トランプ米政権、激化する「知」への攻撃 助成金削減で大学に圧力―人材流出、先行きに影 時事通信 外信部2025年05月06日07時08分配信 ティモシー・スナイダー氏=2012年5月、ブリュッセル(AFP時事) 【シリコンバレー時事】トランプ米大統領による知識人層への攻撃が、激しさを増している。大学や大学院など教育機関への助成金が削減され、人文科学や科学技術分野の人材は海外に研究の場を求め始めた。米国は「知」の集積を競争力の源泉としており、国の先行きに暗い影を落としかねない。 移民送還に「思想狩り」の影 政権批判の外国人、相次ぎ拘束―トランプ米政権100日 ◇著名教授、カナダへ 「ナチスがドイツ人にしたように、彼は私に愛国を迫っている。私が祖国を愛するのは『王』がいないからだ」 著書「ファシズムはどこからやってくるのか」で知られる名門エール大のジェイソン・スタンリー教授(哲学)は、独裁色を