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インタビュー
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第60話 辰砂と黒辰砂 辰砂を含む鉱石 黒辰砂(黒い結晶部分) 辰砂と黒辰砂 丹生産、全国に知られ 辰砂(しんしゃ)は顔料や防腐剤、水銀の原料として、世界中で古くから人間が利用してきた。硫黄と水銀の化合物(硫化水銀)で比重約8と、ずっしり重い。鉱物の硬さを示すモース硬度は2~2.5で軟らかい。条痕色(粉末にした時の色)は濃赤色だ。 黒辰砂も辰砂とともに水銀をとる鉱石として採掘されてきた。化学組成は辰砂と同じだが結晶構造が異なり、条痕色は黒色となる。 辰砂の名は、中国の辰州(現在の湖南省)から多く産出したことに、英名のCinnabarはギリシャ語のkinnabaris(赤い絵の具)に由来するという。辰砂は赤い色から朱砂、純粋なものは丹(たん)と呼ばれ珍重されてきた。細かく砕いても鮮やかな赤い色が保たれ、古来神聖な赤色顔料として好んで利用し、時には高価な漢方薬の原料になった。また空気中で400
展覧会概要 本展では、家に受け継がれてきた結納品や嫁入り道具、祝いの席の料理から、現代の結婚情報誌や婚姻届まで、さまざまなモノを通して結婚の移り変わりを紹介します。なかでも花嫁の衣裳については、世界的に有名なブライダルファッションデザイナーの桂由美氏が手がけてきたウェディングドレスと、服飾文化研究会の長年かけて収集してきた打掛や振袖などを一同に展示します。 主催 三重県総合博物館 後援 三重県博物館協会
三重県立図書館は、次期の改革実行計画をとりまとめるにあたり、図書館サービスの最前線である市町立図書館と、それを支える県立図書館、これからそれぞれがよりよい図書館になるためにどうあるべきかを考えるフォーラムを開催します。 ゲストには、聖地研究の第一人者で日頃は図書館のヘビーユーザーでもある植島さん、著書「つながる図書館」執筆のために多くの図書館を取材された猪谷さん、ブックディレクターとしてさまざまな「本のある空間」を演出する幅さん、そして南伊勢町の小さな図書室の司書として日々奮闘する田中さんをお招きし、それぞれの視点から、これからの図書館についてお話しいただきます。 ※三重県立図書館は、平成23年4月に改革実行計画「明日の県立図書館」をとりまとめ、市町立図書 館をはじめとする県内の図書館とともに4年間さまざまな取組を進めてきました。今後より多くの方々 に信頼される県立図書館となるために
恩地孝四郎《白い花》 そもそも、植物学の専門家が花の絵を前にしたら、どのように見えるのでしょうか。少し意地悪な出題ですが、恩地孝四郎《白い花》を見てください。 リンネがその基礎を築いた分類学に従えば、花とは、オシベやメシベ、花弁の形や数などから植物の種を判断するための指標でしかありません。そのため、この作品のように「花」と題されてしまうと、斜めの線が○○で、左側を覆う花ひらのような部分が○○で、恐らくイネ科の植物なのかな、と考えてしまいます。でもきっとそれは誤りなのでしょうね。 この絵の作者、恩地孝四郎は、日本で初めて抽象的な表現を取り入れた画家のひとり。画家自身の内にある生気が、形や色彩そのものへと充溢(じゅういつ)し独特の「抒情」をたたえる画面を生み出そうとしました。すると、ここでの白い花とは現実の具体的な花を描いているのではなく、恩地の心の中に花開いた詩情のようなものかもしれません。
三重の歴史・文化デジタルアーカイブで検索・参照できるデータベースは以下のとおりです。 分類から 大分類 分類 概要 自然に 関するもの
10月も半ばを過ぎますと、朝夕はちょっと肌寒さを感じます。でも、日中の過ごしやすさは格別ですね。さすがに秋という気がいたします。 さて、秋といえば読書には最も適当な季節ですが、最近は図書館を利用される方が、大変多くなりました。県内の各図書館は、連日多くの利用者で賑わっています。 一方、市町村の方でも、このところ図書館を作ろうという気運も盛んで、ちょっとしたブームになっています。最近できあがった大安町立図書館は、駅と図書館がひとつの建物になっているユニークなもので、図書館のある駅、ということで話題になりました。 ところで、現在三重県内で、私たちが自由に利用できる図書館は、市町村立で13館ありますが、ここでちょっと明治や大正の頃の様子をのぞいてみましょう。 明治45年(1912)の県の統計書によりますと、その当時の図書館の数は、公立私立あわせて15館となっており、現在とほぼ同じです。もっとも、
