【ニューデリー=安川崇】6月に実施された決選投票後も混乱が続くアフガニスタン大統領選挙で、優勢とされるガニ元財務相が新大統領に就任し、対立候補のアブドラ・アブドラ元外相が新設の「行政の長」ポストに就くことで両陣営が21日、合意しました。現地紙などが伝えました。両者が権限を分担する「統一政権」が発足するとみられます。選管にあたる独立選挙委員会が同日にも、最終結果を発表する見通しです。 同国では米軍などがタリバン政権を武力で崩壊させた2001年以降、米国の後ろ盾を得たカルザイ現大統領がトップの地位に就いてきました。新政権発足で、選挙による政権交代が初めて実現することになります。 現地報道によると、アブドラ氏側の報道担当者は同日朝、メディアに「政治合意の中身について、陣営幹部が精査中。詳細は後に発表する」と説明。ガニ氏側は「100%合意した」と語りました。 決選投票直後の暫定結果ではガニ氏が優勢
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