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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (23)

  • 活字中毒R。「当時の私は、極端な考えだとは思いながらも、『引越し屋とは分かり合えない』と割り切ってバイトを辞めた」

    「当時の私は、極端な考えだとは思いながらも、『引越し屋とは分かり合えない』と割り切ってバイトを辞めた」 『今ウェブは退化中ですが、何か?』(中川淳一郎著・講談社)より。 【人間はそう簡単に分かり合えるものではない。どう頑張っても、分かり合えない相手は存在するのだ。人生は短い。絶対に分かり合えない人と分かり合う努力をするより、分かり合えそうな可能性のある人を選んで、その人を大切にしていくことが重要なのだ。 (中略) 決して分かり合えない人間がいると悟ったもう一つの契機は、1993年3月、日に帰国して、大学に合格した直後のことだった。「大学に入学したら何かとお金が必要だ」と考えた私は、自宅からすぐ近くにある引越し屋でバイトを始めた。私はその引越し屋で、RとKという2人の社員との組み合わせで仕事をすることが多かったが、RとKが語る話の内容は「焼肉」「風俗」「借金」「競馬」「パチンコ」「会社への

  • 「特撮ヒーローの常識」を超えた『宇宙刑事ギャバン』 - 活字中毒R。

    『超合金の男〜村上克司伝』(小野塚謙太著・アスキー新書)より。 (名作玩具「超合金」を開発し、「スーパー戦隊」を作り出し、「ライディーン」「ゴットマーズ」「ゴールドライタン」などの変形・合体ロボのデザイン設計にも従事された、伝説のプロダクト・デザイナー・村上克司さんの伝記の一部です。『宇宙刑事ギャバン』の誕生秘話。「」内が村上克司さんの発言です) 【実はこの新番組企画には、危機的局面を突破すべく、過去最高の制作費が捻出されていた。それは「凶と出たら、二度と特撮の新ヒーローは生み出せないほど」(東映・鈴木武幸プロデューサー)の額だったという。 女児向けアニメが放映されていた金曜夜7時半からのゴールデン枠を「己の進退をかけてとってきた」という吉川プロデューサーに、主演の大葉健二が「それなら自分は現場で命をかけます」と答えた話はファンの間で有名だ。 他にも脚の上原正三、演出の小林義明、特撮の矢

  • 活字中毒R。

    『ドラえもん学』(横山泰行著・PHP新書)より。 (「第3章 あらすじで読むドラえもん」のなかで紹介されている「のび太の結婚前夜」のあらすじ) 【劇の稽古とも知らずに、しずちゃんと出来杉が演じる白雪姫のラストシーンを目撃したのび太は、顔を真っ赤にして「わ〜っ!! 手なんかにぎっちゃってや〜らしいやらし〜い」と、いつものように嫉妬の炎を激しく燃やす。「それにしても……。まるでほんとみたいだったなあ。このままだと、しずちゃんを出来杉にとられるのではあるまいか」とクヨクヨ考え込むのび太に、ドラえもんはタイムマシンに乗って結婚式を見てくるように勧める。 ついに重い腰を上げ、未来に向かった二人。結婚式場であるプリンスメロンホテルに到着すると、急ブレーキをかけながら車を乗りつけ、大慌てで駆けこんでいくお婿さんののび太を発見する。受付で式場を尋ねると、返ってきた答えは「野比のび太さまと、源静香さまのお式

  • 活字中毒R。

    『天ぷらにソースをかけますか?―ニッポン文化の境界線―』(野瀬泰申著・新潮文庫)より。 (日国内でのさまざまなべ物の「地域性」をネットでのアンケートで調べた『NIKKEI NET』の連載記事をまとめたの一部です。 あなたにとって「お肉」とは牛肉? 豚肉? それとも……。 という設問について。) 【今回は「お肉」について考える。設問にある通り、あなたにとってお肉といえばどんな肉を指すかということであり、地域分布とその理由を考察するのが今回の目的である。 (中略) 西の牛、東の豚ということが漠然と言われる。それに関する声から聞いていこう。 まず「兵庫県出身女性昭和生まれ」さんは「肉といえば牛肉。塊でドンとあるのが理想です。牛肉→国産→但馬牛→塊肉→ヘレ1」と簡潔かつ明快に答えてきた。 「大阪では肉といえば牛がデフォルトです、豚はブタ、鶏はかしわかトリ。肉ジャガなら牛肉でしょう。肉うど

