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ITジャーナリスト林信行がこれまでの、そしてこれからの10年を斬る『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』発売 firstdecade.netで制作過程の一部を公開してきた書籍『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』がいよいよ発売されます。 『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』 発売日:2010年4月26日 発行:アスペクト 264ページ 本体1200円+税 ○電子書籍版を期間限定で無償配布 『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』は、電子書籍版も同時発売されます。 発売記念キャンペーンとして、4月26日〜5月5日まで理想書店と、アップルのAppStore(申請中)において、全文を無償公開いたします。 理想書店では、iPhoneとパソコンの両方でご覧いただけます(iPhoneでの閲覧には、理想書店ビューアが必要です)。 ○前書きより 21世
林:時間軸を最初に提唱したのがブログ。TLの構造は後のメディアにも引き継がれた。その次に出てきたのが、親密軸。SNSが親密軸を取り入れたと思う。親密軸は、見ず知らずの人の事件と、友だちの事件なら、友だちの方が関心がある。全然知らない人が食べたランチに興味はないが、友だちが食べていたら、「今日もそれ食べているの?」と関心を持つ。それが親密軸。SNSは、友だちの日記だけを可視化。より見やすく。 親密軸の近い人たちの情報だけを、ブログと同じように見せるようにしたのが、SNS。写真共有サービスのFlickrやYouTubeもソーシャルグラフ、親密軸が必ず組み込まれるように。そこからバイラルマーケティングもできるように。友だちにリコメンドするとか。 –YouTubにアクセスしたら、勝手に知り合いのプレイリストがいきなりトップ画面に浮かび上がって。アカウントを持っている人のリストが勝手に出る。俺の
林:Twitterでいうと、ブログとかGoogleとかがインターネットの一つの文化、トレンドを作って、それをティム・オライリーが総称してWeb2.0と言う言葉を作った。 Web2.0、以前と以後で一番大きな違いは、僕は情報への渇望感のような気がする。インターネット上の。 以前は、やはりまだ、もっとインターネット上で情報が欲しいというのがあったから、検索を使って情報を見つけたい。もっと情報がインターネット上に出てきて欲しい。その両方が続いていた。 でも、ちょうどその、Web2.0が切れ目か2001年が切れ目かはわからないけど、それくらいのタイミングに、ブログとか何とかが普及していくことで、ちょっとしたたわいもないことも情報発信できるようになった。逆に、情報が溢れてきてしまった。 できるだけ、情報もありすぎて、メールの受信箱はスパムやたわいもないメールが何通もあったり。だんだん、感度が
–ちょっと話がずれるかもしれませんが、空間軸に行く前に、ブログとか30分かかるのも自分の中では古くなる。ある意味、多くの人にとってはTwitterでつぶやく方がラク。アウトプットの形態も、Twitterで大きく変わった。じっくり考えて書くと言うことを、みんながしなくなる、そういうトレンドになる? 一人がじっくり考えるのではなく、つぶやきをもとにみんなで考えるようになってきている? 林:年齢層とかによっても違う。じっくり考える人も。両方あると思う。あまり、Twitter的な短時間でやるというのばかり広がると、そのうち揺り戻しがあるでしょう。 たぶん、それって、テレビを見る人も本を読む人もいる。ほとんどは両方。それと同じだと思うんです。 そのバランスのポイントがだんだん変わってくる。昔は、TVばかりだった人が、本を読むことも増えたり。年齢や気分によっても変わる。そこらへんで、うまく均衡が取
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