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Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 対話促進型のアプローチによって生み出される組織の活力──埼玉大学大学院・宇田川元一准教授×One JAPAN代表・濱松誠さん(前編) 2018年09月14日 ツイート OneJAPANコミュニティ宇田川元一濱松誠 あしたのコミュニティーラボが2015年秋に取材した「One Panasonic」の活動は、大企業の若手有志団体のコミュニティー「One JAPAN」へと発展した。One JAPANでは各企業の有志団体を集め「共創」していくことを大きな目的に置いている。 そんなOne JAPANで代表を務める濱松誠さんは、その目的を実現するために自身および幹部メンバーの所作として「対話を促進するアプローチ」をとるようになったという。対話を促進するアプローチとは何か? 濱松さんの言うそのようなアプ
四国の山里で働くという選択 ──IT企業が惹きつけられる町・徳島県神山町 2012年12月19日 ツイート ICT働き方働き方特集神山町 徳島県は山間地域にも全域、光ファイバー網が整備されている。この好条件のもと、神山町という過疎の山里には2年間でIT系ベンチャー企業9社が相次いでサテライトオフィスを開いた。ICTインフラはオフィス開設のための必要条件だが、十分条件ではない。なぜ神山町に惹きつけられるのか。そこには「働き方の革新」を求める人と「まちづくりの革新」を求める人との幸福な出会いがあった。 東京と違って、仕事以外の疲れを感じない 緑なす山なみ、鳥のさえずり。さわやかな山里の朝で1日が始まる。 仕事場は、7LDKの空き民家の離れを改装したスペース。地元の石を土台にした白木のテーブルでパソコンを立ち上げ、Skypeで東京本社と打ち合わせをする。 ここは、徳島市内から車で50分、徳島県名
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 求められるのは、アートとサイエンスを両立できるつくり手 ──Prototyping & Design Lab・山中俊治さん(前編) 2015年07月28日 ツイート デザインエンジニアプロトタイピング山中俊治東京大学義足 次世代のものづくりを担う人材として、「デザインエンジニア」が注目されている。果たして、それはどのような役割が求められ、どのような視点が必要なのか。東京大学生産技術研究所(機械・生体系部門)で教授を務める山中俊治さんは、2013年4月から「Prototyping & Design Laboratory」(山中俊治研究室)でデザインエンジニアの教育および育成の活動をはじめた。そのねらいやものづくりの人材像について、山中さんに伺う。 専門性という壁にとらわれない人材になれ ─
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2014年10月21日 ツイート インクルーシブデザインコ・デザイン平井康之 あしたのコミュニティーラボでは、場づくり、学び、地域づくりとさまざまなテーマを取り上げてきました。そこで共通するのは“デザインすること”。2周年を迎え、さらに多くの方々と新しい価値を生み出すため、どのような考え方が求められているのか。編集部は「インクルーシブデザイン(Inclusive Design)」という考え方に注目しました。今回は、日本における第一人者である九州大学大学院 芸術工学研究院 准教授 平井康之先生にインクルーシブデザインについて伺い、今後の企業とデザイナーのあり方のヒントを探ります。 複雑に絡み合った想いをco-designする、インクルーシブデザイン ──九大 平井康之准教授インタビュー(
2017年10月25日 ツイート SXSWTodaitoTexasイノベーション杉本雅明菅原岳人 企業のR&Dやテストマーケティングの場としても注目度を高めるSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)。多様な人々が地域に集い、さまざまなディスカッション、展示などを通してイノベーションの萌芽を生み出そうとしている様子は1つの文化となっており、そこに影響を受けた大小さまざまな活動が行われている。あしたのコミュニティーラボでは、特集「創発のデザイン~発散を収斂させるためのヒント~」と題し、SXSWに見られる「創発のデザイン」をはじめとした、国内の企業や自治体、学びの領域などに幅広く広がる、イノベーション創発、実装の流れを取り上げてきた。今回は、SXSWを活用し、大学発ベンチャーの量産を狙う東京大学の試みから、アイデア創発と社会実装に向けた取り組みのヒントを探りたい。前後編でお届けする。(TOP写真