  • 活字中毒R。- 『ノイタミナ』の苦悩と『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』の逆襲

    『創』2009年5月号(創出版)の特集記事「変貌するマンガ市場」の「マンガ原作のアニメ化、実写化をめぐる現状」(中川敦著)より。 (マンガ原作のアニメ化についての各テレビ局の現状を紹介した項の一部です) 【(日テレビの場合) これまで月曜19時台に放送されていた『名探偵コナン』と『ヤッターマン』がゴールデンタイムから撤退。この4月からそれぞれ土曜18時と日曜7時に移行する。これはテレビアニメ全体の苦境を象徴しているように見える。日テレビ編成局映画編成部チーフプロデューサーの中谷敏夫氏はいう。 「コナンとヤッターマンは、日テレビ系列の看板アニメですから、確かにさびしい気はします。ただ、苦しい中でもがいた結果、一つのヒントが見えてきた。昨年、話題となったものに8月に放送された『デスノート』の特別番組があります。深夜で放送していたアニメを再編集プラス新作カットという形で放送したのですが、視

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  • 江草 乗の言いたい放題

  • 『GTA(グランド・セフト・オート)3』に影響を与えた「日本ゲーム界の歴史的失敗作」- 活字中毒R。

    『洋ゲー通信 Airport 51』(エンターブレイン)より。 (『キラー7』や『ノーモア★ヒーローズ』など、独特な作風で知られるゲームデザイナー須田剛一氏と、謎の洋ゲー(外国メーカーのゲーム)冒険家マスク・ド・UH氏による『週刊ファミ通』の人気連載を単行化したものの一部です) 【マスク・ド・UH:『GTA(グランド・セフト・オート)3』の自由度の高いゲーム性には、じつはモデルが存在していたんです。ロックスター(GTAの制作メーカー)の社長であるサム・ハウザー自身が「あのゲームのコンセプトはよかった」と言っているシロモノが。 須田剛一:何ですか、そのゲームは? UH:それは……『シェンムー』です! 須田:はああああ!! 『シェンムー』があったからこそ『GTA3』は作られた…… UH:日が誇る大作『シェンムー』と、この”公共の敵ナンバー1”とまで言われたビデオゲームがリンクするんです!ふ

  • 活字中毒R。 - 『ジャンプ放送局』が終了した「本当の理由」

    ジャンプ放送局 帰ってきたジャンプ放送局!!の巻』 (SHUEISHA JUMP REMIX) より。 (連載当時のスタッフが『ジャンプ放送局』を振り返る対談記事『13年ぶりのジャンプ放送局』の一部です。参加者はさくまあきらさん、横山智佐さん、土居孝幸さん、榎55歳(榎一夫)さんの4名です。文中のJBSは「Jump Broadcasting Station=ジャンプ放送局」の略) 【――ハガキは毎週どのくらい来てたんですか? さくまあきら:最初の半年は苦労したね。でもそこからは1年で3万通に達して、そこから4万通くらいいって。JBSクエストの時は10万通越えたからね。ほんと視力落ちたもん。それと手にインクがついちゃう。 榎55歳:そうなのねん。指紋がなくなっちゃうよって。 さくま:えのクンがね、「悪いから手伝いますよ」って言って、200枚で根を上げてる(笑)。 榎:「お先なのねん

