感じたら、グッと寄って、バシバシ撮りなさい」ってやっていたんです。 生駒芳子: 確かに、言われていましたね。 篠山紀信: 「ハッと感じたら、グッと寄って、バシバシ撮る」って言ったのは、自分の目で見たときより、写真は余分なものが写ってしまうから。一歩前へ出て近寄ると、肉眼で見た感じに近いです。 生駒芳子: 集中して見ていますからね。 篠山紀信: でもね、ろくでもないものに対してハッと感じてしまったら、全然いいモノが撮れないじゃないですか。コマーシャルでは、ハッと感じるにはどうしたらいいのかというところまでは言及していませ
The Principles of AI 伊藤穰一: AI(After Internet)の時代に求められる9つの基本原則「The Principles of AI」をご紹介します。私はこの中に、未来の学びに向けたヒントがあると考えています。 Resilience over strength。未来予測が当たらない社会では、何かが起きたときに俊敏かつ柔軟に対応できる力を備えておくことが重要になります。変化を無理に抑えつけたり、変化に対して抗ったりする強さよりも、変化を受け入れ、そこからしなやかに跳ね返っていく力が求められるのです。 Pull over push。AIの時代は、把握しなければならない範囲が広大で、状況も絶え間なく変化しているため、従来のように中央集権型で物事を管理するのは不可能です。従って、必要に応じて広大なネットワークからものや情報を引っ張り出してくるという、分散型のアプロー
凸版印刷株式会社のデジタルアーカイブ技術をもとに制作されたバーチャル・リアリティ(VR)作品を鑑賞しながら、東京で京都を中心とした日本美術の真髄に迫るTOPPAN VRセミナーシリーズの第1弾! 「日本美術がブームらしい!?」そんな噂を耳にしたことはありませんか?「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展(2006年)での伊藤若冲の爆発的な人気や、「国宝阿修羅」展(2009年)で100万人近い観客を動員した仏像への熱狂は、多くの方のご記憶にあるはずです。昨年森美術館で個展を開催した会田誠、今年同様に個展を予定している村上隆、また2005年にやはり同館で個展を開催した杉本博司らの作品に日本美術作品の引用や参照が多いことも、この「ブーム」に一役買っているのかもしれません。 日本美術が好き、あるいは興味がある、と言う人でも、美術館や博物館で「日本美術」を目にしたとき、その価値を説明しようとすると
2015年02月20日 (金) 18:30~20:00 本セミナーはご好評頂き満席となりました。 なお、キャンセル待ちは承っておりませんのでご了承ください。 ※開始時刻は18:30です。ご注意ください。 ※受付開始は17:45頃を予定しております。 シリコンバレーで絶大な影響力を持つ伝説の起業家、投資家であるピーター・ティール氏。彼がスタンフォード大学で行った起業講義をもとにした著書『ゼロ・トゥ・ワン』はイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグも絶賛し、世界的なベストセラーとなりました。 すでにある1を10や100にしていくありきたりな“水平的進化”ではなく、何もないゼロから新しい価値を生み出し、人類を一歩前へと進めていくような“ゼロイチ”のイノベーションを提唱するティール氏は、「誰もがAだと思っているけれど真実はBである」というような「隠れた真実を探す」ことが、ZERO to ONEの要
2013年07月08日 (月) 19:00~21:00 ※受付開始は18:30を予定しております。 ※本セッションは大変反響が高く、満席となりました。ご関心をお持ちくださり、ありがとうございます。なお、追加募集は行わず、キャンセル待ちも承りません。何卒ご了承ください。 MITメディアラボとアカデミーヒルズがコラボレーションしてお届けするCREATIVE TALKシリーズ第3回では、副所長の石井裕氏をお招きします。 石井氏が率いるタンジブルメディアグループの研究は、ビジョン(理念)駆動型であることが大きな特徴です。 今日の多くの HCI(Human Computer Interaction)研究、そしてプロダクト開発のメインストリームは、ユーザニーズ駆動型、あるいは技術駆動型です。 しかし変化が加速する現代では、技術は1年あまりで陳腐化し、アプリケーションも10年も経たずに他に置き換えられて