言葉だけでは伝わらなかったのに、試しに簡単に絵を描いてみたら伝わった――。そんな経験を持つ人は多いのではないでしょうか。その経験を多くの人に広め、そこにいる人々が楽しみあう空間をつくりだしたい。そんな課題意識から、2017年4月にスタートしたのが「グラフィックカタリスト・ビオトープ」(GCB)の活動です。 その目的はずばり「誰もが当たり前に想いや願いを表現できる社会の実現」。富士通のさまざまな職種に就く12名のメンバーが触媒(=カタリスト)となり、富士通内外のフィールドで創造的関係性をはぐくむためのスキルを広めていくといいます。今回はプロジェクトの第1弾として、GCB誕生に至る経緯、プロジェクトにかける思いを3名のメンバーにうかがいました。 グラフィックカタリスト・ビオトープができること 「かいてつたえる、かいてはぐくむ」――それがグラフィックカタリスト・ビオトープ(以下、GCB)のキーメ
2017年06月07日 ツイート たからのやま中窪悟奥田浩美本田正浩肝付町能勢佳子 作家、カレル・チャペックが戯曲「ロッサム万能ロボット会社」で、「ロボット」という造語を使ったのが、1920年のこと。それから間もなく100年の時が経とうとしている。空想から始まったロボットという概念も、この100年間で産業化が進み、産業用ロボットの誕生など世界の近代化を牽引してきたことは事実だ。 では、ロボットは労働力なのか?──そんな人類にとって長年のテーマも「共創のまち・肝付プロジェクト」では実証されている。2015年「共創のまち・肝付プロジェクト」のスタートとともに始まった、通称「キモPプロジェクト」だ。その企画運営協力に参画したのは、テクノロジー領域における「共創の場づくり」を行う株式会社たからのやま。鹿児島県肝付町の高齢者介護施設にやって来た感情認識ヒューマノイドロボット・Pepperと高齢者との
Columns あしたのコミュニティーラボ編集部のコラムをはじめ、ちょっと一息つける連載記事を更新中。 肩の力を抜いてご覧ください。 こんにちは。あしたのコミュニティーラボ編集部の相崎香帆里です。普段は科学技術分野(宇宙・気象・天文・スーパーコンピューターなど)を軸にしながら、新たなビジネスを考えています。 これから皆でつくっていくビジネスこそ、わくわくする未来に貢献できるようなものにしたい。でも、どうやってその姿を想像したらいいのだろう──。 “今”にとらわれることなく未来を考えるために、このたび「SF小説をつくる」という少し変わったアプローチにチャレンジしました。オフィスから地域に出て、未来に生きる人──つまり「未来人」──について対話をし、その未来人の生活を1つの小説にする。そして小説を介し、新しい対話を生む。その創作のプロセスのなかで未来のあり方、自分たちの役割、今からできることを
2016年10月18日 ツイート あしたのコミュニティーラボイベント地域横田洋輔湯川カナ長浜洋二関口昌幸 ソーシャルイノベーション実現のための第1歩は、「自分を知ること」から。自分のなかに他者を引きつけるだけの強い想いを見つけることができれば、シンボリックなテーマやメッセージのもとに共感者が集まり、大きな活動の原動力になっていくのではないか。 9月13日、大手町の「TIP*S」で開催されたイベントは、そんな仮説のもと企画されました。4名の登壇者の刺激的なトークと、会場全員参加のワークショップによって、地域づくりに携わりたいと集まった参加者たちは、どんな気づきを持ち帰ったのでしょうか。 個人と組織、それぞれの胸の内にビジョン&ミッションがある モデレーターは、日本全国を飛び回り、自治体からNPO、一般企業まで公益組織に対するコンサルティング事業を展開する株式会社PubliCo(パブリコ)CE