  • 宮崎駿監督を悩ませた、『風の谷のナウシカ』の「3つのラストシーン」 - 活字中毒R。

    仕事道楽―スタジオジブリの現場』(鈴木敏夫著・岩波新書)より。 【『ナウシカ』というと、ぼくがいつもふれるエピソードが二つあります。 一つは製作終盤のときの話。当然のように、どんどんどんどん制作期間をっちゃって、映画がなかなか完成しない。さすがの宮さん(宮崎駿監督)もあせった。じつは宮さんというのは、締切りになんとかして間に合わせたいタイプの人なんです。それで、彼が高畑(勲)さんとかぼくとか、関係する主要な人をみんな集めて訴えた。「このままじゃ映画が間に合わない」と。 進行に責任を持つプロデューサーは高畑さんです。宮さんはプロデューサーの判断を聞きたいと言う。そこで高畑さんがやおら前に出て言った言葉を、ぼくはいまだによく覚えています。何と言ったと思います? 「間に合わないものはしようがない」 高畑さんという人は、こういうときよけいな形容詞を挟まない。しかも声がでかい。人間っておもしろい

  • 活字中毒R。

    『知らない人はバカを見る! これが商売のウラ法則』(ライフ・エキスパート編・河出書房新社)より。 (「グルメ記事のウラ法則〜『当は不味い店』の解読法」という項の一部です。「当に美味しい店」を書くのにはあまり困らない、という話に続けて) 【いっぽう、東京・下北沢の居酒屋とか中央線沿線のラーメン店とかの特集を組むときは、おのずと店の数が必要になる。その場合、グルメ・ライターは、いちいち味を確かめて店を選定してはいられない。 そういうグルメ特集でライターたちを悩ませるのは、明らかに不味い店に当たってしまったときだ。はっきり不味いと書けば営業妨害になりかねないし、ウソを書けば雑誌の信用を損なうことになる。その板ばさみになったグルメ・ライターたちが駆使する表現には、暗号めいたウラ法則がある。 「味の格闘技」(量がやたらに多いだけで、ちっとも美味くない) 「冒険にあふれた味」(アイデア料理が大ハズ

    lakehill
    lakehill 2007/12/16
    まあ、雑誌よりも口コミということでしょう
  • 活字中毒R。

    棚探偵の回想』(喜国雅彦著・双葉文庫)より。 (「単行のためのあとがき」の一部です) 【昔ほど、素直に「古」と声高に言えなくなっています。ここに書いたとおり、出版不況の一因に「新古書店」の存在があげられているからです。僕の場合は「新刊書店で売っているを安く買うため」ではなく「絶版になったを見つけるため」に、そこを利用しているのですが「ではそこで新刊を買ったことは一度もないのか?」と問われれば「それはある」と答えざるをえません。「でもそれは昔のこと。今ほど状況が切迫していなかったから」という言い訳は、遠い外野から見れば意味を持ちません。あとは自分なりにどう折り合いをつけていくかです。 そこでこうすることにしました。「とりあえず、新古書店にはを持っていかない」 他で1000円で売っているが300円で売っていたら、欲しくなるのは人情です。というか、そんなに欲しくなくても、つい

    lakehill
    lakehill 2007/12/09
    単純にゴミに出すよりは古本屋に売る(引き取ってもらえるのなら)方がいいだろうねえ。/ 本以外の椅子とか机は中古屋に売っても「製造者の元にお金が入らない」という文句を誰も言わないのに、なぜ本だけ特別なのか
  • 活字中毒R。

    『今、何してる?』(角田光代著・朝日文庫)より。 (「錯覚 Illusion」というタイトルのエッセイの一部です) 【私のどこが好き? と恋人なり夫なりにたずねたとき、どう答えられるのがうれしいか、というテーマで友達と話したことがある。どう、というのはつまり、内面をほめられたほうがうれしいか、それとも外見か、ということである。 驚いたことに、外見をほめられたほうがうれしいにきまっている、と大半の女友達が答えた。顔が好み、脚が好き、目がぐっとくる、肩のラインがたまらない、だから好きだ、と続けてほしいらしい。なかには、尻のかたちがいいと今の恋人が言ってくれて、そのことに心底感動した、という人までいて、これはもう、驚きを通りこして不可解である。 私は絶対的に内面派である。ココロがきれいだの性質がやさしいだのと言われたいのである。しかし私は内面をほめられたことがただの一度もない。手がいい、頭のかた