X線連動比較画像 このサイトでは、三重県立美術館が所蔵する作品(一部寄託作品を含みます)およびご所蔵者の許可のもと当館において調査を行った作品の高精細画像とX線(レントゲン)撮影した画像とを比較表示しています。 X線画像には、別の絵やひび、傷、絵の具の厚さなど絵画に潜むいろいろな姿が見て取れます。 表面に見えない部分に何が隠れているか、ぜひ見つけてください。 高精細な画像をご覧いただくため、ファイルサイズが1枚10MB以上になります。表示まで時間がかかる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 操作方法 作品画像とX線撮影画像が並んで表示され、画像下部のボタンで操作を行います。
畔名村処女会表彰を紹介した「志摩郡公報」 今回は江戸時代以降、明治・大正時代にも見られた「娘組」の話題を取り上げてみようと思う。娘組は12、3歳以上の未婚女性によって構成された年齢集団で、かつては多くのムラに存在していたと考えられ、三重県では中・南勢地域から志摩・東紀州地域にかけて存在が報告されている。ただ、娘組とは民俗学的な用語であって、それぞれの地域でどう呼ばれていたかは明確ではない。 特定の民家や納屋を娘宿とし、夕食をすませると娘たちが集合して、縄をなったり、草履を作ったり、裁縫などの夜なべ仕事をした。三重県では、この娘宿をネヤ・ネンヤ・トマリヤド・ワカヤ・アソビヤという。ネヤ・トマリヤドという言葉からもわかるように、娘宿の中には夜もそのまま宿泊するところがあった。宿を提供した家の主人や主婦が宿親として娘をしつけ、配偶者選びの助言者にもなった。伊勢市有滝にあったワカヤでは、宿の主婦を
第14話 斎王の名前について考える 斎宮歴史博物館では、斎王の名前を「訓読み」にしています。「恬子」は「やすこ」、「雅子」は「まさこ」という具合です。これについて時々問い合わせがあるのです「テンシ」「ガシ」ではないのですか、と。 実は平安時代の女性の名前は、一部を除いてよくわかっていません。本名を音読する機会がほとんどなかったからなのです。しかもわかっているのが、藤原良房の娘で、文徳天皇の妃、藤原明子の「あきらけいこ」、その子の清和天皇の妃になった藤原高子の「たかいこ」など、なかなか普通ではない読み方なのです。だから、例えば「彰子」が「あきこ」なのか、「定子」が「さだこ」なのか、全く確証がないのです。そこで、明治以来、国文学界を中心に、便宜的に音読みするというルールができ、「ショウシ」「テイシ」と読まれることが一般的になった、ということです。 たしかに「あきらけいこ」はすごい変則読みなの
タブレット端末やスマートフォンに表示された、伊勢周辺の絵地図等をGoogle Mapsと切り替え、さらにはGPS機能により絵古地図上に現在地を表示させることにより、過去と現在を見比べながら町歩きや歴史文化を知ることができるアプリ「伊勢ぶらり」の提供を開始します。 「伊勢ぶらり」では、古地図や鳥瞰図、イラストマップ等を使用し、画面上のアイコンを選択すると、昔の絵葉書や文化資産、博物館等各種見学施設の概要がご覧いただけます。 なお、このアプリは、県有の歴史的資料等の活用を目的とし、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所連想情報学研究開発センターとの共同研究事業として構築し、皇學館大学の教職員や学生、伊勢市教育委員会と連携して制作しました。 (1)提供開始日 平成24年8月29日(水曜) (2)アプリの概要 【使用地図】 ・初三郎参宮要覧伊勢名所図絵:大正8年(1