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2016年05月09日 ツイート イノベーション働き方株式会社スマイルズ社内起業家遠山正道 やりたいことを貫き通すには、「共感」が重要だと「Soup Stock Tokyo」を立ち上げた株式会社スマイルズの遠山正道さんは話す。では、その考えを元にした株式会社スマイルズは、どのように社員を支え、鼓舞しているのだろうか。遠山正道さんのビジネス、そして会社に対する思いを聞いた後編。 「やりたいことをビジネスで」、挑戦の裏にあるもの ──株式会社スマイルズ 遠山正道さん(前編) ものごとを立ち上げるポイントは“本体から遠く” ──Soup Stock Tokyoを立ち上げた時は、遠山さんのなかに「やりたいこと」が明確にあったんですか。 遠山 ありません。「何かやりたい病」にかかっていただけです。
2016年05月02日 ツイート LOCAL GOOD YOKOHAMAまちづくりソーシャルイノベーションリビングラボ地域資源活用横浜市 地域が抱える課題を解決する──。近年では、行政だけでは解決できない問題を、民間企業や地域住民と一緒に取り組む事例が増えている。今回お伝えするのは、地域課題解決のためのICTプラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」と、地域での多様な主体の対話と共創によって新たな事業やビジネスを創発するプラットフォーム「リビングラボ」を舞台に地域課題に向き合おうとしている横浜市の取り組みだ。横浜市の社会課題への取り組みを3回連続でお届けする。(TOP画像はリビングラボ構想キックオフに際して行われたフューチャーセッションでの集合写真) 官・民の隙間に落ちてしまう人を支える地域プラットフォームとは──横浜市・リビングラボ計画(2) “試行錯誤の場”としての地域
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2016年02月18日 ツイート コミュニケーションソーシャルイノベーションマインドフルネスワークライフスタイル井上英之 ソーシャルイノベーションを起こすための気運が日本でも盛り上がりを見せている。しかしそれは、本業とは結びつきづらい例も多いようだ。今回は、日本において“社会起業家”という概念を広げた井上英之さんに日本におけるソーシャルイノベーションの今を伺った。後編は、日頃の仕事からソーシャルイノベーションを生むための心得、今からできる「『自分』を知る」方法について。全2回の後編。 社会貢献で燃え尽きないためのポイントは「私」にある──SVP東京 理事 井上英之さんインタビュー(前編) 「自分が何者か」を見出すことの重要性 ──あらためて伺いますが、企業のなかで自分の仕事を社会課題に結
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2016年02月18日 ツイート コミュニティーソーシャルイノベーションマインドフルネスワークスタイル井上英之 あしたのコミュニティーラボでは、社会課題の解決を通じて新しい価値を生み出そうとする人々や、企業のなかでソーシャルイノベーションを起こそうとするビジネスパーソンの活動に注目してきた。この1年でさらにその気運が高まるなか、あらためて企業が社会課題に取り組む意義と方法を考えてみたい。企業人がソーシャルイノベーションの一翼を担う際の気持ちはどのように変わってきたのか、しくみづくりの要諦はどこにあるのか。10年以上前から社会起業家の育成と実践に取り組んできたパイオニア、井上英之さんに話を聞いた。 イノベーションの第1歩は私と仕事のつながりを取り戻すこと──SVP東京 理事 井上英之さんイ
2016年01月29日 ツイート ソーシャルイノベーション地域地域活性日本酒東北地方清酒アカデミー酒蔵 米や水をはじめ、地域の恵みを凝縮した日本酒は、まさにその地域を代表するものだ。近年では日本酒ブームが起こり、その製造元である酒蔵にも注目が集まっている。吟醸酒や純米酒など特定名称酒の品質向上で、地方の小さな酒蔵の醸す地酒が新たなファンをもたらし、創業100年を超える老舗の酒蔵が地域の歴史と文化を体現するシンボルとして、観光スポットになる──。 では、地域住民や遠地に住むファンとつながっていくためには、どのような工夫が必要なのだろうか。 今回は、以前日本酒ラベルコレクションアプリ・クラカラの開発秘話でも紹介した「(*) 東北酒蔵街道」を盛り上げるべく開催される「酒蔵アイデアソン」を前に、“日本酒王国”と評される東北の八戸酒造、末廣酒造、鈴木酒造店長井蔵(いずれも東北酒蔵街道参加蔵元)を訪ね