入会資格:年齢満20歳以上の個人の方 ※入会審査があります。当方が定める基準によりご入会いただけない場合があることを、あらかじめご了承ください。 お支払い方法:審査結果のメールに記載されたURLから入会登録をされた日がご入会日となり、その日に初回事務手数料5,500円(税込)と入会月の月会費9,900円(税込)を合わせて請求いたします。(会費の日割は行っておりません。) ※1:VISA,Master,JCB,American Express,Diners ご本人名義のクレジッドカードに限らせていただきます。また、デビットカード、プリペイドカードはご利用いただけません。
MBAの最高峰と言われるハーバード・ビジネス・スクール(HBS)の卒業生をお招きする「HBSアラムナイ・スピーカー・シリーズ」。ゲストは、株式会社ディー・エヌ・エーの創業者・取締役の南場智子氏です。“失敗のフルコース”を乗り越え、日本を代表する企業へと成長するに至った要因を「チームの力」と語る南場氏。ベストセラー『不格好経営』では明かされなかったエピソードも交えながら、世界一を目指す強いチームづくりの秘訣を語っていただきました。 ゲスト:南場智子(株式会社ディー・エヌ・エー ファウンダー / 取締役) インターネットが秘める無限の可能性 南場智子: 私はこれまで様々なチームに所属すると同時に、クライアントとしても数多くのチームを見てきました。「チームDeNA」は、いままで接したなかで最も素晴らしく、最も大好きなチームです。失敗だらけの道を歩んできた私のお話が、どれほど皆さんの参考になるのか
環境問題と人口衰弱 竹内幹: 実は、人口が減ると分かったのは1974年のことです。この年、合計特殊出生率(※編注)は人口を一定に保つために必要な水準(2.1)を初めて下回りました。しかし、その後15年間、人口減少への有効な手は打たれませんでした。1990年、前年の合計特殊出生率が史上最低となった「1.57ショック」が起こり、初めて少子化が社会問題として取り上げられました。ところが、ここでも政府は対応しませんでした。そして2005年、日本の人口は減少に転じてしまったのです。 対応しなかった1つの理由は、社会を動かしてきた男性中心の権威主義が、女性や子どもの問題を軽視してきたからです。男女雇用機会均等法成立の中核を担った赤松良子氏(当時、労働省婦人局長)は、1983年に当時の経団連会長と面会し、女子差別撤廃条約への批准と、男女雇用機会均等法成立への協力を求めたそうです。すると、当時の会長は「(
【所在地】 〒106-6149 東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー49階 【開館時間】7:00~24:00(最終入館 23:00) ※2024年営業時間変更予定 ※ビジター利用のご案内 【お問合せ】 森ビル株式会社 アカデミーヒルズ ライブラリー事務局 受付時間 平日 10:00~18:00 六本木ヒルズライブラリーお問合せフォーム
※ 4月~翌3月までの会費を一括でお支払いいただいた場合の金額。詳細はお問合せください。 フルタイムメンバーは、特典として平河町ライブラリーの他に、六本木ライブラリー、アークヒルズライブラリーもご利用いただけます。 【プランに含まれないもの】 初回事務手数料 10,500円 ミーティングルームの利用料 1時間あたり1,575円 【開館時間】 平日 8:00~23:00 / 土日祝日 8:00〜21:00 【利用施設】 ワークスペース、ミーティングルーム、ラウンジ、メンバーズルーム 【その他】 新聞/和洋雑誌、テレビ、電話ブース、電源(コンセントジャック)、複合機(コピー、プリントアウト、FAX国内送信、スキャン)、月極ロッカー(オプション料金がかかります) ※館内にWi-Fi(無線LAN)を完備しています。 ※ワークスペース及びメンバーズルームはメンバー専用のエリア
MITメディアラボとのコラボレーションセミナー「CREATIVE TALK」シリーズ。第3回のゲストは同ラボの副所長、石井裕氏です。1995年に同ラボ教授に就任した石井氏は、数々の独創的なビジョンと作品を生み出し、MITから終身在職権(テニュア)を獲得しています。現在の研究テーマ「ラディカル・アトムズ」は、物理的物質そのものを情報表現操作メディアとし、自在にその形状や性質を変更できるようにするという、極めて急進的な取り組みです。斬新な発想で世界を驚かせてきた石井氏を突き動かす力は、ビジョン(理念)。石井氏が、いま思い描くビジョンとは? 講師:石井裕(MITメディアラボ副所長、TTTコンソシーム・コディレクター、タンジブル・メディア・グループ・ディレクター、Jerome B. Wiesner Professor of Media Arts and Sciences) 我々は未来を前に、どう進
