【カイロ=小泉大介】イラクとシリアで台頭する過激派組織「イスラム国(IS)」は21日までの数日間にわたりシリア北部のクルド人地区で攻勢を強め、英国に拠点を置く「シリア人権監視団」によると、トルコ国境近くの町アインアルアラブと周辺の60の村を制圧しました。民間人が殺害されているとの情報もあり、事態は緊迫しています。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は21日、トルコ政府がシリア北部のクルド人に対し国境を開放した19日以降、トルコ側に逃れた避難民は7万人に達したと発表しました。国境付近には人々が引き続きつめかけており、避難民の数は今後さらに増えると見込まれています。 ロイター通信によると、住む家を追われた人々は「ISは行く先々であらゆるものを破壊し、民間人を殺している」「女性は避難したが男性はまだ村に残っている」などと語っています。ISは8月にイラク北部のシンジャルを侵攻し、クルド人少数派
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