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2016年01月22日 ツイート USPコミュニケーションデザインソーシャルデザインデザイン岸勇希広告電通 トヨタ自動車が小型ハイブリッドカー「AQUA」の販売を開始したのは2011年のこと。翌2012年からプロモーションの一貫としてスタートしたのが、水辺の自然を豊かにするアクションプログラム「AQUA SOCIAL FES!!」だ。過去、あしたのコミュニティーラボでも取材したこの活動は、のべ427回のイベントで4万人以上の参加者を集めている(2015年10月時点)。2015年上半期新車販売台数でもトップに立つなどAQUAの好調な売れ行きにも貢献しているこのキャンペーンで、クリエーティブ・ディレクターを務めたのが株式会社電通の岸勇希さんだ。岸さんの唱える「人の気持ちをデザインする」ための
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2016年01月22日 ツイート コミュニケーションデザインソーシャルデザインデザインブランディング岸勇希広告電通鶴屋百貨店 消費者がどちらの製品を選ぶのか、選択する要因に「エモーション」が寄与する時代。電通の岸勇希さんは、時代の流れと、自身が体系化した「コミュニケーションデザイン」という方法でクライアントの課題解決を行ってきた。コミュニケーションデザインのコンセプトを発表してから約8年。岸さんは「モチベーションをデザインする段階」が来ることを予測している。人を内面から動かす、新たな段階に求められるメッセージとはどんな要素を持つものなのだろうか。岸さんのインタビュー、最終回。 (1)企業とユーザーの気持ちをつなげる「デザインの原則」とは──電通・岸勇希さんの「コミュニケーションデザイン」
2015年12月03日 ツイート 岡田誠松本まゆみ社会課題関治之須藤順 さまざまな社会課題に挑戦する人たちと共創のプラットフォームづくりを目指す「あしたのコミュニティーラボ」。2015年10月13日、サイト開設3周年イベントを開催し、企業が社会課題にアプローチする方策をあらためて探りました。3名の実践者をパネラーに迎え、一足先に社会課題に挑む活動をヒントに、企業の力でソーシャルイノベーションを加速させるにはどうすればよいのか考えます。 あなたが楽しく立ち上がれば社会は変わる 株式会社富士通研究所R&D戦略本部 シニアマネージャー 岡田誠さん イベントのモデレーターは、株式会社富士通研究所R&D戦略本部シニアマネージャーの岡田誠さんでした。2011年、国際大学GLOCOM、NPO法人認知症フレンドシップクラブとの3組織共同プロジェクト「認知症プロジェクト」を立ち上げ、現在はその活動を発展させ
2015年12月01日 ツイート コミュニティーサッカー伊藤宏樹天野春果川崎フロンターレ 地域に根ざして事業を営むには、地元に受け入れてもらうことが欠かせない。この視点で、先進的に地域や社会と向き合っているのが、プロサッカーチームの川崎フロンターレ(以下、フロンターレ)だ。前身は1955年に創部された富士通サッカー部。今ではJ1リーグの強豪として優勝争いの常連になった。一方で、リーグでも指折りの地域密着クラブとしても知られている。企業にルーツを持つチームが、いかにして人気市民クラブになったのか。そこには、社会とのコトづくりを信念に掲げるプロモーション活動のキーマンと、選手たちの理解があった。(TOP画像提供:川崎フロンターレ) 陸前高田市との友好提携、そのきっかけは算数ドリル 陸前高田市での活動の様子(提供:川崎フロンターレ) 2015年9月、神奈川県川崎市をホームタウンとするサッカークラ
Columns あしたのコミュニティーラボ編集部のコラムをはじめ、ちょっと一息つける連載記事を更新中。 肩の力を抜いてご覧ください。 はじめまして。あしたのコミュニティーラボ編集部の岡田一志です。システムインテグレーションのUX(User Experience)をデザインする仕事をしています。 UXとは「製品、システムまたはサービスを使用したとき、および使用シーンを予測したときに生じる個人の知覚や反応」のことを指します。たとえば、生活費を節約しようと使いはじめた家計簿アプリ。UXをしっかりデザインすると、記録することが楽しく、節約生活が苦しいものから、やりがいのあるものに変わります。逆にUXを正しくデザインできないと記録が面倒ですぐに使わなくなってしまい、結果、節約にもつながりません。 イノベーション創出には、優れたUXをデザインすることが大切だと考え、その思いを社内外に広げていこうと立ち