常に人々の意表をつくモノに光を当て続けているみうらじゅん氏は、誰が買うのだろうと思ってしまうような、ムダなモノを集め続ける理由について、「それがスーベニール・ゴッド(みやげ物の神)の使命だから」と語ります。圧倒的にムダな努力と、ムダな量で、いつしか人を感動させる“物集め界”のトップリーダー、みうら氏。数々の失敗、後悔、落胆……の先に垣間見えた独特の世界観をご堪能ください。 スピーカー:みうらじゅん(イラストレーターなど) 両親は僕の熱烈なファン みうらじゅん: いま、モノを整理したり、捨てたりすることが流行っていますよね。でも僕は、どうしたらモノを捨てずにすむのか、小学生の頃からそればかりを考えて生きてきました。 一人っ子だった僕は、両親の愛情を一身に受け、色々なモノを買ってもらいました。小さい頃、マグマ大使ガムを買うと、応募券がついていました。それを送ると、マグマ大使と怪獣が戦うおもちゃ
音楽、アート、映像といったエンタテインメントの世界を、さまざまな分野のテクノロジーを導入して変化させるディレクションで注目されるRhizomatiks真鍋大度とメディアアートを軸に米シリコンバレーにあるシードアクセラレーター500 Startupsでアプリの開発を行うなどスタートアップ業界にも進出するQosmo徳井直生。 2人の対話から、近未来へのネクストステップが見えてくるはず。 1976年生まれ。東京理科大学理学部数学科卒業、国際情報科学芸術アカデミー (IAMAS) DSPコース卒業。ジャンルやフィールドを問わずプログラミングを駆使して様々なプロジェクトに参加。MIT MediaLab、Fabricaを初め世界各国でワークショップを行うなど教育普及活動にも力を入れる。Prix Ars Electronicaでは2009年度審査員を務め、2011年度インタラクティブ部門準グランプリ受賞
池上彰: イスラム世界で「スンニ派とシーア派の対立」というニュースがよくありますよね。なぜ対立するようになったのでしょうか? ムハンマドが亡くなった後、信者たちは集団の中で一番信頼できる人物を後継者として選びました。これを「カリフ」と呼びます。カリフは「預言者の代理人」という意味です。2代目カリフ、3代目カリフと続いていったのですが、「『従弟で娘婿のアリーこそが後継者だ』とムハンマドは言っていた」と言う人たちが現れます。そこから対立が始まるのですが、4代目カリフにアリーが選ばれて、ひとまず対立は収まります。 しかし、「ムハンマドの血筋を引く者こそがカリフにふさわしい」と考える人たちは、アリーの息子たちにつき従うようになります。そしてアリーを初代の「イマーム」と呼ぶようになります。イマームとは「きちんとした教えを伝えていく指導者」という意味です。そして、アリーの息子たちが2代目イマーム、3代
書籍の発注、そして届いた本を登録し、配架する仕事が基本です。それらの本を書棚に配架し、メンバーさんが読んだ本を書棚に戻します。いつも同じ本ばかりが並んでいる、ということのないように、本の並びを入れ替えることを心がけています。 新刊の棚に配架する時期が過ぎたものについては、ライブラリー各所のジャンル分けされた棚に本を割り振っていきます。メンバーの方の著書や、イベントのある書籍についてはPOPを作成して積極的にご紹介します。メンバーの方から書籍についての問い合わせがあった場合に、本を探すお手伝いもしています。
イノベーションの発信基地として多様な人材を多数輩出、世界的な注目を集めるMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボとのコラボレーションセミナー「CREATIVE TALK」シリーズ。記念すべき初回のゲストは、同ラボの第4代所長を務める伊藤穰一(Joi Ito)氏です。「いま求められているのは、教育ではなく、学びだ」と語る伊藤氏に、MITメディアラボが目指す「学び」について語っていただきます。 講師:伊藤穰一(MIT(米マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長) クリエイティビティのジレンマ 伊藤穰一: 本日は「Learning Creative Learning」というテーマでお話ししていきますが、最初に1つ質問です。みなさんが5歳だった頃を思い出してみてください。当時は何でも自由に発想し、好きな絵を描いたり、ものを作ったり、自分の興味の向くものに対して100%のクリエイティビティを