絵地図等に現在地を表示して町歩きを支援するアプリ「伊勢ぶらり」を提供しています。 タブレット端末やスマートフォンに表示された、伊勢周辺の絵地図等をGoogleMapsと切り替えながら、さらにはGPS機能により絵地図上に現在地を表示させることにより、過去と現在を見比べながら町歩きや歴史文化を知ることができるアプリ「伊勢ぶらり」の提供を行っています。 「伊勢ぶらり」では、古地図や鳥瞰図、イラストマップ等を使用し、画面上のアイコンを選択すると、昔の絵葉書や文化資産、博物館等各種見学施設の概要がご覧いただけます。 なお、このアプリは、県有の歴史的資料等の活用を目的とし、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所連想情報学研究開発センターとの共同研究事業として構築し、皇學館大学の教職員や学生、伊勢市教育委員会と連携して制作しました。 伊勢ぶらりアプリダウンロード 「伊勢ぶらり」
古来、人びとから崇敬を集めてきた伊勢神宮。江戸時代から神宮に集団で参詣する「お伊勢参り(お蔭参り)」が流行しました。現在でも日本全国から多くの人がお伊勢参りに訪れています。このコーナーではお伊勢参りの道中記や神宮の歴史が分かる貴重資料の数々をご覧いただけます。 勇名を馳せた藤堂高虎、九鬼守隆などの戦国武将。また文化の薫る三重には、月僊や藤島武二などの多くの文人・画家が居を構えました。このコーナーでは三重にゆかりのある人々の直筆文書や著作、作品の数々をご覧いただけます。 自然豊かな三重は、古くからさまざまな媒体に描かれ、また写真に撮られてきました。古地図や古写真におさめられた、今はなき古き街かどの様子や、今でも観光地として栄える場所など、古今を比べてみるのも興味深いです。このコーナーでは古き三重の姿をご覧いただけます。
元弘3年(1333)、後醍醐天皇はついに鎌倉幕府を倒し、朝廷の権威を回復すべく建武政権を樹立します。 この時、斎王に定められたのが後醍醐天皇の皇女・祥子(さちこ)内親王でした。しかし後醍醐天皇の理想と現実の社会が求めるものとの落差は激しく、頻発する反乱により建武政権は短期間で崩壊します。建武政権以後は、斎王が定められることは二度となく、祥子内親王は最後の斎王となりました。 ここに飛鳥時代以来約660年続いた伊勢斎宮は、ついに終焉をむかえることとなったのです。 この特別展は、激動する後醍醐天皇の時代を、終末期の斎王や伊勢斎宮の姿もまじえて紹介します。 概要
「散策マップへ」をクリックすると、周辺地図へ移動します。 「博物館リストへ」または、地図の市町部分をクリックすると、一覧表へ移動します。
更新情報 令和7年3月7日 「現在・これからの展覧会・行事」を更新 令和7年3月7日 「年間行事」を更新 令和7年3月7日 「斎ちゃんの梅を観察してみました!」を更新 令和7年3月1日 開館日カレンダーを更新 令和7年3月1日 書籍販売のご案内を更新 令和7年1月7日 「斎ちゃんの梅を観察してみました!」の掲載開始 令和6年12月3日 「過去の展覧会」を更新 令和6年7月5日 「映像の内容と上映時間」を更新 令和6年5月2日 「ぬり絵・切り絵・切り紙」を更新 令和6年4月1日 「観覧料減免要綱」を更新 令和6年4月1日 「観覧料の減免について」を更新 令和6年3月29日 「学校の先生方へ」を更新 令和6年3月29日 「博物館周辺のご案内」を更新 令和6年3月16日 「アクセス」案内文(鉄道)を修正 令和6年3月14日 「博物館刊行物 報告書・概報」を更新 令和6年3月14日 「博物館刊行物
「三重県文化振興条例」(令和5年9月26日施行)第9条に基づき、文化の振興及び文化により生み出される価値の活用に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「三重県文化振興計画」を策定しました。 詳しくは、こちらをご覧ください。 三重県文化振興条例 「三重県文化振興条例」を令和5年9月26日に公布・施行しました 「三重県文化振興条例」は、文化の振興および文化により生み出される価値の活用に関し、基本理念を定め、県の責務等を明らかにするとともに、「文化の振興」、「文化にふれ親しみ、創造する環境づくり」、「文化を育み、継承する人材の育成」、「三重の歴史的資産等の保存、活用及び継承」、「文化を生かした地域の活性化と魅力の発信」に取り組んでいくことを規定しています。 01 三重県文化振興条例(本文) 02 三重県文化振興条例(概要).pdf 03 三重県文化振興条例(解説).pdf 県立文化施設