神戸市の基本政策 1.市民が元気で働けるにぎわいのある街 2.世界に誇れる夢のある街 3.安心して子育て・教育ができる街 4.市民が地域とつながり福祉と医療をはじめ安心してくらせる街 5.本物の市政改革をすすめ新しい地方自治がはじまる街 その1つが「市民が元気で働けるにぎわいのある街」の実現。具体的には、「経済活性化」「雇用機会の創出の拡大」を目標として掲げ、2つの施策に取り組んでいる。 施策の1つ目が、2014年から取り組みはじめた「オープンデータ(活用)の公開、利活用促進」。現在はオープンデータの一覧を神戸市の公式サイトで公開し、担当部署と連携しながら公開データのより一層の増加を目指している。 2つ目の施策は、過去取り上げた一般社団法人Code for Japanからオープンガバメントを推進する自治体に企業の人材を派遣する、「コーポレート・フェローシップ制度」の活用による起業支援。こち
2015年08月25日 ツイート Ingressゲーミフィケーション地域活性岩手県 岩手県はいま、全国からエージェントが足を運びたくなる「Ingressの遊び場」へと変貌している。しかし、仕掛け人である岩手県庁の保和衛さんは「岩手をゲームの遊べる場所にすることが目的ではない」と話す。活動の発足の様子を伝えた前編に続き、後編では岩手県がねらいとする「Ingressを使った観光振興策」の真意と、連動して活動している“地域コミュニティー”とのつながり方を伺った。 Ingressでつくる、あたらしいまちのストーリー ──岩手県庁ゲームノミクス研究会(前編) 地元コミュニティーとのつながりが大きなバックアップに ここまでの過程には、地元のIngressコミュニティーが実はとても大きな存在だった。「参考林(さんこうりん)むん」の名で活動する伊藤力(つとむ)さんは、300名以上が参加する「Google+
Ingressでつくる、あたらしいまちのストーリー ──岩手県庁ゲームノミクス研究会(前編) 2015年08月24日 ツイート Ingressゲーミフィケーション地域活性岩手県 画面を緑と青で埋め尽くしたスマートフォンを手にした人々がまちを歩き回る。Google Mapsがベースのネットワークゲームアプリ “Ingress”のイベントではおなじみの光景だ。そのIngressと観光振興をうまく結びつけることで、今までになかった新しい層のファンを生み出そうとしている岩手県。県庁職員有志で研究会を発足させてからわずか1年で岩手=Ingressという方程式をつくりあげたスーパー県庁職員に、地域に“人を呼ぶ”ための仕掛けづくりと地域コミュニティーとの協力体制づくりのコツを聞いた。全2回でお届けする。 人と人とをリンクさせる、これからの観光振興 ──岩手県庁ゲームノミクス研究会(後編) 人を外に連れ出
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2015年07月29日 ツイート デザインエンジニアプロトタイピング山中俊治東京大学義足 日本のものづくりには、デザインエンジニアリングが欠かせなくなる──。東京大学大学院情報学環の教授、山中俊治さんはそんな思いから「Prototyping & Design Lab」でデザインエンジニア教育および育成に努めている。後編では、デザインエンジニアを育むために必要な「プロジェクトベースの教育」とは一体どんなものなのか、話を伺う。 求められるのは、アートとサイエンスを両立できるつくり手 ──Prototyping & Design Lab・山中俊治さん(前編) 必要なのは「シームレスな中間地点」に立てる存在 ──日本で「デザインエンジニア」が注目されはじめているのに対し、海外の現状はどうなのでし