アークヒルズライブラリーは、2023年6月末日をもって閉館いたします。 【所在地】 〒107-6037 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル37階 【開館時間】7:00~24:00(最終入館 23:00) ※入会をご検討の方に、「一日体験」をご案内しております。 ※ビジター利用は停止しています。 【お問合せ】 森ビル株式会社 アカデミーヒルズ ライブラリー事務局 受付時間 平日 10:00~18:00 アークヒルズライブラリーお問合せフォーム
1948年創刊の家庭向け総合生活雑誌『暮しの手帖』の編集長として知られる、松浦弥太郎さん。カリスマ的な支持を集める雑誌の編集長は、実は人前で話すのが苦手といいます。これは<六本木アートカレッジ>に出演した際の貴重な記録です。誌面にも表れている、人や時間に対する考え方から、いまままで公開したことのない「文章術」まで大いに語っていただきます。 ゲストスピーカー:松浦弥太郎(『暮しの手帖』編集長/文筆家/書店店主) 無我夢中になってつくる 松浦弥太郎: 突然ですが、皆さんからご質問はありませんか? セミナーの場で質疑応答というものは、普通は最後にしますよね。最後にはもう疲れてしまっているでしょうし、なかなか手が挙がらないものです。本題の前に質問しておくのは、場の雰囲気を少し自由にしてくれたり、みんなの心をひとつにしてくれたりします。何かありませんか? 質問者: 『暮しの手帖』をつくるに当たって、
世界選手権のトラック種目で日本人初の銅メダルを獲得するなど、日本陸上界を代表して世界に挑み続けた“侍ハードラー”為末大さん。極限の速さを追求する過程では、肉体の限界に挑戦するのと同時に、心の深い部分に問いかけ、自らの考えを練り上げていく日々が続いたと言います。現在、様々なメディアを通して「自分の言葉」を発信し続けている為末さんに、“個の時代”に求められる「自分軸」のつくりかたについてお話しいただきました。 スピーカー:為末大(元プロ陸上選手) モデレーター:竹中平蔵(アカデミーヒルズ理事長/慶應義塾大学教授 グローバルセキュリティ研究所所長) 人生の勝利条件は簡単に見つからない 為末大: 本日は「自分軸」をテーマに、僕自身が競技生活の中で考えていたこと、引退した現在考えていることを中心にお話ししたいと思います。 まずは「成功」について。僕はアスリートという立場から、成功=(イコール)勝利と
「たとえどんなに小さくても、一歩前に踏み出すこと。 誰かが始めなければならないことならば、まずは自分から始めること」 米倉誠一郎氏(法政大学イノベーション・マネジメント研究科教授/一橋大学イノベーション研究センター特任教授)の熱い想いから、アカデミーヒルズで2009年よりスタートした「日本元気塾(にっぽんげんきじゅく)」。その想いに呼応した気鋭の講師陣がオリジナリティあふれる講義を開催しています。 第6期は、4つのゼミを開講! 米倉塾長と、5期に引き続き講師をつとめる藤森義明氏(元LIXILグループ代表取締役社長)に加え、楠木建氏(一橋大学大学院教授)と、中竹竜二氏(日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター)のゼミが開講します。 失敗も成功も経験した講師の生き様や仕事の流儀など、言葉では表せない「暗黙知」を間近で学び、どんな時代、環境でも自らの手で道を切り開いていける「実現力」「
夜空に輝く星は我々にどんなメッセージを送っているのか、宇宙はどこまで広がっているのか—— 天体の謎を解き明かそうとする知への欲求は、古代から現代にいたるまで人類を突き動かし、占星術と天文学という2つの潮流を生みました。星をめぐる人類の営みについて、占星術研究家と天文学者が六本木の夜空の下で語ります。 鏡リュウジ 占星術研究家/翻訳家 渡部潤一 天文学者/自然科学研究機構国立天文台天文情報センター長・アーカイブ室長・総合研究大学院大学准教授 渡部潤一: 私は太陽系天文学の研究をしていますが、太陽系は星占いでも非常に重要とされています。我々は宇宙から見ると太陽系と呼ばれる場所に住んでいます。「住んでいる」と言いましたが、私たちが赤ん坊のころは自分では動き回れませんから、自分の住んでいる家がひとつの“宇宙”だったわけです。 ところが歩けるようになると、外には他の家があって、他の家には自分と同じよ
