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1 自然科学のための数学I/II(2017年度) 2017年度の琉球大学理学部共通の講義「自然科学のための数学I」(前期)および「自然科学のための数学II」(後期)の講義録です。1回の講義ごとにその日の内容をまとめて夜に更新します。 昨年の講義録はこちらです。 このページでは板書のまとめと授業で使用したプログラムを掲載します。 赤字で書かれているのは授業中などに追加したコメントなどです。青字は学生からの質問など。その日の授業の最後には感想や質問を書いてもらいますが、その内容およびそれに対する解答を各日の講義録の最後につけます。 講義の中ではインタラクティブなアプリを使っていきますが、その多くはこのページにあります(授業で使用するプログラムが掲載されています)。 また、このWebページをandroidアプリ化したものがあります(右のアイコンをクリックすることでダウンロードできます→) 「自然
画像はhttp://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2015/ より 「ニュートリノ振動」 って何なのよ! ニュートリノが振動するって何? 振動と質量に何の関係が?? どうやってそんなことがわかるの? それがあったら何か役に立つの? と謎は尽きぬのですが... まずニュートリノの歴史 ニュートリノの存在が最初に示唆されたのは1899年のラザフォードの実験。彼は「β崩壊」と呼ばれる現象を観測していた。 1913年、このβ崩壊を詳しく調べたチャドウィックは、出てくる電子のエネルギーが「連続スペクトル」であることに気づく。 しかし、これはおかしい!?「なぜ?」は▼を見よ。 なぜ終状態が「電子+陽子」だとおかしい? のような終状態を考えると、始状態は静止した中性子だから、$m_e v = m_n V$という「運動量保存則」が成立す
次の節ではこのことを使って、巨人が存在できない理由を考察してみます。 立ち上がれる人間の限界---巨人が存在しない理由 普通の人間と、その2倍の身長を持った人間が二人いたと考えてみましょう。とりあえず簡単のためきりのいい数字をとって、普通の人間(Aさんと名付けましょう)の方を身長2メートル、体重100キロとします。2倍の身長を持ったBさんは、身長4メートルとなります。では体重はいくらでしょう?---体重は体積に比例すると考えられるので、2倍ではなく8倍となり、800キロあることになります。一方、Bさんの力はAさんの力の何倍でしょう---2倍ではありません。8倍でもありません。力の強さは、実は筋肉の断面積に比例します(筋肉を「バネ」のようなものだと思うと、「バネの本数」が出せる力に比例すると考えるとわかりやすいでしょうか)。面積に比例ですから、4倍の力が出せます。 体重は8倍、力が4倍。もち
鏡は左右を反転するのに、どうして上下は反転しないの? というのは、よく聞く疑問です。右の図は、右手をあげた人が鏡に写っているところを描いたものです。鏡の中(図の右。「琉球大学」という字が鏡文字になっているところ)には、左手をあげた人が存在してい(るように見え)ますね。では、どうして鏡は左右をひっくり返すのでしょう?? 「人間の目は左右についているからだ」という人もいますが、これはもちろんおかしい。片目をつぶって見たって、やっぱり左右反転しているように見えますからね。 実は上下が反転する場合だってちゃんとあります。たとえば右の図のように、床が鏡になっている場合です。鏡の中(下?)の人は、上下が逆さまになっています。 ただ、この図をよくみると、やっぱり鏡の中の人は右手じゃなくて左手をあげています!!(鏡の中では「さげています!!」)どうも不思議です。最初の図は左右しか反転しなかったのに、天井に
時間と空間(2014年)講義録 2014年度前期の琉球大学における講義「時間と空間」の講義録です。 シラバス 昨年度の講義録 1回の講義(水曜日2限)ごとにその日の内容をまとめて夜に更新します。 赤字で書かれているのは授業中などに追加したコメントなどです。青字は学生からの質問など。その日の授業の最後には感想や質問を書いてもらいますが、その内容およびそれに対する解答を各日の講義録の最後につけます。 「時間と空間」というこの講義のタイトルは、ずいぶん大仰で、難しげに聞こえますが、 「人類の宇宙観はどう進歩したか?」/「生物の大きさはどうして決まる?」/「時間はなぜ未来へ流れる?」/「相対性理論とは何か?」/「タイムマシンができない理由は何か?」 などなど、「時間と空間」をキーワードにして、いろんなことを取り上げていきたいと思います。基本的には文系主体の授業ですので、数式の使用は避け、図やアニメ
今回は「時間」の流れ(特に「過去から未来へ」という方向)について物理的に考えてみます。 時間反転と物理法則 一個の物体が落下しているとしましょう。これをビデオを逆回しするように時間を逆にみると、今度は物体が上昇していることになります。では、「時間が反転すると重力も逆向きになる」のでしょうか。いえ違います。物体が落下する時は、その落下の速さはだんだん速くなっていきます。ではこれの時間反転した姿はどうでしょうか。時間が反転するのだから、速さはどんどん遅くなっていきます。物体が上昇しながら、その速さがどんどん遅くなっていく---ということはつまり、普通に物体を投げあげた時の運動と全く同じなのです。実は物理法則は後で述べる唯一の例外を除いて全て、時間が反転しても不変です。つまり物理現象の中では(例外を除いて)時間のどっちが未来だか過去だか、判定することはできないのです。 ということを言うと、「え、
自然科学のための数学I/II(2014年度) 2014年度の琉球大学理学部共通の講義「自然科学のための数学I」(前期)および「自然科学のための数学II」(後期)の講義録です。1回の講義ごとにその日の内容をまとめて夜に更新します。 このページでは板書のまとめと授業で使用したプログラムを掲載します。 赤字で書かれているのは授業中などに追加したコメントなどです。青字は学生からの質問など。その日の授業の最後には感想や質問を書いてもらいますが、その内容およびそれに対する解答を各日の講義録の最後につけます。 「自然科学のための数学I」の講義を始めるにあたって 御願いしたいこと まず、集中して聞いてください。授業中は目と耳と頭を私と私のしゃべっている内容に向けていただくよう、お願いします。教科書は指定せず、プリントにしていますが、そのため板書すべき量はかなり少ないはずです。時々、「ノートを取るのに忙しく
琉球大学理学部物質地球科学科准教授前野昌弘のホームページ(wikiバージョン)に、5秒後に自動的に移動します。 移動しない場合は↑のリンクをクリックしてください。
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