2015年07月24日 ツイート 人工知能国立情報学研究所富士通研究所新井紀子東ロボプロジェクト 「ロボットは東大に入れるか」(通称:東ロボプロジェクト)には、国立情報学研究所(以下、NII)を中心に、国内外の民間企業、大学機関などから研究者が参画している。7教科(英語・国語・数学2科目・世界史・日本史・物理)すべてを合わせると、100名もの研究者が集う大所帯のプロジェクトだ。後編では数学と物理科目を担う研究者たちに、そこで使われている技術、そしてプロジェクトリーダーの新井さんにあらためて人間と人工知能が共生する未来について話を伺った。 やっぱりロボットは東大に入れない!? ──人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」(前編) 自然言語処理と数理的処理の融合の可能性を探る 今後の人工知能研究のなかで、新井さんが特に注目しているのが「自然言語の処理と数理的な処理の融合」だ。 「単体の
2015年07月23日 ツイート 人工知能国立情報学研究所富士通研究所新井紀子東ロボプロジェクト 2011年度にスタートした「ロボットは東大に入れるか」(通称:東ロボプロジェクト)。ロボットによる大学受験、という結果にフォーカスした話がクローズアップされがちだが、その研究内容は、はたしてわたしたちにどんな影響や価値をもたらすのだろう。産学を巻き込んだ人工知能研究の一大プロジェクトの発足から今後の展望までを前後編でお届けする。(トップ画像:東ロボプロジェクト理数系チーム) 人工知能の進歩は人間の働き方に変化をもたらすのか? ──人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」(後編) 演繹的&帰納的推論の両輪で躍進した人工知能 近年の人工知能研究はどこまで進んでいるのか。東ロボプロジェクトの全体像を説明する前に、人工知能研究における「演繹的方法論」と「帰納的方法論」について解説しておこう。
アイデアを生む「遊び」のある働き方とは? ──福島発ベンチャー、Eyes,JAPANのワークスタイル 2014年03月28日 ツイート Eyes JAPANアイデアワークスタイル働き方山寺純東北特集 あしたのコミュニティーラボ(以下、あしたラボ)では、4月、東北に人を呼びこむアイデアをみんなで考える「さくらハッカソン2014」を開催する。ハッカソンのモデレーターを務めるのは、会津大学発のベンチャー企業経営に18年の実績を持ち、あしたラボのインタビューにも登場いただいた株式会社Eyes,JAPANの山寺純さん。さくらハッカソン2014に先立ち、そもそもどんな働き方が自由で柔軟な発想を生み出すのか、山寺さんのワークスタイルから探ってみた。 オレたちは人類の4番目のリンゴになる! 「優れたテクノロジーは魔法と区別がつかない」。 現代のデジタルカルチャーを予言したかのような、映画『2001年宇宙の
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 2015年06月08日 ツイート ツール中原淳学び社会課題解決 「大人の学びを科学する」をテーマにさまざまな企業でヒアリングやフィールドワーク、研修の監修などを行う中原淳さん。研修も、複数の業種にまたがるものから、社内での取り組みなどもある。後編では、組織内での学びやそこにおける1人ひとりのキャリアについて、中原さんと考えていく。 “自分はこれでいいのか”「学び」はそこからはじまる ──東大 中原淳准教授インタビュー(前編) 社内研修で重要なのは現場の声を聞くこと ──異業種交流であれば、違う価値観にも触れられ刺激になる。一方で、社内研修では、どのような点にフォーカスしているのでしょうか。 中原 現場の人たちが聞きたいのは、現場の言葉でしょう。僕は、リーダー研修の場で最初にいつもこんなこ
Opinions 各界の専門分野を持つ有識者の方々から、社会を変えるイノベーションのヒントを学びます。 “自分はこれでいいのか”「学び」はそこからはじまる ──東大 中原淳准教授インタビュー(前編) 2015年06月05日 ツイート ツール中原淳学び社会課題解決 社内での新人研修やリーダー研修、社外での体験学習だけでなく、最近ではオンラインでのオープンエデュケーション、アイデアソン、ハッカソンなど、社会人のための学びの機会は多様化している。だが、そうした場での経験を日々の仕事に活かし、役立つものとするための学びとは何だろうか。企業や組織における学習のあり方を研究し、マネージャー研修などに豊富な実績を持つ中原淳さんに伺った。 活かせるスキルを軸に、捨てる学びを。 ──東大 中原淳准教授インタビュー(後編) 成功体験に縛られていては、変われない ──現在では、社会人のための学びの場やツールは多
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