(写真)2013年11月15日、ワシントンでイエメンの無人機攻撃で親戚が殺害された様子を話す原告の1人、ファイザル・ビン・アリ・ジャベルさん(中央)(島田峰隆撮影) 2012年8月、米国がイエメンで行った無人機攻撃で殺害された2人のイエメン人の親族が7日、オバマ米大統領らをワシントンの連邦地裁に告訴しました。無人機攻撃は「戦争法、国際法の慣習の規範に違反」しているとして、違法だと認めるよう地裁に求めています。 親族を支援する人権団体「レプリーブ」が8日、明らかにしました。告訴されたのはオバマ氏のほか、パネッタ前国防長官、ペトレイアス前米中央情報局(CIA)長官ら計6人です。 訴状によると、サレム・ビン・アリ・ジャベルさんと息子のワリードさんは12年8月29日、イエメン東部ハドフラマウトの小村にあるモスク(イスラム教礼拝所)付近で、無人機が放った空対地ミサイルにより亡くなりました。サレムさん