「日本のサブカルチャーが生み出すダイナミズムに、アートは負けている」 そう語るのは、著書『ゼロ年代の想像力』(2008/早川書房)や『リトルピープルの時代』(2011/幻冬舎)で、アニメ、漫画、ドラマ、携帯小説など1990年代から2000年、そして震災後のサブカルチャーを独自の視点で論じた評論家の宇野常寛氏。 日本のサブカルチャーのパワーが、今、インターネット環境の進化により、多様な生成と進化を遂げています。 ニコニコ動画などの動画共有サービスから、爆発的に広がった音声合成技術「VOCALOID (ボーカロイド)」である「初音ミク」や、「会いに行けるアイドル」のコンセプトから、今や国民的アイドルとなったAKB48など、サブカルチャーが社会に与える影響は広がっています。 日本のアニメやファッション、J-POPなどのカルチャーをテーマに、毎年夏にフランス・パリで開催されるジャパンエキスポの来場
「アラブ」と聞くと、テロや宗教対立など、ネガティブなイメージを私たちは思い浮かべがちではないでしょうか。そんな偏見を森美術館「アラブ・エクスプレス展」は打ち砕きます。本展の開催を機に、池上彰氏にアラブ世界の基本と真相を教えていただきました。アラブのニュースとアートのツボがわかるトークです。 スピーカー:池上彰(ジャーナリスト/中東調査会会員/東京工業大学教授) 池上彰: 先日、森美術館で観た「アラブ・エクスプレス展」は、私たちがアラブ世界に対して抱いているイメージと、今のアラブ世界は全然違うということがわかる、とてもおもしろいものでした。(※「アラブ・エクスプレス展」は2012年10月28日まで開催中) きょうはこの展覧会にちなんで「そもそもアラブ世界って何だろう?」ということを基礎の基礎からお話ししたいと思います。多くの方が、アラブ世界とイスラム世界と中東をごっちゃにしているようですので
2013年02月06日 (水) 19:00~21:00 ※満席につき申込受付は終了いたしました。キャンセル待ちは承っておりません。 2025年、あなたは誰と、どこで、どんなふうに働いていたいですか? そのためには、いま、何をすべきですか? それを左右するのは、どんな選択ですか? リアルな未来シミュレーションをもとに、働き方の主導権を働く人の手に取り戻すための「3つのシフト」を提示して、世代をこえた議論を巻き起こしたベストセラー、『ワーク・シフト』。その著者で、「今後10年で未来にもっともインパクトを与える理論家」(フィナンシャルタイムズ)とされるロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授が来日します。 グローバル化、テクノロジーの進化、長寿化など、個人ではコントロールしようのない大きな変化のなかで、私たちは「何が自分に幸せと喜びをもたらす働き方」について主体的に考え、勇気をもって選
最近「六本木アートナイト」のように街中で行われるアートイベントが増えたと思いませんか? こうしたイベントは日本だけでなく、世界各地で多数開催されています。今、アートは街おこしや都市戦略として注目されているのです。アートが持つ社会的な力について、美術館長と経済学者というユニークなコンビが熱く語ります。 講師:南條史生(森美術館館長) 講師:竹中平蔵(アカデミーヒルズ理事長/慶應義塾大学教授 グローバルセキュリティ研究所所長) 竹中平蔵: 慶應大学のグローバルセキュリティ研究所に「アートと社会」というユニークな講座があります。これは森ビルさんから寄付をいただいて開催しているもので、私が文化経済学の立場から、南條さんがキュレーターの立場から講義をして、アーティストにも来てもらって、アートと社会をみんなで考えるという講座です。きょうはその公開講座として、これからアートをどう楽しんでいったらいいのか
川村元気: 「企画は普遍性と時代性が掛け合わさっているものが一番強い」と、よく言われています。普遍性とは何かというと、「笑えたり、泣けたり、驚いたり」という原始的な感情を動かすことだと思います。でも普遍性だけじゃ面白くありません。かといって時代性だけでは頭でっかちです。だから2つが掛け合わさっていることが重要だと思います。 最後に次に取り組んでいる作品のテーマの話をしたいと思います。 1つ目は「テレビって何だろう?」ということ。『悪人』がいくつか映画賞をいただいたことで、「映画とは...」というようなことをいろいろな方に言われたんですけど、僕自身はそういうことを意識して映画をつくったことがないんです。むしろ映画でどういう新しい挑戦ができるのだろうと思ってやってきました。だから、今一番面白いテレビ的な世界観を持っている深夜ドラマを、どう自分が映画というかたちに昇華して、面白く新しい日本映画を
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『academyhills』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く