南米コロンビアのカルタヘナで開かれていた第6回米州サミットが15日、閉幕しました。会議から排除されてきたキューバの参加問題では、参加を支持する中南米諸国と反対する米国の対立で合意が得られず、最終文書も採択できませんでした。 前回のサミット(2009年)でも、キューバ問題をめぐり、一部の国が最終文書への署名を拒否しましたが、最終文書そのものが採択できなかったのは初めて。ロイター通信は「ワシントンの影響力低下を浮き彫りにした」と報じています。 14日から行われた会議では、ベネズエラ、ボリビアなど米州ボリバル同盟(ALBA)加盟国が、次回以降のキューバの参加を明確にするよう強く要求。ボリビアのモラレス大統領は同日の会見で、「米国に対する中南米の反乱」が始まったと語りました。 南米では米国からの最大の軍事支援を受けている議長国コロンビアのサントス大統領も、キューバの孤立化や封鎖は「効果的ではなかっ
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