「伊勢白粉(おしろい)」って、御存知でしょうか。そうです。文字どおり化粧品のオシロイのことなのです。その化粧品の原料に水銀が使われていたと聞くと、意外に思われる方がみえるかもしれません。 多気郡勢和村(現多伎町)に丹生という所がありますが、ここは古代から水銀を産出する土地として知られていました。松阪市の射和は、この丹生の水銀の中継ぎを行い、またそれを原料にして軽粉(けいふん)、つまり白粉を製造して発展した所です。その製造法は、水銀に赤土・食塩などを水でこねたものを約600度で四時間程熱して、「ほっつき」という蓋についた白い粉を払い落とすというものです。 射和の軽粉製造業が最盛期を迎えるのは、室町時代から戦国時代にかけての時期です。当時、釜元と言われる製造場が八三か所もあったそうです。また、中世には「白粉座」という同業者組合のようなものも組織されていました。 ところで、このような繁栄の背景に
Sharpen your wit ! Shigeo Fukuda Super-Retrospective 2011年7月9日(土)〜9月4日(日) 開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで) 休館日:毎週月曜日(ただし7月18日は開館)および7月19日(火) 観覧料:一般=800円(600円) 高・大生=600円(400円) 小・中生=無料 ・( )内は20人以上の団体割引料金および前売り料金 ・この料金で常設展示室「美術館のコレクション」、柳原義達記念館「柳原義達の芸術」もあわせてご覧いただけます。 ・身体障害者手帳等をお持ちの方及び付き添いの方1名は観覧無料 ・ 主な前売り券発売所=チケットぴあ、サークルKサンクス、セブン−イレブン、他 主催=三重県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会、中京テレビ 助成=(財)岡田文化財団、(財)三重県立美術館協力
第1話 哀悼 氷室冴子先生 皆様もご存じの通り、去る2008年6月6日、作家、氷室冴子先生がお亡くなりになりました。享年51才。惜しんでも余りある早世でした。 氷室先生は、高名なジュブナイル作家であるとともに、「ざ・ちぇんじ」「なんて素敵にジャパネスク」などの平安時代を舞台にした時代小説の先駆者でした。今でこそ『陰陽師』(夢枕獏)をはじめ平安時代を舞台にした創作小説はしばしば見られますが、氷室先生のデビュー頃は、平安時代の小説といえば、海音寺潮五郎の『平将門』や吉川英治の『新・平家物語』などの英雄を主人公にした実録的な歴史小説や、谷崎潤一郎をはじめとした『源氏物語』の現代語訳などが主流で、ある時代の社会を綿密に書き込み、それを背景にして創作キャラクターが自在に活躍するという時代小説(岡本綺堂とか山手樹一郎とか、最近では藤沢周平が得意としたパターンですね)はほとんど未開拓でした。そんな頃に
三重県立美術館の公式ホームページ。美術館ガイド、展覧会のご案内、コレクション、教育プログラム、刊行物、ミュージアムショップ、レストランなどの情報を紹介。
植島啓司さん(宗教人類学者)、石川直樹さん(写真家・冒険家)、萩美香さん(津市出身の女優)が図書館を語ります 三重県立図書館シンポジウム「明日の県立図書館」の参加者を募集します。 三重県立図書館は県で1つしかない「県立」の図書館としてどうあるべきか、県民の皆さんにお届けする新しいサービスがどうあるべきか、県民の皆さんとともに考えるシンポジウムです。基調講演では、図書館が大好きで多数の著書もある二人、宗教人類学者 植島啓司さん、写真家・冒険家 石川直樹さんが登壇します。続くパネルディスカッションでは、植島さん、石川さんのほか、三重県立図書館の常連だったという津市出身の女優 萩美香さん、図書や男女共同参画の分野において県内で活躍中の坂倉加代子さんが出演し、それぞれの世代のそれぞれの立場から、図書館への思いや、三重県立図書館のあり方を語ります。 また、シンポジウムの開催に合わせ、県立図書館展
街道・アラカルト 三重県の歴史街道 みえ歴史街道構想 みえ歴史街道ギャラリー 三重のおはなし 斉王のみち ウォーキング・マップ リンク集 お問い合わせ先:〒514-8570 津市広明町13 三重県環境生活部文化振興課(電話 059-224-2233) All Rights Reserved,Copyright(C)2008.Mie Prefecture
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