  • 活字中毒R。

    『月刊CIRCUS・2007年8月号』のインタビュー記事「荒俣宏〜博覧強記の巨人が語る、現代『意地っ張り男』のススメ」より。 【今の20代、30代の男たちって、「将来に対する漠たる不安」に悩んでるの? 我々の世代から見ると、今の日人は何でもあって、何でもできて、うらやましい限りと思うけどねえ(笑) まあ、「漠たる不安」というのはいつの時代にもあることですよ。でも貧乏な人じゃなく、ぜいたくな人に縁がある。「ぜいたく病」ですね。かつて作家の芥川龍之介は「ぼんやりとした不安」という言葉を遺して自殺しましたが、それくらい高級です。「漠たる不安」、つまり究極のメランコリーと中性脂肪と、このふたつは心と体のぜいたく病です。 もともと日人というのは、なるべくそういう「漠たる不安」がないよう、「負けたふりして勝つ」とか、「裏と表」、「音と建前」。あるいは「陰陽」、「ハレとケ」といった二重構造をうまく

    lakehill
    lakehill 2007/07/22
    20代、30代の人間が生き辛いのは、全般的に収入が少ない人が多いから、そんだけの話
  • 活字中毒R。

    『パラレル』(長嶋有著・文春文庫)より。 (作中に出てくる「有名ゲームデザイナー」の独白) 【あのころバイトを雇う面接の時に僕が必ずしていた質問を不意に思い出し、女にしてみる。 「テトリスというゲームに、人はどうして熱中できるのか分かりますか」というのだ。 「単純なルールだから」「ラインが消えるのが生理的に快感だから」「スリルがある」大体、そんな答えが返ってくる。どう答えても結局採用したが、僕は満足しなかった。 「シンプルでスリルがあるからでしょう」女もいった。 テトリスは1ライン消すと100点が、4ライン消すと1600点が加算される。4ラインで400点ではない、そのことが面白さの源なのだと何故、誰も喝破しないのだろう。面白さはプログラムや映像が作ってくれるのではない、人間が恣意的に作り出すものだ。】 〜〜〜〜〜〜〜 「テトリスというゲームに、人はどうして熱中できるのか分かりますか?」 そ

    lakehill
    lakehill 2007/06/29
    そうかあ、点数はほとんど気にならないぞ、気になるポイントは消した総ライン数だろう。テトリスが人気があるのは穴を埋めてラインを消すのが快感だからだよ
  • 活字中毒R。

    「週刊SPA!2007/4/17日号」(扶桑社)の特集記事「親友はいますか?大調査〜会社員300人アンケート」より。 【「親友? 仕事が忙しくて友達とゆっくり語り合う時間なんてない。休日は接待と家族サービスで手いっぱい。何でも腹を割って話せる相手と言ったら、嫁かな」 と語る阪田芳明さん(仮名・29歳)は、結婚半年目のMR。仕事は外回りなので同僚との絡みも少ない。地元・静岡の学生時代は親友と呼べる仲間もいたが、「無理して会っても、多分もう話も合わないだろうし。思い出のままでいい」と語る。それよりも、自分の一番の理解者であるこそが”親友”なのだという。 親友というと、男同士のアツい友情をイメージしがちだが、今回の取材で、実は彼のような「が親友」男が多々いることを発見した。 交際5年、結婚5年目を迎えるSEの山根英紀さん(仮名・31歳)も、「嫁とは結婚前から恋人同士というよりも親友っぽい関係

    lakehill
    lakehill 2007/05/28
    「真の非コミュは結婚できないし、友達もいない。結婚できるだけまし!」
  • 活字中毒R。

    「裁判官の爆笑お言葉集」(長嶺超輝著・幻冬舎新書)より。 (広島県で小学1年生の女子児童をわいせつ目的で誘拐した末に殺害したとして、殺人の罪などに問われたペルー国籍の男への広島地裁の判決が「残虐な犯行だが、計画性には乏しい」として、「無期懲役」だったことを受けて) 【無期懲役=「懲役15年〜40年」という現状 「無期」って、どういう意味でしょう。辞書をひくと「期限がないこと」とあります。そうしたら普通に思い浮かべるのは「ずっと」「永久的に」ということですね。 刑法にいう無期懲役も、もともと終身刑を想定しているはずです。しかし実際には、10年以上服役した無期懲役囚は、刑法28条により「仮釈放」の対象となり、「改悛(かいしゅん)の状(自分の過ちを悔いあらため、反省する気持ち)」を条件に社会復帰ができます。 この「改悛の状」の甘さ、あいまいさがしばしば批判されますが、逆に「改悛の状」の意味をせま

    lakehill
    lakehill 2007/05/17
    今は「無期懲役」だと簡単に娑婆に出てこれないよ
  • 活字中毒R。

    『鮨に生きる男たち』(早瀬圭一著・新潮文庫)より。 (「すきやばし次郎」の小野二郎さんの項から「鮨ネタをべる『順番』」について) 【ところでべる順番にどうしてこだわるようになったのか。 「平目(夏だとまこがれい)からべてみると、ほのかな甘みや香りはもちろんのこと、シャリの酢加減までがよくわかります。味覚が麻痺しないので、次に口に入れる握りの味もしっかり識別できます。大トロを先にべてそのあと白身にすると、大トロの強い脂が口の中に残ってしまい、白身のおいしさが伝わらない。白身から鮪と続けてみたほうが両方の特徴が出ることがわかりました。大トロの後は小肌がいい。小肌の酸味がトロの脂を消します。しかもきりっとした印象が残ります。相乗効果で小肌のうまさも際立つのです。この次は何が出るのか、期待もふくらみます」 小野が鮨職人をめざして「与志乃(よしの)」に入った頃、まず中トロを2カン出し、次に大

    lakehill
    lakehill 2007/05/14
    最初に食う鮨が白身の魚からというのは比較的最近のことなんだ
  • 活字中毒R。

    『週刊プレイボーイ』(集英社)2007/2/12(No.7)号の特集記事「TVはこんなふうに嘘をつく!」より。 (特集記事中の「下請けテレビマン懺悔”あるある”座談会」という記事の一部です。参加者は、中小番組制作会社のAさん、大手番組制作会社のBさん、フリーディレクターのCさん) 【B:ところでみなさん、ねつ造なんて正直、日常茶飯事でしょ?」 A・C:もちろん! C:例えば、番組のコメント取り。信憑性を高めるために大学の先生とかに取材に行くんだけど、根底から覆されることを言われるなんてしょっちゅう。血液型の番組で脳の権威の先生に取材に行ったのに「血液型の性格診断なんて信じてません。脳の中で性格をつかさどる部分には血液は流れていない」って丁寧な説明で完全否定されちゃったり(笑)。でも、少しでも曖昧な答えがあれば、すかさず「いや、それはこういうことですよね。それを先生のお言葉でもう一度」って、

    lakehill
    lakehill 2007/02/07
    テレビというのは2ちゃんねる並に信頼できないということだな。見るには注意が必要と...
  • 活字中毒R。:「書いている途中で行き詰まる人」への偉大な脚本家の言葉

    『脚家―ドラマを書くという仕事―』(中園健司著・西日新聞社)より。 【橋忍(1918〜)は、日を代表する偉大な脚家(シナリオライター)です。 映画『羅生門』『七人の侍』『生きる』『白い巨塔』『砂の器』、そしてテレビドラマでは『私は貝になりたい』など、日映画史、テレビドラマ史に刻み込まれる名作を書いた脚家です。その橋忍のお弟子さんである国弘威雄が『橋忍 人とシナリオ』に寄せて書いた文章にその記述があります。 師匠に何度も何度も同じシーンを書かされ、もう一字も書けなくなった時、こう言われたそうです。 「どうして書けないんだ。いや、大体、君はそこのシーンをうまく書こうと思うから、行き詰まってしまうんだ。うまく書こうと思うな。上手に書こうと思うな。もっと平凡な、単純な、幼稚でもいい、子供の作文のような形でもいいから、とにかくそのシーンを書いてごらん。それで形ができたら、それを直

    lakehill
    lakehill 2007/02/01
    関係ないけど、橋本忍さんって「幻の湖」の監督&脚本だよねえ。なんであんな映画になったかをいづれ語ってくれたらいいのにまあ?